台本概要

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タイトル シン・ドМ戦争 前編
作者名 世忍(よしのぶ)  (@@yosinobu_voice)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(男2、女1)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 SМ的!コメディィィィ!!ラブ!!!ファンタジィィィィ!!!!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
執事ロイ 58 魔王様を愛してやまないドМな執事 (兼役)呪術士ガーミラと謎の声Bセリフ極小
勇者オルガ 61 魔王を討伐しに来た勇者
魔王エリス 70 ドSな魔王様、乗り込んできた勇者に一目惚れする(兼役)凶戦士フローラと謎の声Aセリフ極小
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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~とある魔王城、魔王の間~ 魔王エリス:ふぁぁぁ・・・暇じゃのう、わらわが魔王になって随分と経ったが・・とうとう誰も挑んで来なくなってしまったわ (魔王エリス手を叩きながら) 魔王エリス:(パン!パン!)・・おい!・・セバスチャン!セバスチャンはおらぬか!? 執事ロイ:は!・・貴方様の犬はココに! 魔王エリス:は?・・・いつからお前はわらわの犬となったのだ?少し目にかけているからと言って調子に乗るなよゴミめが! 執事ロイ:申し訳ありません魔王様、私ごときゴミ屑が魔王様の犬を名乗るなど・・ 魔王エリス:頭が高い!・・ヨツンヴァインになれぇ! 執事ロイ:はっ!、ありがとうございます!! 魔王エリス:ふん・・汚らわしい(セバスチャンの背中を踏む) 執事ロイ:あふぅ! 魔王エリス:それはそうと、貴様、知らぬか・・わらわと張り合える様な猛者を? 執事ロイ:はぁはぁ・・魔王様のレベルは限界突破の9999ですからね、張り合える人間なんてまず居ないでしょう、しかし!魔王といえば勇者!対極の存在!こやつならば必ずや、魔王様を満足させることが出来るのではないでしょうか?・・あ、そういえば数時間前に魔王城への勇者パーティの侵入が報告されていたのでもうじき来るはずです! (魔王、セバスチャンの胸倉を掴み無理やり起こし、ビンタする) 魔王エリス:おい・・バシーン!(顔面をビンタ) 執事ロイ:はぅん、魔王様のビンタ!最高です! 魔王エリス:まったく、貴様は報連相(ほうれんそう)も出来んのか?その程度でわらわの犬を名乗ろうとはおこがましいにも程があるな。 執事ロイ:はっ、申し訳ありません魔王様・・どうか・・どうか、この愚かな駄犬を躾けては頂けないでしょうか・・ (魔王、ビンタしながら) 魔王エリス:はっ!!汚らしいゴミめが!これが!・・これが!・・これが欲しいのか! 執事ロイ:あぁ・・あぁぁぁ・・・あああぁぁ・・!!ありがとうございます!!ありがとうございます! 魔王エリス:くく、くははは!貴様、こんなに叩かれて喜ぶとはどうしようもない本物のドМじゃわい 執事ロイ:魔王さまぁぁぁ 勇者オルガ:・・ばーーん!!(扉を開ける音)魔王!!今日こそお前を倒す! 勇者オルガ:私は勇者・・今日こそ魔王、貴様を倒す!!! 魔王エリス:ほぉ・・貴様が勇者か、・・なかなかのイケメンじゃのぉ 勇者オルガ:・・貴様を倒すためにようやく此処まで辿り着いた、みんなの為にも・・必ず魔王・・貴様を打ち倒してみせる! 執事ロイ:くっくっく・・それはそうと勇者殿!、ほかの仲間はどうした?パーティで来たとは聞いておったが、死んだか? 勇者オルガ:みんなは俺を行かせるために下で戦っているさ・・ 執事ロイ:そうか・・・ならばじきに我らの援軍が向かうだろう、これは死ぬなぁwwしかし案ずるな、貴様は魔王様の忠実な犬である、このセバスチャンがあの世へ送ってやろう!! 勇者オルガ:犬ってwww 魔王エリス:・・まて、セバスチャンまず貴様はわらわの犬ではない!今日からは勇者!!貴様をわらわの犬としてやろう!! 執事ロイ:ふぁ!?そんな! 勇者オルガ:犬だと?ふざけるな!・・誰がなるか! 執事ロイ:私は犬になりたい 勇者オルガ:行くぞ魔王!!Lv999カンスト勇者の力を見せてやろう!!ゴッドライジングソードォォォ!! 魔王エリス:ふん! 勇者オルガ:ぐっ!!俺の・・最上級魔法剣が止められただと! 魔王エリス:これが貴様の全力かぁ?・・ぬるいのぅ!!(顔面をビンタ) 勇者オルガ:な、ビンタ?