台本概要

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タイトル おいでよスライムの森
作者名 ふぇねっく  (@fenekonkon)
ジャンル コメディ
演者人数 4人用台本(女1、不問3)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 供養です。笑いアリ、歌アリ、涙アリ。

どう〇つの森は関係ないよ。ちょっとネタ古いけど何でもするので許してください。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
不問 48 主人公。〇〇〇〇の名前は自由に決めてください。
きち 不問 22 スラきち。町長。
スラえ 18 町人。多分京都出身。
けけ 不問 18 歌手。歌います。申請とかだけ気を付けてね。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:ガタンゴトン―ガタンゴトン― 主:いやあ…今度移住する町は、どんなところかなあ…暖かく迎えてもらえるといいけど… けけ:やあ、君もあの町に用事があるのかい? 主:ええ、そうなんです。あなたは…? けけ:私は…まあ、しがないミュージシャンですよ。今日は久しぶりのライブの日なのでね。 主:そうなんですね!ライブかあ…しばらく行ってないなあ。 けけ:よかったら、見に来てくださいよ。 主:はい、楽しみにしてます! けけ:ええ。おっと、もうそろそろ到着するようですよ。 0:ガタンゴトン―ガタンゴトン―シュー― きち:おおっ!いらっしゃいませ!ようこそわが町へ!私は町長のスラきちだスラ! 主:ふう。着いた…どうも、初めまして!僕は― きち:スラけけさん!ようこそだスラ!久しぶりだスラねえ! けけ:ええ。ようやく緊急事態宣言が解除されて、県をまたぐ移動ができるようになったのでね。 主:あの…すみません…。 きち:ん?誰だスラ?観光客だスラ? 主:いえ、今日からこちらに引っ越すことになった、○○○○です。 きち:ああ、金ヅルだスラね! 主:か、かねづる…? スラえ:まったく、言い方に気をつけてくださいよ。お金の無いところからは取れませんわ。 主:え、今さらっとひどいこと… きち:ばっかお前、金なんてそんなもん、その辺の果物とか虫とか売りさばけばあっという間に稼げるスラよ! スラえ:何事もすぐ飽きちゃいそうな見た目してますから、絞れるときに絞っておきたいですね!あはは! 主:あの…やっぱり僕帰ります。 きち:じょ、冗談だスラ!それに、もう既に契約は済んでいるスラ!これから契約解除となると、それなりにお金がかかるスラよ?(ゲス顔) 主:そんなあ…。まあ、仕方ないか。スローライフを夢見て越してきたんだ。多少の理不尽さは我慢しよう…。 けけ:では、私は夜のライブに向けて準備があるので、一旦失礼しますよ きち:はい!楽しみにしてますスラ!じゃ、○○○○さん、町を案内するスラ。こっちに来るスラ。 主:はい。…あの、ちなみに一つ聞きたいんですけど。 きち:なんだスラ? 主:その、語尾のスラって一体… きち:ああ、これは― スラえ:語尾を付けることでしかキャラ立ちが出来ないのよ。薄いキャラの宿命。憐れですね!(満面の笑み) きち:違うスラ!最近はゾームでの打ち合わせが増えてきたから、スライムがしゃべってることが分かるように付けてるだけスラ! 主:なるほど…生き残るために必死なんですね きち:だから、違うって言ってるだスラ! 0:しばらく歩き、主人公の家に着く きち:さて、君の家に着いたスラ 主:え?いや、家って…何も無いですけど? きち:いや、ここに木の枝と木材と鉄鉱石があるスラ。これで何とかするスラ 主:そんなあ、僕スライムですし… スラえ:あら?今どきの都会のスライムは、DIYも出来ないんですか?そんなことないですよね? 主:ええ…そうは言っても… きち:嫌なら、さっさとローン払うスラね。 主:ローンを払えば、ちゃんとしたおうち、建ててくれるんですか? きち:もちろんだスラ! スラえ:この世はお金が全て。