台本概要

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タイトル 好きになっても…いいですか?②
作者名 はちゃろ  (@hacharo0707)
ジャンル ラブストーリー
演者人数 4人用台本(男2、女2)
時間 30 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 社会人一年目のOLと先輩の日常を描いたヒューマンドラマ
キュンです♡(^_^)
「好きになっても…いいですか?①」の続編です。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
中島瑠衣 57 中島瑠衣(るい) 27歳 男 美緒の先輩 面倒見がよく、頼まれたら断れない性格
中山美緒 - 中山美緒(みお) 21歳 女 IT企業の社会人1年目  頑張り屋過ぎて空回り、恋も仕事にも不器用
島田部長 - 島田部長 48歳 男 怖くて有名な上司、人を見る目がある
立花由香 32 立花由香(ゆか) 26歳 女(実は28歳)帰国子女 容姿端麗 高飛車で素直になれない性格
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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題名 好きになっても…いいですか?② 中山美緒 21歳 女 IT企業の社会人1年目  頑張り屋過ぎて空回り、恋も仕事にも不器用 中島瑠衣 27歳 男 美緒の先輩 面倒見がよく、頼まれたら断れない性格 島田部長 48歳 男 怖くて有名な上司、人を見る目がある 立花由香 26歳 女(実は28歳)帰国子女 容姿端麗 高飛車で素直になれない性格 社会人一年目のOLと先輩の日常を描いたヒューマンドラマ キュンです♡(^_^) 「好きになっても…いいですか?①」の続編です。  中山美緒:え~と、(PC入力音)…我社における…売上向上に伴う、新たな取り組みは…と… 中島瑠衣:おはよ!中山さん、今朝も、随分と早いねっ! 中山美緒:あ!…おはようございます!…るい…あ…えと…中島先輩…すみません…えへっ… 中島瑠衣:ふふっ…いいよ…瑠衣先輩で、でも、2人の時だけだよ… 中山美緒:え?…いいんですか?…じゃあ…瑠衣先輩っ!今日も御指導よろしくお願いしますねっ…ふふっ 中島瑠衣:OK…あ、中山さん…そこは…こうした方が… 中山美緒:……中山さん…か… 中島瑠衣:中山さん?…どうかしたの? 中山美緒:いえ…なんでもありません…ありがとうございます…ちょっと1人でやってみますね… 中島瑠衣:うん…頑張ってね! ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 嶋田部長:やあ!中島君…アレからどうだね?中山君の様子は? 中島瑠衣:嶋田部長…近頃は随分と仕事にも慣れてきましたね、日々の成長ぶりがすごいので、俺も浮かうかしてられないですよ!…あはは… 嶋田部長:あっはっはっ!そうか!それはお互いに良い事だな!…そう言えば…中島君…君はまだ1人ものだろ?…どうなんだ?…彼女の1人や2人…作ってみては? 中島瑠衣:いやいや、自分は、まだ未熟者でして…それに1人や2人って…嶋田部長…大事な奥様や1人娘さんがいらっしゃるんですから、発言には気をつけてくださいよっ…まったく、もうっ…いつも、デスクの写真を眺めていらっしゃるじゃないですか…んふふっ 嶋田部長:おや…気づかれていたか?私の娘も今年、就職してね、この間なんか彼氏が出来たって…言ってきてね~、いや~、まいったよ…いつのまにあんなに成長したのか…あっははっ…中島君、君も頑張りたまえよ!…仕事だけできても、1人前の人間として成長しないぞっ!…じゃあ、またな… 中島瑠衣:お疲れさまでした 中島瑠衣:はあ…彼女か…そろそろ考えた方がいいのかな…そう言えば…あの日…たしか…中山さんが… 回想シーン  中山美緒:(1話の回想シーン)…中島先輩……私…私…そんな風に優しくされたら…私…先輩の事…好きになっちゃいますよ?…いいんですか? 中山美緒:…あの…中島先輩…私じゃダメですか?…私じゃあ…先輩の彼女には…なれない…ですか?