台本概要
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タイトル | 調理部の姉と、手芸部の妹 |
---|---|
作者名 | 栞星-Kanra- |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(女2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
相手の得意なことが、自分の不得意なこと。 だからこそ、当たり前に助け合える。 そんな、親友のような姉妹のお話。 掛け合いのテンポ感を楽しんでいただければと思います。 性別変更:同性の兄弟への変更のみ可。 誤字、脱字等ありましたら、アメブロ『星空想ノ森』までご連絡をお願いいたします。 読んでみて、演じてみての感想もいただけると嬉しいです。 679 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
姉 | 女 | 29 | ― |
妹 | 女 | 29 | ― |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:キャラクター名の変更、および、一人称、語尾等の変更は、演者様間でお話の上、ご自由に楽しんでいただければと思います。
0:なお、世界観、内容が変わるほどの変更やアドリブは、ご遠慮ください。
0:
:
:――(上演開始)――
:
:
妹:「お姉ちゃん! 助けてっ」
姉:「ん? どうした、妹よ」
妹:「えっ、何? 時代劇風? じゃなくって、助けて!」
姉:「何を助けるの?」
妹:「ケーキ作ることになった! 買い出しからヘルプ!」
姉:「ん? ケーキ? そんなのレシピ通りにしたら、パーって作れるでしょ。 計量さえ間違わなかったら、ケーキなんて簡単にできるんだから」
妹:「それは、お姉ちゃんだからできるのっ! 私がやったら、ちゃんと計ったはずなのに、膨らまなかったり、固まらなかったりするのっ!」
姉:「ちゃんと計ったら、できる、でき……る! あー、もうイヤ」
妹:「……で、妹が必死で頼んでる間、あなたは何をしているんですか?」
姉:「見たらわかるでしょ! チェーンがもつれて、取れないの」
妹:「えー、そんなの、スーって取れるでしょ」
姉:「取れたら、苦労しない!」
妹:「って、それ、彼氏さんからもらったヤツでしょ?」
姉:「そう! もうちょっとしたらデートだから着けていかないといけないんだけど……」
妹:「お姉ちゃん、うさぎとか、ハムスターとか好きだけど、ネコってそんな好きじゃないのにねー」
姉:「そう! 趣味は合うけど、センスが合わない! だいたい、人類はみんなネコ好きでしょ? ってなに? 全員好きなら、捨て猫なんていないでしょ」
妹:「確かにー」
姉:「チェーンも、もうちょっと短くできたらいいのになぁ」
妹:「いっそ、そのチェーン切って、新しいチェーンにアジャスター付ければ?」
姉:「そんな技術があるわけないでしょ!」
妹:「ちょっと待っててー。 部屋行って、ペンチとか取ってくる」
姉:「えっ、いいの? やったー」
:
:
:(少し間を置く)
:
:
妹:「はい、完成ー」
姉:「ありがとう! わー、やっぱり長さ調整できるの、いいわー」
妹:「……ねぇ、この花のイラストの紙、ちょっと切ってもいい?」
姉:「ん? あぁ、欲しかったら、まるっとあげるよ」
妹:「あっ、ほんと? じゃあ、この花と、このうさぎを切って……っと。 ちょっと待っててー」
姉:「えっ、はいはーい」
:
:
:(少し間を置く)
:
:
妹:「お待たせ。 レジンで固めてきた。 これをさっきのネックレスに合わせて……と」
姉:「えっ、うそ! すっごいかわいい! ネコがうさぎに花束渡してるみたい!」
妹:「彼氏さん? そんなにネコ好きなら、君がネコになっちゃえばーって。 で、花束渡してるとか、可愛くない? って」
姉:「ナイスーっ! 一気にお気に入りになった」
妹:「なら、良かった」
姉:「はぁ。 これで、また着けていかなきゃいけないのかーって思いから解放される」
妹:「えっ、そこまでして着けなきゃいけないの?」
姉:「一回、着けていくの忘れたとき、あれ? 俺があげたヤツは? って言われて、面倒くさかった」
妹:「うわー、しんど」
姉:「彼氏できたら、わかるようになるよ」
妹:「わかりたくないから、彼氏とかいらないわ」
姉:「あはは。 でも、ほんと、妹さまさまー!」
妹:「まっ、手芸部歴長いからね。 あっ、じゃあ、道具、片付けてくるー」
姉:「ありがとう」
妹:「はいはーい」
姉:
姉:「って、あの子、何しに来たか忘れてない?」
:
:
:(少し間を置く)
:
:
妹:「やば! 結局、お姉ちゃん捕まえるの忘れたっ!」
姉:「おーい、そろそろ買い出し行くー?」
妹:「えっ、お姉ちゃん?! なんで?」
姉:「いやー、お母さんが、今日は一日キッチンが使えないーって言ってたから、なんで? って、聞いたら」
妹:「あー、うん。 どうせ失敗して、何回か作らないといけないだろうし、一日貸してって言っといた」
姉:「で、優しいお姉さまは、妹のために時間を空けておきましたー」
妹:「おねえさまーっ!」
姉:「まっ、ネックレス(これ)のお礼?」
妹:「そういうとこ、好きーっ!」
姉:「はいはい。 わたしも好きだよ。 じゃあ、買い出しから、サクッと行きますか」
妹:「作るのも、付き合ってくれるんだよね?」
姉:「もちろん。 あっ、冷凍のミックスベリー余ってるから、私たち用にもベリーソースのケーキ作る?」
妹:「2回作らないといけないのかぁ。 でも、まぁ、お姉ちゃんが付いてるなら、余裕でしょ」