世の中の多くの人々が、身を粉(こ)にして働いて、お金を稼いで、一生を終えていくんです。憐れですね!(満面の笑み) 主:うう…何も言い返せない… スラえ:まあ、私たちは町の人々が稼いだお金で生活できている勝ち組なのですが!不労所得、最高ですね! 主:追いうちをかけないでください…。わかりました。とりあえず…がんばってみます。 スラえ:応援しています!無様に頑張っている姿は、ときに輝いて見えるものですから! 主:あの…はい。 主:(ナレ)こうして僕は、なぜか自分の住まいを建てることになった。まずは一晩夜を明かせるように。簡単に柱と屋根を建てることにした。 主:ふう…説明書もついてたし、組み合わせるだけで作れたからなんとかいけそうだな。これなら一週間もあれば出来そうだ。案外、こういうのも悪くないかもな… スラえ:(アナウンス)ただいま、午後7時を回ろうとしています。スラけけさんのライブが始まりますので、広場にお集まりください。 主:ん…もうそんな時間か。よし、行ってみよう。 0:ザッザッザッ 主:おお、スライム達が集まってる… スラえ:あら、○○○○さん。ちょうどいいところに!ちょっと来てもらっていいですか? 主:ああ、はい。 0:スラけけさんの楽屋前に移動する 主:ん、スラけけさん? スラえ:静かに! 主:あ、はい。 けけ:困ります!聞いていた額と違うじゃないですか!こんなんじゃ、話になりませんよ。 きち:でも、困るスラ…みんな楽しみにしているんだスラ… けけ:こちらも最近の自粛期間、ほとんど無収入だったんです。このままじゃ、生活していけないんですよ。 きち:とはいえ…新しい住人を受け入れるためにお金を使ってしまったスラ…なんとか、今日だけは勘弁してほしいスラ… けけ:んん…そうは言っても… 主:そんな…僕のために… スラえ:スラきちさんね、楽しみにしていたの。新しい住人が来るって知って。…私たちスライムって、弱いでしょ? スラえ:勇者を見つけたら、本能的に逃げなきゃいけないし。ほかの魔物からも邪険扱い。 主:ん… スラえ:助け合って生きていかなきゃいけないのよ。だから、あなたにも協力してほしい。 主:でも…何をすれば… スラえ:釣りよ。 主:え?釣り? スラえ:ええ。今の時期だと…そうね。サメがいいかしら。高く売れるのよ。 主:いやいやいやいや、サメって。え?そんな簡単に釣れるものじゃないでしょ? スラえ:大丈夫!タイミングよくAボタンを押せばいいだけだから! 主:え、なんて?Aボタン?えっ? スラえ:とにかく、さっさと釣ってきてください!これは、町のためでもあり、スライム種族の未来のためでもあるんですよ! 主:あの、壮大すぎません…? スラえ:行け! 主:行けじゃないのよ。ポケモ〇じゃないのよ僕。まあ、わかりました。やってみましょう! 主:(ナレ)こうして、釣竿を片手に海へ向かった僕は、1時間ほど釣りをした。思ったより…いっぱい釣れた。 主:ふう…これだけ釣れればだいじょうb…って、あれ? 主:あのー…スラけけさん? けけ:おや、○○○○さん。どうしたんですか? 主:いや、ライブの方は… けけ:もう終わりましたよ? 主:え……。ええっ!?ギャ、ギャラの件は? けけ:ああ…もうすぐ大量に金が入るから待ってほしいって言われて。まあ、必死に頼まれたから断れなくて。 主:そんなあ…。せっかく頑張って稼いできたのに… けけ:引っ越してきたばかりで、何かと大変だったんですよね…。新しい門出を祝って、特別に、もう1曲披露しましょう。 主:え、いいんですか?…ありがとうございます! けけ:それでは聞いてください。けけスライム。 けけ:(じゆうにうたってください) 主:(歌ってる途中に感想をつぶやくとそれっぽいです) けけ:…ありがとうございました。 0:拍手 主:すごいです…感動しました! けけ:はは…それは良かった。 きち:…おや、○○○○さん、遅かったスラね! 主:いやいや、僕はスラきちさんのために―― きち:ん? 主:…いや、なんでもありません。 きち:…この町で、これからも暮らしていけそうだスラ? 主:まだまだ大変なことはたくさんありそうだけど…なんか、楽しみになってきました! きち:そいつは良かっただスラ!これから、よろしく頼むスラ! けけ:ところで、スラえさんはどちらに… きち:おや、そういえば見当たらないスラね… スラえ:あのー、勇者さんですか?ええ、ええ。…そうです。バレないようにうまくやってください。 スラえ:うまくいけば保険金がたくさん入ってきますから! スラえ:もちろん、取り分は折半で!はい!よろしくお願いします! スラえ:…ふう。さて、今日も働かずにお金を稼ぐ方法を考えていきましょうね!アハッ!(満面の笑み)

