台本概要

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タイトル 恋人にしたくないランキング1位の俺が恋人を作れる方法
作者名 瓶の人  (@binbintumeru)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 この物語は、俺ことスーパーイケメンな野木が
超モテテクを学び最高に可愛い彼女を作ってハーレムを築き上げるという物語である
え、ちょ、まって冗談じゃん!それ投げるの危ないから!しーちゃんまっ…!

※注意事項
●過度なアドリブ、改変をしたい場合(キャラクターの性転換、セリフを丸々変える等)はご連絡下さい。
●男性が女性キャラを女性として、女性が男性キャラを男性として演じる際や語尾等の軽微な改変はご連絡不要です。
●配信等でご利用される場合は、可能であれば作者名、作品名、掲載サイトのURLを提示して頂けると幸いです。
●全力で楽しんで下さると幸いです。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
野木 68 野木(のぎ)高校2年生 校内恋人にしたくないランキング1位を獲得した男 165センチという身長をl気にしているメガネが良く似合う非モテ男子
品森 68 品森(しなもり)高校2年生 派手な格好をしている陽キャ白ギャル 常識人で誰にでも分け隔てなく接する為、男女問わず人気がある
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
野木:「俺の名前は野木。一緒に居ると楽しいけど恋人にしたくないランキング堂々の1位を獲得した男だ。最近俺の周りでカップルがたくさん出来ている。友達が幸せになることは大変喜ばしいことだし、俺自身もいい気分になれる。しかし、しかしだよ諸君……俺だって、俺だって……!彼女が欲しいんだよおおおお!!なんで俺にそういう展開が無いわけ!?俺だって青春を謳歌したいよ!!ぬおおおおおおんん!!」 品森:「野木くん誰に向かって話してんの…?」 野木:「画面の向こうにいる同志達に向けて。」 品森:「ああ、そう…?」 野木:「露骨に引くのやめてしーちゃん?」 品森:「引いてないよ?そうだよね、画面の向こうにしか友達いないんだもんね…野木くん…」 野木:「違うから!そういうのじゃないから!ちゃんと友達いるから!」 品森:「っ!?」 野木:「なん、だと…?みたいな顔しないでしーちゃん?」 品森:「あ、そういえばさっき連絡あったけど今日は部長たち来れないみたいだし帰ろっか。」 野木:「切り替え早いねしーちゃん?ちょっと待って。」 品森:「なに?」 野木:「えっとね…?」 品森:「うん?」 野木:「そのね…?」 品森:「もじもじしてないで早く。」 野木:「あ、うん。あのさ、俺って……どうすれば彼女できると思う…?」 品森:「…………お疲れ様でしたー。」 野木:「まって!しーちゃん待ってええええ!帰ろうとしないでえええええ!」 品森:「ちょっ!やだ足に抱き着かないでよ!」 野木:「いやだああああ!答えてくれるまで離さないいい!あ、いい匂い…」 品森:「キモイ!!」 野木:「へぶううう!?」 0:蹴られ吹き飛ぶ野木 品森:「はあ、はあ……そういう所だよ野木くん…そういう変な事してるから彼女できないんだよ!はい、答えた!もういいよね!じゃ、帰るから!」 野木:「あ、待ってしーちゃん!まだ終わってないよおお!」 品森:「…まだあるの…?ていうか服から手を放してくれない…?」 野木:「具体的にどうしたらいいのかアドバイスを!じゃなきゃ放しません!」 品森:「………変な事しなければいいんじゃないの?」 野木:「え?さっきもそれ言ってたけど…俺は何も変な事してないよ?」 品森:「今までの事全部、無自覚でやってたの…?だとしたらもうそれ病気だよ?」 野木:「なんのこと…?」 品森:「もうすでに私の手には負えないよ…」 野木:「そんな事言わないでお願いだしーちゃん!キミしかいないんだ!この通り!」 