台本概要
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タイトル | 『一緒』は、魔法の言葉 |
---|---|
作者名 | 栞星-Kanra- |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 2人用台本(女2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
歳の離れた、仲の良い姉妹のお話。 お姉ちゃんが大好きな妹と、自分に懐く妹を可愛いと思っているお姉ちゃん。 妹が大好きな言葉は、『一緒』。 性別変更:同性の兄弟への変更のみ可。 誤字、脱字等ありましたら、アメブロ『星空想ノ森』までご連絡をお願いいたします。 読んでみて、演じてみての感想もいただけると嬉しいです。 886 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
妹 | 女 | 35 | 未来(みく) |
姉 | 女 | 35 | 満七(みな) |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:キャラクター名の変更、および、一人称、語尾等の変更は、演者様間でお話の上、ご自由に楽しんでいただければと思います。
0:なお、世界観、内容が変わるほどの変更やアドリブは、ご遠慮ください。
0:
0:(役紹介)
0:【姉】満七(みな)
0:【妹】未来(みく)
0:
:
:――(上演開始)――
:
:
妹:「おねえちゃん、あそんでー」
姉:「宿題終わってからねー」
妹:「えー! じゃあ、みくも一緒にするっ」
姉:「宿題は、未来には難しいかなぁ」
妹:「うー。 じゃあ、なにしてたらいい?」
姉:「うーん。 ……じゃあ、晩ご飯、一緒に作る?」
妹:「わーい! おねえちゃんと一緒にごはんつくるーっ」
姉:「よし。 じゃあ、買い物に行こっか」
妹:「うんっ!」
姉:「……っと、あれ? 未来、おもちゃのお片付けは?」
妹:「あっ! うーん。 あとでするっ!」
姉:「お片付けしない子とは、お買い物に行きません」
妹:「えー、やだー!」
姉:「うーん……あっ、そうだ! お姉ちゃんは今から宿題をします。未来はお片付けをします。未来が早く片付けられたら、お姉ちゃんと一緒にお買い物に行けます」
妹:「えっ。 おかいものっ! いきたいっ!」
姉:「それじゃあ、よーい……スタート!」
妹:「えっ、えっ、おねえちゃん?! うーっ」
:
:
:(未来、片付け終了後)
:
:
妹:「おねえちゃん! おわったっ!」
姉:「おっ、早ーい! 見せて、見せて」
妹:「うんっ! ほらっ、きれいになったでしょ?」
姉:「本当だ、綺麗になってる。 偉い、偉い。 じゃあ、そんな未来には、ご褒美の?」
妹:「おねえちゃんと一緒におかいものっ!」
姉:「に、行きましょう」
:
:
:(スーパーにて)
:
:
妹:「あっ、おねえちゃん! おかしほしい!」
姉:「だーめ!」
妹:「えー。 おねえちゃんと一緒にたべたーい」
姉:「晩ご飯用に、タルタルソースを作ろうと思ってるんだよね」
妹:「タルタル! すきっ! すきっ!」
姉:「でしょ? で、せっかくだから、お母さんに内緒で、二人で味見ってことで野菜スティック作って食べようと思ってたんだけど……未来は、お菓子の方がいいのかぁ」
妹:「ママにないしょ! えっ、タルタルがいいっ! おかしはいらないっ」
姉:「よしっ、じゃあ、タルタル作ろーっ」
妹:「おーっ!」
:
:
:(帰宅後)
:
:
姉:「じゃあ、ゆで卵を潰してくださーい」
妹:「はーい」
姉:「お姉ちゃんは、玉ねぎを切りまーす」
妹:「うんと……こんなかんじ?」
姉:「そうそう! もっと、ぎゅ、ぎゅってしていいよ」
妹:「わかったー」
姉:「……うん、そのくらいで大丈夫。人参、ピーラーする?」
妹:「するー」
姉:「はい。 じゃあ、気を付けてね」
妹:「うんっ」
姉:「そうそう。 いい感じ、いい感じ」
妹:「えへへ。 ねぇねぇ、おねえちゃん! たのしいね」
姉:「そうだね、楽しいね」
:
:
:(タルタルソース完成)
:
:
妹:「できたー」
姉:「よしっ。 じゃあ、野菜スティックにタルタルを付けて……未来、あーん」
妹:「あーん」
姉:「どう? 美味しい?」
妹:「うん! おいしい」
姉:「良かった」
妹:「おねえちゃんも、あーん」
姉:「はい。 あーん」
妹:「おいしいね」
姉:「うん、美味しいね」
:
:
:(少し間を置く)
:
:
姉:「さてっと……。 お姉ちゃんと一緒にお風呂掃除したい人ー?」
妹:「はい、はーい!」
姉:「よし、じゃあ、お風呂場へ出発!」
妹:「しゅっぱーつ!」
:
:
:(お風呂掃除中)
:
:
妹:「あっ、ママだ! ママ、おかえりなさいっ!」
姉:「おかえり」
妹:「みくね、おふろそうじしてたんだよ! あとね、あとね! おやつたべなかったし、おかたづけもしたの!」
姉:お母さんは、凄いね、偉いね!と未来の頭を撫でながら、『やるじゃん』と、言わんばかりの視線を投げてくる。
姉:私は、Vサインを、そっと返した。
:
:
姉:友達の中には、弟や妹ができて、『我慢しなさい』と、言われることを嫌がる子も多い。
姉:でも、未来は、お母さん以上に私にべったりなこともあって、そういったことで悩んだことはない。
姉:それに、さっきみたいに、お母さんが気付いてくれていることも、大きいと思う。
姉:そして――
:
:
:(寝る時間)
:
:
妹:「……おねえちゃん」
姉:「ん? どうしたの? 寝れないの?」
妹:「……うん」
姉:「一緒に寝よっか。 おいで」
妹:「うん!」
:
:
姉:未来に効く、魔法の言葉。
姉:『一緒』
姉:この言葉を使うと、未来はちゃんと言うことを聞いてくれる。
姉:でも、この言葉が魔法であることは、お母さんにもまだ内緒。
:
:
:――(上演終了)――
0:キャラクター名の変更、および、一人称、語尾等の変更は、演者様間でお話の上、ご自由に楽しんでいただければと思います。
0:なお、世界観、内容が変わるほどの変更やアドリブは、ご遠慮ください。
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0:(役紹介)
0:【姉】満七(みな)
0:【妹】未来(みく)
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:――(上演開始)――