0:ガタンゴトン―ガタンゴトン― 主:いやあ…今度移住する町は、どんなところかなあ…暖かく迎えてもらえるといいけど… けけ:やあ、君もあの町に用事があるのかい? 主:ええ、そうなんです。あなたは…? けけ:私は…まあ、しがないミュージシャンですよ。今日は久しぶりのライブの日なのでね。 主:そうなんですね!ライブかあ…しばらく行ってないなあ。 けけ:よかったら、見に来てくださいよ。 主:はい、楽しみにしてます! けけ:ええ。おっと、もうそろそろ到着するようですよ。 0:ガタンゴトン―ガタンゴトン―シュー― きち:おおっ!いらっしゃいませ!ようこそわが町へ!私は町長のスラきちだスラ! 主:ふう。着いた…どうも、初めまして!僕は― きち:スラけけさん!ようこそだスラ!久しぶりだスラねえ! けけ:ええ。ようやく緊急事態宣言が解除されて、県をまたぐ移動ができるようになったのでね。 主:あの…すみません…。 きち:ん?誰だスラ?観光客だスラ? 主:いえ、今日からこちらに引っ越すことになった、○○○○です。 きち:ああ、金ヅルだスラね! 主:か、かねづる…? スラえ:まったく、言い方に気をつけてくださいよ。お金の無いところからは取れませんわ。 主:え、今さらっとひどいこと… きち:ばっかお前、金なんてそんなもん、その辺の果物とか虫とか売りさばけばあっという間に稼げるスラよ! スラえ:何事もすぐ飽きちゃいそうな見た目してますから、絞れるときに絞っておきたいですね!あはは! 主:あの…やっぱり僕帰ります。 きち:じょ、冗談だスラ!それに、もう既に契約は済んでいるスラ!これから契約解除となると、それなりにお金がかかるスラよ?(ゲス顔) 主:そんなあ…。まあ、仕方ないか。スローライフを夢見て越してきたんだ。多少の理不尽さは我慢しよう…。 けけ:では、私は夜のライブに向けて準備があるので、一旦失礼しますよ きち:はい!楽しみにしてますスラ!じゃ、○○○○さん、町を案内するスラ。こっちに来るスラ。 主:はい。…あの、ちなみに一つ聞きたいんですけど。 きち:なんだスラ? 主:その、語尾のスラって一体… きち:ああ、これは― スラえ:語尾を付けることでしかキャラ立ちが出来ないのよ。薄いキャラの宿命。憐れですね!(満面の笑み) きち:違うスラ!最近はゾームでの打ち合わせが増えてきたから、スライムがしゃべってることが分かるように付けてるだけスラ! 主:なるほど…生き残るために必死なんですね きち:だから、違うって言ってるだスラ! 0:しばらく歩き、主人公の家に着く きち:さて、君の家に着いたスラ 主:え?いや、家って…何も無いですけど? きち:いや、ここに木の枝と木材と鉄鉱石があるスラ。これで何とかするスラ 主:そんなあ、僕スライムですし… スラえ:あら?今どきの都会のスライムは、DIYも出来ないんですか?そんなことないですよね? 主:ええ…そうは言っても… きち:嫌なら、さっさとローン払うスラね。 主:ローンを払えば、ちゃんとしたおうち、建ててくれるんですか? きち:もちろんだスラ! スラえ:この世はお金が全て。世の中の多くの人々が、身を粉(こ)にして働いて、お金を稼いで、一生を終えていくんです。憐れですね!(満面の笑み) 主:うう…何も言い返せない… スラえ:まあ、私たちは町の人々が稼いだお金で生活できている勝ち組なのですが!不労所得、最高ですね! 主:追いうちをかけないでください…。わかりました。とりあえず…がんばってみます。 スラえ:応援しています!無様に頑張っている姿は、ときに輝いて見えるものですから! 主:あの…はい。 