品森:「……はあ…もう……ミラクルエクセレンツパフェ…」 野木:「え?」 品森:「駅前のカフェにあるミラクルエクセレンツパフェをおごってくれたら手伝ってあげるって言ってんの…!」 野木:「…!お安い御用だ!ありがとうしーちゃん!」 品森:「はあ……」 0: 0: 0: 品森:「それで、彼女がどうやったらできるかーだっけ?」 野木:「そうそう。」 品森:「諦めよ?」 野木:「開始早々諦めを推奨しないで!?」 品森:「えー。」 野木:「パフェおごるんだからちゃんと考えてよ。」 品森:「んーそうだなあ…」 野木:「うんうん。」 品森:「身長伸ばして、イケメンになればできるよ☆」 野木:「あ、そっかー!確かにー!ってなるかああ!」 品森:「いやだってそうじゃん。」 野木:「そうかもしれないけどさ?何言ってんのこいつみたいな顔で言わないでよ。」 品森:「そういわれてもなー、実際女の子は高身長とイケメンに引き寄せられるからねえ……低身長不細工陰キャの彼女になりたいって思わないでしょ?」 野木:「しーちゃん?もうちょっとさオブラートに包もう?画面越しの同志達がバッタバッタと倒れていくのを感じるよ。」 品森:「じゃあ野木くんはさ、胸がおっきくてえっちなギャルのお姉さんと、体毛がジャングルのゴリラみたいなお姉さんとだったらどっちと付き合いたい?」 野木:「ねえ、その2択おかしくない?」 品森:「いいからいいから。」 野木:「えー…やっぱり巨乳セクシーギャルでしょ。」 品森:「だよね?つまりそういう事だよ。」 野木:「いやしーちゃん?これは選択肢がおかしいって!」 品森:「……。」 野木:「だからね?お前がおかしいみたいな顔しないで?」 品森:「でもねー、外見って大事なんだよ野木くん。」 野木:「それはそうだけど…」 品森:「イケメンになれない野木くんはもう諦めるしかないってことで…」 0:椅子から立ち上がる品森 野木:「まって!?終わりにしようとしないで!?」 品森:「ちょっ!腕にしがみつかないでよ野木くん!」 野木:「じゃあ俺を捨てないでよおおお!あ、やわらけ…」 品森:「死ね!!」 野木:「ぶばあああああああ!!」 0:顔面を殴られ吹き飛ぶ野木 品森:「はあ…はあ……まあ、外見の問題は野木くんのルックスじゃどうしようもないけどさ、中身で勝負するのはできるんじゃないかな…?」 野木:「うう……なんか抉られような事を言われた気がするけど、中身?」 品森:「どんなにイケメンでも性欲お化けの超絶女たらしとかだったら、それでもう対象外だからね。」 野木:「あー、まあそれはそうだね。」 品森:「野木くんは遊ぶ女の子もいないし、そんな事をする度胸も無さそうだからそういう所は安心できそう。」 野木:「うん、そうなんだけどね?ちょくちょく俺の心を抉るのやめよ?そろそろ泣くよ?」 品森:「やっぱり女の子としては一途に思ってほしいわけですよ。」 野木:「まあ、そうだよね。」 品森:「野木くんは一途?」 野木:「俺は絶対一途だね。浮気なんかしないよ。」 品森:「ま、そういう人ってもれなく浮気するんだけどね。信用なりませんね。」 野木:「するって言ってもアウトだし、しないって言ってもアウトなの逃げ道なくない!?」 品森:「…野木くん……?」 0:上目使いで野木を見る 野木:「な、なに?」 品森:「浮気するときはせめてバレないようにするんだよ…?」 野木:「だからしないってば!」 品森:「そう?あとね、清潔感も大事だよ野木くん。」 野木:「清潔感?」 品森:「そうそう、歯の黄ばみとかヒゲなんかもそうだけど靴や手元なんかも結構見られてるからね?」 野木:「うわ、まじか…!」 品森:「見られてないと思ってたー?でもね、爪の手入れがされてない手なんかと繋ぎたいと思えないし、靴の手入れもされてなかったら物を大事にできてないのかなっとか、足の匂いなんかも気になるしズボラなのかなって思う子もいるんだよ。」 野木:「はぇえ…なるほどね…あんまり気にしてなかったわ…」 品森:「でしょ?野木くん臭いもんね。」 野木:「え!?マジで!?」 品森:「嘘だよ。」 野木:「ねえ!