台本概要
224 views
タイトル | 星に向かう |
---|---|
作者名 | 詩歌 -fumika- (@tukiyonofumika) |
ジャンル | ラブストーリー |
演者人数 | 1人用台本(女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
世紀末。地球消滅の危機。
224 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
アカリ | 女 | 1 | 世界的科学者を恋人に持つ女性。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
アカリ:もうすぐ…船に乗る。星へ向かう船に。
アカリ:あなたに出会えてよかったと思う。
アカリ:本当よ。
アカリ:この手紙を書き終えて、宇宙ステーションのポストに投函して、そして私は船に乗る。
アカリ:片道チケットを持って。
アカリ:手紙があなたに届くことを信じて。
アカリ:もうこの星は終わりだって、教えてくれたのはあなた。
アカリ:チケットサイトはもうパンク状態だったのに、国の特別ルートで一人分のチケットを取ってくれた。
アカリ:買えるのは1人一枚だったし、パーソナルナンバーで紐づけされてるから、2枚は買えなかった。
アカリ:「あなたのチケットなんだから、あなたが使って」って何度も頼んだけど、とうとうあなたはYESと言わなかった。
アカリ:「自分には、この星を見届ける責任がある。責任というか・・・科学者としての興味かな。」
アカリ:どこまでもあなたは変人で、あきらめとか、恐怖とか、そんな雰囲気はみじんもなくて、飄々としてて・・・あなたのプライドと強さを思い知ったわ。
アカリ:あなたって、やっぱり理系だと思ったこと。
アカリ:「費用対効果って知ってる?」
アカリ:生きるか死ぬかの時に、何を言ってるんだろうって思ったわ。
アカリ:涙も引っ込んだ私にあなたは言ったの。
アカリ:「この一枚のチケット、僕が使えば一人分の命が助かる。でも、君が使えば二人分助かるんだよ。倍だよ、倍。すごいよね。」って。
アカリ:すごいのは、あなたのその発想よ。
アカリ:さあ、船に乗るわ。
アカリ:手紙はポストに入れた。
アカリ:もう集めに来る人もいないけど・・・もしかしたら、あなたに届くかもしれないしね。
アカリ:愛してるわ。ずっと。
アカリ:もうすぐ…船に乗る。星へ向かう船に。
アカリ:あなたに出会えてよかったと思う。
アカリ:本当よ。
アカリ:この手紙を書き終えて、宇宙ステーションのポストに投函して、そして私は船に乗る。
アカリ:片道チケットを持って。
アカリ:手紙があなたに届くことを信じて。
アカリ:もうこの星は終わりだって、教えてくれたのはあなた。
アカリ:チケットサイトはもうパンク状態だったのに、国の特別ルートで一人分のチケットを取ってくれた。
アカリ:買えるのは1人一枚だったし、パーソナルナンバーで紐づけされてるから、2枚は買えなかった。
アカリ:「あなたのチケットなんだから、あなたが使って」って何度も頼んだけど、とうとうあなたはYESと言わなかった。
アカリ:「自分には、この星を見届ける責任がある。責任というか・・・科学者としての興味かな。」
アカリ:どこまでもあなたは変人で、あきらめとか、恐怖とか、そんな雰囲気はみじんもなくて、飄々としてて・・・あなたのプライドと強さを思い知ったわ。
アカリ:あなたって、やっぱり理系だと思ったこと。
アカリ:「費用対効果って知ってる?」
アカリ:生きるか死ぬかの時に、何を言ってるんだろうって思ったわ。
アカリ:涙も引っ込んだ私にあなたは言ったの。
アカリ:「この一枚のチケット、僕が使えば一人分の命が助かる。でも、君が使えば二人分助かるんだよ。倍だよ、倍。すごいよね。」って。
アカリ:すごいのは、あなたのその発想よ。
アカリ:さあ、船に乗るわ。
アカリ:手紙はポストに入れた。
アカリ:もう集めに来る人もいないけど・・・もしかしたら、あなたに届くかもしれないしね。
アカリ:愛してるわ。ずっと。