台本概要
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タイトル | 殺し屋の女 04 |
---|---|
作者名 | 読川詩朗 |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 3人用台本(男3) |
時間 | 30 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
ロッドが掃除屋になるきっかけのお話
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キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
ライト | 男 | 24 | ロッドと名乗る前の存在 |
リク | 男 | 57 | 掃除屋のボス |
ボス | 男 | 42 | ボスはボス。それ以上でもそれ以下でもない |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:ドアをノックする音
ボス:入りなさい
リク:失礼します。
ボス:よく来たなリク。待っていたぞ!
リク:すいません。ちょっと色々立て込んでおりまして。それにしてもボス、しばらく見ないうちに太りましたね。
ボス:あぁ、俺もついにマフィアのトップになって五年になったんだ!最初の矮小組織とは違ってここまで五年もしたらリストにも載るようになったんだ
リク:あぁ、そうなんですね。ちなみに僕を呼び戻して何の用なんですか?今更僕に仕事を与えようってことですか?
ボス:まぁまぁ、話は座ってからしよう。ささ、こっちへどうぞ
リク:あぁ、ありがとうございます。失礼します
0:椅子に座る二人
ボス:まぁ早速話に取り掛かるより先に何か飲むか?ワインか?ウィスキーか?
リク:それもいいけど、後ろのそいつは?
ボス:あぁ、こいつは最近うちに入ったライトだ!まぁ経理みたいなもんだ
ライト:初めましてリクさん。話はボスから常々聞いております。会えて光栄です。
リク:ふぅーん・・・そうなんですねぇ・・・
ボス:それで?何を飲む?
リク:やたら飲み物を勧めてきますが、すんません、僕はこれから仕事の話をするのでお酒は控えさせてもらいますよ。ライト君、先輩の僕に美味しい紅茶を入れてくれるかい?
ライト:俺が淹れるんですか?
リク:この部屋には僕と君とボスの三人しか居ないだろ?上下関係的に君が淹れるべきじゃないかい?
ボス:あぁ、それなら俺が淹れる!ライトはそこに居てくれて構わない
リク:ねぇ、ボス。
ボス:なんだ?
リク:僕はライト君に頼んでるんです。邪魔しないでもらえますか?
0:細目が薄く開きボスを睨むリク
ボス:ぐぐっ・・す、すまんライト・・紅茶を入れてきてくれ・・・
ライト:あ、はい。わかりました。それでは失礼します。
0:部屋を出るライト
リク:聞き分けのあるいい子じゃないですかボス。いい子を見つけましたね
ボス:あ、あぁそうだろ?じゃ、じゃあ飲み物が来る前に話をしようか
リク:あー、その前に世間話でもしませんか?
ボス:え?
リク:最近、僕が住んでる家の近くで銃撃戦が激しく行われているんですよ。困ったものですよねー
ボス:そ、そうだなぁ。この国では常に人の生き死にがあるからな
リク:でも、うちの家の近くで暴れてる奴ら・・みんな大声でとある人の名前を呼ぶんですよね
ボス:へ、へぇ?
リク:狐目の男を探せ、リクっていう名前だ、この近くにいるんだろとか。ね
ボス:そうなんだな
リク:そいつらのエンブレムってのが実は・・
0:ドアが開き入るライト
ライト:持ってきました。失礼します。
リク:あぁ、ありがとうねライト君!美味しい美味しい紅茶早く飲ませてくれよ
ボス:はぁ・・はぁ・・・
ライト:どうしたんですかボス?
ボス:あ、あぁ・・なんでもない・・大丈夫だ・・・
リク:ライト君、ちょーっと君に興味があるんだがお話してもいいかい?
ライト:なんでしょう?
ボス:は、話をそらさないでくれ。飲み物も来たから本題に入ろうじゃないか!
リク:なぁんだ。つまんないなぁ。まぁいいや。じゃ本題に入って下さい。何の話ですか?
ボス:あぁ、まずはこれを受け取ってくれるか?
0:札束の山を机の上に置くボス
リク:へぇ?こんな大金どうしたんですか?
ボス:実はだな・・・
0:急に土下座をしだすボス
ボス:この俺をお前の上司に紹介させてくれ!
リク:えぇ?うちの上司に?どうして?
ボス:恥ずかしい話だが・・お前が出ていったあと、俺らはなんとか頑張ってきたのだが・・・上に上がるには・・・
リク:うちの上司である裏社会のトップに会わないと認めてもらえないから・・・ですか?