結構真面目な感じだったのに急にぶっこむのやめて!?」 品森:「まあ、そういう所も内面に直結するから気を付けるんだよ野木くん。」 野木:「あ、ああ分かったよしーちゃん。でもこれで俺も最高のイケてる男子になれるって事だね!」 品森:「何を言ってるの野木くん?」 野木:「しーちゃんのアドバイスのおかげで俺は超イケイケ男子になれて、最高に可愛い彼女を作れるんだ!ありがとう!!」 品森:「野木くんじゃ無理だよ。」 野木:「即否定はやめて!」 品森:「ねえ?野木くんの求める彼女ってどんな子なの?誰でもいいとか言ったら教科書の角でスネを殴り続けるよ?」 野木:「地味に痛いし伝わりづらいわ!ってかそんなこと言わないよ!」 品森:「じゃあどんな子を彼女にしたいの?」 野木:「えーそうだなあ、明るくて笑顔が素敵な子で、低身長な俺をバカにしない子。」 品森:「あー、それは無理だねー諦めよ?」 野木:「全否定やめよ?」 品森:「だって無理だもん。高望みはやめなよ。」 野木:「ええ…高望みかな…」 品森:「野木くんの低身長をバカにしない子なんてこの世にいないよ、うん。」 野木:「そんなことないよ!絶対いるよ!」 品森:「そう?じゃあとりあえずさ、うちの学校の女子全員に告白してみたら?もしかしたら野木くんの言うようにバカにしないで付き合ってくれる人が1人はいるかもよ?」 野木:「しないよ!俺の話聞いてた?ていうか、誰でもいいはダメなんじゃなかったの?」 品森:「えー、スネ叩きたかったのに…」 野木:「そんなしょんぼりしないでよ!スネ叩きたくて落ち込む人初めてだよ!ていうか全女子に告白とか、そんなことやったら完全に危ない人認定されるし俺の高校生活は暗黒に包まれるよ?」 品森:「え?もう危ない人でしょ?」 野木:「まだそんなことないだろ!!」 品森:「恋人にしたくないランキング1位が何言ってるの?」 野木:「いや…それは危ない人って理由でなってるんじゃないと思うよ?え?そうだよね?」 品森:「本当にそう思ってるの…?」 野木:「え…それってどういう…」 品森:「……………。」 野木:「…え?何この沈黙…」 品森:「…まあ、それは置いておいて。」 野木:「はぐらかされた!?」 品森:「野木くんはもう少し視野を広げて見てみようよ。」 野木:「どういうこと…?」 品森:「視界が広がれば気づくよ、意外なところに幸せは落ちてるもんだなーって。」 野木:「だからどういうこと?」 品森:「…はあ…ほんと、鈍感すぎてお話になりませんわねー野木くん。」 野木:「え?」 品森:「案外、恋人候補は近くにいるってことー。灯台下暗しってね。」 野木:「それって…」 品森:「ほら、下校時間だよさっさと帰ろう野木くん!」 野木:「ちょ、しーちゃん!まってよ!今のどういう意味なのー!?」 品森:「さあー?わかんなーい。」 野木:「ええー!教えてよー!」

野木:「俺の名前は野木。一緒に居ると楽しいけど恋人にしたくないランキング堂々の1位を獲得した男だ。最近俺の周りでカップルがたくさん出来ている。友達が幸せになることは大変喜ばしいことだし、俺自身もいい気分になれる。しかし、しかしだよ諸君……俺だって、俺だって……!彼女が欲しいんだよおおおお!!なんで俺にそういう展開が無いわけ!?俺だって青春を謳歌したいよ!!ぬおおおおおおんん!!」 品森:「野木くん誰に向かって話してんの…?」 野木:「画面の向こうにいる同志達に向けて。」 品森:「ああ、そう…?」 野木:「露骨に引くのやめてしーちゃん?」 品森:「引いてないよ?そうだよね、画面の向こうにしか友達いないんだもんね…野木くん…」 野木:「違うから!そういうのじゃないから!ちゃんと友達いるから!」 品森:「っ!?」 野木:「なん、だと…?みたいな顔しないでしーちゃん?」 品森:「あ、そういえばさっき連絡あったけど今日は部長たち来れないみたいだし帰ろっか。」 野木:「切り替え早いねしーちゃん?ちょっと待って。」 品森:「なに?」 野木:「えっとね…?」 品森:「うん?」 野木:「そのね…?」 品森:「もじもじしてないで早く。」 