台本概要

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タイトル 題名の無い台本
作者名 シジミ  (@sizimi1810)
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(不問1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 朗読短編集となっております。
男女不問です。
短いワンシーンを幾つも束ねた作品となっております。
読んで感じたまま朗読して頂ければ幸いです。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
語り手 不問 26
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
語り手:この作品は朗読短編集となっております。 語り手:切ないお話しが続きます。予めご了承ください。 0:(間) 語り手:人が一度に抱えられる物には限りがある 語り手:それは自分が思っているよりもずっと少ない 語り手:余裕が無くなるほど手から零れ(こぼれ)落ちてしまう 語り手:落ちた物を拾おうとして、また零れ落ちる 語り手:無理に抱え込まなくていい 語り手:今抱え込めている物だけ大切にすればいい 語り手:落ちて行ったものは仕方ないんだ 0:(間) 語り手:今まで必死に頑張ってきた 語り手:弱音を吐きながらも必死に頑張ってきた 語り手:こんなになるまで頑張ったんだ 語り手:こんなになるまで頑張るしかなかったんだ 語り手:こんなになるまで…自分を追い込んで…傷付けて…悩んで… 語り手:苦しくて…苦しくて… 語り手:それを『病んでる』なんて言葉一つで終わらせないでほしい… 0:(間) 語り手:昔誰かに言われた言葉『君は自分の痛みに鈍感過ぎる』 語り手:その時はえー?そうかなー?なんて思っていたけど 語り手:ああ、そうか。 語り手:私は今心が壊れ始めてるのか 語り手:いつもどうり振る舞えてしまうから分からなかった 語り手:少しずつ、少しずつ、おかしくなっていく 語り手:気付いた所で止められやしない 0:(間) 語り手:不意にあなたの事を思い出した 語り手:何かある訳では無い 語り手:あの時の僕はもう居ない 語り手:あの時のあなたはもう居ない 語り手:全て終わった事なんだ 語り手:何にも無いのに寂しくなって 語り手:何にも無いのに感傷(かんしょう)に浸って(ひたって) 語り手:何にも無いけど…明日も生きて行くんだ 0:(間) 語り手:『好き』って言葉が歳を重ねるごとに重くなる… 語り手:きっと…気持ちを込めて『好き』と言えるのは回数が決まってるんだ 語り手:…ごめん。もう使い切ってしまったみたいだ 語り手:これ以上君に愛を囁く(ささやく)事はできない。 0:(間) 語り手:私は人という生き物をどれだけ理解しているのだろうか 語り手:自分の事をどれだけ理解出来ているのだろうか 語り手:周りの人をどれだけ理解出来ているのだろうか 語り手:私が生きている限りは『人』なのであろう 語り手:死んだら『人』では無くなるのだろうか 語り手:人とは何なのだろうか… 語り手:私はその答えをまだ知らない 0:(間) 語り手:この世に生まれ、生きて、死ぬ事に特別な意味なんて無い。 語り手:天国や地獄、幸福に不幸などと優劣を付けたのは人間のエゴであろう。 語り手:天国や地獄があるとしたら、他の生き物はどうする?動物や虫は?どうやって善悪を決める? 語り手:まさか、天国や地獄があるのは人間だけ…なんて都合のいい事言わないよな? 語り手:…無いんだよ。生きる事も、死ぬ事も意味なんて無い。 語り手:…それなのに…こんなにも…胸が痛いのは…どうして…? 0:(間) 語り手:人の優劣とは本当にあるのでしょうか? 語り手:人の本質は皆同じ 語り手:誰もが同じであり、違う。 : 語り手:あの人は優れている。自分は劣っている。 語り手:本当にそんなことあるのでしょうか? : 語り手:誰しもが周りと比べ優越感や劣等感を抱いた経験はあるでしょう。 語り手:まるで客観的に生じたように思えますが、答えはあなたの心の中にあります。 語り手:人の優劣を感じた時、大切なのは自分の心とどう向き合うか…なのかもしれませんね。 語り手:皆様が豊かで実りある人生を送れますように。 0:(間) 語り手:面白い人でありたい 語り手:人を楽しませる人になりたい 語り手:その為には明るく、元気で、笑顔でいないといけない 語り手:道化の仮面の下で涙を流しても大丈夫。 語り手:涙は仮面を伝って服が吸い取ってくれるから 語り手:道化師は今日も踊る 0:(間) 語り手:一人眠れない夜を過ごし憂鬱になった時 語り手:我が子と向き合い孤独な育児をしている時 語り手:抱えきれない仕事を任された時 語り手:取り返しのつかない失敗を犯した時 語り手:笑えない日々が続いた時 : 語り手:私たちは幾度も孤独と戦ってきました。 語り手:孤独から救われたいと思うことは…いけないことですか…? 0:(間) 語り手:あなたは自分の声に耳を傾けていますか? 語り手:あなたは無理をしすぎてはいませんか? 語り手:自分の心に寄り添えていますか? : 語り手:よろしければ少しだけ自分と向き合う時間を作ってみませんか? : 語り手:自分と向き合うと言っても、難しい事はしません。 語り手:私の後に続けて復唱するだけです。 : 語り手:今から読み上げる言葉はあなたが自分に向けて贈る言葉です。 : 語り手:準備はよろしいですか?ゆっくりで構いませんよ。 : 語り手:私頑張ったんだ。 語り手:とっても、とっても、頑張ったんだ。 : 語り手:私偉いね。一生懸命頑張ってるよね。 : 語り手:私しんどかったね。 語り手:苦しかったね。 語り手:辛かったね。 語り手:悲しかったね。 : 語り手:今度の休みは、私の為の時間作ろうね。 語り手:美味しいもの食べようね。 語り手:好きなことして過ごそうね。 語り手:自分の為にお金を使おうね。 : 語り手:他人の機嫌をうかがうの疲れちゃったね。 語り手:今度は私のご機嫌取ろうね。 : 語り手:大丈夫。大丈夫だよ。私優しいもんね。 語り手:自分の事を優先していいよ。 : 語り手:今までよく頑張ったきたね。 語り手:偉かったね。 語り手:今はゆっくり…休もうね。

語り手:この作品は朗読短編集となっております。 語り手:切ないお話しが続きます。予めご了承ください。 0:(間) 語り手:人が一度に抱えられる物には限りがある 語り手:それは自分が思っているよりもずっと少ない 語り手:余裕が無くなるほど手から零れ(こぼれ)落ちてしまう 語り手:落ちた物を拾おうとして、また零れ落ちる 語り手:無理に抱え込まなくていい 語り手:今抱え込めている物だけ大切にすればいい 語り手:落ちて行ったものは仕方ないんだ 0:(間) 語り手:今まで必死に頑張ってきた 語り手:弱音を吐きながらも必死に頑張ってきた 語り手:こんなになるまで頑張ったんだ 語り手:こんなになるまで頑張るしかなかったんだ 語り手:こんなになるまで…自分を追い込んで…傷付けて…悩んで… 語り手:苦しくて…苦しくて… 語り手:それを『病んでる』なんて言葉一つで終わらせないでほしい… 0:(間) 語り手:昔誰かに言われた言葉『君は自分の痛みに鈍感過ぎる』 語り手:その時はえー?そうかなー?なんて思っていたけど 語り手:ああ、そうか。 語り手:私は今心が壊れ始めてるのか 語り手:いつもどうり振る舞えてしまうから分からなかった 語り手:少しずつ、少しずつ、おかしくなっていく 語り手:気付いた所で止められやしない 0:(間) 語り手:不意にあなたの事を思い出した 語り手:何かある訳では無い 語り手:あの時の僕はもう居ない 語り手:あの時のあなたはもう居ない 語り手:全て終わった事なんだ 語り手:何にも無いのに寂しくなって 語り手:何にも無いのに感傷(かんしょう)に浸って(ひたって) 語り手:何にも無いけど…明日も生きて行くんだ 0:(間) 語り手:『好き』って言葉が歳を重ねるごとに重くなる… 語り手:きっと…気持ちを込めて『好き』と言えるのは回数が決まってるんだ 語り手:…ごめん。