台本概要

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タイトル 『神様』~ヤッシー劇場
作者名 詩歌 -fumika-  (@tukiyonofumika)
ジャンル コメディ
演者人数 1人用台本(不問1) ※兼役あり
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ヤッシー劇場へようこそ。

昔々ではないあるところに、某星新一氏の生まれ変わりかと思われる、ヤッシーという男性がおりました。
ヤッシーが織りなすショートショートを、不肖詩歌-fimika-が台本化させていただきました。

基本独演(兼ね役)ですが、お二人で分担しても良いかと思います。
サクっと読めるショートショート、待ち合わせや残り時間にお楽しみください。

お話によって、男性だったり女性だったり動物だったり宇宙人だったり一人読みだったり兼ね役があったりします。男女不問。演者によって一人称や語尾を変えて演じていただいて良いです。
N)…モノローグ(心の声)です。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
T氏 不問 2 とあるビジネスマン。
ナレ 不問 1 ナレーター。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
ナレ:『神様』 T氏:N)毎日遅くまで残業をして、そこから1時間かけて帰宅。帰宅したらあとは寝るだけ。あーあ、この生活いつまで続くんだろう。もしも神様がいるなら、せめて…せめて職場を近くにしてくれないかな。 T氏:「神様!お願いします!」 T氏:N)私は暗い夜道を歩きながら、思わず空に向かって叫んでいた。 T氏:N)次の日。職場が徒歩2分の距離になっていた。意味がわからない。え?夢?でも、今は起きてるし…なんだかわからないけど、どうやら神様はいるらしい。 T氏:N)それなら、職場に人を増やして、残業を無くして欲しい。私は今日も叫んだ。 T氏:「神様!職場の人を増やして!」 T氏:N)さて、どうなることやら…。 T氏:N)次の日、仕事に行くと、大量の忍者が職場で働いていた。え?なんで忍者?確かに人は増えたけど、忍者である必要無くない?ひょっとしたら、神様にもこだわりがあるのだろうか。とにかく、今日から定時退社。嬉しいな。あかるい帰り道だ。おや?近所のコンビニが何やら騒がしい。突然、目の前でカーチェイスが始まった。アイスクリームトラックが、ATМを盗んだらしい。 T氏:N)ツッコミどころ満載だけど、家の近所ではやめて欲しい。 T氏:「神様!私の住む町を、もっと安全にして!」 T氏:N)翌日。警察署と消防署が出来ていた。あと、スーパーマンとバットマンもいた。わけがわからない。なんだか頭が混乱してきた。もっと夢のあるお願いをしよう。 T氏:「神様。宇宙旅行がしたい。」 T氏:N)…こんなのも叶えてくれるのかな?期待と不安とおかしさに包まれて、そのまま布団に入った。 T氏:N)次の日には、宇宙船が置いてあった。ミレニアムファルコン号だ。ハン・ソロが私をのせてくれた。機体がぐんぐん昇っていく。私の住んでいる街が、少しずつ小さくなる。 T氏:N)へえ、こんな街だったんだ。遠くから見るとカラフルで…。…いや、ちょっと待てよ。これ…知っているぞ… ??:「ついたぞ」 T氏:N)ハン・ソロとウーキーに言われて下を見た。巨大なLEGOの街が広がっていた。 0:--『神様』--

ナレ:『神様』 T氏:N)毎日遅くまで残業をして、そこから1時間かけて帰宅。帰宅したらあとは寝るだけ。あーあ、この生活いつまで続くんだろう。もしも神様がいるなら、せめて…せめて職場を近くにしてくれないかな。 T氏:「神様!お願いします!」 T氏:N)私は暗い夜道を歩きながら、思わず空に向かって叫んでいた。 T氏:N)次の日。職場が徒歩2分の距離になっていた。意味がわからない。え?夢?でも、今は起きてるし…なんだかわからないけど、どうやら神様はいるらしい。 T氏:N)それなら、職場に人を増やして、残業を無くして欲しい。私は今日も叫んだ。 T氏:「神様!職場の人を増やして!」 T氏:N)さて、どうなることやら…。 T氏:N)次の日、仕事に行くと、大量の忍者が職場で働いていた。え?なんで忍者?確かに人は増えたけど、忍者である必要無くない?ひょっとしたら、神様にもこだわりがあるのだろうか。とにかく、今日から定時退社。嬉しいな。あかるい帰り道だ。おや?近所のコンビニが何やら騒がしい。突然、目の前でカーチェイスが始まった。アイスクリームトラックが、ATМを盗んだらしい。 T氏:N)ツッコミどころ満載だけど、家の近所ではやめて欲しい。 T氏:「神様!私の住む町を、もっと安全にして!」 T氏:N)翌日。警察署と消防署が出来ていた。あと、スーパーマンとバットマンもいた。わけがわからない。なんだか頭が混乱してきた。もっと夢のあるお願いをしよう。 T氏:「神様。宇宙旅行がしたい。」 T氏:N)…こんなのも叶えてくれるのかな?期待と不安とおかしさに包まれて、そのまま布団に入った。 T氏:N)次の日には、宇宙船が置いてあった。ミレニアムファルコン号だ。ハン・ソロが私をのせてくれた。機体がぐんぐん昇っていく。私の住んでいる街が、少しずつ小さくなる。 T氏:N)へえ、こんな街だったんだ。遠くから見るとカラフルで…。…いや、ちょっと待てよ。これ…知っているぞ… ??:「ついたぞ」 T氏:N)ハン・ソロとウーキーに言われて下を見た。巨大なLEGOの街が広がっていた。 0:--『神様』--