ボス:あ・・あぁ・・・そうなんだ・・・
リク:へぇー?ちなみにライト君、君はどうしてここで働いているんだい?
ライト:あ、えっと・・・
ボス:話を!話を戻してくれリク!頼む!
リク:何度も言わせないでくださいボス。僕はライト君と話をしてるんですよ
ボス:・・・。ら・・ライト・・・答えてやりなさい・・・
ライト:えっと、僕はもともとこの国の経済を支える為に来たネゴシエイターでした・・・
リク:へぇー?交渉人?
ライト:ですが数日前にうちの会社がマフィアに潰されて・・・出勤したらうちの会社は血の海でした。
リク:そのマフィアがどこの誰だったかって覚えてるかい?
ライト:いえ・・まだ・・それでこの国を放浪していた時に今のボスから救いの手を出してもらったということです・・・
リク:なるほどねぇ?ボス、貴方はライト君の会社を襲った奴が誰かは知っているんですか?
ボス:お、俺は何も知らないな・・・街をふらついていた彼を俺が招き入れただけだ
リク:へぇー?なるほどね。ちなみにボス。この大金は受け取れません
ボス:ど、どうしてだ!俺が頑張って集めた金だぞ!!俺をお前の上司に会わせてくれ!!
リク:こればかりはダメですねー。なのでこの大金も受け取れません。もしそんな話をするために呼んだのであれば帰ります。
ボス:ま、待ちやがれ!!
0:銃を突きつけるボス
リク:何の真似でしょうかボス
ボス:うるせぇ!俺は部下の前で頭を下げてんだ!自分の元部下にも馬鹿にされて!お前を生かして帰すか!
リク:安心してくださいよ。まだ話を終えてませんから。そんな声を荒げないでください。耳障りですから
ボス:な!なんだと!
リク:まず、うちの上司は裏社会のトップ、貴方みたいな小さなマフィア見向きもしませんし会ったと同時に死にますよ
ボス:ど、どういうことだ・・・
リク:話を前に戻りますが最近僕を狙うマフィア、それが誰だって話ですが。もうわかってますよね?ボス
ボス:し・・しらんな・・・
0:内ポケットからバッチを取り出し机の上に置くリク
リク:見覚えしかないですよね?なんせ貴方が下請けしたゴロツキ達のチームですもんね。
リク:次にライト君の会社が潰された経緯、これも貴方が仕向けたことでしょう?
ボス:な、なんのことだ!
リク:ライト君、君がこのマフィアに勧誘されたときを覚えているかい?
ライト:え、えーっと確か・・・うちの会社が襲われたことを知っていたそうで・・うちで守ってやるよって言ってくださりました・・・
リク:へぇー?ボス、なぜ知っていたんですか?
ボス:たまたま報道で見たんだよ!それでうちの近くだからこいつを雇ってやったんだ!
リク:中で働いてた人の事も知っていたんですね?
ボス:あ、あぁそうだよ!
リク:ちなみに、ライト君。
ライト:は、はい・・・
リク:どうしてその名前で押し通すんだい?本名は違うでしょう?
ライト:え・・えぇ・・・ですが、ここでの通り名をライトにしておけと・・・
リク:なるほどね。ボス?それじゃあ次は僕から言いたいことがあるのですがいいですか?
ボス:な、なんだ!
リク:今日来る前、貴方が今日伝えようとしていた内容は既に知っています。それを事前に知ってたうえでこうやって断りました。なぜだかわかりますか?
ボス:ど・・どういうことだ・・・
リク:まぁ知りませんよね。ボス、貴方がやってきたこと全部裏社会で全てリークされています。貴方が雇った下請けもうちのボス、ミラノが捕まえて拷問して吐かせました
ボス:な・・
リク:今日はボスに会いに来たのではなく、ライト君、いや。ロッド・スタング君。君をうちへ勧誘しに来た。
ボス:ど、どういうことだ!
リク:騒ぐなよ三下ぁ!
0:ボスの顔を机の上に踏みつけるリク
リク:何度も言わすな。今日はあんたに会いに来たんじゃねぇ。ロッド君をうちへ勧誘しに来たんだよ。
ライト:お・・俺を・・ですか?
ボス:ライトぉおお!断れよぉおおお!貴様ぁああ!
