声劇台本置き場

ザダゾ：俺は勇者ザダゾ。魔物退治をするため、旅をしている。 マリファナ：私は聖母マリファナ。ザダゾ様の付き人。回復魔法が使えますわ。 キョキョキョ：俺は吟遊詩人キョキョキョ。ザダゾ様の邪魔をするやつは容赦なく切りつけるぜ。 ザダゾ：随分歩いてきたが、次の目的地はまだか？ マリファナ：この森を抜けたらすぐのはずですが、、、？ キョキョキョ：さっきから同じとこばっか歩いてる気がするぜ？ ザダゾ：なんだとっ！ マリファナ：ザダゾ様、前方に誰かいますわ。 精霊：やぁ。ここはポピポポパの森だよ。 キョキョキョ：ポピポポパの森？ 精霊：そうポピポポパの森。僕はポピポポパの森のポピポポパの精霊。 ザダゾ：ポピポポパの森のポピポポパの精霊？ 精霊：うん。ポピポポパの森のポピポポパの精霊なんだ。 ザダゾ：そうか。ポピポポパの森のポピポポパの精霊か。 マリファナ：ザダゾ様、遊んでいる場合ではありません。 ザダゾ：わかっている。 精霊：悪いけど、この森からは出られないよ。 ザダゾ：どういうことだ！ 精霊：大樹様が君たちのことを気に入ったから。 キョキョキョ：気に入った？ 精霊：僕たちは友達になったんだよ。ずっと一緒にポピポポパの森で暮らそうよ！ キョキョキョ：無理だな！俺たちには果たさなければならない使命があるんだ。友達になってもいいが、ここでずっとという訳にはいかない。 精霊：残念。 ザダゾ：悪いな。 精霊：君たち、ポピポポパに逆らうんだぁ。 マリファナ：ザダゾ様、精霊の様子が何だか… キョキョキョ：風が強くなってきた… ザダゾ：森が騒いでいる！ 精霊：君たちなんか、もうどうでもいいや！ポピポポパの呪いをかけてやる！ ザダゾ：なんだとっ！ 精霊：大樹様！大樹様！ 大樹：ポピポポパに逆らう愚かな人間ども。呪いに惑い狂い壊れてしまえ。呪文を今。 精霊：ポピポポパ！ポピポポパ！ 大樹：ポピーピー、ポピポポーピ、ピーポピーポ、ポピポポペ。ピピポポ、ピピポポ、ポペーパパーピ、ピーポピーポ、ポピポポパ！ ザダゾ：うわああああああ！ キョキョキョ：ザダゾ様！！ マリファナ：ザダゾ様、大丈夫で… ザダゾ：パッピプッペポー！俺様ザダゾポパ！ マリファナ：いやあああああああ！ ザダゾ：出たな、お邪魔虫！ キョキョキョ：ザダゾ様がばい菌みたいになっちまった！ 大樹：そっちの小僧はピーポきゅんにしてやろう。 キョキョキョ：やめてくれえ！ 大樹：オレンジ色でかわええぞ？？ キョキョキョ：そういう問題じゃねぇ！ 精霊：僕らは怒ってるんだ！本当にやめてほしいなら謝罪が必要だろ？ キョキョキョ：あ！？ 精霊：そうだなぁ。「この度は勝手に神聖な森に入り、づけづけとした態度で精霊君を傷つけてしまい大変申し訳ございませんでした。」とでも言え。 キョキョキョ：なんか腹立つな！ 精霊：いいの？そんなこと言っちゃって。君らのリーダーはあんな感じだけど…？ ザダゾ：パッピプッペポー！！ キョキョキョ：ぎょええええっ 精霊：ほら。ちゃんと謝らくちゃ！ キョキョキョ：「こ、この度は、大変申し訳ございませんでした…。」 精霊：何が？？ キョキョキョ：…ポピポポパに悪態をついたこと、どうかお許しください。 精霊：それで？？ キョキョキョ：…っ！！ 精霊：そんでもって？？ キョキョキョ：だあああああ！！もうダメだ、皆殺しだっ！オラオラオラァ！！ マリファナ：キョキョキョ落ち着きなさい！ ザダゾ：落ち着くんだポパァ！ マリファナ：ザダゾ様、私が今おがみゃがります！（「拝み入る」の意） 大樹：おがみゃがるだと！そうはさせるか！ マリファナ：神よ、どうか私たちにお導きを… 大樹：ポピーピー、ポピポポーピ、ピーポピーポ、ポピポポペ！ピピポポ、ピピポポ！ポペーパパーピ、ピーポピーポ、ポピポポ… ザダゾ：パァアアアアアアアア！ マリファナ：間に合ったわ！ ザダゾ：マリファナ、おがみゃがり感謝する。光れ！俺の聖剣！ 大樹：ぐ、ぐああああ！ ザダゾ：なめるな！俺は勇者ザダゾだぞ！ザダゾなのだぞ！ 大樹：ぐうう。 精霊：大樹様！ キョキョキョ：精霊くん。お前の相手は俺だぜ？さっきはよくも威張ってくれたなぁ。 精霊：ひ、ひぃいいい！ キョキョキョ：キョッ、キョッ、キョ。くらえ！スマイルカット！ 精霊：びえええ！ ザダゾ：俺たちはこの世界に蔓延る悪を殲滅しなければならない。この森を抜けさせてもらうぞ。 大樹：ううう。 0：　 ザダゾ：よし、一件落着だな。あれ、マリファナはどこにいった？ キョキョキョ：横にいたはずだけど…？ マリファナ：パッピプッペポー！俺様マリファナポパ！ ザダゾ：ポ、ポピポポパの森、恐るべし～～～～っ！！