台本概要
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タイトル | 曰くつきの魔装使い |
---|---|
作者名 | あまくケイ (@amak0331) |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 3人用台本(男2、女1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
これは、戦いに投じる青年の話 「魔装」と呼ばれる武器を使った争いが起こる世界。 百無謙聖は、自身の魔装に憑依している幽霊「ドレット」と共に、 魔装を作った団体「テラルサービス」を壊滅させるために戦っていた…… 百無、加河瀬は性転換可 10分程度のバトルアクションものです ※過度の雰囲気や展開を崩すアドリブは無 お気軽にどうぞ 638 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
百無 | 男 | 35 | 戦いを求める魔装使い。 幽霊が取りついている曰くつきの魔装「リヴァーシヴル」を使う。 非常に血気が盛んで、戦いのためなら死をいとわない部分がある。 |
ドレット | 女 | 21 | 髪の長いクールな少女。 百無が使う魔装「リヴァーシヴル」に憑依している幽霊のような謎の存在。 時折助言を出したりする。 テラルサービスを壊滅させることを目的としていて、百無とは目的が一致するため手を組んでいる。 |
加河瀬 | 男 | 15 | 加河瀬 始(かがせ はじめ)魔装を作った団体「テラルサービス」の執行役員。 自分達が送った魔装使いを数多く倒している百無のの存在を聞き、情報収集するために、 百無の前に現れる。基本的にひょうひょうと戦う底の見えない青年。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
百無:つまらねえ……全然つまらねえぞ!
0:百無の一声に、周りを囲んでいた「魔装使い」達は恐れをなしていた
百無:くだらねえ。てめえらイチからやり直せ
百無:リヴァーシヴル!
百無は白い剣のようなものを持ち、一振りにして、豪快に敵を葬り去った。
百無:……話にもならねえ
ドレット:謙聖
百無:今回は高みの見物か? 助言は一切ないじゃねえか。ドレット
ドレット:あれくらいの魔装使いなら、倒せるでしょ
百無:っは! そいつは光栄だ
ドレット:さっさと魔装を吸収して
百無:クチだけは気に入らねえがな。……さてと
百無:これで、100体目か。テラルサービスの連中もクソッタレな兵士を送りつけてきやがるな。やる気あんのか?
ドレット:強いて言うなら、あなたは役に立ってくれてるということ
百無:あ?
ドレット:テラルサービスが人類支配のために作った武器「魔装」。このいかがわしいものを消し去る為に、あなたはそれを持ってるし、私はその魔装の中にいる
百無:魔装に憑依した幽霊だが何だか知らねえが、俺はてめえの目的には興味ねえんだよ
百無:俺は、この魔装を作った団体「テラルサービス」どもを一つ残らず片付けるだけだ
百無:クソッタレな家系は、俺が自らつぶしてやる
ドレット:母親のためでしょ?
百無:おいおいおい、台無しにすんなよ
ドレット:私は真実を言ってるだけだと思うけど
百無:母が死んだのは確かに、奴らと関係ある。が、そんな思念はどうでもいい
0:百無は笑みを浮かべた
百無:俺は、奴らを潰し尽くす。そんだけだ
ドレット:素直じゃないのね
百無:いつも澄ましてるテメエよりはよっぽどマシだ
ドレット:腹が立つ
百無:ざまぁ
ドレット:……っ。謙聖。前見て。
百無:?
加河瀬:やぁやぁどうも。こんにちは、はじめましてですかな?お二人とも
百無:誰だてめえ
加河瀬:私、テラルサービスの執行役員「加河瀬始(かがせ はじめ)」と申します。以後、お見知りおきを
百無:……執行役員? クッ。ハハハ! 面白い奴が来たじゃねえか!
ドレット:こいつ、強いよ
百無:構わねえ構わねえ! こっちはたぎってたんだよぉ! 今にも頭ン中に釘でも刺しちまおうかってくらい、クソ退屈してたんだからなぁ!
加河瀬:あらぁ、これはこれは血気盛んなバトルボーイですねぇ
百無:執行役員……噂には聞いてたが、そっちから出てくるはな
加河瀬:貴方の噂はきいていましたよ? 何でも一日で10人。我々の社員を倒してしまうとか
百無:トライアンドエラーが足りねえんじゃねえか? 話にならなかったぜ?