… 中山美緒:…さっきの告白っ…冗談じゃ…ないですよっ…(ささやくように) ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 中島瑠衣:て…言ってたけど…あの時の彼女は酔っていたし…まさか、本気じゃないよな?からかわれただけだしな…うん!それより今は仕事中だし、集中しないとなっ……うぁっ!とっ…とと… 中山美緒:キャッ!…え?…瑠衣先輩っ?…ごめんなさい…ちょっと…前がみえなくて… 中島瑠衣:中山さんっ…どうしたの?この荷物? 中山美緒:嶋田部長に頼まれて…倉庫に運ぶようにと… 中島瑠衣:重いでしょ?貸してごらん…ほらっ 中山美緒:いいんですか?…じゃあ半分だけ頼みます…あっ…ちょっと…バランスが…あ、きゃっ… 中島瑠衣:おっと!危ない… 美緒は廊下の壁に背をつけ、落としかけた荷物を支える為に、瑠衣は壁にもたれかけた美緒の顔のそばに…片手をつく(壁ドン) 中島瑠衣:あっ…ごめん…大丈夫?…中山さん… 中山美緒:は、はい…瑠衣先輩…ちょ…っと…顔が近い…ですけど……カッコイイ…(小声で) 中島瑠衣:え?… 中山美緒:いや…なんでもない…です…んふふ… 立花由香:ふ~ん…なるほどね… 中島瑠衣:とにかく…これは俺が持っていくから… 中山美緒:すいません…また私…ミスしてしまって…  立花由香:瑠衣っ!久しぶりねっ!元気してた? 中島瑠衣:え?…あ、由香?…お前…海外勤務から帰ってきたのか? 中山美緒:…瑠衣?…由香って…(小声) 立花由香:ええ!…昨日こっちに着いたわっ!…それより…瑠衣?…その子は誰なの?私に紹介してくれないかしら?… 中島瑠衣:あ、ああ…彼女は俺の後輩で、中山美緒…君だ、中山さん、紹介するよ、俺たちと同じ、営業1課の立花由香さんだよ 立花由香:あら?瑠衣?さん付なんて…他人行儀じゃないかしら?以前のように名前で呼んでくれて構わないのよ?ねえ…美緒ちゃんだったかしら?… 中山美緒:は、じめまして…中山美緒です…その、まだ入ったばかりで…新人ですが、よろしくお願いします… 中島瑠衣:それにしても、由香…今回はやけに帰りが早かったな?… 立花由香:そうなのよ…このご時世だし、まあ、色々とね…それより、ねえ?そろそろお昼でしょ?よかったら一緒にランチにしましょうよ!瑠衣…それにあなたも… 中山美緒:いえ…私はそんな…どうぞ、先輩方で… 中島瑠衣:相変わらず、由香は強引だな…こっちの意見も聞かずに…はあ~…わかったよ、中山さんも一緒にどうかな?…大丈夫!俺がいるから由香には文句言わせないからさっ…あはは ランチタイム  立花由香:(ランチタイム)でね?…またそのルームフレンドが傑作なのよー!うっふふふふっ! 中島瑠衣:楽しそうで良かったな…由香は…中山さん?ごめんね…付き合わせて…ここは俺が持つから、好きに食べてね 中山美緒:あ、はい…いただいてます…あの、立花さん…一つ聞いてもいいですか? 立花由香:なにかしら?…私の事は由香でいいわよっ、向こうでは、みんなセカンドネームで呼び合うものっ 中山美緒:じゃあ…お言葉に甘えて、由香さん、瑠衣先輩とはいったいどういう、ご関係ですか?…ゴクリ… 立花由香:そうねえ…私と瑠衣の関係か…簡単に言えば元恋人同士かしら?…ねえ?…瑠衣… 中島瑠衣:(咽る)待て待てっ!話を盛りすぎだろっ!…はあ~、まったく由香は相変わらずだな… 立花由香:でも、間違ってはないはずよ…あの時、私…瑠依に告白されたし… 中山美緒:え?…告白…そうなんですか… 中島瑠衣:いや…あれは…確かにそうだけど…でもしっかり由香にはフラれたし… 立花由香:あんな1回フラれたくらいで諦めるなんて…瑠衣っ!あなた、それでも男なの っ!? 中島瑠衣:由香…君がふっといて、その言い方はないだろう…それにこんな後輩がいる前で、なにもそんな話しなくても… 立花由香:彼女が聞きたがったから、答えただけじゃないの!ねえ…美緒ちゃん… 中山美緒:す、すいません…変なこと聞いて…しまって… 立花由香:………そうだわっ!明日は日曜日だし、会社はお休みでしょ?デートしましょうよっ!瑠衣っ! 中島瑠衣:はあ~?デ~ト~?、由香…俺たちは恋人でもないんだし、違う男と行けよっ… 立花由香:はあ?瑠衣?私に釣り合う男なんて、この世にいるわけないでしょ?…何を言ってるんだか…ねえ?美緒ちゃん、あなたも行かないかしら? 中山美緒:え? 立花由香:きっと楽しいわよっ!そうだわっ!せっかくなら映画とかより、水族館なんかいいんじゃないかしら?ゆっくり見て回れるし!これは決まりねっ! 