ビンタされただと 魔王エリス:ふははははははは(往復ビンタSE) 勇者オルガ:ぐあぁ・・・やばい!!コレは・・コレは・・なんかだんだん気持ちよくなって、ああぁぁん!・・くそ、正直使いたくなかったがしょうがない・・みんな、すまない、俺に力を貸してくれぇ~ (ガーミラはオカマ風に) 執事ロイ:(古の呪術者ガーミラ)え?・・ちょっと勇者!まだ戦闘中よ~♪そんなに俺様の声が聞きたくなったの~しょうがないわね!・・この俺様が愛した貴方なら出来るわ・・必ずや平和な世界を作り出せるわ~~♪ 魔王エリス:(凶戦士フローラ)ガーミラ!気持ち悪いったりゃありゃしないわっ!勇者・・絶対に魔王を倒しなさいよ!!勇者である貴方ならきっと出来るわ!ついでにお兄ちゃん!どうせそこに居るんでしょ!!声は聞こえないと思うけど、すぐに魔王から返して貰うんだからぁ!! 勇者オルガ:N(次の瞬間、勇者の中で何かが切れる音がした・・) 勇者オルガ:勇者の体が金色のオーラに包まれる。おおおおおおおおおおおお、ドエムゥ~~~!! 勇者オルガ:Nオーラ音(ゴゴゴゴ・・・シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!) 執事ロイ:もしやアレは、伝説のドМ形態!すべての痛みを欲しがる!!特殊な形態!!! 魔王エリス:ふしゅるるぅぅ・・欲しい・・痛み!魔王ぅぅ!! 執事ロイ:ってオイ!!まてまてまて~い勇者!、魔王さまに責められて喜ぶのは私の特権だぞ!!!魔王様!!そやつは危険です!!私がそやつを倒します!! 魔王エリス:小声で(勇者かっこいい・・)くはははは・・セバスチャン・・控えろ・・・わらわは今!!勇者と楽しんでいるのだ!!シャドウバインド!! (魔王の手から伸びた影がロイを拘束する) 勇者オルガ:なっ影が伸びて! 執事ロイ:ぐあああ・・そんな・・魔王様~~!! 魔王エリス:さぁ勇者よこいつは耐えることが出来るか?・・レインアロー!!!! 勇者オルガ:ぐぁぁぁぁぁ!!イ・・イタミ~~!!あひゃひゃひゃ・・いいぞ、いい感じだぁぁ!! 執事ロイ:バカな!!バカな~~!!喜ぶ前に死ねよ・・致命傷だろ!? 勇者オルガ:セバスチャンよ貴様は一つ勘違いしているぞ!!今の私は痛みを・・喰らったダメージの数十分の一をレベルに変換しているのだ 勇者オルガ:水の精霊ウンディーネよ、盟約に従い我が身を癒せ!アクアヒール!! 執事ロイ:そんな・・そんなドМは・・邪道だ!!うおおおおおおおお 執事ロイ:N(怒りに震えたセバスチャンはその怒りで自身を縛っていた影を振りほどく、その体は、金色のオーラに包まれていたぁ!) 執事ロイ:これが私のドМ形態!!貴様のドМ形態はただ、レベルを吸収したいがだけの強欲!!邪道!!邪悪!!・・レベルは自力で上げるのが正道よ!! 執事ロイ:Nオーラ音(ゴゴゴゴゴ・・シュイン!シュイン!シュイン!) 魔王エリス:セバスチャン・・なんてレベルじゃ・・この眼鏡型レベル測定器によると1万・・2万・・2万五千だと!!セバスチャンの勇者への怒りが彼を変えてしまったのか・・ 魔王エリス:ちなみに勇者のレベルは2千ぐらいじゃ、このままでは勇者は殺されてしまう 執事ロイ:いくぞ、勇者! 執事ロイ:N(瞬間、勇者へと急速に接近・・拳と蹴りの乱打で魔王城の壁を突き破り外へ飛び出してしまう)ハハハハ・・皮肉なものだな勇者・・これほどのレベルになると耐えられる武具も無い・・!!結局は素手!!素手が至高よ! 勇者オルガ:あひゃひゃ、うっかりイっちまいそうだったぜ、なんなんだアノ執事、化け物ではないか!まさか、こんな荒野まで吹っ飛ばされるとは・・ 魔王エリス:おい!勇者よ・・ 勇者オルガ:うわっ・・いきなり背後に立つんじゃない、なんなんだ 魔王エリス:今の貴様ではわらわはおろか、セバスチャンに勝つ事は出来ん、だが勇者!わらわと組めば貴様をセバスチャンに勝たせてやろう 魔王エリス:(どらえ〇ん風に)精神と時の扉、ぽーたぶるぅ~♪ 勇者オルガ:うぉ・・何も無い所から巨大な扉が!? 魔王エリス:大丈夫じゃ、この中では5秒が1年の遅さで時間が経過するから、しっかりとレベルを上げてセバスチャンと対決することが出来るんじゃ、食料や生活に必要なものも一通り揃っておるからなその気になれば・・・はぁはぁ♪ 勇者オルガ:心配はそこじゃないんだが・・、なぁ魔王よ、何故私、勇者と組むなどと?セバスチャンは仲間じゃなかったのか? 魔王エリス:セバスチャン?あやつは我が配下であって仲間などではない、それどころかわらわのレベルを大きく超えてしまいおった、これでは実質セバスチャンが魔王じゃわい・・わらわが魔王の座に戻るためにもおぬしにセバスチャンを倒してもらうほかないのじゃ 魔王エリス:小声で(・・実際には貴様をわらわの犬にする為じゃがな・・くはははは) 勇者オルガ:ふ、魔族達も簡単ではないという事か・・いいだろう、とにかく今の時点でセバスチャンに勝てないのは分かった 勇者オルガ::私はオルガ、勇者オルガだ。