台本概要

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タイトル 傘取り
作者名 maturit  (@inui_maturi)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(女1、不問2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ご自由に

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ユウキ 不問 57
アキ 55
ナツキ 不問 52
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
ユウキ:「なんで急に雨が降ってくるんだよ」 アキ:「あんなに晴れていたのにねー」 ナツキ:「そういう時もあります」 ユウキ:「傘が一つだけ置いてあるな」 アキ:「そうだねー」 ユウキ:「じゃあ貰うね」 ユウキ:「ちょっと待て」 アキ:「抜けがけはダメなんだよ?」 ナツキ:「そうですか」 ユウキ:「じゃあここは平和的に決めようじゃないか」 アキ:「そうだねー」 ナツキ:「異議なし」 ユウキ:「ここは王道のジャンケンだっ!」 アキ:「腕がなるね」 ナツキ:「準備体操していいですか?」 ユウキ:「なあ、前ら…」 ユウキ:「なんか違くね?」 アキ:「え?」 ナツキ:「ん?」 ユウキ:「なんでそんなガチなの?」 ユウキ:「いや、濡れたくないのはわかるけどさ」 アキ:「ジャンケンを甘く見ちゃダメだよ」 ナツキ:「そうです」 ナツキ:「一瞬の油断が命取りになります」 ユウキ:「あれ?」 ユウキ:「俺の知ってるジャンケンと違くね?」 アキ:「ジャンケンなんて一つだけじゃん」 ナツキ:「他に何があるって言うんですか?」 ユウキ:「そう…だよな」 ユウキ:「じゃあ、これから何をするか言って見てくれよ」 アキ:「最初の合図で出された拳を砕く」 ナツキ:「最初の合図で相手の目を潰す」 ユウキ:「やらねええええよおおお」 アキ:「怖気着いたのかなぁ?」 ナツキ:「意外とチキンですね」 ユウキ:「いやお前らの常識とのズレに恐怖しか抱かないからっ」 アキ:「たかがジャンケンだよぉ」 ナツキ:「気楽にやりましょう」 ユウキ:「気楽に拳砕かられて、目を潰されてたまるかああああああ」 アキ:「大袈裟だねー」 ナツキ:「そうですね」 ユウキ:「たかが傘1本で死んでたまるかあああああ」 アキ:「オーバーだよぉ」 ナツキ:「ですね、まあそこまで言うならジャンケンは辞めましょう」 ユウキ:「あ、あぶねー」 ユウキ:「じゃあ何で決める?」 アキ:「はいはーい」 アキ:「我慢比べしようよ」 ナツキ:「いいね」 ユウキ:「今の流れだとかなり不安なんだが…」 アキ:「大丈夫だよー」 アキ:「右手首を叩いて、痛いって言った人の負けだよぉ」 ナツキ:「簡単ですね」 ユウキ:「ああ、言葉だけ聞くと凄く平和的なんだが…」 アキ:「じゃあいくよぉ」 ナツキ:「いつでも」 ユウキ:「まてえええええええ」 アキ:「今度はなんなの?」 ナツキ:「これでは何時になっても勝敗が決まりません」 ユウキ:「勝敗以外の何かが決まりそうで怖いんだよっ」 アキ:「何が決まるの?」 ナツキ:「検討(けんとう)がつきませんね」 ユウキ:「素手じゃないのかよっ!?」 アキ:「それは勝負が決まらないよー」 ナツキ:「そうですね、最悪タオルでも噛んで言葉を出さないようにするので」 ユウキ:「なんでそこまでするのっ!?」 アキ:「何事も全力で殺らないとね」 ナツキ:「いつの世も勝負とは命懸けです」 ユウキ:「そんな勝負は平和じゃないんだよおおお」 アキ:「大丈夫、死なないから」 ナツキ:「死にかけるだけです」 ユウキ:「手に持ってるものをよく見てみろよっ」 アキ:「普通の定規(じょうぎ)だよ?」 