中島瑠衣:おいおいっ!由香っ…勝手に決めるなよ~、それに中山さんだって迷惑してるだろっ、これ以上、俺たちに突き合わすのは、やめろって! 中山美緒:俺たち…に……行きます… 中島瑠衣:え?…中山さん?… 中山美緒:私も…行きますっ!水族館… 立花由香:………ほらっ!やっぱり行きたかったんじゃないのっ!わたしの睨んだ通りだわっ!一緒に行きましょう!美緒ちゃんっ!うふふっ…  次の日 水族館 中島瑠衣:由香のやつ…遅いな~…自分から誘っといて、遅刻とか…これだから帰国子女は…ごめんね…中山さん…俺たちに付き合わせて… 中山美緒:……いえ、…私も来て観たかったので、海の生き物とか好きですし、それにこうして、瑠衣先輩と一緒にどこかに出かけるの…初めてだし… 中島瑠衣:そういや…そうだね…ランチや、出張ではあるけど、プライベートでは初めてかもね… 中山美緒:はいっ!…ふふふっ…水族館なんか…いつぶりだろう…楽しみ… 立花由香:……あらっ?ごめんなさいっ…遅くなってしまって…待たせたかしら?… 中島瑠衣:待ってたよっ…ねえ?中山さん 中山美緒:え?…はい…まあ…程々には… 立花由香:じゃあ早速いきましょう!瑠衣っ!美緒ちゃんっ! 中島瑠衣:おっ、おいっ!ちょっと…由香っ…腕を組むんじゃないっ… 立花由香:いいじゃない…デートなんだしっ!……ねっ!…美緒ちゃんっ…うふふっ… 中山美緒:な、なんですか?…えっ?ちょっ…ちょっと由香さんっ!私の腕も組まないでくださいよっ!…歩きにくいですから… 立花由香:いいのっ!いいのっ!今日はみんなで楽しむわよー! 水族館内  立花由香:ほらっ!見てよっ!瑠衣っ!あのオレンジ色の魚…なんて言うのかしら…珊瑚(さんご)に隠れたり、行ったり来たりしてるっ! 中島瑠衣:ああ…あれは…確か…カクレクマノミかな?家である珊瑚(さんご)を守ったり、体の汚れを落とす為にああやって出入りしてるんだよ…たしか… 中山美緒:へぇ~、瑠衣先輩…もの知りですね~、なるほど… 立花由香:あの魚、なんか瑠依に似てるわねっ!優柔不断で挙動不審なところ、出会った頃の瑠衣 に…今もあまり変わらないけどねっ!あっはははっ… 中山美緒:確かにちょっと…似てるかも…ですね… 中島瑠衣:おいおいっ、2人して酷いな…まあ、似てなくもないか?…いや、似てないっ! 中山美緒:あっ!ごめんなさいっ…瑠衣先輩っ… 立花由香:…瑠衣…今のあなたも…この珊瑚(さんご)の周りをさ迷ってて…はっきりしないわね… 中島瑠衣:え?…由香…それって…どうゆう意味だよ? 立花由香:さあ…あなたが1番、その意味がわかってるんじゃないかしら?…私の時みたいにね… 中山美緒:あ、あの…私…ちょ…ちょっと…疲れたので、休憩してきます…その、何か飲み物でも買ってきますねっ! 中島瑠衣:あっ…大丈夫?中山さん…わかった…俺たちもあとで行くよっ… 走り去る美緒  立花由香:あの子はもう…気づいていると思うわ…瑠衣…あなたには、まだわからないのかしら?… 中島瑠衣:気づくって?…なにをだよ… 立花由香:はあ~、まったく…そんなだから瑠衣は私にフラれるのよっ!…あの告白の時もそう! 私が歓迎会で飲み潰れた時…あなたが解放してくれて…不覚にも吐きそうな時に… 「由香っ!好きだっ!付き合ってくれっ!」なんて… 中島瑠衣:なっ!?由香っ!?お前…あの時の事…覚えてたのかよっ? 立花由香:そりゃ、覚えてるわよっ!後にも、先にも、あんなタイミングで告白してくる人なんか…瑠衣っ…あなたくらいなものよっ!まったくバカなんだから…あっはははっ…まあ…そこがあなたの素直でいい所でもあるんだけど… 中島瑠衣:え~と…今…褒められたのかな?けなされたのか…どっち…なのかな? 立花由香:どっちもよっ…本当にバカなんだから…私が前から…あなたの事を好きだった事も気づいてなかったでしょ?… 中島瑠衣:えっ?そうだったのか…じゃあ…なんで…フラれたんだ?…俺… 立花由香:瑠衣…あなたは…仕事よりも、もっと女心を勉強しなさい…そんなんじゃ…せっかく好きになってくれた子さえ…この魚のように逃がしてしまうわよっ…美緒ちゃんの事…ちゃんと考えてあげなさい… 中島瑠衣:…中山さんの事?… 立花由香:鈍感な瑠衣でも…ちょっとは気づいてるんでしょ?ずっと…あの子なりに、あなたにアピールしてるの…ホント…似てるわよね…あなた達2人って…見てて…やきもきするわ…はあ… 中島瑠衣:そう言えば、中山さん…どうしたんだろ…戻ってこないな… 立花由香:きっと私達の雰囲気を察して、席を外したのよっ!