台本概要

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タイトル 何でも聞いて、あ・げ・る
作者名 Danzig
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 20 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 激レアのフィギアを手に入れた男
このフィギアを利用して・・・・

男女サシのコメディで、20分程度のシナリオです。

男女それぞれの名前は設定してありませんので、演者さんの都合で決めてください。
アドリブあります。

台本使用規定:
商用、非商用問わず連絡不要

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
139 限定フィギュアを手に入れた主人公
136 主人公お目当ての女性
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:なんでも聞いてあげる : : 0:女の元に嬉しそうにやってくる男 : 男:〇〇ちゃん、 男:ジャジャーン! 男:これ見て! : 女:え、何? 女:はっ! 女:それはもしかして! 女:破滅の八重歯、10周年特別企画、伝次郎の限定フィギュア! : 男:そう当選倍率一万倍の超レアアイテムだよ : 女:すごーい : 男:じゃぁ、約束通り、〇〇ちゃんにあげるね : 女:ホント! 女:嬉しい、ありがとう : 男:その代わり、何でも僕のいう事聞いてよ : 女:え? : 男:このアイテムをゲットして、〇〇ちゃんにあげたら 男:何でも僕の言う事を聞いてくれるって言ったじゃないか : 女:あれは、ほら・・つい、勢いで : 男:勢いでもなんでも、約束は約束だよ! 男:これの応募券手に入れるために、貯金はたいて、餅(もち)エッグ3000個買ったんだから : 女:えーーー 女:ある意味、すごっ! : 男:ねぇ、いいでしょ 男:いう事、聞いて、聞いて、聞いてぇ~ : 女:もう・・・ 女:子供か! : 男:何と言われようとも! : 女:分かったわよ、 女:いう事、聞いてあげるわよ : 男:ホント! : 女:まぁ・・約束だからね : 男:やったぁ : 女:その代わり、絶対、フィギア頂戴よ! : 男:うん、あげる、あげる : 女:・・・で、 女:何がして欲しいの? : 男:そこは、やっぱり定番の・・・ : 女:定番の? : 男:お医者さんゴッコぉ! : 女:ええええええ : 男:ねえ、いいでしょ、いいでしょ : 女:嫌よ : 男:いう事聞いてくれるって、言ったもん、言ったもん 男:やってくれなきゃ、やだ、やだ、やだ、やだ : 女:ホントに子供か! 女:もう・・・ 女:分かったわよ、やってあげるわよ : 男:ホント? : 女:ホントじゃないって言ったら、また、駄々(だだ)こねるんしょ? : 男:うん、こねる、こねる : 女:ったく・・・ 女:で、あなたは何をやるの? : 男:そりゃ勿論、お医者さん : 女:・・・・で、私は? : 男:看護師さんか、患者さん : 女:どっち? : 男:うーん・・・迷うけど、〇〇ちゃんは患者さんやって : 女:はいはい : 男:じゃぁ、よろしくお願いしま~す♪ : 0:(劇開始) : 女:先生!、どうか、父の命を救ってください : 男:うーん、ちょっとガンの進行が速いんですよね : 女:もう、ダメなんですか? : 男:難しいですが、今のステージであれば 男:手術をすればなんとか・・・ : 女:助かるんですか? : 男:確率は五分五分といったところでしょうか : 女:お願いします先生、どうか父を、父を助けてください : : 男:違います : 女:え? : 男:違うでしょ! : 女:何が違うのよ : : 男:こんなのが、やりたかったんじゃない! : 女:だって、お医者さんと患者さんじゃない : 男:違うじゃん、 男:それ患者さんじゃなくて、患者さんの家族じゃん : 女:もう・・・ 女:一緒でしょ : 男:違うって、やりたいのは、そういうのじゃないの 男:ちゃんと患者さんやってよ : 女:もう・・・わかったわよ : 男:やったぁ 男:じゃぁ、よろしくお願いしま~す : 0:(劇開始) : 女:先生、私の命を助けてください : 男:うーん、ちょっとガンの進行が速いんですよね : 女:もう、ダメなんですか? : 男:難しいですが、今のステージであれば 男:手術をすればなんとか・・・ : 女:助かるんですか? : 男:確率は五分五分といったところでしょうか : 女:お願いします、先生、私の、私の命を助けてください : 男:違います! : 女:何が! : 男:違うんだもん、そうじゃないんだもん : 女:何が違うのよ : 男:お医者さんと患者さんといえば、診察でしょ! : 女:今、診察してたじゃない : 男:そうだけど、違うの! : 女:何が違うのよ : 男:もう、医者と患者はいい 男:医者と看護師さん、やりたい : 女:えー 女:もう、やったからいいじゃない : 男:やだもん、やだもん 男:思ったのと、違ったんだもん 男:お医者さんと看護師さんやりたい 男:やりたい、やりたい、やりたい : 女:もう・・・ 女:わかったわよ、 女:仕方ないから、やってあげるわよ : 男:やったぁ : 女:ったく・・・ 女:どこまで付き合わされるのよ : 男:いいじゃん、いいじゃん 男:ね、フィギアあげるから : 女:もう・・・ 女:絶対、頂戴よ! : 男:分かってるって : 男:じゃぁ、よろしくお願いしま~す : 0:(劇開始) : 女:バイタル。血圧67の128、心拍数79でサイナス : 男:では今から手術を始める 男:メス : 女:はい : 男:モノポーラ : 女:はい : 男:これは酷いな : 女:かなり転移していますね : 男:難しい手術になりそうだな : 女:そうですね・・・ 女:大丈夫ですか : 男:なぁに、これくらいの手術は何度も経験しているさ : 女:さすが先生 : 男:続けるぞ 男:メッツェン : 女:はい : 男:コーピン : 女:はい : 男:鉗子(かんし) : 女:はい : : 男:違う : 女:はい? : 男:ちが~う! : 女:え? 女:今、ちゃんと鉗子(かんし)渡しましたよ先生 : 男:違うの! 男:そうじゃないの! 男:手術がしたいんじゃないんだって : 女:じゃぁ、何! : 男:もっと・・・ちがう・・・こう・・・ムフフな・・・ : 女:ムフフ? : 男:いいの、いいの 男:〇〇ちゃんは、そういう事気にしなくて : 女:あっそう・・・ : 男:あああああ、もう、お医者さんゴッコはいい 男:違うのがやりたい : 女:えーーー 女:お医者さんゴッコやりたいって言ったから 女:やってあげてたんじゃない : 男:こんなお医者さんゴッコなんて、誰も、やりたいと思わないよ : 女:じゃぁ、何がしたいのよ : 男:家庭教師と生徒 : 女:何それ? : 男:そういうのがあるの : 女:どこにあるのよ? : 男:〇〇ちゃんはそういう事を気にしなくていいの : 女:ふーん 女:で、どっちが何をやるの : 男:そりゃ、〇〇ちゃんが生徒だよ : 女:私が生徒? : 男:そう、JK : 女:私、JKやるの? : 男:うん : 女:変態? : 男:なんと言われようとも! : 女:・・・ったく 女:分かったわよ、やればいいんでしょ : 男:うん : 女:しょうがないわね : 男:やったぁ 男:じゃぁ、よろしくお願いしま~す : 0:(劇開始) : 女:先生 : 男:なんだい、〇〇君 : 女:先生が、この前教えてくれた所、間違ってるって : 男:え? ホント? : 女:学校で、先生にそう言われましたよ : 男:どこ? : 女:ここの所? : 男:これ間違ってるの? : 女:ええ、 女:先生は八岐大蛇(やまたのオロチ)を退治したのは 女:日本武尊(やまとたけるのみこと)って言ってたじゃないですか 女:正しくは 女:素戔嗚尊(すさのおのみこと)なんですって : 男:あぁ、そうか・・・ : 女:もう、シッカリして下さいよ先生! : 男:違うって・・・ : 女:違わないですよ、学校の先生がそう言ってましたから : 男:そうじゃなくて! : 女:え? : 男:こんなのが、やりたかったんじゃない! : 女:何よ、 女:家庭教師と生徒がやりたかったって言ったじゃない 女:私、頑張ってJKやったんだから : 男:違うでしょ、世の中の家庭教師とJKって、違うでしょ! : 女:何が違うのよ : 男:もっと・・・こう・・・ : 女:もっと、何? : 男:あああああ、もう、家庭教師と生徒はいい 男:違うのがやりたい : 女:えーーー 女:また? : 男:だって思った事、出来てないんだもん : 女:そんなの知らないわよ : 男:違うのやってくれないと、フィギュアあげない : 女:そんなのズルいわよ : 男:やってくんなきゃ、やだやだやだやだ : 女:ホント、子供か! : 男:やってよ、やってよ : 