台本概要

 135 views 

タイトル ラブレターの渡し方
作者名 うどんマン  (@hello_udon_don)
ジャンル コメディ
演者人数 1人用台本(不問1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 うどんマンの【伝道師シリーズ】第3弾
変な人が変なことを教えるシリーズ
適当に演じてくださると嬉しいです

 135 views 

キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
伝道師 不問 1 変人
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
伝道師:迷っているのかい?せっかくラブなレターを書いたというのに 伝道師:ドキドキが止まらないなら胸に手を当ててみて。心臓が動いているよね。君は生きているんだよ、やったね! 伝道師:イマドキ手紙でだなんて、随分と可愛いことをするじゃないか。ノンノン、感心しているんだよ子猫ちゃん。まったくもって粋だねぇ 伝道師:私にかしてみて?どれどれ「拝啓私の王子様」…なんと!君はどこかのプリンセスのつもりかい?プリンセス・アラモードなのかい? 伝道師:気に入った。君がアラモードならドレスを買いに行こう。とびきりおめかしをしてレターを渡すんだよ。生クリームもつけようね 伝道師:ああ、勝手に拝借して悪かった。後で封をしておくように 伝道師:レターを渡す時はインパクトがあった方がいい。ハンカチ落とし作戦だよ。王子様の前でレターを落とすんだ、さりげなくね? 伝道師:拾ってくれた王子様に「落としましたよ」と言われたらまつげをパチクリさせて、そう上目遣いで 伝道師:「いいえ、これはあなたの落し物ですよ」って。ああ、ロマンティックだね!高ぶるよ!はい、つけまつげ! 伝道師:そしたら後は「好き」と伝えるだけ。たったの二文字さ。そう、でもその二文字が実に難しい。かゆい背中をかくのと同じくらいにね。ああ、かゆいならムヒだよ。ヒンヤリする 伝道師:え?せっかくのレターを地に落とすのは嫌だ?こだわるねぇ。そしたらババ抜き作戦だよ。渡せないなら、取ってもらえばいい。愛しの王子様をババ抜きに誘うんだ 伝道師:残り物のレター、いや、最後のレターには愛が残っている。ああ、ロマンティックだね!気持ちは下げてから上げるんだ。きっと泣いて喜ばれるだろう 伝道師:でもね、そのためには君がババ抜きに強くないといけない。ラブが手元に残っていては意味がないからね。特訓しないと 伝道師:え?そもそもババ抜きに誘う勇気もないだって?やれやれ、思った以上に君は臆病さんだ。ほんと腰抜けさんだよ。腰を支えるバイトが必要だね。時給は払円(はらえん)。なんてね 伝道師:どうだい、風も吹いていないのに寒くなってきただろう。そうだ、私があたためてあげるよ。いつまでも一緒にいようね 伝道師:お手本だよ。勇気さえあれば何でもできる。世界はこんなにも素晴らしいんだ! 伝道師:え?身の毛がよだっただけ?かゆいところにはムヒだよ。…でもそうかもしれないね。初対面の人間にあたためられるほど恐ろしいことはない。あ、ムヒは返してね 伝道師:なんて話してたらお城についてしまったようだ。時間はあっという間。タイムイズマネーだよ 伝道師:ほーら、頑張って。無理じゃないよ。難題は無理だと思うから難題なんだい。なんだい?無理難題なのかい?まったくもう、なんだいなんだい… 伝道師:悪いね、また言葉で遊んでしまったよ。私の素敵な癖だ。可愛がってくれたまえ 伝道師:さぁ、プリンセス。行っておいで。素敵なババ抜きをしようじゃないか

伝道師:迷っているのかい?せっかくラブなレターを書いたというのに 伝道師:ドキドキが止まらないなら胸に手を当ててみて。心臓が動いているよね。君は生きているんだよ、やったね! 伝道師:イマドキ手紙でだなんて、随分と可愛いことをするじゃないか。ノンノン、感心しているんだよ子猫ちゃん。まったくもって粋だねぇ 伝道師:私にかしてみて?どれどれ「拝啓私の王子様」…なんと!君はどこかのプリンセスのつもりかい?プリンセス・アラモードなのかい? 伝道師:気に入った。君がアラモードならドレスを買いに行こう。とびきりおめかしをしてレターを渡すんだよ。生クリームもつけようね 伝道師:ああ、勝手に拝借して悪かった。後で封をしておくように 伝道師:レターを渡す時はインパクトがあった方がいい。ハンカチ落とし作戦だよ。王子様の前でレターを落とすんだ、さりげなくね? 伝道師:拾ってくれた王子様に「落としましたよ」と言われたらまつげをパチクリさせて、そう上目遣いで 伝道師:「いいえ、これはあなたの落し物ですよ」って。ああ、ロマンティックだね!高ぶるよ!はい、つけまつげ! 伝道師:そしたら後は「好き」と伝えるだけ。たったの二文字さ。そう、でもその二文字が実に難しい。かゆい背中をかくのと同じくらいにね。ああ、かゆいならムヒだよ。ヒンヤリする 伝道師:え?せっかくのレターを地に落とすのは嫌だ?こだわるねぇ。そしたらババ抜き作戦だよ。渡せないなら、取ってもらえばいい。愛しの王子様をババ抜きに誘うんだ 伝道師:残り物のレター、いや、最後のレターには愛が残っている。ああ、ロマンティックだね!気持ちは下げてから上げるんだ。きっと泣いて喜ばれるだろう 伝道師:でもね、そのためには君がババ抜きに強くないといけない。ラブが手元に残っていては意味がないからね。特訓しないと 伝道師:え?そもそもババ抜きに誘う勇気もないだって?やれやれ、思った以上に君は臆病さんだ。ほんと腰抜けさんだよ。腰を支えるバイトが必要だね。時給は払円(はらえん)。なんてね 伝道師:どうだい、風も吹いていないのに寒くなってきただろう。そうだ、私があたためてあげるよ。いつまでも一緒にいようね 伝道師:お手本だよ。勇気さえあれば何でもできる。世界はこんなにも素晴らしいんだ! 伝道師:え?身の毛がよだっただけ?かゆいところにはムヒだよ。…でもそうかもしれないね。初対面の人間にあたためられるほど恐ろしいことはない。あ、ムヒは返してね 伝道師:なんて話してたらお城についてしまったようだ。時間はあっという間。タイムイズマネーだよ 伝道師:ほーら、頑張って。無理じゃないよ。難題は無理だと思うから難題なんだい。なんだい?無理難題なのかい?まったくもう、なんだいなんだい… 伝道師:悪いね、また言葉で遊んでしまったよ。私の素敵な癖だ。可愛がってくれたまえ 伝道師:さぁ、プリンセス。行っておいで。素敵なババ抜きをしようじゃないか