瑠衣っ…それくらい分かりなさいよ! 中島瑠衣:そ、そうなのか?…うーん…女心か… 立花由香:はあ~…もう私も行くわっ…あとは…まあ、なんとかなるでしょ?瑠衣…あなたは美緒ちゃんと、もう少し向き合ってみなさい…瑠衣からしたら後輩ではあるけど…それは仕事上だけの話…そこは男と女なんだから…じゃあね… 中島瑠衣:おっ、おいっ!由香っ…ふう…言いたい事だけ言って…中山さんか…気にはなってるんだけどな…そうだっ!中山さんを探さないとっ! 水族館内 休憩室 中山美緒:はあ~…瑠衣先輩…私の事…どう思ってくれてるんだろう…やっぱり…ただの後輩としてしか…みてくれてないんだろうな…私もはっきり答えてないし…瑠衣先輩には、私なんかより…由香さんのように、なんでもハキハキと物事を言う人の方が良いのかな?…あ~もう!…考えても仕方ないのに…どんどん悪い方に考えちゃう…ダメダメ…弱気な私は止めないと…ますます…瑠衣先輩に嫌われちゃうじゃない… 中島瑠衣:中山さん?…なんだ…ここにいたのか?…ふぅ…よかった…探したよ… 中山美緒:瑠衣先輩…ごめんなさい…ちょっと色々と考えて…疲れちゃったので…あ、それより、由香さんは?… 中島瑠衣:ああ…帰ったよ…なんか…用があるみたいでさ… 中山美緒:そう…なんですね…たぶん…由香さんには最初から気づかれていた…の…かな?… 中島瑠衣:うん?…何が…? 中山美緒:瑠衣先輩って…本当に鈍感なんですねっ… 中島瑠衣:え?…あ、いや…さっき由香にも、それは言われたよ…俺さ…恋愛に対しては…ホントにダメでさ…女心がわからないって…いうかさ…もしかしたら…それで…中山さんの事も…傷つけてたかもしれないし…ごめんね… 中山美緒:いえいえ!大丈夫ですよっ…私も以前に瑠衣先輩に言いましたけど…今まで彼氏も出来た事ないし…それに自分から、告白とかも…した事ないし…だから…自分の中で諦めちゃったりして…だからっ!瑠衣先輩にはそうなって欲しくなくてっ…その…もっと自分に自信を持ってくださいっ! 中島瑠衣:中山さん… 中山美緒:瑠衣先輩…あの日の夜…私に言いましたよね… 回想シーン  中島瑠衣:で?…もう、諦めるの?…君はもっと自分に自信を持つべきだと俺は思うよ、なかなか大卒で…いわゆるウチみたいな…大手に入れるなんて…運ではなく実力がないと無理だよ…それにいつも…君が誰よりも早く出社し…誰よりも…頑張って仕事を覚えようとしている事を…俺はずっとそばで…見ていたからね… ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 中山美緒:…あの日…言われた事…すごく嬉しくて…こんな私の事、ちゃんとみてくれてる人がいるんだって思って…でも先輩だし…もしも…気持ち伝えて…嫌われたらどうしようって…1人で考えて…でもやっぱり自分の気持ちに嘘はつけなくて…先輩…瑠衣…先輩…私…私…どうしたらいいの?…(泣く) 中島瑠衣:…中山さん…俺も…気づいてあげられなくてごめん…俺も…君は後輩だし…立場上、上司な訳で…自分なりに考えて…キミにそういう感情をいだいたらダメだって…言い聞かせてきたけど…君から今…気持ちをぶつけられて…やっと目が覚めたよっ… 中山美緒:え?…ぐずっ…瑠衣…先輩?…  中島瑠衣:俺は…中山美緒さん…キミの事が好きだっ! 中山美緒:…え……あの…瑠衣…先輩?…どうしたんですか?…冗談ですよね…私があの夜に…言ったみたいに… 中島瑠衣:違うっ…これは俺の心からの気持ちなんだっ…ずっと…キミの頑張っている姿を…自分と重ね合わせてたんだ…誰よりも近くで…キミを見ていて… 中山美緒:瑠衣先輩…私もずっと…先輩の事…目で追ってました…ずっと先輩をみていたくて…いつも… 中島瑠衣:美緒ちゃん…ありがとう…こんな俺を好きになってくれて… 中山美緒:…瑠衣…先輩…やっと…名前で…呼んでくれた…嬉しい…ぐずっ… 物陰からみている由香 立花由香:はあ~、やれやれっ…どんだけお互いに、奥手なのよ…まあ、でも似たもの同士も悪くないわね…仲良くやりなさい…ふふふっ…私もいい男探そうかな〜… 中山美緒:瑠衣先輩っ!…私からも告白…いいですか? 中島瑠衣:えっ?…そんな面と向かって言われると…なんだか、照れるな~… 中山美緒:えっへへっ…私も、瑠衣先輩の事が…大好きですよっ!…うふふっ…やっと言えた~!