魔王よ、名前を教えてくれ、 魔王エリス:わらわの名はエリスじゃ!!!そうと決まったら行こう!!今すぐ行くぞ!! (間) 勇者オルガ:N(こうして勇者とエリスは精神と時の扉(愛の巣)へと入り修行を開始したのであった。・・・それから三年後・・) 執事ロイ:なんなんだここは、・・何故か勇者と魔王様が手を繋いで、変な扉に入って行くところが見えたから自分も入ってみたが・・真っ白な空間に巨大な宮殿・・そこにいるんですか?魔王様・・・すぐに私が参りますぞ!! (間) 魔王エリス:ふふふ、今日も勇者とSとMのプレイと楽しめるとは最高じゃのう 魔王エリス:セバスチャンが魔王の座を奪ったときは本当に殺してやろうかと思ったものじゃがお陰でこんな最高の環境が出来上がってしもうたから奴には感謝の言葉しかないわい 魔王エリス:ぐふふふ、・・さぁ今日も勇者と特訓の為、訓練場へいくのじゃ (間) 勇者オルガ:ま・・待たせたなエリス・・ 魔王エリス:ようやく来たな、オルガよ!服を脱ぐが良い!! 勇者オルガ:わかった・・ 魔王エリス:ふふふふ、何度見ても良い肉体じゃのう・・ 魔王は勇者の肉体に指を這わせる 勇者オルガ:んっ・・エリスっ 魔王エリス:よいのぉよいのぉ 勇者オルガ:はぁはぁ・・ 魔王エリス:では、さっそく今日の特訓を行うぞ!オルガよこの枷を両手にはめるが良い! 勇者オルガ:分かった・・・(がちゃがちゃ)・・・エリス、早く痛みを! 魔王エリス:大分着け慣れてきたのじゃ・・では今日もお前に、お前の大好きな痛みをくれてやろう!ポチっとな 勇者オルガ:枷から電流が!!おおおお!ぐはぁぁ!! 魔王エリス:あははは、どうじゃオルガ!気持ち良いか? 勇者オルガ:エリス・・どうか・・貴方の手で次の痛みを!! 魔王エリス:ふふふ、わらわ、みずから甚振ってほしいと?我儘な犬め! 勇者オルガ:早く!・・早くぅ!・・次の痛みを~~~ 魔王エリス:勇者・・貴様は犬じゃ・・わらわの犬・・ポチじゃ 勇者オルガ:は・・はい!エリス様!! 魔王エリス:は?・・なんで、犬が人間の言葉を喋っておる? 勇者オルガ:は・・申し訳・・わ・・わん・・わんわん!! 魔王エリス:良くできたのう!・・褒美じゃ!(蹴り) 勇者オルガ:ぐほぉ!!・・さ、最高だわん (二~三秒の間) 魔王エリス:(小声で)あぁ・・勇者オルガ!貴様をわらわ抜きでは生きられぬ体にしてやるわ・・わらわの犬としてその生涯を此処で捧げるがよい・・ははははは!! 勇者オルガ:(N)その時!、訓練室のその最奥で、その様子を覗き見る、孤高の紳士の姿がそこにはあった! 執事ロイ:はぁ、はぁ、勇者が犬に・・・魔王様・・なんで・・なんでぇ・・ 魔王エリス:あははは、勇者の!!うめき声!!たまらぬぞぉ!! 勇者オルガ:その時!勇者の中で何かが切れる音がした!!おおおおおおおおおおおぉ・・どえむううううううううううう! 勇者オルガ:(オーラ音)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・シュイン、シュイン、シュイン、シュイン!!勇者の体を金色のオーラが包み込む!! 魔王エリス:ふはははは・・勇者よ、ようやくドМ形態となったか・・ここからが本当の修行じゃぞ。 勇者オルガ:はぁはぁ・・痛み・・もっと・・はぁぁぁぁぁん 魔王エリス:くっくっくお主にはセバスチャンを倒してもらわねばならんからのう 魔王エリス:しっ~かりと痛みをレベルに変えてヤツを倒せるほどに成長してもらわなければのう 執事ロイ:え・・なに・・魔王様?・・魔王様は私を倒すためにコレをやっているのですか?・・・なんで?わからない・・私を倒そうとしている魔王様の真意がわからない!!・・・あああああああぁぁ!! (間) 魔王エリス:さぁ次はこういうのはどうじゃ!!バトルウィップ!! 勇者オルガ:ぶぺぺぺぺぺ!!・・はぁ・・はぁ・・このうねうねした感じ!!最高です!! 魔王エリス:はははぁ・・そうであろう、そうであろう・・くくく・・最高じゃ勇者!!尊い!尊しぃぃ! 執事ロイ:違う・・二人とも私をダシに遊んでるだけ?なんで? 勇者オルガ:あぁ・・もっと!もっとぉぉ!! 魔王エリス:良きっ良きぞおおおぉぉ!!勇者ぁぁ! 執事ロイ:魔王様ぁ・・貴方は勇者に騙されているだけなのです・・おのれぇぇ・・おのれぇぇぇ・・勇者!!・・勇者ァァ!!・・ニクイィィ!! 魔王エリス:(謎の声A)おに、ごほんっ・・ロイよ・・憎いか?