野木:「あ、うん。あのさ、俺って……どうすれば彼女できると思う…?」 品森:「…………お疲れ様でしたー。」 野木:「まって!しーちゃん待ってええええ!帰ろうとしないでえええええ!」 品森:「ちょっ!やだ足に抱き着かないでよ!」 野木:「いやだああああ!答えてくれるまで離さないいい!あ、いい匂い…」 品森:「キモイ!!」 野木:「へぶううう!?」 0:蹴られ吹き飛ぶ野木 品森:「はあ、はあ……そういう所だよ野木くん…そういう変な事してるから彼女できないんだよ!はい、答えた!もういいよね!じゃ、帰るから!」 野木:「あ、待ってしーちゃん!まだ終わってないよおお!」 品森:「…まだあるの…?ていうか服から手を放してくれない…?」 野木:「具体的にどうしたらいいのかアドバイスを!じゃなきゃ放しません!」 品森:「………変な事しなければいいんじゃないの?」 野木:「え?さっきもそれ言ってたけど…俺は何も変な事してないよ?」 品森:「今までの事全部、無自覚でやってたの…?だとしたらもうそれ病気だよ?」 野木:「なんのこと…?」 品森:「もうすでに私の手には負えないよ…」 野木:「そんな事言わないでお願いだしーちゃん!キミしかいないんだ!この通り!」 品森:「……はあ…もう……ミラクルエクセレンツパフェ…」 野木:「え?」 品森:「駅前のカフェにあるミラクルエクセレンツパフェをおごってくれたら手伝ってあげるって言ってんの…!」 野木:「…!お安い御用だ!ありがとうしーちゃん!」 品森:「はあ……」 0: 0: 0: 品森:「それで、彼女がどうやったらできるかーだっけ?」 野木:「そうそう。」 品森:「諦めよ?」 野木:「開始早々諦めを推奨しないで!?」 品森:「えー。」 野木:「パフェおごるんだからちゃんと考えてよ。」 品森:「んーそうだなあ…」 野木:「うんうん。」 品森:「身長伸ばして、イケメンになればできるよ☆」 野木:「あ、そっかー!確かにー!ってなるかああ!」 品森:「いやだってそうじゃん。」 野木:「そうかもしれないけどさ?何言ってんのこいつみたいな顔で言わないでよ。」 品森:「そういわれてもなー、実際女の子は高身長とイケメンに引き寄せられるからねえ……低身長不細工陰キャの彼女になりたいって思わないでしょ?」 野木:「しーちゃん?もうちょっとさオブラートに包もう?画面越しの同志達がバッタバッタと倒れていくのを感じるよ。」 品森:「じゃあ野木くんはさ、胸がおっきくてえっちなギャルのお姉さんと、体毛がジャングルのゴリラみたいなお姉さんとだったらどっちと付き合いたい?」 野木:「ねえ、その2択おかしくない?」 品森:「いいからいいから。」 野木:「えー…やっぱり巨乳セクシーギャルでしょ。」 品森:「だよね?つまりそういう事だよ。」 野木:「いやしーちゃん?これは選択肢がおかしいって!」 品森:「……。」 野木:「だからね?お前がおかしいみたいな顔しないで?」 品森:「でもねー、外見って大事なんだよ野木くん。」 野木:「それはそうだけど…」 品森:「イケメンになれない野木くんはもう諦めるしかないってことで…」 0:椅子から立ち上がる品森 野木:「まって!?終わりにしようとしないで!?」 品森:「ちょっ!腕にしがみつかないでよ野木くん!」 野木:「じゃあ俺を捨てないでよおおお!あ、やわらけ…」 品森:「死ね!!」 野木:「ぶばあああああああ!!」 0:顔面を殴られ吹き飛ぶ野木 品森:「はあ…はあ……まあ、外見の問題は野木くんのルックスじゃどうしようもないけどさ、中身で勝負するのはできるんじゃないかな…?」 野木:「うう……なんか抉られような事を言われた気がするけど、中身?」 品森:「どんなにイケメンでも性欲お化けの超絶女たらしとかだったら、それでもう対象外だからね。」 野木:「あー、まあそれはそうだね。」 品森:「野木くんは遊ぶ女の子もいないし、そんな事をする度胸も無さそうだからそういう所は安心できそう。」 野木:「うん、そうなんだけどね?ちょくちょく俺の心を抉るのやめよ?そろそろ泣くよ?」 品森:「やっぱり女の子としては一途に思ってほしいわけですよ。」 