声劇台本置き場

ザダゾ：俺は勇者ザダゾ。魔物退治をするため、旅をしている。 マリファナ：私は聖母マリファナ。ザダゾ様の付き人。回復魔法が使えますわ。 キョキョキョ：俺は吟遊詩人キョキョキョ。ザダゾ様の邪魔をするやつは容赦なく切りつけるぜ。 ザダゾ：ここか、例の魔物が潜んでいるという洞窟は。 マリファナ：ええ、間違いありません。 キョキョキョ：ここまで漂ってくる異臭。吐き気がとまんねぇな。 ザダゾ：やつだ、くるぞ！ ばばあ：誰だい、外で騒いでいるやつは！皆殺しにしてくれるわ！ ザダゾ：お前が脱獄ばばあだな！？ ばばあ：あ！？ ザダゾ：俺は勇者ザダゾだ！ マリファナ：聖母マリファナよ！ キョキョキョ：詩人キョキョキョ！ ばばあ：なんだって？ ザダゾ：勇者ザダゾ！ ばばあ：はぁ！？ ザダゾ：ザ・ダ・ゾ！ ばばあ：さ・ら・だ？ ザダゾ：ザ・ダ・ゾ！ ばばあ：ポ・テ・ト？ ザダゾ：勇者ザダゾだ！ ばばあ：勇者ポテトサラダだ！ ザダゾ：くっ、このばばあ、話にならん！ マリファナ：ザダゾ様、遊んでいる場合ではありません。 ザダゾ：わかっている。やつの異臭をほおっておくわけにはいかん。 キョキョキョ：キョッ、キョッ、キョ。さっさと倒して、コメット星へ帰してやるぜぇ。 ばばあ：やっとの思いで脱獄したんだよ。戻されてたまるかい！ キョキョキョ：ザダゾ様に手出しはさせねぇ。ここは俺がぁ！オラオラオラァ！ ザダゾ：おい、そんなにナイフを振り回すな！敵味方関係なく切りつけるつもりか！ キョキョキョ：そん時はそん時だよ！オラオラァ！ ばばあ：脱獄ばばあの呪い、受けてみよ！ ばばあ：ダゾデザドゼ　ゼドザデゾダ ばばあ：はぁーーーーーーーーっ！！ マリファナ：ザダゾ様、この呪いを受けると語尾がメポになってしまいますわ！ ザダゾ：なんだとっ！ キョキョキョ：ザダゾ様！ ザダゾ：うわぁああああ！ マリファナ：だ、大丈夫で、、、？ ザダゾ：なんだメポ？ マリファナ：いやあああああああ！ ばばあ：ふひゃひゃひゃ、わしの力、思い知ったかい。 ザダゾ：思い知ったメポ！ マリファナ：ザダゾ様、今おがみゃがります！（「拝み入る」の意） ばばあ：おがみゃがるだとっ！あんたはラ行変格活用にしてやるよ！ マリファナ：や、やめてくださいまし！ ばばあ：どうしようかねぇ。可愛く「ご主人様、許してにゃん」と言えたらやめてやらんこともないがねぇ。 キョキョキョ：な、なんということを、、、！ ばばあ：さあ、どうするんだい。 マリファナ：「ご、ご主人様、許してにゃん。。。」 ばばあ：ラダレデロド　ダラデレドロ ザダゾ：呪文を唱え始めたメポ！ マリファナ：可愛くなかったってことかしら！？！？ ばばあ：はぁーーーーーーーーっ！！ マリファナ：いやあああああああ！ ザダゾ：マ、マリファナ…！ マリファナ：私、どうなってしまったのかしラリリルレレ。 キョキョキョ：とうとうラリりやがった…！ マリファナ：な、なんということでラリリルレレ！ ばばあ：さあ降参するんだよ。 キョキョキョ：キョッ、キョッ、キョ。まだ俺が残ってるだろ！ ばばあ：ふん、こわっぱが！お前は匂いで十分だよ！シャーーーーっ！ キョキョキョ：く、臭いぃいいい！ ザダゾ：ま、負けてたまるかメポ！俺の聖剣エクスカリメポで倒してやるんだメポ！ マリファナ：ザダゾ様、語尾のせいで、何の迫力もございませラリリルレレ！ ザダゾ：くそっ！俺は勇者ザダゾメポ、ザダゾだぞメポ、ザダゾなのだぞメポ！伊達に六武具馬具売ってないメポに！！ キョキョキョ：こんなところで…！ 神：お前の六武具馬具はそんなものか。 ザダゾ：だ、誰だメポ！ 神：私は神だ。 マリファナ：か、神様！ 神：マリファナ、おがみゃがり感謝する。そなたらに力を授けよう。 ばばあ：な、なんだって…！ 神：今、勇者ザダゾに力を。全知全能、作者の権力をここに投じる。 ザダゾ：ち、力が、溢れて…！ キョキョキョ：ザダゾ様…！ ザダゾ：うおおおお！よし、もう大丈夫だ！ ばばあ：メポの呪いが消えただと…！ ばばあ：このやろう！！！ ザダゾ：焦って殴りにかかるとは。パワーで勝てるとでも思ってんのか、このばばあ！ ばばあ：おらああ…！ ザダゾ：光れ！俺の聖剣エクスカリメポ！ ばばあ：うわああああああ！ キョキョキョ：聖剣はエクスカリメポで合ってたのか…！ ばばあ：ま、まいったよ。 ザダゾ：大人しく、元の監獄へ戻りやがれ。脱獄ばばあ。 ばばあ：ううう。 ザダゾ：よし、一件落着だな。旅を続けよう。 マリファナ：あのぉ、ザダゾ様…？私、ラ行変格活用のままでラリリルレレ～～～っ！！！