主:(ナレ)こうして僕は、なぜか自分の住まいを建てることになった。まずは一晩夜を明かせるように。簡単に柱と屋根を建てることにした。 主:ふう…説明書もついてたし、組み合わせるだけで作れたからなんとかいけそうだな。これなら一週間もあれば出来そうだ。案外、こういうのも悪くないかもな… スラえ:(アナウンス)ただいま、午後7時を回ろうとしています。スラけけさんのライブが始まりますので、広場にお集まりください。 主:ん…もうそんな時間か。よし、行ってみよう。 0:ザッザッザッ 主:おお、スライム達が集まってる… スラえ:あら、○○○○さん。ちょうどいいところに!ちょっと来てもらっていいですか? 主:ああ、はい。 0:スラけけさんの楽屋前に移動する 主:ん、スラけけさん? スラえ:静かに! 主:あ、はい。 けけ:困ります!聞いていた額と違うじゃないですか!こんなんじゃ、話になりませんよ。 きち:でも、困るスラ…みんな楽しみにしているんだスラ… けけ:こちらも最近の自粛期間、ほとんど無収入だったんです。このままじゃ、生活していけないんですよ。 きち:とはいえ…新しい住人を受け入れるためにお金を使ってしまったスラ…なんとか、今日だけは勘弁してほしいスラ… けけ:んん…そうは言っても… 主:そんな…僕のために… スラえ:スラきちさんね、楽しみにしていたの。新しい住人が来るって知って。…私たちスライムって、弱いでしょ? スラえ:勇者を見つけたら、本能的に逃げなきゃいけないし。ほかの魔物からも邪険扱い。 主:ん… スラえ:助け合って生きていかなきゃいけないのよ。だから、あなたにも協力してほしい。 主:でも…何をすれば… スラえ:釣りよ。 主:え?釣り? スラえ:ええ。今の時期だと…そうね。サメがいいかしら。高く売れるのよ。 主:いやいやいやいや、サメって。え?そんな簡単に釣れるものじゃないでしょ? スラえ:大丈夫!タイミングよくAボタンを押せばいいだけだから! 主:え、なんて?Aボタン?えっ? スラえ:とにかく、さっさと釣ってきてください!これは、町のためでもあり、スライム種族の未来のためでもあるんですよ! 主:あの、壮大すぎません…? スラえ:行け! 主:行けじゃないのよ。ポケモ〇じゃないのよ僕。まあ、わかりました。やってみましょう! 主:(ナレ)こうして、釣竿を片手に海へ向かった僕は、1時間ほど釣りをした。思ったより…いっぱい釣れた。 主:ふう…これだけ釣れればだいじょうb…って、あれ? 主:あのー…スラけけさん? けけ:おや、○○○○さん。どうしたんですか? 主:いや、ライブの方は… けけ:もう終わりましたよ? 主:え……。ええっ!?ギャ、ギャラの件は? けけ:ああ…もうすぐ大量に金が入るから待ってほしいって言われて。まあ、必死に頼まれたから断れなくて。 主:そんなあ…。せっかく頑張って稼いできたのに… けけ:引っ越してきたばかりで、何かと大変だったんですよね…。新しい門出を祝って、特別に、もう1曲披露しましょう。 主:え、いいんですか?…ありがとうございます! けけ:それでは聞いてください。けけスライム。 けけ:(じゆうにうたってください) 主:(歌ってる途中に感想をつぶやくとそれっぽいです) けけ:…ありがとうございました。 0:拍手 主:すごいです…感動しました! けけ:はは…それは良かった。 きち:…おや、○○○○さん、遅かったスラね! 主:いやいや、僕はスラきちさんのために―― きち:ん? 主:…いや、なんでもありません。 きち:…この町で、これからも暮らしていけそうだスラ? 主:まだまだ大変なことはたくさんありそうだけど…なんか、楽しみになってきました! きち:そいつは良かっただスラ!これから、よろしく頼むスラ! けけ:ところで、スラえさんはどちらに… きち:おや、そういえば見当たらないスラね… スラえ:あのー、勇者さんですか?ええ、ええ。…そうです。バレないようにうまくやってください。 スラえ:うまくいけば保険金がたくさん入ってきますから! スラえ:もちろん、取り分は折半で!はい!よろしくお願いします! スラえ:…ふう。さて、今日も働かずにお金を稼ぐ方法を考えていきましょうね!アハッ!(満面の笑み)