声劇台本置き場

ごっくん：等活（とうかつ）地獄は八大地獄の第一にあたる場所。主に殺生を犯した者がおちるところです ごっくん：等活担当の獄卒が鉄棒や刀であなたたち人間の肉体を寸断します めぐる：へぇー。 トウカッティー：ようこそ等活地獄へ。 めぐる：誰だテメェ。 トウカッティー：等活を担当しているトウカッティーといいます。 めぐる：トウカッティー…？ トウカッティー：ええ、可愛らしい名前でしょう？ めぐる：最初の説明とイメージがかけ離れすぎてて理解が追い付かねぇ トウカッティー：可愛いもの好きな閻魔様の計らいで、地獄にいる獄卒はみな、可愛い名前が与えられているのです。 トウカッティー：私が思うに、この名前の可愛さは大焦熱級（だいしょうねつきゅう）…！ トウカッティー：「トウカッティー」。フフフ、親しみ深くて気に入っています めぐる：あー、変なのは閻魔だけじゃなかったってことか トウカッティー：はい？何か言いました…？ めぐる：閻魔がアイドル好きってのもおかしいし、それに付き合わされて改名させられてんのに、喜んで受け入れてるお前もお前だっつってんだよ ごっくん：めぐるさん！ トウカッティー：むむむむむ…！ めぐる：ここのやつらはみんなアホばっかだな ごっくん：本当にあなたという人は！一言も二言も多いんですよ！ めぐる：俺は事実を言っただけだぜ～？ ごっくん：はぁ、、、 トウカッティー：許しません！！ めぐる：トウカッティー♪トウカッティー♪等活地獄のトウカッティー♪んー、安直なネーミングゥ♪ トウカッティー：～～っ！！あなたのような悪しき人間はこの鉄棒で一殴りです！！ めぐる：おう、よってみろよ！ トウカッティー：勝負！！ ごっくん：はぁ、、、 0： めぐる：ほら、こいよ トウカッティー：ちょうどよかったです、なんだか最近物足りないなーって。殴り足りないなーって思っていたところでっ…（攻撃）！！ めぐる：おうおう、雑に振り回しやがって。やっぱ人間様の方が賢ぇんだなって思わされるな トウカッティー：言ってくれますね。私が思うに、あなたの罪は阿鼻叫喚級（あびきょうかんきゅう）…！何度死のうが許されることはないでしょう めぐる：はぁ？よく分かんねぇが、はなから許してもらおうなんざ思っちゃいねぇよ トウカッティー：えいっ…！やぁ…！それっ！！ めぐる：ハハハハハ、そんなもんかよ。剣道初心者かっての。パイプってのはなぁ、こうやってふるんだよ…！！ トウカッティー：え、い、いつの間に…！ めぐる：死ねぇええ…っ！！ 0：ボカーーーーン トウカッティー：のわぁぁぁぁぁ！ めぐる：どうだトウカッティー、俺の一撃は トウカッティー：ず、ずっしり響きました。。。 めぐる：地獄はなぁ、人間にとって絶対に行きたくねぇ場所。恐れられる場所じゃなきゃいけねぇんだよ。お前らがそんなんだから、あいつが…。 トウカッティー：…？ めぐる：なんでもねぇ！ トウカッティー：ううう。なんだか自分が恥ずかしい…。 ごっくん：…。（獄中（ごくなか）めぐる。閻魔様のみならず、獄卒相手に説教をたれるとは…。強さも想像以上だが、彼のポテンシャルは目を見張るものがある） ごっくん：（彼ならば、もしや…。いや、地獄もそんなに甘くはない。ここはもう少し様子見を…） めぐる：おい案内係。さっさと俺を次のエリアへ連れていけ ごっくん：え、ええ。 めぐる：ったく、案内係がボーっとしてんじゃねぇよ ごっくん：す、すみません。 めぐる：はぁ、、、 ごっくん：ですが、より深い層へ行こうなんて、そんなもの好きにあったのはあなたが初めてです めぐる：だろうな。ってか、俺だって好きで進んでるわけじゃねぇ。この先に閻魔がいるから仕方なく、だ ごっくん：ええ、そうでしたね。 めぐる：あの野郎、適当に仕事しやがって。この手で一発殴るまでは俺は帰らねぇからな！ ごっくん：（まったく、地獄に来たやつに帰るところなんかないっつーの。。。） 0： トウカッティー：（N）こうして獄中（ごくなか）めぐるは、見事等活地獄を突破した。次なる地獄で待ち受ける恐怖とは、いかに…。 0： トウカッティー：「次回予告」 ごっくん：等活地獄を抜けた先にあったのはでっかい熱鉄の山。 めぐる：黒縄（こくじょう）地獄じゃこの山を登らねぇといけねぇだとよ。マジか ごっくん：普通に登るのも大変なこの山を、彼はどう攻略するというのか めぐる：次回、「黒縄のグルリン」 トウカッティー：グルリン「さぁさぁ♪グルリンの愉快な鬼ごっこが始まるよぉ～♪」 ごっくん：待ち受けるのは地獄よりも恐ろしい真実…