台本概要
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タイトル | 夢の中で祈る |
---|---|
作者名 | 皐月健太 (@satukiburibura) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 1人用台本(不問1) ※兼役あり |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
いつまでも、亡くなった人を想いながら ※注意事項 ●過度なアドリブ、改変をしたい場合(キャラクターの性転換、セリフを丸々変える等)はご連絡ください。 ●男性が女性キャラを女性として、女性が男性キャラを男性として演じる際や語尾等の軽微な変更は可能とします。 ●配信等でご利用される場合は、可能であれば作者名、作品名、掲載サイトのURLを提示して頂けると幸いです。 その他について不明点などは下記URLのサイト利用規約を確認し、順守をお願いします。 https://buribura.amebaownd.com/ 314 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
語り手 | 不問 | - | 感じたままにお読みください。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:事故や事件、災害や病気で亡くなられた人がどうか安らかに眠れるように、そして残された家族が前に進めるように
0:私があなたの前で手を合わせるのはもう何度目だろう。
0:何年経とうとあなたがいなくなった日に
0:こうしてあなたの前で手を合わせる度に
0:あの日の悲しみが蘇る。
0:
0:
0:
0:なんで
0:どうして
0:なぜ
0:
0:
0:
0:突然いなくなったあなたは
0:今でも急に何食わぬ顔で
0:家の玄関の扉を開けるのではないのかと
0:毎年この日がくると、そんなことを想いに抱きながら
0:私は今日も眠りにつく
0:
0:
0:
0:あなたが私の夢にでてくる
0:まるであなたが子どものころの時のように
0:屈託のない笑顔でこっちを見ている
0:懐かしく、もう二度と届かない
0:それが最後に見たあなたの姿と
0:どうしても私の頭は被せてくるのだ
0:
0:
0:夢の中にいるはずの私は
0:現実でも涙を流していることを自覚する
0:
0:
0:夢の中だけでもあなたにもう一度
0:もう一度だけでいいから
0:お願い・・・
0:あなたに触れさせて・・・
0:
0:
0:
0:なんで、なんで・・・
0:どうして触れられない
0:あなたの笑顔を
0:こんなにも夢の中では近くで見ているはずなのに
0:触れようとすれば
0:とても遠くにあなたはいる
0:
0:
0:
0:なぜ・・・
0:
0:
0:
0:分かってる、分かってるよ
0:
0:
0:
0:「甘えないで」って言うんでしょ
0:
0:
0:
0:あなたが私に夢の中で笑顔を見せてきたのは
0:私の頭があなたを笑顔にして見せてきてるんじゃない
0:あなたが私に元気づけるために
0:そしてお別れを言うために
0:来てくれたんでしょ?
0:
0:だけどいつまでもあなたに囚われてないで
0:前に進めって、立ち直って今を生きろって
0:あなたの笑顔はそう言いたいんでしょ?
0:あなたはとても優しくて
0:その優しさの中にちゃんと厳しさもあった人だから
0:
0:
0:
0:(ため息して)夢から覚めたくない
0:だって夢から覚めたら、行っちゃうんでしょ?
0:もう本当に二度と届かなくなる
0:
0:残酷だ
0:
0:でも、ありがとう
0:
0:心配してきてくれたんでしょ?
0:
0:それが分からない私じゃない
0:
0:
0:ねえ、私が夢から覚めた時
0:この夢を覚えていることはできるかな?
0:どうか、願わくば・・・
0:
0:
0:ありがとう、今度はもう大丈夫
0:
0:そして私は涙を流しながら目を覚ます
0:事故や事件、災害や病気で亡くなられた人がどうか安らかに眠れるように、そして残された家族が前に進めるように
0:私があなたの前で手を合わせるのはもう何度目だろう。
0:何年経とうとあなたがいなくなった日に
0:こうしてあなたの前で手を合わせる度に
0:あの日の悲しみが蘇る。
0:
0:
0:
0:なんで
0:どうして
0:なぜ
0:
0:
0:
0:突然いなくなったあなたは
0:今でも急に何食わぬ顔で
0:家の玄関の扉を開けるのではないのかと
0:毎年この日がくると、そんなことを想いに抱きながら
0:私は今日も眠りにつく
0:
0:
0:
0:あなたが私の夢にでてくる
0:まるであなたが子どものころの時のように
0:屈託のない笑顔でこっちを見ている
0:懐かしく、もう二度と届かない
0:それが最後に見たあなたの姿と
0:どうしても私の頭は被せてくるのだ
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0:
0:夢の中にいるはずの私は
0:現実でも涙を流していることを自覚する
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0:夢の中だけでもあなたにもう一度
0:もう一度だけでいいから
0:お願い・・・
0:あなたに触れさせて・・・
0:
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0:なんで、なんで・・・
0:どうして触れられない
0:あなたの笑顔を
0:こんなにも夢の中では近くで見ているはずなのに
0:触れようとすれば
0:とても遠くにあなたはいる
0:
0:
0:
0:なぜ・・・
0:
0:
0:
0:分かってる、分かってるよ
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0:
0:「甘えないで」って言うんでしょ
0:
0:
0:
0:あなたが私に夢の中で笑顔を見せてきたのは
0:私の頭があなたを笑顔にして見せてきてるんじゃない
0:あなたが私に元気づけるために
0:そしてお別れを言うために
0:来てくれたんでしょ?
0:
0:だけどいつまでもあなたに囚われてないで
0:前に進めって、立ち直って今を生きろって
0:あなたの笑顔はそう言いたいんでしょ?
0:あなたはとても優しくて
0:その優しさの中にちゃんと厳しさもあった人だから
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0:
0:(ため息して)夢から覚めたくない
0:だって夢から覚めたら、行っちゃうんでしょ?
0:もう本当に二度と届かなくなる
0:
0:残酷だ
0:
0:でも、ありがとう
0:
0:心配してきてくれたんでしょ?
0:
0:それが分からない私じゃない
0:
0:
0:ねえ、私が夢から覚めた時
0:この夢を覚えていることはできるかな?
0:どうか、願わくば・・・
0:
0:
0:ありがとう、今度はもう大丈夫
0:
0:そして私は涙を流しながら目を覚ます