姉:「まっ、調理部歴長いからねー」
:
:
:――(上演終了)――
0:キャラクター名の変更、および、一人称、語尾等の変更は、演者様間でお話の上、ご自由に楽しんでいただければと思います。
0:なお、世界観、内容が変わるほどの変更やアドリブは、ご遠慮ください。
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:――(上演開始)――
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妹:「お姉ちゃん! 助けてっ」
姉:「ん? どうした、妹よ」
妹:「えっ、何? 時代劇風? じゃなくって、助けて!」
姉:「何を助けるの?」
妹:「ケーキ作ることになった! 買い出しからヘルプ!」
姉:「ん? ケーキ? そんなのレシピ通りにしたら、パーって作れるでしょ。 計量さえ間違わなかったら、ケーキなんて簡単にできるんだから」
妹:「それは、お姉ちゃんだからできるのっ! 私がやったら、ちゃんと計ったはずなのに、膨らまなかったり、固まらなかったりするのっ!」
姉:「ちゃんと計ったら、できる、でき……る! あー、もうイヤ」
妹:「……で、妹が必死で頼んでる間、あなたは何をしているんですか?」
姉:「見たらわかるでしょ! チェーンがもつれて、取れないの」
妹:「えー、そんなの、スーって取れるでしょ」
姉:「取れたら、苦労しない!」
妹:「って、それ、彼氏さんからもらったヤツでしょ?」
姉:「そう! もうちょっとしたらデートだから着けていかないといけないんだけど……」
妹:「お姉ちゃん、うさぎとか、ハムスターとか好きだけど、ネコってそんな好きじゃないのにねー」
姉:「そう! 趣味は合うけど、センスが合わない! だいたい、人類はみんなネコ好きでしょ? ってなに? 全員好きなら、捨て猫なんていないでしょ」
妹:「確かにー」
姉:「チェーンも、もうちょっと短くできたらいいのになぁ」
妹:「いっそ、そのチェーン切って、新しいチェーンにアジャスター付ければ?」
姉:「そんな技術があるわけないでしょ!」
妹:「ちょっと待っててー。 部屋行って、ペンチとか取ってくる」
姉:「えっ、いいの? やったー」
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:(少し間を置く)
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妹:「はい、完成ー」
姉:「ありがとう! わー、やっぱり長さ調整できるの、いいわー」
妹:「……ねぇ、この花のイラストの紙、ちょっと切ってもいい?」
姉:「ん? あぁ、欲しかったら、まるっとあげるよ」
妹:「あっ、ほんと? じゃあ、この花と、このうさぎを切って……っと。 ちょっと待っててー」
姉:「えっ、はいはーい」
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:(少し間を置く)
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妹:「お待たせ。 レジンで固めてきた。 これをさっきのネックレスに合わせて……と」
姉:「えっ、うそ! すっごいかわいい! ネコがうさぎに花束渡してるみたい!」
妹:「彼氏さん? そんなにネコ好きなら、君がネコになっちゃえばーって。 で、花束渡してるとか、可愛くない? って」
姉:「ナイスーっ! 一気にお気に入りになった」
妹:「なら、良かった」
姉:「はぁ。 これで、また着けていかなきゃいけないのかーって思いから解放される」
妹:「えっ、そこまでして着けなきゃいけないの?」
姉:「一回、着けていくの忘れたとき、あれ? 俺があげたヤツは? って言われて、面倒くさかった」
妹:「うわー、しんど」
姉:「彼氏できたら、わかるようになるよ」
妹:「わかりたくないから、彼氏とかいらないわ」
姉:「あはは。 でも、ほんと、妹さまさまー!」
妹:「まっ、手芸部歴長いからね。 あっ、じゃあ、道具、片付けてくるー」
姉:「ありがとう」
妹:「はいはーい」
姉:
姉:「って、あの子、何しに来たか忘れてない?」
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:(少し間を置く)
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妹:「やば! 結局、お姉ちゃん捕まえるの忘れたっ!」
姉:「おーい、そろそろ買い出し行くー?」
妹:「えっ、お姉ちゃん?! なんで?」
姉:「いやー、お母さんが、今日は一日キッチンが使えないーって言ってたから、なんで? って、聞いたら」
妹:「あー、うん。 どうせ失敗して、何回か作らないといけないだろうし、一日貸してって言っといた」
姉:「で、優しいお姉さまは、妹のために時間を空けておきましたー」
妹:「おねえさまーっ!」
姉:「まっ、ネックレス(これ)のお礼?」
妹:「そういうとこ、好きーっ!」
姉:「はいはい。 わたしも好きだよ。 じゃあ、買い出しから、サクッと行きますか」
妹:「作るのも、付き合ってくれるんだよね?」
姉:「もちろん。 あっ、冷凍のミックスベリー余ってるから、私たち用にもベリーソースのケーキ作る?」
妹:「2回作らないといけないのかぁ。 でも、まぁ、お姉ちゃんが付いてるなら、余裕でしょ」
姉:「まっ、調理部歴長いからねー」
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