野木:「まあ、そうだよね。」 品森:「野木くんは一途?」 野木:「俺は絶対一途だね。浮気なんかしないよ。」 品森:「ま、そういう人ってもれなく浮気するんだけどね。信用なりませんね。」 野木:「するって言ってもアウトだし、しないって言ってもアウトなの逃げ道なくない!?」 品森:「…野木くん……?」 0:上目使いで野木を見る 野木:「な、なに?」 品森:「浮気するときはせめてバレないようにするんだよ…?」 野木:「だからしないってば!」 品森:「そう?あとね、清潔感も大事だよ野木くん。」 野木:「清潔感?」 品森:「そうそう、歯の黄ばみとかヒゲなんかもそうだけど靴や手元なんかも結構見られてるからね?」 野木:「うわ、まじか…!」 品森:「見られてないと思ってたー?でもね、爪の手入れがされてない手なんかと繋ぎたいと思えないし、靴の手入れもされてなかったら物を大事にできてないのかなっとか、足の匂いなんかも気になるしズボラなのかなって思う子もいるんだよ。」 野木:「はぇえ…なるほどね…あんまり気にしてなかったわ…」 品森:「でしょ?野木くん臭いもんね。」 野木:「え!?マジで!?」 品森:「嘘だよ。」 野木:「ねえ!結構真面目な感じだったのに急にぶっこむのやめて!?」 品森:「まあ、そういう所も内面に直結するから気を付けるんだよ野木くん。」 野木:「あ、ああ分かったよしーちゃん。でもこれで俺も最高のイケてる男子になれるって事だね!」 品森:「何を言ってるの野木くん?」 野木:「しーちゃんのアドバイスのおかげで俺は超イケイケ男子になれて、最高に可愛い彼女を作れるんだ!ありがとう!!」 品森:「野木くんじゃ無理だよ。」 野木:「即否定はやめて!」 品森:「ねえ?野木くんの求める彼女ってどんな子なの?誰でもいいとか言ったら教科書の角でスネを殴り続けるよ?」 野木:「地味に痛いし伝わりづらいわ!ってかそんなこと言わないよ!」 品森:「じゃあどんな子を彼女にしたいの?」 野木:「えーそうだなあ、明るくて笑顔が素敵な子で、低身長な俺をバカにしない子。」 品森:「あー、それは無理だねー諦めよ?」 野木:「全否定やめよ?」 品森:「だって無理だもん。高望みはやめなよ。」 野木:「ええ…高望みかな…」 品森:「野木くんの低身長をバカにしない子なんてこの世にいないよ、うん。」 野木:「そんなことないよ!絶対いるよ!」 品森:「そう?じゃあとりあえずさ、うちの学校の女子全員に告白してみたら?もしかしたら野木くんの言うようにバカにしないで付き合ってくれる人が1人はいるかもよ?」 野木:「しないよ!俺の話聞いてた?ていうか、誰でもいいはダメなんじゃなかったの?」 品森:「えー、スネ叩きたかったのに…」 野木:「そんなしょんぼりしないでよ!スネ叩きたくて落ち込む人初めてだよ!ていうか全女子に告白とか、そんなことやったら完全に危ない人認定されるし俺の高校生活は暗黒に包まれるよ?」 品森:「え?もう危ない人でしょ?」 野木:「まだそんなことないだろ!!」 品森:「恋人にしたくないランキング1位が何言ってるの?」 野木:「いや…それは危ない人って理由でなってるんじゃないと思うよ?え?そうだよね?」 品森:「本当にそう思ってるの…?」 野木:「え…それってどういう…」 品森:「……………。」 野木:「…え?何この沈黙…」 品森:「…まあ、それは置いておいて。」 野木:「はぐらかされた!?」 品森:「野木くんはもう少し視野を広げて見てみようよ。」 野木:「どういうこと…?」 品森:「視界が広がれば気づくよ、意外なところに幸せは落ちてるもんだなーって。」 野木:「だからどういうこと?」 品森:「…はあ…ほんと、鈍感すぎてお話になりませんわねー野木くん。」 野木:「え?」 品森:「案外、恋人候補は近くにいるってことー。灯台下暗しってね。」 野木:「それって…」 品森:「ほら、下校時間だよさっさと帰ろう野木くん!」 野木:「ちょ、しーちゃん!まってよ!今のどういう意味なのー!?」 品森:「さあー?わかんなーい。」 野木:「ええー!教えてよー!」