ナツキ:「普通のカッターです」 ユウキ:「普通に怖いわっ!?」 アキ:「もう…ビビりすぎだよぉ」 ナツキ:「臆病も行き過ぎると嫌われますよ?」 ユウキ:「こっちがおかしいのかっ!?」 アキ:「平和的にかぁ」 ナツキ:「じゃあ殴り合いでもしましょうか?」 ユウキ:「平和どこいったよっ!?」 アキ:「じゃあ何すればいいの?」 ナツキ:「そこまで言うなら平和を教えてください」 ユウキ:「生きる世界が違う気がしてきたな…」 ユウキ:「じゃあ、しりとり」 アキ:「いいよお」 ナツキ:「それなら」 ユウキ:「俺から言うぞっ」 アキ:「自分から言うとかズルくない?」 ナツキ:「主導権を握ろうとする典型的なタイプですね」 ユウキ:「…いや、でも」 アキ:「見苦しいですねー」 ナツキ:「潔(いさぎよ)く負けを認めたらどうですか?」 ユウキ:「ごめんなさい」 アキ:「やったあ勝ったぁ」 ナツキ:「そうだね」 ユウキ:「え?」 アキ:「相手の言葉をねじ伏せるのは難しいねー」 ナツキ:「勢いでなんとかなって良かったです」 ユウキ:「しりとりって知ってるか?」 アキ:「相手の言葉を非難するゲーム」 ナツキ:「なかなかに難しいですよね」 ユウキ:「んなゲームあるかああああ」 アキ:「そんな…」 ナツキ:「せっかく頑張ったのに」 ユウキ:「お前らが取ったのは尻じゃなくて挙(あ)げ足だぁあああ」 アキ:「もう、難しいのは辞めようよ」 ナツキ:「シンプルにいきましょう」 ユウキ:「結構シンプルな筈なんだけどなぁあああ」 アキ:「じゃあ、アレしようよ」 ナツキ:「なんですか?」 ユウキ:「まともなのにしてくれよ?」 アキ:「えーとね、連想ゲーム」 ユウキ:「…あ、まともだな」 ユウキ:「警戒心が高くなりすぎて反応が遅れた」 ナツキ:「知りませんね」 アキ:「えーとねー」 アキ:「私がリンゴって言ったら…」 ユウキ:「赤いって感じで返すんだ」 ナツキ:「なるほど」 アキ:「じゃあいくよぉ」 アキ:「北京ダックっ!」 ユウキ:「見た事ねーよっ!」 ユウキ:「えーとお肉」 ナツキ:「肝臓(かんぞう)」 アキ:「えーと腎臓(じんぞう)」 ユウキ:「…心臓」 ナツキ:「ドナー」 アキ:「見つからない」 ユウキ:「病気」 ナツキ:「余命宣告」 アキ:「七日」 ユウキ:「蝉」 ナツキ:「美味しい」 アキ:「スイカ」 ユウキ:「緑」 ナツキ:「カエル」 アキ:「アイゾメヤドクガエル」 ユウキ:「知らねぇよおおお」 ナツキ:「勝負は決まったね」 アキ:「やったああ」 ユウキ:「さっきから連想が重いんだよおぉお」 アキ:「普通だよぉ」 ナツキ:「普通ですね、ちなみにモウドクフキヤガエルとかいいですよ」 アキ:「可愛いよねぇ」 ユウキ:「猛毒入ってる時点で可愛くもなんともないんだよおお」 ナツキ:「可愛のに」 ユウキ:「というかなんで蝉で美味しいなんだよっ!?」 ナツキ:「食べたことないんですか?」 アキ:「美味しいよねーエビみたいで」 ユウキ:「だからなんでそこで常識みたいに言ってんのっ!?」 アキ:「でもカエルの方が好きかなぁ」 ナツキ:「いいですよね、ウシガエルは肉厚の鳥みたいで美味しいです」 ユウキ:「そこでなんで盛り上がんのっ!?」 ユウキ:「いいから現代に戻ってこいよっ!!」 アキ:「もう、どうすればいいかわからないよぉ」 ナツキ:「難しいですね」 ユウキ:「あ、いつの間にか雨が止んだな」 アキ:「そうだねー」 ナツキ:「じゃあ次は何で決めますか?」 ユウキ:「だからもう傘は要らないんだってっ!」 アキ:「勝負は決まってないよ?」 ナツキ:「そうですね」 ユウキ:「なんの為に勝負してるかわかってんのっ!?」 アキ:「逃げるなんて言わないよねー?」 ユウキ:「負けでいいよ」 ナツキ:「敗者には死よりも辛い罰を」 ユウキ:「こえーよ」 アキ:「晴れちゃったならしょうがないねー」 ユウキ:「ほら帰ろうぜ」 ナツキ:「そうですね」 アキ:「じゃあ鬼ごっこしようよ」 ユウキ:「え?」 ナツキ:「しょうがないので鬼をやります」 アキ:「おーけー」 ユウキ:「ちょっと待て、手に持ったカッターは仕舞うんだよな?」 ナツキ:「逃げないと…怪我しますよ?」 アキ:「早く逃げるよー」 ユウキ:「もう、お前らとは付き合いたくねえぇぇええええ」