あの勇者が・・ 執事ロイ:なんだ・・この声は・・ 魔王エリス:(謎の声A)そして貴様を陥れたあの魔王が・・ 執事ロイ:うぅ・・なんだこの声、どこかで聞いた覚えが (かぶせて) 魔王エリス:(謎の声A)憎いか! 執事ロイ:えぇ!?・・・・勇者はニクイ 魔王エリス:(謎の声A)・・はぁ? (食い気味に) 勇者オルガ:(謎の声B)ならば授けましょう我が奥義の最奥を 魔王エリス:さぁ次はこいつを試して 執事ロイ:魔王様!・・目を覚ましてください!! 魔王エリス:な!・・貴様はセバスチャン!!何故ここにいるのじゃ? 執事ロイ:貴方様の・・後をつけてきました 勇者オルガ:ちっ、一体いつから見ていた・・・まぁ、いつかはお前を倒さねばならなかったのだ・・ちょうど良い!ここでお前を消してやろう!!・・今、ここで!! 魔王エリス:セバスチャン・・ 執事ロイ:魔王様・・ 魔王エリス:勇者よ・・やれ!! 執事ロイ:魔王様ああああああああああああ!! 勇者オルガ:いくぞ!セバスチャン! 執事ロイ:うおおおおぉぉ・・どえむうううう・・(オーラ音)ゴゴゴゴゴゴゴ・・シュイン!シュイン!シュイン!シュイン! 勇者オルガ:炎の精霊王フェニックスよ、我が紡ぐ命約の言葉にて現れ、その全てに裁きを与えん!!極大魔法!インフェルノ・ストーム!! 執事ロイ:氷の精霊王シヴァよ、我が紡ぐ命約の言葉にて現れ、その全てに裁きを与えん!!極大魔法インフェルノ・ブリザード!! 執事ロイ:な!!・・貴様も極大魔法を?!・・・うわあああああああああああ!!! 魔王エリス:(N)勇者の放った極大魔法がセバスチャンの魔法を飲み込み、吹き飛ばす 勇者オルガ:・・・貴様が来るまでどの位時間があったと思う・・魔法など全て習得済みよ!! 魔王エリス:今の勇者のレベルはこの眼鏡型レベル測定器 によると3万を超えておる、貴様に勝機はない、・・おとなしく死んでくれ 執事ロイ:くそおお、・・・炎の精霊王フェニックスよ、我が紡ぐ命約の言葉にて現れ・・・ (かぶせ気味に) 勇者オルガ:遅い!!(N)・・瞬間、セバスチャンの背後に一瞬で移動・・魔法が発動する前に拳(こぶし)と蹴りの乱打をぶちかます!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!! 執事ロイ:ああぁぁん・・最高ですぅぅ~・・違う!!ぐほぁ!(血を吐く) 勇者オルガ:くっくっく、その程度かセバスチャン 執事ロイ:ごほっ、ごほっ・・ 勇者オルガ:ふ・・ならば死ぬが良い! (ロイ満身創痍) 執事ロイ:はぁはぁ・・声の主よ、なんでもいい・・やつを倒す力が欲しい・・俺に力を貸してくれぇ!! 魔王エリス:なんだ、この異質な魔力は 執事ロイ:俺は・・この魔法に!!全てをかける!!うおおおおおおおおおおおおおおおお!! 勇者オルガ:くそ・・マズイな多重発動!!ミラーバリアフォース!!・・・ 魔王エリス:オルガ!! 執事ロイ:古代呪術!ラヴ・ディーバ!!ニャーアレンジ!! 執事ロイ:この呪術を喰らった者はその術者への好感度を最強にする事が出来る!!ついでに語尾に、ニャが付く!! 執事ロイ:死ねぇ勇者!!・・・え?!?!?! 勇者オルガ:(口SE)ガキィィィィィン!! 勇者オルガ:我が防御魔法、ミラーバリアフォースがヤツの呪術を反射する、そして反射した先に居た者は・・ (最高の絶叫でお願いします) 魔王エリス:ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!! (最高の怨嗟で) 魔王エリス:おのれセバスチャン!!!許さん!許さんぞぉぉぉぉ!!! エリスに近寄る二人 勇者オルガ:エリス!! 執事ロイ:魔王様!! 勇者オルガ:あぁ・・大丈夫かエリス!! 魔王エリス:・・・・・・ 勇者オルガ:エリス・・? 魔王エリス:ロイにゃん、大好きだにゃん♪ 執事ロイ:・・え? 勇者オルガ:エリス・・ 魔王エリス:そこのお前、だれだにゃん・・わらわはロイの物だにゃん!! 勇者オルガ:うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!! 執事ロイ:は、はは・・魔王様・・ ここから追加セリフ 魔王エリス:セバス・・いやロイにゃん今まで申し訳なかったのにゃん、わらわはたった今本当の気持ちに気が付いたにゃん 執事ロイ:魔王さまっ・・ようやく・・ようやく私の、私だけの女王様になって頂けるのですね 魔王エリス:そうにゃ!今日からはロイ、貴様はわらわの犬にゃ!! 執事ロイ:あっ・・あぁ!!魔王様!!! (かぶせて) 勇者オルガ:まて、セバスチャン・・ (ロイの後ろに隠れる魔王) 執事ロイ:・・・勇者 勇者オルガ:卑怯だぞ・・セバスチャン・・エリスの心を魔法で手に入れるなんて 執事ロイ:卑怯?なんのことだ・・ 勇者オルガ:とぼけるな、先ほどの魔法でエリスの心を奪っただろうが!なんたる卑劣だ!! 執事ロイ:・・・ 魔王エリス:ロイ・・この男の言う事を聞いてはいけないにゃ、わらわと二人なら勇者にも勝機があるはずにゃ・・ 執事ロイ:魔王様・・ 執事ロイ:(N)突如豹変してしまった魔王様の心・・これはまさか、先ほどの呪術のせいなのだろうか・・私は、一体どうすれば・・ 勇者オルガ:(N)その時、部屋の扉が豪快に開かれる・・そこにいた者は私のパーティメンバーである呪術士ガーミラと凶戦士フローラ・・ 執事ロイ:・・・ふ、フローラ? 魔王エリス:シン・ドМ戦争(前編)終演・・にゃ♪