…なんだか言えて…スッキリしたらお腹減りましたねっ  中島瑠衣:ぐぅ~(お腹の音)…あ…本当だっ!そろそろお昼だし、なんか食べに行こうかっ?美緒ちゃんっ! 中山美緒:えへへへへっ…はい!…瑠衣さん?瑠衣君?、るーちゃん?私なんて呼んだ方がよいですかね?…うふふふっ 中島瑠衣:あははっ…好きに呼んでくれて構わないよっ! 中山美緒:じゃあ…瑠衣って呼び捨てでも…いいですか?そのかわり…私の事も美緒って呼んでくださいっ…あと、手…繋いでもいいですか? 中島瑠衣:あぁ!わかったよ…じゃあ…美緒…手…繋ごっか! 中山美緒:うんっ!瑠衣っ!大好きだよっ! to be continued ☪ おじゃま虫 /天月-あまつき- 【歌ってみた】

題名 好きになっても…いいですか?② 中山美緒 21歳 女 IT企業の社会人1年目  頑張り屋過ぎて空回り、恋も仕事にも不器用 中島瑠衣 27歳 男 美緒の先輩 面倒見がよく、頼まれたら断れない性格 島田部長 48歳 男 怖くて有名な上司、人を見る目がある 立花由香 26歳 女(実は28歳)帰国子女 容姿端麗 高飛車で素直になれない性格 社会人一年目のOLと先輩の日常を描いたヒューマンドラマ キュンです♡(^_^) 「好きになっても…いいですか?①」の続編です。  中山美緒:え~と、(PC入力音)…我社における…売上向上に伴う、新たな取り組みは…と… 中島瑠衣:おはよ!中山さん、今朝も、随分と早いねっ! 中山美緒:あ!…おはようございます!…るい…あ…えと…中島先輩…すみません…えへっ… 中島瑠衣:ふふっ…いいよ…瑠衣先輩で、でも、2人の時だけだよ… 中山美緒:え?…いいんですか?…じゃあ…瑠衣先輩っ!今日も御指導よろしくお願いしますねっ…ふふっ 中島瑠衣:OK…あ、中山さん…そこは…こうした方が… 中山美緒:……中山さん…か… 中島瑠衣:中山さん?…どうかしたの? 中山美緒:いえ…なんでもありません…ありがとうございます…ちょっと1人でやってみますね… 中島瑠衣:うん…頑張ってね! ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 嶋田部長:やあ!中島君…アレからどうだね?中山君の様子は? 中島瑠衣:嶋田部長…近頃は随分と仕事にも慣れてきましたね、日々の成長ぶりがすごいので、俺も浮かうかしてられないですよ!…あはは… 嶋田部長:あっはっはっ!そうか!それはお互いに良い事だな!…そう言えば…中島君…君はまだ1人ものだろ?…どうなんだ?…彼女の1人や2人…作ってみては? 中島瑠衣:いやいや、自分は、まだ未熟者でして…それに1人や2人って…嶋田部長…大事な奥様や1人娘さんがいらっしゃるんですから、発言には気をつけてくださいよっ…まったく、もうっ…いつも、デスクの写真を眺めていらっしゃるじゃないですか…んふふっ 嶋田部長:おや…気づかれていたか?私の娘も今年、就職してね、この間なんか彼氏が出来たって…言ってきてね~、いや~、まいったよ…いつのまにあんなに成長したのか…あっははっ…中島君、君も頑張りたまえよ!…仕事だけできても、1人前の人間として成長しないぞっ!…じゃあ、またな… 中島瑠衣:お疲れさまでした 中島瑠衣:はあ…彼女か…そろそろ考えた方がいいのかな…そう言えば…あの日…たしか…中山さんが… 回想シーン  中山美緒:(1話の回想シーン)…中島先輩……私…私…そんな風に優しくされたら…私…先輩の事…好きになっちゃいますよ?…いいんですか? 中山美緒:…あの…中島先輩…私じゃダメですか?…私じゃあ…先輩の彼女には…なれない…ですか?… 中山美緒:…さっきの告白っ…冗談じゃ…ないですよっ…(ささやくように) ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 中島瑠衣:て…言ってたけど…あの時の彼女は酔っていたし…まさか、本気じゃないよな?からかわれただけだしな…うん!それより今は仕事中だし、集中しないとなっ……うぁっ!とっ…とと… 中山美緒:キャッ!…え?…瑠衣先輩っ?…ごめんなさい…ちょっと…前がみえなくて… 中島瑠衣:中山さんっ…どうしたの?この荷物? 中山美緒:嶋田部長に頼まれて…倉庫に運ぶようにと… 中島瑠衣:重いでしょ?貸してごらん…ほらっ 中山美緒:いいんですか?…じゃあ半分だけ頼みます…あっ…ちょっと…バランスが…あ、きゃっ… 中島瑠衣:おっと!