もう使い切ってしまったみたいだ 語り手:これ以上君に愛を囁く(ささやく)事はできない。 0:(間) 語り手:私は人という生き物をどれだけ理解しているのだろうか 語り手:自分の事をどれだけ理解出来ているのだろうか 語り手:周りの人をどれだけ理解出来ているのだろうか 語り手:私が生きている限りは『人』なのであろう 語り手:死んだら『人』では無くなるのだろうか 語り手:人とは何なのだろうか… 語り手:私はその答えをまだ知らない 0:(間) 語り手:この世に生まれ、生きて、死ぬ事に特別な意味なんて無い。 語り手:天国や地獄、幸福に不幸などと優劣を付けたのは人間のエゴであろう。 語り手:天国や地獄があるとしたら、他の生き物はどうする?動物や虫は?どうやって善悪を決める? 語り手:まさか、天国や地獄があるのは人間だけ…なんて都合のいい事言わないよな? 語り手:…無いんだよ。生きる事も、死ぬ事も意味なんて無い。 語り手:…それなのに…こんなにも…胸が痛いのは…どうして…? 0:(間) 語り手:人の優劣とは本当にあるのでしょうか? 語り手:人の本質は皆同じ 語り手:誰もが同じであり、違う。 : 語り手:あの人は優れている。自分は劣っている。 語り手:本当にそんなことあるのでしょうか? : 語り手:誰しもが周りと比べ優越感や劣等感を抱いた経験はあるでしょう。 語り手:まるで客観的に生じたように思えますが、答えはあなたの心の中にあります。 語り手:人の優劣を感じた時、大切なのは自分の心とどう向き合うか…なのかもしれませんね。 語り手:皆様が豊かで実りある人生を送れますように。 0:(間) 語り手:面白い人でありたい 語り手:人を楽しませる人になりたい 語り手:その為には明るく、元気で、笑顔でいないといけない 語り手:道化の仮面の下で涙を流しても大丈夫。 語り手:涙は仮面を伝って服が吸い取ってくれるから 語り手:道化師は今日も踊る 0:(間) 語り手:一人眠れない夜を過ごし憂鬱になった時 語り手:我が子と向き合い孤独な育児をしている時 語り手:抱えきれない仕事を任された時 語り手:取り返しのつかない失敗を犯した時 語り手:笑えない日々が続いた時 : 語り手:私たちは幾度も孤独と戦ってきました。 語り手:孤独から救われたいと思うことは…いけないことですか…? 0:(間) 語り手:あなたは自分の声に耳を傾けていますか? 語り手:あなたは無理をしすぎてはいませんか? 語り手:自分の心に寄り添えていますか? : 語り手:よろしければ少しだけ自分と向き合う時間を作ってみませんか? : 語り手:自分と向き合うと言っても、難しい事はしません。 語り手:私の後に続けて復唱するだけです。 : 語り手:今から読み上げる言葉はあなたが自分に向けて贈る言葉です。 : 語り手:準備はよろしいですか?ゆっくりで構いませんよ。 : 語り手:私頑張ったんだ。 語り手:とっても、とっても、頑張ったんだ。 : 語り手:私偉いね。一生懸命頑張ってるよね。 : 語り手:私しんどかったね。 語り手:苦しかったね。 語り手:辛かったね。 語り手:悲しかったね。 : 語り手:今度の休みは、私の為の時間作ろうね。 語り手:美味しいもの食べようね。 語り手:好きなことして過ごそうね。 語り手:自分の為にお金を使おうね。 : 語り手:他人の機嫌をうかがうの疲れちゃったね。 語り手:今度は私のご機嫌取ろうね。 : 語り手:大丈夫。大丈夫だよ。私優しいもんね。 語り手:自分の事を優先していいよ。 : 語り手:今までよく頑張ったきたね。 語り手:偉かったね。 語り手:今はゆっくり…休もうね。