~とある魔王城、魔王の間~ 魔王エリス:ふぁぁぁ・・・暇じゃのう、わらわが魔王になって随分と経ったが・・とうとう誰も挑んで来なくなってしまったわ (魔王エリス手を叩きながら) 魔王エリス:(パン!パン!)・・おい!・・セバスチャン!セバスチャンはおらぬか!? 執事ロイ:は!・・貴方様の犬はココに! 魔王エリス:は?・・・いつからお前はわらわの犬となったのだ?少し目にかけているからと言って調子に乗るなよゴミめが! 執事ロイ:申し訳ありません魔王様、私ごときゴミ屑が魔王様の犬を名乗るなど・・ 魔王エリス:頭が高い!・・ヨツンヴァインになれぇ! 執事ロイ:はっ!、ありがとうございます!! 魔王エリス:ふん・・汚らわしい(セバスチャンの背中を踏む) 執事ロイ:あふぅ! 魔王エリス:それはそうと、貴様、知らぬか・・わらわと張り合える様な猛者を? 執事ロイ:はぁはぁ・・魔王様のレベルは限界突破の9999ですからね、張り合える人間なんてまず居ないでしょう、しかし!魔王といえば勇者!対極の存在!こやつならば必ずや、魔王様を満足させることが出来るのではないでしょうか?・・あ、そういえば数時間前に魔王城への勇者パーティの侵入が報告されていたのでもうじき来るはずです! (魔王、セバスチャンの胸倉を掴み無理やり起こし、ビンタする) 魔王エリス:おい・・バシーン!(顔面をビンタ) 執事ロイ:はぅん、魔王様のビンタ!最高です! 魔王エリス:まったく、貴様は報連相(ほうれんそう)も出来んのか?その程度でわらわの犬を名乗ろうとはおこがましいにも程があるな。 執事ロイ:はっ、申し訳ありません魔王様・・どうか・・どうか、この愚かな駄犬を躾けては頂けないでしょうか・・ (魔王、ビンタしながら) 魔王エリス:はっ!!汚らしいゴミめが!これが!・・これが!・・これが欲しいのか! 執事ロイ:あぁ・・あぁぁぁ・・・あああぁぁ・・!!ありがとうございます!!ありがとうございます! 魔王エリス:くく、くははは!貴様、こんなに叩かれて喜ぶとはどうしようもない本物のドМじゃわい 執事ロイ:魔王さまぁぁぁ 勇者オルガ:・・ばーーん!!(扉を開ける音)魔王!!今日こそお前を倒す! 勇者オルガ:私は勇者・・今日こそ魔王、貴様を倒す!!! 魔王エリス:ほぉ・・貴様が勇者か、・・なかなかのイケメンじゃのぉ 勇者オルガ:・・貴様を倒すためにようやく此処まで辿り着いた、みんなの為にも・・必ず魔王・・貴様を打ち倒してみせる! 執事ロイ:くっくっく・・それはそうと勇者殿!、ほかの仲間はどうした?パーティで来たとは聞いておったが、死んだか? 勇者オルガ:みんなは俺を行かせるために下で戦っているさ・・ 執事ロイ:そうか・・・ならばじきに我らの援軍が向かうだろう、これは死ぬなぁwwしかし案ずるな、貴様は魔王様の忠実な犬である、このセバスチャンがあの世へ送ってやろう!! 勇者オルガ:犬ってwww 魔王エリス:・・まて、セバスチャンまず貴様はわらわの犬ではない!今日からは勇者!!貴様をわらわの犬としてやろう!! 執事ロイ:ふぁ!?そんな! 勇者オルガ:犬だと?ふざけるな!・・誰がなるか! 執事ロイ:私は犬になりたい 勇者オルガ:行くぞ魔王!!Lv999カンスト勇者の力を見せてやろう!!ゴッドライジングソードォォォ!! 魔王エリス:ふん! 勇者オルガ:ぐっ!!俺の・・最上級魔法剣が止められただと! 魔王エリス:これが貴様の全力かぁ?・・ぬるいのぅ!!(顔面をビンタ) 勇者オルガ:な、ビンタ?ビンタされただと 魔王エリス:ふははははははは(往復ビンタSE) 勇者オルガ:ぐあぁ・・・やばい!!コレは・・コレは・・なんかだんだん気持ちよくなって、ああぁぁん!・・くそ、正直使いたくなかったがしょうがない・・みんな、すまない、俺に力を貸してくれぇ~ (ガーミラはオカマ風に) 執事ロイ:(古の呪術者ガーミラ)え?・・ちょっと勇者!まだ戦闘中よ~♪そんなに俺様の声が聞きたくなったの~しょうがないわね!・・この俺様が愛した貴方なら出来るわ・・必ずや平和な世界を作り出せるわ~~♪ 魔王エリス:(凶戦士フローラ)ガーミラ!