加河瀬:ふむ、今回はデータ収集のつもり出来ましたが、私の命のほうが危うそうですねぇ。ま、やりますか
加河瀬:リヴォルヴ、起動
ドレット:長刀型……ただの物理攻撃だけだと良いけど
百無:何だろうが関係ねえ、俺の剣で潰すだけだ。……リヴァーシヴル!
ドレット:はぁ、脳筋君ね
百無:いくらでも言ってろ。さてと、来いよ!
加河瀬:余裕ですねぇ、では……こちらから参りますよ
百無:っ、消えた?
ドレット:後ろ!
加河瀬:はい、頂きました~
百無:ぐぁっ! ……クソ野郎が!
加河瀬:おおっと、一振りしただけこの風圧……! まともに受けたら骨折ものでしたなー
百無:近づいたからには覚悟できてんだな!? オラァ!
ドレット:また乱暴に……!
加河瀬:と、っととと!
百無は力任せにリヴァーシヴルをふるう。
加河瀬:って、いやいやいや。振りすぎでしょ
ドレット:これは……かまいたち? 謙聖、避けて!
百無:っ! が、がああああああああ!!
加河瀬:ざーんねん。私のリヴォルヴは空間を少し切るだけで鋭ーい風が起こせちゃうんですよー。避けてる間にぱっさり斬っておきました~
百無:へ……へへ。はは。はっはっは!!
加河瀬:え、いや、笑うとこじゃないでしょ?
百無:ありがとな……。
加河瀬:はい?
百無:リヴァーシヴル、発動。「返霊」
百無は、剣を縦に振る。
0:瞬間、大きな衝撃波が加河瀬の体を貫く
加河瀬:が……がはっ。
百無:俺のリヴァーシヴルは、受けた分だけ強くなる。もらったダメージを力に変えんだ。油断したな、執行役員
加河瀬:……くっ。ここで、引きますか。いい、データは、とれたでしょう
0:加河瀬は刀を百無達の前にかまいたちを出す
0:百無が目を開けると、加河瀬の姿は消えていた
百無:はは……はは! たまらねえぜ!
ドレット:謙聖……また無茶な戦い方して
百無:これが快感なんだよ
ドレット:命の危険があるのよ
百無:危険がなきゃつまらねぇ
ドレット:それは死にたい人が言うことよ
百無:生きてる人間の台詞だ。母親面すんな
ドレット:……どこかで死ぬよ、本当に
百無:死んだらお前が変わりにやればいい。幽霊なら俺のこと乗っ取れるだろ?
ドレット:そんな趣味はない。あなた死んでもらうわけには、いかないだけ
百無:はっ、勝手に言ってろ。……俺の生き方は俺が決める。
百無:さぁ、次の相手は、どいつだ?
百無:つまらねえ……全然つまらねえぞ!
0:百無の一声に、周りを囲んでいた「魔装使い」達は恐れをなしていた
百無:くだらねえ。てめえらイチからやり直せ
百無:リヴァーシヴル!
百無は白い剣のようなものを持ち、一振りにして、豪快に敵を葬り去った。
百無:……話にもならねえ
ドレット:謙聖
百無:今回は高みの見物か? 助言は一切ないじゃねえか。ドレット
ドレット:あれくらいの魔装使いなら、倒せるでしょ
百無:っは! そいつは光栄だ
ドレット:さっさと魔装を吸収して
百無:クチだけは気に入らねえがな。……さてと
百無:これで、100体目か。テラルサービスの連中もクソッタレな兵士を送りつけてきやがるな。やる気あんのか?
ドレット:強いて言うなら、あなたは役に立ってくれてるということ
百無:あ?
ドレット:テラルサービスが人類支配のために作った武器「魔装」。このいかがわしいものを消し去る為に、あなたはそれを持ってるし、私はその魔装の中にいる
百無:魔装に憑依した幽霊だが何だか知らねえが、俺はてめえの目的には興味ねえんだよ
百無:俺は、この魔装を作った団体「テラルサービス」どもを一つ残らず片付けるだけだ
百無:クソッタレな家系は、俺が自らつぶしてやる
ドレット:母親のためでしょ?