危ない… 美緒は廊下の壁に背をつけ、落としかけた荷物を支える為に、瑠衣は壁にもたれかけた美緒の顔のそばに…片手をつく(壁ドン) 中島瑠衣:あっ…ごめん…大丈夫?…中山さん… 中山美緒:は、はい…瑠衣先輩…ちょ…っと…顔が近い…ですけど……カッコイイ…(小声で) 中島瑠衣:え?… 中山美緒:いや…なんでもない…です…んふふ… 立花由香:ふ~ん…なるほどね… 中島瑠衣:とにかく…これは俺が持っていくから… 中山美緒:すいません…また私…ミスしてしまって…  立花由香:瑠衣っ!久しぶりねっ!元気してた? 中島瑠衣:え?…あ、由香?…お前…海外勤務から帰ってきたのか? 中山美緒:…瑠衣?…由香って…(小声) 立花由香:ええ!…昨日こっちに着いたわっ!…それより…瑠衣?…その子は誰なの?私に紹介してくれないかしら?… 中島瑠衣:あ、ああ…彼女は俺の後輩で、中山美緒…君だ、中山さん、紹介するよ、俺たちと同じ、営業1課の立花由香さんだよ 立花由香:あら?瑠衣?さん付なんて…他人行儀じゃないかしら?以前のように名前で呼んでくれて構わないのよ?ねえ…美緒ちゃんだったかしら?… 中山美緒:は、じめまして…中山美緒です…その、まだ入ったばかりで…新人ですが、よろしくお願いします… 中島瑠衣:それにしても、由香…今回はやけに帰りが早かったな?… 立花由香:そうなのよ…このご時世だし、まあ、色々とね…それより、ねえ?そろそろお昼でしょ?よかったら一緒にランチにしましょうよ!瑠衣…それにあなたも… 中山美緒:いえ…私はそんな…どうぞ、先輩方で… 中島瑠衣:相変わらず、由香は強引だな…こっちの意見も聞かずに…はあ~…わかったよ、中山さんも一緒にどうかな?…大丈夫!俺がいるから由香には文句言わせないからさっ…あはは ランチタイム  立花由香:(ランチタイム)でね?…またそのルームフレンドが傑作なのよー!うっふふふふっ! 中島瑠衣:楽しそうで良かったな…由香は…中山さん?ごめんね…付き合わせて…ここは俺が持つから、好きに食べてね 中山美緒:あ、はい…いただいてます…あの、立花さん…一つ聞いてもいいですか? 立花由香:なにかしら?…私の事は由香でいいわよっ、向こうでは、みんなセカンドネームで呼び合うものっ 中山美緒:じゃあ…お言葉に甘えて、由香さん、瑠衣先輩とはいったいどういう、ご関係ですか?…ゴクリ… 立花由香:そうねえ…私と瑠衣の関係か…簡単に言えば元恋人同士かしら?…ねえ?…瑠衣… 中島瑠衣:(咽る)待て待てっ!話を盛りすぎだろっ!…はあ~、まったく由香は相変わらずだな… 立花由香:でも、間違ってはないはずよ…あの時、私…瑠依に告白されたし… 中山美緒:え?…告白…そうなんですか… 中島瑠衣:いや…あれは…確かにそうだけど…でもしっかり由香にはフラれたし… 立花由香:あんな1回フラれたくらいで諦めるなんて…瑠衣っ!あなた、それでも男なの っ!? 中島瑠衣:由香…君がふっといて、その言い方はないだろう…それにこんな後輩がいる前で、なにもそんな話しなくても… 立花由香:彼女が聞きたがったから、答えただけじゃないの!ねえ…美緒ちゃん… 中山美緒:す、すいません…変なこと聞いて…しまって… 立花由香:………そうだわっ!明日は日曜日だし、会社はお休みでしょ?デートしましょうよっ!瑠衣っ! 中島瑠衣:はあ~?デ~ト~?、由香…俺たちは恋人でもないんだし、違う男と行けよっ… 立花由香:はあ?瑠衣?私に釣り合う男なんて、この世にいるわけないでしょ?…何を言ってるんだか…ねえ?美緒ちゃん、あなたも行かないかしら? 中山美緒:え? 立花由香:きっと楽しいわよっ!そうだわっ!せっかくなら映画とかより、水族館なんかいいんじゃないかしら?ゆっくり見て回れるし!これは決まりねっ! 中島瑠衣:おいおいっ!由香っ…勝手に決めるなよ~、それに中山さんだって迷惑してるだろっ、これ以上、俺たちに突き合わすのは、やめろって! 中山美緒:俺たち…に……行きます… 中島瑠衣:え?…中山さん?… 中山美緒:私も…行きますっ!水族館… 立花由香:………ほらっ!やっぱり行きたかったんじゃないのっ!わたしの睨んだ通りだわっ!一緒に行きましょう!美緒ちゃんっ!うふふっ…  次の日 水族館 中島瑠衣:由香のやつ…遅いな~…自分から誘っといて、遅刻とか…これだから帰国子女は…ごめんね…中山さん…俺たちに付き合わせて… 中山美緒:……いえ、…私も来て観たかったので、海の生き物とか好きですし、それにこうして、瑠衣先輩と一緒にどこかに出かけるの…初めてだし… 中島瑠衣:そういや…そうだね…ランチや、出張ではあるけど、プライベートでは初めてかもね… 中山美緒:はいっ!