気持ち悪いったりゃありゃしないわっ!勇者・・絶対に魔王を倒しなさいよ!!勇者である貴方ならきっと出来るわ!ついでにお兄ちゃん!どうせそこに居るんでしょ!!声は聞こえないと思うけど、すぐに魔王から返して貰うんだからぁ!! 勇者オルガ:N(次の瞬間、勇者の中で何かが切れる音がした・・) 勇者オルガ:勇者の体が金色のオーラに包まれる。おおおおおおおおおおおお、ドエムゥ~~~!! 勇者オルガ:Nオーラ音(ゴゴゴゴ・・・シュイン!シュイン!シュイン!シュイン!) 執事ロイ:もしやアレは、伝説のドМ形態!すべての痛みを欲しがる!!特殊な形態!!! 魔王エリス:ふしゅるるぅぅ・・欲しい・・痛み!魔王ぅぅ!! 執事ロイ:ってオイ!!まてまてまて~い勇者!、魔王さまに責められて喜ぶのは私の特権だぞ!!!魔王様!!そやつは危険です!!私がそやつを倒します!! 魔王エリス:小声で(勇者かっこいい・・)くはははは・・セバスチャン・・控えろ・・・わらわは今!!勇者と楽しんでいるのだ!!シャドウバインド!! (魔王の手から伸びた影がロイを拘束する) 勇者オルガ:なっ影が伸びて! 執事ロイ:ぐあああ・・そんな・・魔王様~~!! 魔王エリス:さぁ勇者よこいつは耐えることが出来るか?・・レインアロー!!!! 勇者オルガ:ぐぁぁぁぁぁ!!イ・・イタミ~~!!あひゃひゃひゃ・・いいぞ、いい感じだぁぁ!! 執事ロイ:バカな!!バカな~~!!喜ぶ前に死ねよ・・致命傷だろ!? 勇者オルガ:セバスチャンよ貴様は一つ勘違いしているぞ!!今の私は痛みを・・喰らったダメージの数十分の一をレベルに変換しているのだ 勇者オルガ:水の精霊ウンディーネよ、盟約に従い我が身を癒せ!アクアヒール!! 執事ロイ:そんな・・そんなドМは・・邪道だ!!うおおおおおおおお 執事ロイ:N(怒りに震えたセバスチャンはその怒りで自身を縛っていた影を振りほどく、その体は、金色のオーラに包まれていたぁ!) 執事ロイ:これが私のドМ形態!!貴様のドМ形態はただ、レベルを吸収したいがだけの強欲!!邪道!!邪悪!!・・レベルは自力で上げるのが正道よ!! 執事ロイ:Nオーラ音(ゴゴゴゴゴ・・シュイン!シュイン!シュイン!) 魔王エリス:セバスチャン・・なんてレベルじゃ・・この眼鏡型レベル測定器によると1万・・2万・・2万五千だと!!セバスチャンの勇者への怒りが彼を変えてしまったのか・・ 魔王エリス:ちなみに勇者のレベルは2千ぐらいじゃ、このままでは勇者は殺されてしまう 執事ロイ:いくぞ、勇者! 執事ロイ:N(瞬間、勇者へと急速に接近・・拳と蹴りの乱打で魔王城の壁を突き破り外へ飛び出してしまう)ハハハハ・・皮肉なものだな勇者・・これほどのレベルになると耐えられる武具も無い・・!!結局は素手!!素手が至高よ! 勇者オルガ:あひゃひゃ、うっかりイっちまいそうだったぜ、なんなんだアノ執事、化け物ではないか!まさか、こんな荒野まで吹っ飛ばされるとは・・ 魔王エリス:おい!勇者よ・・ 勇者オルガ:うわっ・・いきなり背後に立つんじゃない、なんなんだ 魔王エリス:今の貴様ではわらわはおろか、セバスチャンに勝つ事は出来ん、だが勇者!わらわと組めば貴様をセバスチャンに勝たせてやろう 魔王エリス:(どらえ〇ん風に)精神と時の扉、ぽーたぶるぅ~♪ 勇者オルガ:うぉ・・何も無い所から巨大な扉が!? 魔王エリス:大丈夫じゃ、この中では5秒が1年の遅さで時間が経過するから、しっかりとレベルを上げてセバスチャンと対決することが出来るんじゃ、食料や生活に必要なものも一通り揃っておるからなその気になれば・・・はぁはぁ♪ 勇者オルガ:心配はそこじゃないんだが・・、なぁ魔王よ、何故私、勇者と組むなどと?セバスチャンは仲間じゃなかったのか? 魔王エリス:セバスチャン?あやつは我が配下であって仲間などではない、それどころかわらわのレベルを大きく超えてしまいおった、これでは実質セバスチャンが魔王じゃわい・・わらわが魔王の座に戻るためにもおぬしにセバスチャンを倒してもらうほかないのじゃ 魔王エリス:小声で(・・実際には貴様をわらわの犬にする為じゃがな・・くはははは) 勇者オルガ:ふ、魔族達も簡単ではないという事か・・いいだろう、とにかく今の時点でセバスチャンに勝てないのは分かった 勇者オルガ::私はオルガ、勇者オルガだ。魔王よ、名前を教えてくれ、 魔王エリス:わらわの名はエリスじゃ!!!そうと決まったら行こう!!今すぐ行くぞ!! (間) 勇者オルガ:N(こうして勇者とエリスは精神と時の扉(愛の巣)へと入り修行を開始したのであった。・・・それから三年後・・) 執事ロイ:なんなんだここは、・・何故か勇者と魔王様が手を繋いで、変な扉に入って行くところが見えたから自分も入ってみたが・・真っ白な空間に巨大な宮殿・・そこにいるんですか?