台本概要
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タイトル | 『昼寝バイト』~ヤッシー劇場 |
---|---|
作者名 | 詩歌 -fumika- (@tukiyonofumika) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 1人用台本(不問1) ※兼役あり |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
ヤッシー劇場へようこそ。 昔々ではないあるところに、某星新一氏の生まれ変わりかと思われる、ヤッシーという男性がおりました。 ヤッシーが織りなすショートショートを、不肖詩歌-fimika-が台本化させていただきました。 基本独演(兼ね役)ですが、お二人で分担しても良いかと思います。 サクっと読めるショートショート、待ち合わせや残り時間にお楽しみください。 お話によって、男性だったり女性だったり動物だったり宇宙人だったり一人読みだったり兼ね役があったりします。男女不問。演者によって一人称や語尾を変えて演じていただいて良いです。 N)…モノローグ(心の声)です。 33 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
C氏 | 不問 | - | フリーアルバイター。 |
雇い主 | 不問 | 2 | 昼寝バイトの雇い主。 |
ナレ | 不問 | 1 | ナレーター。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
ナレ:昼寝バイト
C氏:N)僕は金に困っていた。・・・商店街を歩いていると、求人のチラシが目に入った。
C氏: 「昼寝・・・バイト?」
C氏:N)毎日事務所に来て、2時間の昼寝をするだけ。それで1万円貰えるらしい。怪しいとは思ったが、少しでもお金の欲しい僕は、そのバイトに応募することにした
雇い主:「ああ良かった。ちょうど前任者が音信不通になったところだったんだ。明日から頼むよ。」
C氏:N)音信不通になるような仕事内容なのだろうか。ただの昼寝だと言っていたのに。…ますます怪しさを感じたが、背に腹は代えられない。僕は翌日からバイトを始めた。
0:間
C氏:N)初日、本当に2時間昼寝して1万円貰った。2日目、何も無い、昼寝して1万円もらう。3日目、音信不通になるような事は全くない、また1万円。
C氏:N)1か月経った。やはり何も無い。どう考えても昼寝して1万円なんておかしい。・・・でも、貰えるならいいか。
C氏:N)確かに不安もあったが、本当に何も無く1か月が過ぎ、毎日1万円が手に入る。段々心配するのもバカらしくなっていた。
0:間
雇い主:(小声で)「うーむ・・・私の心理学の研究では、人は明らかに楽な仕事で報酬を受け取り続けると、猜疑心(さいぎしん)から仕事を辞めてしまう。では何日くらいでやめるのか、そのデータが欲しかった。…しかしこいつは、一向に辞める気配がない。このままでは予算も尽きてしまう…うーむ…。」
0:--『昼寝バイト』--
ナレ:昼寝バイト
C氏:N)僕は金に困っていた。・・・商店街を歩いていると、求人のチラシが目に入った。
C氏: 「昼寝・・・バイト?」
C氏:N)毎日事務所に来て、2時間の昼寝をするだけ。それで1万円貰えるらしい。怪しいとは思ったが、少しでもお金の欲しい僕は、そのバイトに応募することにした
雇い主:「ああ良かった。ちょうど前任者が音信不通になったところだったんだ。明日から頼むよ。」
C氏:N)音信不通になるような仕事内容なのだろうか。ただの昼寝だと言っていたのに。…ますます怪しさを感じたが、背に腹は代えられない。僕は翌日からバイトを始めた。
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C氏:N)初日、本当に2時間昼寝して1万円貰った。2日目、何も無い、昼寝して1万円もらう。3日目、音信不通になるような事は全くない、また1万円。
C氏:N)1か月経った。やはり何も無い。どう考えても昼寝して1万円なんておかしい。・・・でも、貰えるならいいか。
C氏:N)確かに不安もあったが、本当に何も無く1か月が過ぎ、毎日1万円が手に入る。段々心配するのもバカらしくなっていた。
0:間
雇い主:(小声で)「うーむ・・・私の心理学の研究では、人は明らかに楽な仕事で報酬を受け取り続けると、猜疑心(さいぎしん)から仕事を辞めてしまう。では何日くらいでやめるのか、そのデータが欲しかった。…しかしこいつは、一向に辞める気配がない。このままでは予算も尽きてしまう…うーむ…。」
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