女:わかったわよ、やればいいんでしょ : 男:うん : 女:で、今度は何をやればいいの? : 男:やっぱり・・・ 男:学校の先生とJK がいいな : 女:またJK? : 男:うん : 女:やっぱり変態? : 男:なんと言われようとも! : 女:ふーん 女:で、私がJKやればいいの? : 男:そりゃ、そうさ : 女:はぁ(ため息) : 男:でね、今回は 男:教室で女子高生と先生が二人きりで進路指導(しんろしどう)ってのがいいな♪ : 女:なんか今度は具体的になったわね : 男:そりゃ、さっきみたいなのは嫌だからね : 女:あらそう・・・ 女:まぁいいわ、やってあげるわよ : 男:やったぁ : 女:ったく・・・ : 男:今度こそ、期待してますよ♪ 男: 男:じゃぁ、よろしくお願いしま~す : 0:(劇開始) : 女:先生 : 男:なんだい、〇〇君 : 女:先生、私、進学せずに就職しようと思います : 男:何を言ってるんだ〇〇くん 男:勿体ないじゃないか : 女:でも、大学はお金もかかるし・・ 女:私、早くお金を稼(かせ)げるようになりたいんです。 女:家族の為にも : 男:君の成績なら、いい大学に行けるよ 男:今すぐ就職するよりも、長い目で見れば、そっちの方が絶対いいよ : 女:でも、お父さんが・・・ : 男:先生が君のお父さんを説得してみるよ 男:だから、進学を諦(あきら)めないでくれ : 女:先生、 女:でも・・・私 : 男:違うんだよ、〇〇君 : 女:何が違うんですか、先生 : 男:違~う!、違う、違う、違う! 男:こういう事がやりたいんじゃないの! : 女:もう、何よ! 女:「先生と生徒で進路指導(しんろしどう)」ってのが、やりたいって言うから、 女:やってあげたんじゃん : 男:違うんだもん・・・・ : 女:だから、何が! : 男:違うんだもん、世の中の「先生と生徒の進路指導」って違うんだもん : 女:「世の中の」って何よ? : 男:あああああ、もう先生とJKはいい 男:違うのやりたい : 女:えーー 女:まだやるの? : 男:だって、思ってたのと、違うんだもん : 女:そんなの、知らないって : 男:やりたい、やりたい、やりたい、やりたい : 女:分かったから、分かったから 女:もう・・・ : 男:やってくれる? : 女:仕方ないでしょ 女:でも、これが最後よ : 男:分かったよ・・(不満そう) : 女:で、何がやりたいの : 男:お店の補導員と、万引きしたJK : 女:JKは、どうしてもしたいんだ : 男:うん : 女:変態確定ね : 男:何と言われようとも! : 女:・・・ 女:で、私がJKやればいいのね : 男:うん、勿論 : 男:でね、万引きを見つかったJKが 男:お店の補導員(ほどういん)の事務所(じむしょ)に連れてこられて 男:二人きりで尋問(じんもん)されるの : 女:よく、そんなシチュエーション、思い浮かぶわね : 男:まぁ、思い浮かぶというか、見てるというか・・・ : 女:見てる? : 男:いやいや 男:とにかく、そのシチュエーションでやりたい! : 女:わかったわよ 女:本当にこれで最後だからね : 男:うん、分かった : 女:はぁ、 女:やっと終われるわ・・ : 男:それでさ : 女:まだ何かあるの? : 男:うん、 男:今度は僕からセリフを言うね : 女:どうして? : 男:だって、〇〇ちゃんからセリフを言うと 男:思ったのと、違うのになっちゃいそうだから : 女:・・・わかったわよ・・・ : 男:じゃぁ、僕のセリフからね : 女:はいはい : 男:じゃぁ、よろしくお願いしま~す : 0:(劇開始) : 男:君、こんな、万引きなんてして・・・ : 女:ごめんなさい : 男:これが欲しかったんか? : 女:・・・・はい : 男:物を盗んじゃいけないって、知らない訳でもないだろう : 女:・・・・はい、知っています : 男:ったく、そういう人間はキチンと指導(しどう)しないとな : 女:許してください : 男:ダメだな 男:万引きは立派な犯罪(はんざい)だからな : 女:そんな・・・ : 男:で、連絡するのは、学校と警察と、どっちがいい? : 女:どっちでもいいです。 : 男:へ? : 女:私、どっちでもいいんです。 女:どうせ私は、不良のレッテルを張られてるし 女:学校も面白くないし 女:退学になってもいいんです : 男:君、そんな事言っちゃダメだよ 男:今からでも、真面目にやって、学校だけでも卒業しなきゃ : 女:だって、私、学校に行っても皆から避(さ)けられてるし 女:先生だって、まともな目で私を見てくれないし : 男:そうだったのか : 女:今日だって、もう捕まってもいいかなぁって、万引きしたんです。 : 男:ダメだよ、もっと自分を大切にしなきゃ・・・ : 女:そんな事言ったって、 女:私の事、誰も分かってくれないし : 男:そんな事ないよ、おじさんは分かるさ 男:こういう補導員なんてやってるとさ、よくわかるんだ : 女:おじさん・・・ : 男:違うでしょ! : 女:もう、何が違うのよ 女:言われた通りにやったじゃないの : 男:こんなの違う! : 女:何が違うのよ : 男:「お願いだから学校には連絡しないで・・・」 男:って言うでしょ普通 : 女:普通ってなによ : 男:いや・・・普通は普通だよ、みんなそう言うじゃん : 女:みんなって、あんた補導された所、見たことあるの? : 男:実際のは無いけど・・・ : 女:「実際のは」って何よ : 男:いやいや、〇〇ちゃんは知らなくても・・・ : 女:とにかく、約束通りやったんだから 女:フィギア頂戴! : 男:分かったよ・・・ 男:はい(不満そう) : 女:やったぁ 女:嬉しい : 男:〇〇ちゃん : 女:(上機嫌)何? : 男:さっきから思ったんだけどさ 男:〇〇ちゃんって、わざとやってた? : 女:え? 女:・・・な、何の事? : 男:やっぱり 男:わざと、はぐらかしてたんでしょ・・・ : 女:・・・・テヘ♪ : 男:(アドリブ) : 女:(アドリブ) : 0:完

0:なんでも聞いてあげる : : 0:女の元に嬉しそうにやってくる男 : 男:〇〇ちゃん、 男:ジャジャーン! 男:これ見て! : 女:え、何? 女:はっ! 女:それはもしかして! 女:破滅の八重歯、10周年特別企画、伝次郎の限定フィギュア! : 男:そう当選倍率一万倍の超レアアイテムだよ : 女:すごーい : 男:じゃぁ、約束通り、〇〇ちゃんにあげるね : 女:ホント! 女:嬉しい、ありがとう : 男:その代わり、何でも僕のいう事聞いてよ : 女:え? : 男:このアイテムをゲットして、〇〇ちゃんにあげたら 男:何でも僕の言う事を聞いてくれるって言ったじゃないか : 女:あれは、ほら・・つい、勢いで : 男:勢いでもなんでも、約束は約束だよ! 男:これの応募券手に入れるために、貯金はたいて、餅(もち)エッグ3000個買ったんだから : 女:えーーー 女:ある意味、すごっ! : 男:ねぇ、いいでしょ 男:いう事、聞いて、聞いて、聞いてぇ~ : 女:もう・・・ 女:子供か! : 男:何と言われようとも! : 女:分かったわよ、 女:いう事、聞いてあげるわよ : 男:ホント! : 女:まぁ・・約束だからね : 男:やったぁ : 女:その代わり、絶対、フィギア頂戴よ! : 男:うん、あげる、あげる : 女:・・・で、 女:何がして欲しいの? : 男:そこは、やっぱり定番の・・・ : 女:定番の? : 男:お医者さんゴッコぉ! : 女:ええええええ : 男:ねえ、いいでしょ、いいでしょ : 女:嫌よ : 男:いう事聞いてくれるって、言ったもん、言ったもん 男:やってくれなきゃ、やだ、やだ、やだ、やだ : 女:ホントに子供か! 女:もう・・・ 女:分かったわよ、やってあげるわよ : 男:ホント? : 女:ホントじゃないって言ったら、また、駄々(だだ)こねるんしょ? : 男:うん、こねる、こねる : 女:ったく・・・ 女:で、あなたは何をやるの? : 男:そりゃ勿論、お医者さん : 女:・・・・で、私は? : 男:看護師さんか、患者さん : 女:どっち? : 男:うーん・・・迷うけど、〇〇ちゃんは患者さんやって : 女:はいはい : 男:じゃぁ、よろしくお願いしま~す♪ : 0:(劇開始) : 女:先生!、どうか、父の命を救ってください : 男:うーん、ちょっとガンの進行が速いんですよね : 女:もう、ダメなんですか? : 男:難しいですが、今のステージであれば 男:手術をすればなんとか・・・ : 女:助かるんですか? : 男:確率は五分五分といったところでしょうか : 女:お願いします先生、どうか父を、父を助けてください : : 男:違います : 女:え? : 男:違うでしょ! : 女:何が違うのよ : : 男:こんなのが、やりたかったんじゃない! : 女:だって、お医者さんと患者さんじゃない : 男:違うじゃん、 男:それ患者さんじゃなくて、患者さんの家族じゃん : 女:もう・・・ 女:一緒でしょ : 男:違うって、やりたいのは、そういうのじゃないの 