台本概要
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| タイトル | 『ツナ缶』～ヤッシー劇場 |
|---|---|
| 作者名 | 詩歌 -fumika- (@tukiyonofumika) |
| ジャンル | コメディ |
| 演者人数 | 1人用台本（不問1） ※兼役あり |
| 時間 | 10 分 |
| 台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
| 説明 |
ヤッシー劇場へようこそ。 昔々ではないあるところに、某星新一氏の生まれ変わりかと思われる、ヤッシーという男性がおりました。 ヤッシーが織りなすショートショートを、不肖詩歌-fimika-が台本化させていただきました。 基本独演（兼ね役）ですが、お二人で分担しても良いかと思います。 サクっと読めるショートショート、待ち合わせや残り時間にお楽しみください。 お話によって、男性だったり女性だったり動物だったり宇宙人だったり一人読みだったり兼ね役があったりします。男女不問。演者によって一人称や語尾を変えて演じていただいて良いです。 N)…モノローグ（心の声）です。 24 views |
キャラ説明
| 名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
|---|---|---|---|
| Ｔ氏 | 不問 | 2 | 世紀末に生き残った人類。差し化したら最後の一人かもしれない。 |
| 宇宙人 | 不問 | 1 | 地球を観察していたのかもしれない。 |
| ナレ | 不問 | 1 | ナレーター。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
ナレ：『ツナ缶』
Ｔ氏：Ｎ）時は世紀末。世界は核の炎に包まれた。町は瓦礫（がれき）の山。人の気配すらない。その中で、何故か俺は生きている。
Ｔ氏：Ｎ）奇跡的に無事だった倉庫が俺の家だ。手元にあるのは、倉庫に積まれていた水とツナ缶。すごい量だ。あとは若干（じゃっかん）の日用品。
Ｔ氏：Ｎ）朝起きたらツナ缶を食べて、ほかに生き残りがいないか、街を捜し歩く。昼には持ってきたツナ缶を食べる。家に帰ったらまたツナ缶。次の日も同じ、その次の日も。
Ｔ氏：Ｎ）ああ、こんな毎日はもううんざりだ！誰か！俺の日常に変化をくれ！俺は叫び、そして天を仰いだ。
Ｔ氏：Ｎ）あ、ＵＦＯ。え？なに？ＵＦＯ！？まさか、信じられない。
Ｔ氏：Ｎ）円盤状の飛行物体が、まっすぐ俺のところに降りてきた。
宇宙人：ワレワレは、あなたの生活を見ていました。あなたが望むものを一つ差し上げましょう。その代わりに、ワレワレの望むものを一つ、頂きたいのです。
Ｔ氏：Ｎ）どうやら宇宙人は俺と取引がしたいらしい。考える必要は無かった。
Ｔ氏：「俺の日常に変化をくれ！会話がしたい！誰かと話したいんだ！」
Ｔ氏：Ｎ）宇宙人は俺に「高性能ロボット」をくれた。まるで人間のように会話ができる。冗談も言えるし、俺を気遣ってもくれる
Ｔ氏：「ありがとう。これでまだ生きていけそうだ。」
Ｔ氏：Ｎ）俺は宇宙人に礼を言った。宇宙人はにっこり笑った。そしてＵＦＯに乗って飛び去って行った。・・・俺の缶切りを持って。
0：－－『ツナ缶』－－
ナレ：『ツナ缶』
Ｔ氏：Ｎ）時は世紀末。世界は核の炎に包まれた。町は瓦礫（がれき）の山。人の気配すらない。その中で、何故か俺は生きている。
Ｔ氏：Ｎ）奇跡的に無事だった倉庫が俺の家だ。手元にあるのは、倉庫に積まれていた水とツナ缶。すごい量だ。あとは若干（じゃっかん）の日用品。
Ｔ氏：Ｎ）朝起きたらツナ缶を食べて、ほかに生き残りがいないか、街を捜し歩く。昼には持ってきたツナ缶を食べる。家に帰ったらまたツナ缶。次の日も同じ、その次の日も。
Ｔ氏：Ｎ）ああ、こんな毎日はもううんざりだ！誰か！俺の日常に変化をくれ！俺は叫び、そして天を仰いだ。
Ｔ氏：Ｎ）あ、ＵＦＯ。え？なに？ＵＦＯ！？まさか、信じられない。
Ｔ氏：Ｎ）円盤状の飛行物体が、まっすぐ俺のところに降りてきた。
宇宙人：ワレワレは、あなたの生活を見ていました。あなたが望むものを一つ差し上げましょう。その代わりに、ワレワレの望むものを一つ、頂きたいのです。
Ｔ氏：Ｎ）どうやら宇宙人は俺と取引がしたいらしい。考える必要は無かった。
Ｔ氏：「俺の日常に変化をくれ！会話がしたい！誰かと話したいんだ！」
Ｔ氏：Ｎ）宇宙人は俺に「高性能ロボット」をくれた。まるで人間のように会話ができる。冗談も言えるし、俺を気遣ってもくれる
Ｔ氏：「ありがとう。これでまだ生きていけそうだ。」
Ｔ氏：Ｎ）俺は宇宙人に礼を言った。宇宙人はにっこり笑った。そしてＵＦＯに乗って飛び去って行った。・・・俺の缶切りを持って。
0：－－『ツナ缶』－－