…ふふふっ…水族館なんか…いつぶりだろう…楽しみ… 立花由香:……あらっ?ごめんなさいっ…遅くなってしまって…待たせたかしら?… 中島瑠衣:待ってたよっ…ねえ?中山さん 中山美緒:え?…はい…まあ…程々には… 立花由香:じゃあ早速いきましょう!瑠衣っ!美緒ちゃんっ! 中島瑠衣:おっ、おいっ!ちょっと…由香っ…腕を組むんじゃないっ… 立花由香:いいじゃない…デートなんだしっ!……ねっ!…美緒ちゃんっ…うふふっ… 中山美緒:な、なんですか?…えっ?ちょっ…ちょっと由香さんっ!私の腕も組まないでくださいよっ!…歩きにくいですから… 立花由香:いいのっ!いいのっ!今日はみんなで楽しむわよー! 水族館内  立花由香:ほらっ!見てよっ!瑠衣っ!あのオレンジ色の魚…なんて言うのかしら…珊瑚(さんご)に隠れたり、行ったり来たりしてるっ! 中島瑠衣:ああ…あれは…確か…カクレクマノミかな?家である珊瑚(さんご)を守ったり、体の汚れを落とす為にああやって出入りしてるんだよ…たしか… 中山美緒:へぇ~、瑠衣先輩…もの知りですね~、なるほど… 立花由香:あの魚、なんか瑠依に似てるわねっ!優柔不断で挙動不審なところ、出会った頃の瑠衣 に…今もあまり変わらないけどねっ!あっはははっ… 中山美緒:確かにちょっと…似てるかも…ですね… 中島瑠衣:おいおいっ、2人して酷いな…まあ、似てなくもないか?…いや、似てないっ! 中山美緒:あっ!ごめんなさいっ…瑠衣先輩っ… 立花由香:…瑠衣…今のあなたも…この珊瑚(さんご)の周りをさ迷ってて…はっきりしないわね… 中島瑠衣:え?…由香…それって…どうゆう意味だよ? 立花由香:さあ…あなたが1番、その意味がわかってるんじゃないかしら?…私の時みたいにね… 中山美緒:あ、あの…私…ちょ…ちょっと…疲れたので、休憩してきます…その、何か飲み物でも買ってきますねっ! 中島瑠衣:あっ…大丈夫?中山さん…わかった…俺たちもあとで行くよっ… 走り去る美緒  立花由香:あの子はもう…気づいていると思うわ…瑠衣…あなたには、まだわからないのかしら?… 中島瑠衣:気づくって?…なにをだよ… 立花由香:はあ~、まったく…そんなだから瑠衣は私にフラれるのよっ!…あの告白の時もそう! 私が歓迎会で飲み潰れた時…あなたが解放してくれて…不覚にも吐きそうな時に… 「由香っ!好きだっ!付き合ってくれっ!」なんて… 中島瑠衣:なっ!?由香っ!?お前…あの時の事…覚えてたのかよっ? 立花由香:そりゃ、覚えてるわよっ!後にも、先にも、あんなタイミングで告白してくる人なんか…瑠衣っ…あなたくらいなものよっ!まったくバカなんだから…あっはははっ…まあ…そこがあなたの素直でいい所でもあるんだけど… 中島瑠衣:え~と…今…褒められたのかな?けなされたのか…どっち…なのかな? 立花由香:どっちもよっ…本当にバカなんだから…私が前から…あなたの事を好きだった事も気づいてなかったでしょ?… 中島瑠衣:えっ?そうだったのか…じゃあ…なんで…フラれたんだ?…俺… 立花由香:瑠衣…あなたは…仕事よりも、もっと女心を勉強しなさい…そんなんじゃ…せっかく好きになってくれた子さえ…この魚のように逃がしてしまうわよっ…美緒ちゃんの事…ちゃんと考えてあげなさい… 中島瑠衣:…中山さんの事?… 立花由香:鈍感な瑠衣でも…ちょっとは気づいてるんでしょ?ずっと…あの子なりに、あなたにアピールしてるの…ホント…似てるわよね…あなた達2人って…見てて…やきもきするわ…はあ… 中島瑠衣:そう言えば、中山さん…どうしたんだろ…戻ってこないな… 立花由香:きっと私達の雰囲気を察して、席を外したのよっ!瑠衣っ…それくらい分かりなさいよ! 中島瑠衣:そ、そうなのか?…うーん…女心か… 立花由香:はあ~…もう私も行くわっ…あとは…まあ、なんとかなるでしょ?瑠衣…あなたは美緒ちゃんと、もう少し向き合ってみなさい…瑠衣からしたら後輩ではあるけど…それは仕事上だけの話…そこは男と女なんだから…じゃあね… 中島瑠衣:おっ、おいっ!由香っ…ふう…言いたい事だけ言って…中山さんか…気にはなってるんだけどな…そうだっ!中山さんを探さないとっ! 