台本概要
25 views
タイトル | 『焼き肉屋』~ヤッシー劇場 |
---|---|
作者名 | 詩歌 -fumika- (@tukiyonofumika) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 1人用台本(不問1) ※兼役あり |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
ヤッシー劇場へようこそ。 昔々ではないあるところに、某星新一氏の生まれ変わりかと思われる、ヤッシーという男性がおりました。 ヤッシーが織りなすショートショートを、不肖詩歌-fimika-が台本化させていただきました。 基本独演(兼ね役)ですが、お二人で分担しても良いかと思います。 サクっと読めるショートショート、待ち合わせや残り時間にお楽しみください。 お話によって、男性だったり女性だったり動物だったり宇宙人だったり一人読みだったり兼ね役があったりします。男女不問。演者によって一人称や語尾を変えて演じていただいて良いです。 N)…モノローグ(心の声)です。 25 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
D氏 | 不問 | 5 | 焼き肉屋に来た人。 |
店員 | 不問 | 4 | 焼き肉屋の店員。 |
ナレ | 不問 | 1 | ナレーター。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
ナレ:『焼肉屋』
D氏:N)俺は焼肉が好きだ。正確に言うと、焼肉屋に行くのが好きなのだ。今日は、新しくオープンした焼肉屋に行くことにした。・・・店員が迎えてくれた。
店員:「いらっしゃいませ。」
D氏:N)軽快な声と共に席に案内される。これは珍しい。席には鉄板も七輪もない。カルビとハラミを注文する。…しばらくすると、店員が皿を持ってきた。
店員:「お待たせしました。カルビです。」
D氏:俺は言葉が出なかった。うまそうなカルビが、なんと「焼いてある」状態で運ばれて来たのだ。これは焼肉好きとしては納得出来ない。俺は店員に抗議した。
D氏:「あのねぇ。焼肉ってのは、自分でするからいいんだよ。これはすでに焼いてあるじゃないか。こんなの焼肉じゃないよ。自分でやらせてよ。」
D氏:N)店員は俺の抗議に臆する様子もない。
店員:「そのように言われるお客様もいらっしゃいます。そんなお客様のために、特別なプランもございます。もしよろしければご案内致しますよ。」
D氏:(明るく)「なんだ!あるなら言ってよ!それにしてくれ。」
D氏:N)俺がそう言うと、店員は、奥の扉まで僕を案内してくれた。
店員:「こちらの扉からお進み下さい。あとはご自分で焼肉をお楽しみ頂けます。」
D氏:N)俺はワクワクしながら扉を開けた。そこは…広い牧場(ぼくじょう)で…おいしそうな牛が歩いていた。
0:---『焼き肉屋』---
ナレ:『焼肉屋』
D氏:N)俺は焼肉が好きだ。正確に言うと、焼肉屋に行くのが好きなのだ。今日は、新しくオープンした焼肉屋に行くことにした。・・・店員が迎えてくれた。
店員:「いらっしゃいませ。」
D氏:N)軽快な声と共に席に案内される。これは珍しい。席には鉄板も七輪もない。カルビとハラミを注文する。…しばらくすると、店員が皿を持ってきた。
店員:「お待たせしました。カルビです。」
D氏:俺は言葉が出なかった。うまそうなカルビが、なんと「焼いてある」状態で運ばれて来たのだ。これは焼肉好きとしては納得出来ない。俺は店員に抗議した。
D氏:「あのねぇ。焼肉ってのは、自分でするからいいんだよ。これはすでに焼いてあるじゃないか。こんなの焼肉じゃないよ。自分でやらせてよ。」
D氏:N)店員は俺の抗議に臆する様子もない。
店員:「そのように言われるお客様もいらっしゃいます。そんなお客様のために、特別なプランもございます。もしよろしければご案内致しますよ。」
D氏:(明るく)「なんだ!あるなら言ってよ!それにしてくれ。」
D氏:N)俺がそう言うと、店員は、奥の扉まで僕を案内してくれた。
店員:「こちらの扉からお進み下さい。あとはご自分で焼肉をお楽しみ頂けます。」
D氏:N)俺はワクワクしながら扉を開けた。そこは…広い牧場(ぼくじょう)で…おいしそうな牛が歩いていた。
0:---『焼き肉屋』---