リク:あ、大丈夫だよ。どうせこのボスは死ぬしこのマフィアもつぶれるから、行き場をなくす前に新しい道を提示してるだけ。断ってもいいよ?無理強いはしない
ボス:死ぬ!?死ぬだと!?どういうことだ!俺は!ここまで這いあがってきたんだぞ!殺される義理はない!!
リク:良くしゃべるよねー。先に僕が殺してあげようか?
ボス:な!ど、どういうことだ!リク!リクぅう!!
0:脳天を撃ち抜き、即死のボス。血は札束の山に流れていく
ライト:こ・・殺したんですか・・・
リク:あぁ。これで生きてたらそれはそれで怖いよね。あはは。さてと改めて君に聞く。・・・うちに来ないか?
ライト:し・・しかし・・・
リク:あぁ生活の心配ならいらないよ。衣食住全て僕が見るし、君はうちで働いてくれたらそれでいい。
ライト:こ・・殺したり・・とかですか・・・?
リク:場合によっては・・・だけどね。でも君は殺さなくていい。ただ僕の代わりをしてほしいんだ
ライト:変わり・・ですか?
リク:そう!今うちの会社は部下が二十人ちょっとしかいなくてね。誰一人交渉人がいないんだ。だから僕一人で動き回っていてね。社長自ら直談判って危ないと思わない?
ライト:は・・はぁ・・・確かにそうですね・・・
リク:だから君に僕の代わりをしてほしい。あー安心してくれ。ちゃんとパートナーをつける。
ライト:パートナー・・・ですか?
リク:あぁ。名前はジュリアって言う女の子なんだけどね。ちょっと気が強いけど君の仕事の邪魔はしないよ。
ライト:こ・・殺しとかマフィアとか裏社会とか何一つわからないですが・・・貴方のお力に添えるのでしたら・・・させていただきます
リク:うん。ありがとう。じゃ、とりあえずこれは前祝い金だ。受け取ってくれ
0:机の上の血が付いた札束を渡す
ライト:う、受け取れませんよ!
リク:あっはっは!そうだろうね!じゃあ改めて、僕の名前はリク・バーナード。掃除屋って言う何でも屋を経営してる社長だ
ライト:宜しくお願いします、リクさん。俺はロック・スタングです。よろしくお願いします
リク:あと、話にも出てたうちの上司というのはズヴェーダという裏社会のトップだ。また時間があれば会わせてあげるよ。それじゃいこうかロッド
ライト:は、はい!
0:ドアをノックする音
ボス:入りなさい
リク:失礼します。
ボス:よく来たなリク。待っていたぞ!
リク:すいません。ちょっと色々立て込んでおりまして。それにしてもボス、しばらく見ないうちに太りましたね。
ボス:あぁ、俺もついにマフィアのトップになって五年になったんだ!最初の矮小組織とは違ってここまで五年もしたらリストにも載るようになったんだ
リク:あぁ、そうなんですね。ちなみに僕を呼び戻して何の用なんですか?今更僕に仕事を与えようってことですか?
ボス:まぁまぁ、話は座ってからしよう。ささ、こっちへどうぞ
リク:あぁ、ありがとうございます。失礼します
0:椅子に座る二人
ボス:まぁ早速話に取り掛かるより先に何か飲むか?ワインか?ウィスキーか?
リク:それもいいけど、後ろのそいつは?
ボス:あぁ、こいつは最近うちに入ったライトだ!まぁ経理みたいなもんだ
ライト:初めましてリクさん。話はボスから常々聞いております。会えて光栄です。
リク:ふぅーん・・・そうなんですねぇ・・・
ボス:それで?何を飲む?
リク:やたら飲み物を勧めてきますが、すんません、僕はこれから仕事の話をするのでお酒は控えさせてもらいますよ。ライト君、先輩の僕に美味しい紅茶を入れてくれるかい?
ライト:俺が淹れるんですか?
リク:この部屋には僕と君とボスの三人しか居ないだろ?上下関係的に君が淹れるべきじゃないかい?
ボス:あぁ、それなら俺が淹れる!ライトはそこに居てくれて構わない
リク:ねぇ、ボス。
ボス:なんだ?
リク:僕はライト君に頼んでるんです。邪魔しないでもらえますか?