水族館内 休憩室 中山美緒:はあ~…瑠衣先輩…私の事…どう思ってくれてるんだろう…やっぱり…ただの後輩としてしか…みてくれてないんだろうな…私もはっきり答えてないし…瑠衣先輩には、私なんかより…由香さんのように、なんでもハキハキと物事を言う人の方が良いのかな?…あ~もう!…考えても仕方ないのに…どんどん悪い方に考えちゃう…ダメダメ…弱気な私は止めないと…ますます…瑠衣先輩に嫌われちゃうじゃない… 中島瑠衣:中山さん?…なんだ…ここにいたのか?…ふぅ…よかった…探したよ… 中山美緒:瑠衣先輩…ごめんなさい…ちょっと色々と考えて…疲れちゃったので…あ、それより、由香さんは?… 中島瑠衣:ああ…帰ったよ…なんか…用があるみたいでさ… 中山美緒:そう…なんですね…たぶん…由香さんには最初から気づかれていた…の…かな?… 中島瑠衣:うん?…何が…? 中山美緒:瑠衣先輩って…本当に鈍感なんですねっ… 中島瑠衣:え?…あ、いや…さっき由香にも、それは言われたよ…俺さ…恋愛に対しては…ホントにダメでさ…女心がわからないって…いうかさ…もしかしたら…それで…中山さんの事も…傷つけてたかもしれないし…ごめんね… 中山美緒:いえいえ!大丈夫ですよっ…私も以前に瑠衣先輩に言いましたけど…今まで彼氏も出来た事ないし…それに自分から、告白とかも…した事ないし…だから…自分の中で諦めちゃったりして…だからっ!瑠衣先輩にはそうなって欲しくなくてっ…その…もっと自分に自信を持ってくださいっ! 中島瑠衣:中山さん… 中山美緒:瑠衣先輩…あの日の夜…私に言いましたよね… 回想シーン  中島瑠衣:で?…もう、諦めるの?…君はもっと自分に自信を持つべきだと俺は思うよ、なかなか大卒で…いわゆるウチみたいな…大手に入れるなんて…運ではなく実力がないと無理だよ…それにいつも…君が誰よりも早く出社し…誰よりも…頑張って仕事を覚えようとしている事を…俺はずっとそばで…見ていたからね… ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 中山美緒:…あの日…言われた事…すごく嬉しくて…こんな私の事、ちゃんとみてくれてる人がいるんだって思って…でも先輩だし…もしも…気持ち伝えて…嫌われたらどうしようって…1人で考えて…でもやっぱり自分の気持ちに嘘はつけなくて…先輩…瑠衣…先輩…私…私…どうしたらいいの?…(泣く) 中島瑠衣:…中山さん…俺も…気づいてあげられなくてごめん…俺も…君は後輩だし…立場上、上司な訳で…自分なりに考えて…キミにそういう感情をいだいたらダメだって…言い聞かせてきたけど…君から今…気持ちをぶつけられて…やっと目が覚めたよっ… 中山美緒:え?…ぐずっ…瑠衣…先輩?…  中島瑠衣:俺は…中山美緒さん…キミの事が好きだっ! 中山美緒:…え……あの…瑠衣…先輩?…どうしたんですか?…冗談ですよね…私があの夜に…言ったみたいに… 中島瑠衣:違うっ…これは俺の心からの気持ちなんだっ…ずっと…キミの頑張っている姿を…自分と重ね合わせてたんだ…誰よりも近くで…キミを見ていて… 中山美緒:瑠衣先輩…私もずっと…先輩の事…目で追ってました…ずっと先輩をみていたくて…いつも… 中島瑠衣:美緒ちゃん…ありがとう…こんな俺を好きになってくれて… 中山美緒:…瑠衣…先輩…やっと…名前で…呼んでくれた…嬉しい…ぐずっ… 物陰からみている由香 立花由香:はあ~、やれやれっ…どんだけお互いに、奥手なのよ…まあ、でも似たもの同士も悪くないわね…仲良くやりなさい…ふふふっ…私もいい男探そうかな〜… 中山美緒:瑠衣先輩っ!…私からも告白…いいですか? 中島瑠衣:えっ?…そんな面と向かって言われると…なんだか、照れるな~… 中山美緒:えっへへっ…私も、瑠衣先輩の事が…大好きですよっ!…うふふっ…やっと言えた~!…なんだか言えて…スッキリしたらお腹減りましたねっ  中島瑠衣:ぐぅ~(お腹の音)…あ…本当だっ!そろそろお昼だし、なんか食べに行こうかっ?美緒ちゃんっ! 中山美緒:えへへへへっ…はい!…瑠衣さん?瑠衣君?、るーちゃん?私なんて呼んだ方がよいですかね?…うふふふっ 中島瑠衣:あははっ…好きに呼んでくれて構わないよっ! 中山美緒:じゃあ…瑠衣って呼び捨てでも…いいですか?そのかわり…私の事も美緒って呼んでくださいっ…あと、手…繋いでもいいですか? 中島瑠衣:あぁ!わかったよ…じゃあ…美緒…手…繋ごっか! 中山美緒:うんっ!瑠衣っ!大好きだよっ! to be continued ☪ おじゃま虫 /天月-あまつき- 【歌ってみた】