百無:おいおいおい、台無しにすんなよ
ドレット:私は真実を言ってるだけだと思うけど
百無:母が死んだのは確かに、奴らと関係ある。が、そんな思念はどうでもいい
0:百無は笑みを浮かべた
百無:俺は、奴らを潰し尽くす。そんだけだ
ドレット:素直じゃないのね
百無:いつも澄ましてるテメエよりはよっぽどマシだ
ドレット:腹が立つ
百無:ざまぁ
ドレット:……っ。謙聖。前見て。
百無:?
加河瀬:やぁやぁどうも。こんにちは、はじめましてですかな?お二人とも
百無:誰だてめえ
加河瀬:私、テラルサービスの執行役員「加河瀬始(かがせ はじめ)」と申します。以後、お見知りおきを
百無:……執行役員? クッ。ハハハ! 面白い奴が来たじゃねえか!
ドレット:こいつ、強いよ
百無:構わねえ構わねえ! こっちはたぎってたんだよぉ! 今にも頭ン中に釘でも刺しちまおうかってくらい、クソ退屈してたんだからなぁ!
加河瀬:あらぁ、これはこれは血気盛んなバトルボーイですねぇ
百無:執行役員……噂には聞いてたが、そっちから出てくるはな
加河瀬:貴方の噂はきいていましたよ? 何でも一日で10人。我々の社員を倒してしまうとか
百無:トライアンドエラーが足りねえんじゃねえか? 話にならなかったぜ?
加河瀬:ふむ、今回はデータ収集のつもり出来ましたが、私の命のほうが危うそうですねぇ。ま、やりますか
加河瀬:リヴォルヴ、起動
ドレット:長刀型……ただの物理攻撃だけだと良いけど
百無:何だろうが関係ねえ、俺の剣で潰すだけだ。……リヴァーシヴル!
ドレット:はぁ、脳筋君ね
百無:いくらでも言ってろ。さてと、来いよ!
加河瀬:余裕ですねぇ、では……こちらから参りますよ
百無:っ、消えた?
ドレット:後ろ!
加河瀬:はい、頂きました~
百無:ぐぁっ! ……クソ野郎が!
加河瀬:おおっと、一振りしただけこの風圧……! まともに受けたら骨折ものでしたなー
百無:近づいたからには覚悟できてんだな!? オラァ!
ドレット:また乱暴に……!
加河瀬:と、っととと!
百無は力任せにリヴァーシヴルをふるう。
加河瀬:って、いやいやいや。振りすぎでしょ
ドレット:これは……かまいたち? 謙聖、避けて!
百無:っ! が、がああああああああ!!
加河瀬:ざーんねん。私のリヴォルヴは空間を少し切るだけで鋭ーい風が起こせちゃうんですよー。避けてる間にぱっさり斬っておきました~
百無:へ……へへ。はは。はっはっは!!
加河瀬:え、いや、笑うとこじゃないでしょ?
百無:ありがとな……。
加河瀬:はい?
百無:リヴァーシヴル、発動。「返霊」
百無は、剣を縦に振る。
0:瞬間、大きな衝撃波が加河瀬の体を貫く
加河瀬:が……がはっ。
百無:俺のリヴァーシヴルは、受けた分だけ強くなる。もらったダメージを力に変えんだ。油断したな、執行役員
加河瀬:……くっ。ここで、引きますか。いい、データは、とれたでしょう
0:加河瀬は刀を百無達の前にかまいたちを出す
0:百無が目を開けると、加河瀬の姿は消えていた
百無:はは……はは! たまらねえぜ!
ドレット:謙聖……また無茶な戦い方して
百無:これが快感なんだよ
ドレット:命の危険があるのよ
百無:危険がなきゃつまらねぇ
ドレット:それは死にたい人が言うことよ
百無:生きてる人間の台詞だ。母親面すんな
ドレット:……どこかで死ぬよ、本当に
百無:死んだらお前が変わりにやればいい。幽霊なら俺のこと乗っ取れるだろ?
ドレット:そんな趣味はない。あなた死んでもらうわけには、いかないだけ
百無:はっ、勝手に言ってろ。……俺の生き方は俺が決める。
百無:さぁ、次の相手は、どいつだ?