ユウキ:「なんで急に雨が降ってくるんだよ」 アキ:「あんなに晴れていたのにねー」 ナツキ:「そういう時もあります」 ユウキ:「傘が一つだけ置いてあるな」 アキ:「そうだねー」 ユウキ:「じゃあ貰うね」 ユウキ:「ちょっと待て」 アキ:「抜けがけはダメなんだよ?」 ナツキ:「そうですか」 ユウキ:「じゃあここは平和的に決めようじゃないか」 アキ:「そうだねー」 ナツキ:「異議なし」 ユウキ:「ここは王道のジャンケンだっ!」 アキ:「腕がなるね」 ナツキ:「準備体操していいですか?」 ユウキ:「なあ、前ら…」 ユウキ:「なんか違くね?」 アキ:「え?」 ナツキ:「ん?」 ユウキ:「なんでそんなガチなの?」 ユウキ:「いや、濡れたくないのはわかるけどさ」 アキ:「ジャンケンを甘く見ちゃダメだよ」 ナツキ:「そうです」 ナツキ:「一瞬の油断が命取りになります」 ユウキ:「あれ?」 ユウキ:「俺の知ってるジャンケンと違くね?」 アキ:「ジャンケンなんて一つだけじゃん」 ナツキ:「他に何があるって言うんですか?」 ユウキ:「そう…だよな」 ユウキ:「じゃあ、これから何をするか言って見てくれよ」 アキ:「最初の合図で出された拳を砕く」 ナツキ:「最初の合図で相手の目を潰す」 ユウキ:「やらねええええよおおお」 アキ:「怖気着いたのかなぁ?」 ナツキ:「意外とチキンですね」 ユウキ:「いやお前らの常識とのズレに恐怖しか抱かないからっ」 アキ:「たかがジャンケンだよぉ」 ナツキ:「気楽にやりましょう」 ユウキ:「気楽に拳砕かられて、目を潰されてたまるかああああああ」 アキ:「大袈裟だねー」 ナツキ:「そうですね」 ユウキ:「たかが傘1本で死んでたまるかあああああ」 アキ:「オーバーだよぉ」 ナツキ:「ですね、まあそこまで言うならジャンケンは辞めましょう」 ユウキ:「あ、あぶねー」 ユウキ:「じゃあ何で決める?」 アキ:「はいはーい」 アキ:「我慢比べしようよ」 ナツキ:「いいね」 ユウキ:「今の流れだとかなり不安なんだが…」 アキ:「大丈夫だよー」 アキ:「右手首を叩いて、痛いって言った人の負けだよぉ」 ナツキ:「簡単ですね」 ユウキ:「ああ、言葉だけ聞くと凄く平和的なんだが…」 アキ:「じゃあいくよぉ」 ナツキ:「いつでも」 ユウキ:「まてえええええええ」 アキ:「今度はなんなの?」 ナツキ:「これでは何時になっても勝敗が決まりません」 ユウキ:「勝敗以外の何かが決まりそうで怖いんだよっ」 アキ:「何が決まるの?」 ナツキ:「検討(けんとう)がつきませんね」 ユウキ:「素手じゃないのかよっ!?」 アキ:「それは勝負が決まらないよー」 ナツキ:「そうですね、最悪タオルでも噛んで言葉を出さないようにするので」 ユウキ:「なんでそこまでするのっ!?」 アキ:「何事も全力で殺らないとね」 ナツキ:「いつの世も勝負とは命懸けです」 ユウキ:「そんな勝負は平和じゃないんだよおおお」 アキ:「大丈夫、死なないから」 ナツキ:「死にかけるだけです」 ユウキ:「手に持ってるものをよく見てみろよっ」 アキ:「普通の定規(じょうぎ)だよ?」 ナツキ:「普通のカッターです」 ユウキ:「普通に怖いわっ!?」 アキ:「もう…ビビりすぎだよぉ」 ナツキ:「臆病も行き過ぎると嫌われますよ?」 ユウキ:「こっちがおかしいのかっ!?」 アキ:「平和的にかぁ」 ナツキ:「じゃあ殴り合いでもしましょうか?」 ユウキ:「平和どこいったよっ!?」 アキ:「じゃあ何すればいいの?」 