魔王様・・・すぐに私が参りますぞ!! (間) 魔王エリス:ふふふ、今日も勇者とSとMのプレイと楽しめるとは最高じゃのう 魔王エリス:セバスチャンが魔王の座を奪ったときは本当に殺してやろうかと思ったものじゃがお陰でこんな最高の環境が出来上がってしもうたから奴には感謝の言葉しかないわい 魔王エリス:ぐふふふ、・・さぁ今日も勇者と特訓の為、訓練場へいくのじゃ (間) 勇者オルガ:ま・・待たせたなエリス・・ 魔王エリス:ようやく来たな、オルガよ!服を脱ぐが良い!! 勇者オルガ:わかった・・ 魔王エリス:ふふふふ、何度見ても良い肉体じゃのう・・ 魔王は勇者の肉体に指を這わせる 勇者オルガ:んっ・・エリスっ 魔王エリス:よいのぉよいのぉ 勇者オルガ:はぁはぁ・・ 魔王エリス:では、さっそく今日の特訓を行うぞ!オルガよこの枷を両手にはめるが良い! 勇者オルガ:分かった・・・(がちゃがちゃ)・・・エリス、早く痛みを! 魔王エリス:大分着け慣れてきたのじゃ・・では今日もお前に、お前の大好きな痛みをくれてやろう!ポチっとな 勇者オルガ:枷から電流が!!おおおお!ぐはぁぁ!! 魔王エリス:あははは、どうじゃオルガ!気持ち良いか? 勇者オルガ:エリス・・どうか・・貴方の手で次の痛みを!! 魔王エリス:ふふふ、わらわ、みずから甚振ってほしいと?我儘な犬め! 勇者オルガ:早く!・・早くぅ!・・次の痛みを~~~ 魔王エリス:勇者・・貴様は犬じゃ・・わらわの犬・・ポチじゃ 勇者オルガ:は・・はい!エリス様!! 魔王エリス:は?・・なんで、犬が人間の言葉を喋っておる? 勇者オルガ:は・・申し訳・・わ・・わん・・わんわん!! 魔王エリス:良くできたのう!・・褒美じゃ!(蹴り) 勇者オルガ:ぐほぉ!!・・さ、最高だわん (二~三秒の間) 魔王エリス:(小声で)あぁ・・勇者オルガ!貴様をわらわ抜きでは生きられぬ体にしてやるわ・・わらわの犬としてその生涯を此処で捧げるがよい・・ははははは!! 勇者オルガ:(N)その時!、訓練室のその最奥で、その様子を覗き見る、孤高の紳士の姿がそこにはあった! 執事ロイ:はぁ、はぁ、勇者が犬に・・・魔王様・・なんで・・なんでぇ・・ 魔王エリス:あははは、勇者の!!うめき声!!たまらぬぞぉ!! 勇者オルガ:その時!勇者の中で何かが切れる音がした!!おおおおおおおおおおおぉ・・どえむううううううううううう! 勇者オルガ:(オーラ音)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・シュイン、シュイン、シュイン、シュイン!!勇者の体を金色のオーラが包み込む!! 魔王エリス:ふはははは・・勇者よ、ようやくドМ形態となったか・・ここからが本当の修行じゃぞ。 勇者オルガ:はぁはぁ・・痛み・・もっと・・はぁぁぁぁぁん 魔王エリス:くっくっくお主にはセバスチャンを倒してもらわねばならんからのう 魔王エリス:しっ~かりと痛みをレベルに変えてヤツを倒せるほどに成長してもらわなければのう 執事ロイ:え・・なに・・魔王様?・・魔王様は私を倒すためにコレをやっているのですか?・・・なんで?わからない・・私を倒そうとしている魔王様の真意がわからない!!・・・あああああああぁぁ!! (間) 魔王エリス:さぁ次はこういうのはどうじゃ!!バトルウィップ!! 勇者オルガ:ぶぺぺぺぺぺ!!・・はぁ・・はぁ・・このうねうねした感じ!!最高です!! 魔王エリス:はははぁ・・そうであろう、そうであろう・・くくく・・最高じゃ勇者!!尊い!尊しぃぃ! 執事ロイ:違う・・二人とも私をダシに遊んでるだけ?なんで? 勇者オルガ:あぁ・・もっと!もっとぉぉ!! 魔王エリス:良きっ良きぞおおおぉぉ!!勇者ぁぁ! 執事ロイ:魔王様ぁ・・貴方は勇者に騙されているだけなのです・・おのれぇぇ・・おのれぇぇぇ・・勇者!!・・勇者ァァ!!・・ニクイィィ!! 魔王エリス:(謎の声A)おに、ごほんっ・・ロイよ・・憎いか?あの勇者が・・ 執事ロイ:なんだ・・この声は・・ 魔王エリス:(謎の声A)そして貴様を陥れたあの魔王が・・ 執事ロイ:うぅ・・なんだこの声、どこかで聞いた覚えが (かぶせて) 魔王エリス:(謎の声A)憎いか! 執事ロイ:えぇ!?・・・・勇者はニクイ 魔王エリス:(謎の声A)・・はぁ? (食い気味に) 勇者オルガ:(謎の声B)ならば授けましょう我が奥義の最奥を 魔王エリス:さぁ次はこいつを試して 執事ロイ:魔王様!・・目を覚ましてください!! 魔王エリス:な!・・貴様はセバスチャン!!何故ここにいるのじゃ? 執事ロイ:貴方様の・・後をつけてきました 勇者オルガ:ちっ、一体いつから見ていた・・・まぁ、いつかはお前を倒さねばならなかったのだ・・ちょうど良い!