0:細目が薄く開きボスを睨むリク
ボス:ぐぐっ・・す、すまんライト・・紅茶を入れてきてくれ・・・
ライト:あ、はい。わかりました。それでは失礼します。
0:部屋を出るライト
リク:聞き分けのあるいい子じゃないですかボス。いい子を見つけましたね
ボス:あ、あぁそうだろ?じゃ、じゃあ飲み物が来る前に話をしようか
リク:あー、その前に世間話でもしませんか?
ボス:え?
リク:最近、僕が住んでる家の近くで銃撃戦が激しく行われているんですよ。困ったものですよねー
ボス:そ、そうだなぁ。この国では常に人の生き死にがあるからな
リク:でも、うちの家の近くで暴れてる奴ら・・みんな大声でとある人の名前を呼ぶんですよね
ボス:へ、へぇ?
リク:狐目の男を探せ、リクっていう名前だ、この近くにいるんだろとか。ね
ボス:そうなんだな
リク:そいつらのエンブレムってのが実は・・
0:ドアが開き入るライト
ライト:持ってきました。失礼します。
リク:あぁ、ありがとうねライト君!美味しい美味しい紅茶早く飲ませてくれよ
ボス:はぁ・・はぁ・・・
ライト:どうしたんですかボス?
ボス:あ、あぁ・・なんでもない・・大丈夫だ・・・
リク:ライト君、ちょーっと君に興味があるんだがお話してもいいかい?
ライト:なんでしょう?
ボス:は、話をそらさないでくれ。飲み物も来たから本題に入ろうじゃないか!
リク:なぁんだ。つまんないなぁ。まぁいいや。じゃ本題に入って下さい。何の話ですか?
ボス:あぁ、まずはこれを受け取ってくれるか?
0:札束の山を机の上に置くボス
リク:へぇ?こんな大金どうしたんですか?
ボス:実はだな・・・
0:急に土下座をしだすボス
ボス:この俺をお前の上司に紹介させてくれ!
リク:えぇ?うちの上司に?どうして?
ボス:恥ずかしい話だが・・お前が出ていったあと、俺らはなんとか頑張ってきたのだが・・・上に上がるには・・・
リク:うちの上司である裏社会のトップに会わないと認めてもらえないから・・・ですか?
ボス:あ・・あぁ・・・そうなんだ・・・
リク:へぇー?ちなみにライト君、君はどうしてここで働いているんだい?
ライト:あ、えっと・・・
ボス:話を!話を戻してくれリク!頼む!
リク:何度も言わせないでくださいボス。僕はライト君と話をしてるんですよ
ボス:・・・。ら・・ライト・・・答えてやりなさい・・・
ライト:えっと、僕はもともとこの国の経済を支える為に来たネゴシエイターでした・・・
リク:へぇー?交渉人?
ライト:ですが数日前にうちの会社がマフィアに潰されて・・・出勤したらうちの会社は血の海でした。
リク:そのマフィアがどこの誰だったかって覚えてるかい?
ライト:いえ・・まだ・・それでこの国を放浪していた時に今のボスから救いの手を出してもらったということです・・・
リク:なるほどねぇ?ボス、貴方はライト君の会社を襲った奴が誰かは知っているんですか?
ボス:お、俺は何も知らないな・・・街をふらついていた彼を俺が招き入れただけだ
リク:へぇー?なるほどね。ちなみにボス。この大金は受け取れません
ボス:ど、どうしてだ!俺が頑張って集めた金だぞ!!俺をお前の上司に会わせてくれ!!
リク:こればかりはダメですねー。なのでこの大金も受け取れません。もしそんな話をするために呼んだのであれば帰ります。
ボス:ま、待ちやがれ!!
0:銃を突きつけるボス
リク:何の真似でしょうかボス
ボス:うるせぇ!俺は部下の前で頭を下げてんだ!自分の元部下にも馬鹿にされて!お前を生かして帰すか!
リク:安心してくださいよ。まだ話を終えてませんから。そんな声を荒げないでください。耳障りですから
ボス:な!なんだと!
リク:まず、うちの上司は裏社会のトップ、貴方みたいな小さなマフィア見向きもしませんし会ったと同時に死にますよ
ボス:ど、どういうことだ・・・
リク:話を前に戻りますが最近僕を狙うマフィア、それが誰だって話ですが。もうわかってますよね?ボス
ボス:し・・しらんな・・・
0:内ポケットからバッチを取り出し机の上に置くリク
リク:見覚えしかないですよね?なんせ貴方が下請けしたゴロツキ達のチームですもんね。
リク:次にライト君の会社が潰された経緯、これも貴方が仕向けたことでしょう?