ナツキ:「そこまで言うなら平和を教えてください」 ユウキ:「生きる世界が違う気がしてきたな…」 ユウキ:「じゃあ、しりとり」 アキ:「いいよお」 ナツキ:「それなら」 ユウキ:「俺から言うぞっ」 アキ:「自分から言うとかズルくない?」 ナツキ:「主導権を握ろうとする典型的なタイプですね」 ユウキ:「…いや、でも」 アキ:「見苦しいですねー」 ナツキ:「潔(いさぎよ)く負けを認めたらどうですか?」 ユウキ:「ごめんなさい」 アキ:「やったあ勝ったぁ」 ナツキ:「そうだね」 ユウキ:「え?」 アキ:「相手の言葉をねじ伏せるのは難しいねー」 ナツキ:「勢いでなんとかなって良かったです」 ユウキ:「しりとりって知ってるか?」 アキ:「相手の言葉を非難するゲーム」 ナツキ:「なかなかに難しいですよね」 ユウキ:「んなゲームあるかああああ」 アキ:「そんな…」 ナツキ:「せっかく頑張ったのに」 ユウキ:「お前らが取ったのは尻じゃなくて挙(あ)げ足だぁあああ」 アキ:「もう、難しいのは辞めようよ」 ナツキ:「シンプルにいきましょう」 ユウキ:「結構シンプルな筈なんだけどなぁあああ」 アキ:「じゃあ、アレしようよ」 ナツキ:「なんですか?」 ユウキ:「まともなのにしてくれよ?」 アキ:「えーとね、連想ゲーム」 ユウキ:「…あ、まともだな」 ユウキ:「警戒心が高くなりすぎて反応が遅れた」 ナツキ:「知りませんね」 アキ:「えーとねー」 アキ:「私がリンゴって言ったら…」 ユウキ:「赤いって感じで返すんだ」 ナツキ:「なるほど」 アキ:「じゃあいくよぉ」 アキ:「北京ダックっ!」 ユウキ:「見た事ねーよっ!」 ユウキ:「えーとお肉」 ナツキ:「肝臓(かんぞう)」 アキ:「えーと腎臓(じんぞう)」 ユウキ:「…心臓」 ナツキ:「ドナー」 アキ:「見つからない」 ユウキ:「病気」 ナツキ:「余命宣告」 アキ:「七日」 ユウキ:「蝉」 ナツキ:「美味しい」 アキ:「スイカ」 ユウキ:「緑」 ナツキ:「カエル」 アキ:「アイゾメヤドクガエル」 ユウキ:「知らねぇよおおお」 ナツキ:「勝負は決まったね」 アキ:「やったああ」 ユウキ:「さっきから連想が重いんだよおぉお」 アキ:「普通だよぉ」 ナツキ:「普通ですね、ちなみにモウドクフキヤガエルとかいいですよ」 アキ:「可愛いよねぇ」 ユウキ:「猛毒入ってる時点で可愛くもなんともないんだよおお」 ナツキ:「可愛のに」 ユウキ:「というかなんで蝉で美味しいなんだよっ!?」 ナツキ:「食べたことないんですか?」 アキ:「美味しいよねーエビみたいで」 ユウキ:「だからなんでそこで常識みたいに言ってんのっ!?」 アキ:「でもカエルの方が好きかなぁ」 ナツキ:「いいですよね、ウシガエルは肉厚の鳥みたいで美味しいです」 ユウキ:「そこでなんで盛り上がんのっ!?」 ユウキ:「いいから現代に戻ってこいよっ!!」 アキ:「もう、どうすればいいかわからないよぉ」 ナツキ:「難しいですね」 ユウキ:「あ、いつの間にか雨が止んだな」 アキ:「そうだねー」 ナツキ:「じゃあ次は何で決めますか?」 ユウキ:「だからもう傘は要らないんだってっ!」 アキ:「勝負は決まってないよ?」 ナツキ:「そうですね」 ユウキ:「なんの為に勝負してるかわかってんのっ!?」 アキ:「逃げるなんて言わないよねー?」 ユウキ:「負けでいいよ」 ナツキ:「敗者には死よりも辛い罰を」 ユウキ:「こえーよ」 アキ:「晴れちゃったならしょうがないねー」 ユウキ:「ほら帰ろうぜ」 ナツキ:「そうですね」 アキ:「じゃあ鬼ごっこしようよ」 ユウキ:「え?」 ナツキ:「しょうがないので鬼をやります」 アキ:「おーけー」 ユウキ:「ちょっと待て、手に持ったカッターは仕舞うんだよな?」 ナツキ:「逃げないと…怪我しますよ?」 アキ:「早く逃げるよー」 ユウキ:「もう、お前らとは付き合いたくねえぇぇええええ」