ここでお前を消してやろう!!・・今、ここで!! 魔王エリス:セバスチャン・・ 執事ロイ:魔王様・・ 魔王エリス:勇者よ・・やれ!! 執事ロイ:魔王様ああああああああああああ!! 勇者オルガ:いくぞ!セバスチャン! 執事ロイ:うおおおおぉぉ・・どえむうううう・・(オーラ音)ゴゴゴゴゴゴゴ・・シュイン!シュイン!シュイン!シュイン! 勇者オルガ:炎の精霊王フェニックスよ、我が紡ぐ命約の言葉にて現れ、その全てに裁きを与えん!!極大魔法!インフェルノ・ストーム!! 執事ロイ:氷の精霊王シヴァよ、我が紡ぐ命約の言葉にて現れ、その全てに裁きを与えん!!極大魔法インフェルノ・ブリザード!! 執事ロイ:な!!・・貴様も極大魔法を?!・・・うわあああああああああああ!!! 魔王エリス:(N)勇者の放った極大魔法がセバスチャンの魔法を飲み込み、吹き飛ばす 勇者オルガ:・・・貴様が来るまでどの位時間があったと思う・・魔法など全て習得済みよ!! 魔王エリス:今の勇者のレベルはこの眼鏡型レベル測定器 によると3万を超えておる、貴様に勝機はない、・・おとなしく死んでくれ 執事ロイ:くそおお、・・・炎の精霊王フェニックスよ、我が紡ぐ命約の言葉にて現れ・・・ (かぶせ気味に) 勇者オルガ:遅い!!(N)・・瞬間、セバスチャンの背後に一瞬で移動・・魔法が発動する前に拳(こぶし)と蹴りの乱打をぶちかます!オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!! 執事ロイ:ああぁぁん・・最高ですぅぅ~・・違う!!ぐほぁ!(血を吐く) 勇者オルガ:くっくっく、その程度かセバスチャン 執事ロイ:ごほっ、ごほっ・・ 勇者オルガ:ふ・・ならば死ぬが良い! (ロイ満身創痍) 執事ロイ:はぁはぁ・・声の主よ、なんでもいい・・やつを倒す力が欲しい・・俺に力を貸してくれぇ!! 魔王エリス:なんだ、この異質な魔力は 執事ロイ:俺は・・この魔法に!!全てをかける!!うおおおおおおおおおおおおおおおお!! 勇者オルガ:くそ・・マズイな多重発動!!ミラーバリアフォース!!・・・ 魔王エリス:オルガ!! 執事ロイ:古代呪術!ラヴ・ディーバ!!ニャーアレンジ!! 執事ロイ:この呪術を喰らった者はその術者への好感度を最強にする事が出来る!!ついでに語尾に、ニャが付く!! 執事ロイ:死ねぇ勇者!!・・・え?!?!?! 勇者オルガ:(口SE)ガキィィィィィン!! 勇者オルガ:我が防御魔法、ミラーバリアフォースがヤツの呪術を反射する、そして反射した先に居た者は・・ (最高の絶叫でお願いします) 魔王エリス:ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!! (最高の怨嗟で) 魔王エリス:おのれセバスチャン!!!許さん!許さんぞぉぉぉぉ!!! エリスに近寄る二人 勇者オルガ:エリス!! 執事ロイ:魔王様!! 勇者オルガ:あぁ・・大丈夫かエリス!! 魔王エリス:・・・・・・ 勇者オルガ:エリス・・? 魔王エリス:ロイにゃん、大好きだにゃん♪ 執事ロイ:・・え? 勇者オルガ:エリス・・ 魔王エリス:そこのお前、だれだにゃん・・わらわはロイの物だにゃん!! 勇者オルガ:うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!! 執事ロイ:は、はは・・魔王様・・ ここから追加セリフ 魔王エリス:セバス・・いやロイにゃん今まで申し訳なかったのにゃん、わらわはたった今本当の気持ちに気が付いたにゃん 執事ロイ:魔王さまっ・・ようやく・・ようやく私の、私だけの女王様になって頂けるのですね 魔王エリス:そうにゃ!今日からはロイ、貴様はわらわの犬にゃ!! 執事ロイ:あっ・・あぁ!!魔王様!!! (かぶせて) 勇者オルガ:まて、セバスチャン・・ (ロイの後ろに隠れる魔王) 執事ロイ:・・・勇者 勇者オルガ:卑怯だぞ・・セバスチャン・・エリスの心を魔法で手に入れるなんて 執事ロイ:卑怯?なんのことだ・・ 勇者オルガ:とぼけるな、先ほどの魔法でエリスの心を奪っただろうが!なんたる卑劣だ!! 執事ロイ:・・・ 魔王エリス:ロイ・・この男の言う事を聞いてはいけないにゃ、わらわと二人なら勇者にも勝機があるはずにゃ・・ 執事ロイ:魔王様・・ 執事ロイ:(N)突如豹変してしまった魔王様の心・・これはまさか、先ほどの呪術のせいなのだろうか・・私は、一体どうすれば・・ 勇者オルガ:(N)その時、部屋の扉が豪快に開かれる・・そこにいた者は私のパーティメンバーである呪術士ガーミラと凶戦士フローラ・・ 執事ロイ:・・・ふ、フローラ? 魔王エリス:シン・ドМ戦争(前編)終演・・にゃ♪