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妹:「おねえちゃん、あそんでー」
姉:「宿題終わってからねー」
妹:「えー! じゃあ、みくも一緒にするっ」
姉:「宿題は、未来には難しいかなぁ」
妹:「うー。 じゃあ、なにしてたらいい?」
姉:「うーん。 ……じゃあ、晩ご飯、一緒に作る?」
妹:「わーい! おねえちゃんと一緒にごはんつくるーっ」
姉:「よし。 じゃあ、買い物に行こっか」
妹:「うんっ!」
姉:「……っと、あれ? 未来、おもちゃのお片付けは?」
妹:「あっ! うーん。 あとでするっ!」
姉:「お片付けしない子とは、お買い物に行きません」
妹:「えー、やだー!」
姉:「うーん……あっ、そうだ! お姉ちゃんは今から宿題をします。未来はお片付けをします。未来が早く片付けられたら、お姉ちゃんと一緒にお買い物に行けます」
妹:「えっ。 おかいものっ! いきたいっ!」
姉:「それじゃあ、よーい……スタート!」
妹:「えっ、えっ、おねえちゃん?! うーっ」
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:(未来、片付け終了後)
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妹:「おねえちゃん! おわったっ!」
姉:「おっ、早ーい! 見せて、見せて」
妹:「うんっ! ほらっ、きれいになったでしょ?」
姉:「本当だ、綺麗になってる。 偉い、偉い。 じゃあ、そんな未来には、ご褒美の?」
妹:「おねえちゃんと一緒におかいものっ!」
姉:「に、行きましょう」
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:(スーパーにて)
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妹:「あっ、おねえちゃん! おかしほしい!」
姉:「だーめ!」
妹:「えー。 おねえちゃんと一緒にたべたーい」
姉:「晩ご飯用に、タルタルソースを作ろうと思ってるんだよね」
妹:「タルタル! すきっ! すきっ!」
姉:「でしょ? で、せっかくだから、お母さんに内緒で、二人で味見ってことで野菜スティック作って食べようと思ってたんだけど……未来は、お菓子の方がいいのかぁ」
妹:「ママにないしょ! えっ、タルタルがいいっ! おかしはいらないっ」
姉:「よしっ、じゃあ、タルタル作ろーっ」
妹:「おーっ!」
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:(帰宅後)
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姉:「じゃあ、ゆで卵を潰してくださーい」
妹:「はーい」
姉:「お姉ちゃんは、玉ねぎを切りまーす」
妹:「うんと……こんなかんじ?」
姉:「そうそう! もっと、ぎゅ、ぎゅってしていいよ」
妹:「わかったー」
姉:「……うん、そのくらいで大丈夫。人参、ピーラーする?」
妹:「するー」
姉:「はい。 じゃあ、気を付けてね」
妹:「うんっ」
姉:「そうそう。 いい感じ、いい感じ」
妹:「えへへ。 ねぇねぇ、おねえちゃん! たのしいね」
姉:「そうだね、楽しいね」
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:(タルタルソース完成)
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妹:「できたー」
姉:「よしっ。 じゃあ、野菜スティックにタルタルを付けて……未来、あーん」
妹:「あーん」
姉:「どう? 美味しい?」
妹:「うん! おいしい」
姉:「良かった」
妹:「おねえちゃんも、あーん」
姉:「はい。 あーん」
妹:「おいしいね」
姉:「うん、美味しいね」
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:(少し間を置く)
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姉:「さてっと……。 お姉ちゃんと一緒にお風呂掃除したい人ー?」
妹:「はい、はーい!」
姉:「よし、じゃあ、お風呂場へ出発!」
妹:「しゅっぱーつ!」
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:(お風呂掃除中)
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妹:「あっ、ママだ! ママ、おかえりなさいっ!」
姉:「おかえり」
妹:「みくね、おふろそうじしてたんだよ! あとね、あとね! おやつたべなかったし、おかたづけもしたの!」
姉:お母さんは、凄いね、偉いね!と未来の頭を撫でながら、『やるじゃん』と、言わんばかりの視線を投げてくる。
姉:私は、Vサインを、そっと返した。
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姉:友達の中には、弟や妹ができて、『我慢しなさい』と、言われることを嫌がる子も多い。
姉:でも、未来は、お母さん以上に私にべったりなこともあって、そういったことで悩んだことはない。
姉:それに、さっきみたいに、お母さんが気付いてくれていることも、大きいと思う。
姉:そして――
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:(寝る時間)
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妹:「……おねえちゃん」
姉:「ん? どうしたの? 寝れないの?」
妹:「……うん」
姉:「一緒に寝よっか。 おいで」
妹:「うん!」
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姉:未来に効く、魔法の言葉。
姉:『一緒』
姉:この言葉を使うと、未来はちゃんと言うことを聞いてくれる。
姉:でも、この言葉が魔法であることは、お母さんにもまだ内緒。
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:――(上演終了)――