台本概要
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タイトル | 白いパラソル |
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作者名 | 詩歌 -fumika- (@tukiyonofumika) |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 1人用台本(男1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
幼かった「私」の回顧録。 女声の場合は少年ボイスで 男声の場合は成人が思い出を語るように 演じていただければと思います。 ちょっと引っかかるかもと思って最後の名前はぼかしてあります。 アーカイブとして残らなければフルネームを言っていただいても良いかと思います。 144 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
私 | 男 | 1 | 幼きムスカ |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
私:父が亡くなってから、母は少しずつ少しずつ、この現(うつつ)の世界から遠ざかって行った。風と歌い、妖精と話し…。母は、私たちには見えないものが見え、聞こえないものが聞こえるようだった。
私:そんな母の手を引いて、毎朝海岸を散歩するのは、幼い私の役目だった。
私:
私:その日も、日課の散歩に出かけた。よく晴れ渡り、空はどこまでも青く、入道雲がまぶしかった。レースのついた白い日傘をくるくると回し、母は少女のように微笑んでいた。
私:ズシ…ン
私:大きな音と衝撃。地震?衝撃で、母の手から日傘が舞い上がった。
私:「かあさま、だいじょうぶ?」
私:私を見つめる母の目は、父が亡くなる前のものだった。
私:
私:(母)「お父様が亡くなったから、あなたが名前を継ぐの。古くから伝わる、秘密の名前。あなたの名前は、ロムスカ・パロ・ウル…」
私:
私:海岸端ばたの畑に落ちてきたのは、見たこともないロボットだった。
私:父が亡くなってから、母は少しずつ少しずつ、この現(うつつ)の世界から遠ざかって行った。風と歌い、妖精と話し…。母は、私たちには見えないものが見え、聞こえないものが聞こえるようだった。
私:そんな母の手を引いて、毎朝海岸を散歩するのは、幼い私の役目だった。
私:
私:その日も、日課の散歩に出かけた。よく晴れ渡り、空はどこまでも青く、入道雲がまぶしかった。レースのついた白い日傘をくるくると回し、母は少女のように微笑んでいた。
私:ズシ…ン
私:大きな音と衝撃。地震?衝撃で、母の手から日傘が舞い上がった。
私:「かあさま、だいじょうぶ?」
私:私を見つめる母の目は、父が亡くなる前のものだった。
私:
私:(母)「お父様が亡くなったから、あなたが名前を継ぐの。古くから伝わる、秘密の名前。あなたの名前は、ロムスカ・パロ・ウル…」
私:
私:海岸端ばたの畑に落ちてきたのは、見たこともないロボットだった。