ボス:な、なんのことだ!
リク:ライト君、君がこのマフィアに勧誘されたときを覚えているかい?
ライト:え、えーっと確か・・・うちの会社が襲われたことを知っていたそうで・・うちで守ってやるよって言ってくださりました・・・
リク:へぇー?ボス、なぜ知っていたんですか?
ボス:たまたま報道で見たんだよ!それでうちの近くだからこいつを雇ってやったんだ!
リク:中で働いてた人の事も知っていたんですね?
ボス:あ、あぁそうだよ!
リク:ちなみに、ライト君。
ライト:は、はい・・・
リク:どうしてその名前で押し通すんだい?本名は違うでしょう?
ライト:え・・えぇ・・・ですが、ここでの通り名をライトにしておけと・・・
リク:なるほどね。ボス?それじゃあ次は僕から言いたいことがあるのですがいいですか?
ボス:な、なんだ!
リク:今日来る前、貴方が今日伝えようとしていた内容は既に知っています。それを事前に知ってたうえでこうやって断りました。なぜだかわかりますか?
ボス:ど・・どういうことだ・・・
リク:まぁ知りませんよね。ボス、貴方がやってきたこと全部裏社会で全てリークされています。貴方が雇った下請けもうちのボス、ミラノが捕まえて拷問して吐かせました
ボス:な・・
リク:今日はボスに会いに来たのではなく、ライト君、いや。ロッド・スタング君。君をうちへ勧誘しに来た。
ボス:ど、どういうことだ!
リク:騒ぐなよ三下ぁ!
0:ボスの顔を机の上に踏みつけるリク
リク:何度も言わすな。今日はあんたに会いに来たんじゃねぇ。ロッド君をうちへ勧誘しに来たんだよ。
ライト:お・・俺を・・ですか?
ボス:ライトぉおお!断れよぉおおお!貴様ぁああ!
リク:あ、大丈夫だよ。どうせこのボスは死ぬしこのマフィアもつぶれるから、行き場をなくす前に新しい道を提示してるだけ。断ってもいいよ?無理強いはしない
ボス:死ぬ!?死ぬだと!?どういうことだ!俺は!ここまで這いあがってきたんだぞ!殺される義理はない!!
リク:良くしゃべるよねー。先に僕が殺してあげようか?
ボス:な!ど、どういうことだ!リク!リクぅう!!
0:脳天を撃ち抜き、即死のボス。血は札束の山に流れていく
ライト:こ・・殺したんですか・・・
リク:あぁ。これで生きてたらそれはそれで怖いよね。あはは。さてと改めて君に聞く。・・・うちに来ないか?
ライト:し・・しかし・・・
リク:あぁ生活の心配ならいらないよ。衣食住全て僕が見るし、君はうちで働いてくれたらそれでいい。
ライト:こ・・殺したり・・とかですか・・・?
リク:場合によっては・・・だけどね。でも君は殺さなくていい。ただ僕の代わりをしてほしいんだ
ライト:変わり・・ですか?
リク:そう!今うちの会社は部下が二十人ちょっとしかいなくてね。誰一人交渉人がいないんだ。だから僕一人で動き回っていてね。社長自ら直談判って危ないと思わない?
ライト:は・・はぁ・・・確かにそうですね・・・
リク:だから君に僕の代わりをしてほしい。あー安心してくれ。ちゃんとパートナーをつける。
ライト:パートナー・・・ですか?
リク:あぁ。名前はジュリアって言う女の子なんだけどね。ちょっと気が強いけど君の仕事の邪魔はしないよ。
ライト:こ・・殺しとかマフィアとか裏社会とか何一つわからないですが・・・貴方のお力に添えるのでしたら・・・させていただきます
リク:うん。ありがとう。じゃ、とりあえずこれは前祝い金だ。受け取ってくれ
0:机の上の血が付いた札束を渡す
ライト:う、受け取れませんよ!
リク:あっはっは!そうだろうね!じゃあ改めて、僕の名前はリク・バーナード。掃除屋って言う何でも屋を経営してる社長だ
ライト:宜しくお願いします、リクさん。俺はロック・スタングです。よろしくお願いします
リク:あと、話にも出てたうちの上司というのはズヴェーダという裏社会のトップだ。また時間があれば会わせてあげるよ。それじゃいこうかロッド
ライト:は、はい!