男:ちゃんと患者さんやってよ : 女:もう・・・わかったわよ : 男:やったぁ 男:じゃぁ、よろしくお願いしま~す : 0:(劇開始) : 女:先生、私の命を助けてください : 男:うーん、ちょっとガンの進行が速いんですよね : 女:もう、ダメなんですか? : 男:難しいですが、今のステージであれば 男:手術をすればなんとか・・・ : 女:助かるんですか? : 男:確率は五分五分といったところでしょうか : 女:お願いします、先生、私の、私の命を助けてください : 男:違います! : 女:何が! : 男:違うんだもん、そうじゃないんだもん : 女:何が違うのよ : 男:お医者さんと患者さんといえば、診察でしょ! : 女:今、診察してたじゃない : 男:そうだけど、違うの! : 女:何が違うのよ : 男:もう、医者と患者はいい 男:医者と看護師さん、やりたい : 女:えー 女:もう、やったからいいじゃない : 男:やだもん、やだもん 男:思ったのと、違ったんだもん 男:お医者さんと看護師さんやりたい 男:やりたい、やりたい、やりたい : 女:もう・・・ 女:わかったわよ、 女:仕方ないから、やってあげるわよ : 男:やったぁ : 女:ったく・・・ 女:どこまで付き合わされるのよ : 男:いいじゃん、いいじゃん 男:ね、フィギアあげるから : 女:もう・・・ 女:絶対、頂戴よ! : 男:分かってるって : 男:じゃぁ、よろしくお願いしま~す : 0:(劇開始) : 女:バイタル。血圧67の128、心拍数79でサイナス : 男:では今から手術を始める 男:メス : 女:はい : 男:モノポーラ : 女:はい : 男:これは酷いな : 女:かなり転移していますね : 男:難しい手術になりそうだな : 女:そうですね・・・ 女:大丈夫ですか : 男:なぁに、これくらいの手術は何度も経験しているさ : 女:さすが先生 : 男:続けるぞ 男:メッツェン : 女:はい : 男:コーピン : 女:はい : 男:鉗子(かんし) : 女:はい : : 男:違う : 女:はい? : 男:ちが~う! : 女:え? 女:今、ちゃんと鉗子(かんし)渡しましたよ先生 : 男:違うの! 男:そうじゃないの! 男:手術がしたいんじゃないんだって : 女:じゃぁ、何! : 男:もっと・・・ちがう・・・こう・・・ムフフな・・・ : 女:ムフフ? : 男:いいの、いいの 男:〇〇ちゃんは、そういう事気にしなくて : 女:あっそう・・・ : 男:あああああ、もう、お医者さんゴッコはいい 男:違うのがやりたい : 女:えーーー 女:お医者さんゴッコやりたいって言ったから 女:やってあげてたんじゃない : 男:こんなお医者さんゴッコなんて、誰も、やりたいと思わないよ : 女:じゃぁ、何がしたいのよ : 男:家庭教師と生徒 : 女:何それ? : 男:そういうのがあるの : 女:どこにあるのよ? : 男:〇〇ちゃんはそういう事を気にしなくていいの : 女:ふーん 女:で、どっちが何をやるの : 男:そりゃ、〇〇ちゃんが生徒だよ : 女:私が生徒? : 男:そう、JK : 女:私、JKやるの? : 男:うん : 女:変態? : 男:なんと言われようとも! : 女:・・・ったく 女:分かったわよ、やればいいんでしょ : 男:うん : 女:しょうがないわね : 男:やったぁ 男:じゃぁ、よろしくお願いしま~す : 0:(劇開始) : 女:先生 : 男:なんだい、〇〇君 : 女:先生が、この前教えてくれた所、間違ってるって : 男:え? ホント? : 女:学校で、先生にそう言われましたよ : 男:どこ? : 女:ここの所? : 男:これ間違ってるの? : 女:ええ、 女:先生は八岐大蛇(やまたのオロチ)を退治したのは 女:日本武尊(やまとたけるのみこと)って言ってたじゃないですか 女:正しくは 女:素戔嗚尊(すさのおのみこと)なんですって : 男:あぁ、そうか・・・ : 女:もう、シッカリして下さいよ先生! : 男:違うって・・・ : 女:違わないですよ、学校の先生がそう言ってましたから : 男:そうじゃなくて! : 女:え? : 男:こんなのが、やりたかったんじゃない! : 女:何よ、 女:家庭教師と生徒がやりたかったって言ったじゃない 女:私、頑張ってJKやったんだから : 男:違うでしょ、世の中の家庭教師とJKって、違うでしょ! : 女:何が違うのよ : 男:もっと・・・こう・・・ : 女:もっと、何? : 男:あああああ、もう、家庭教師と生徒はいい 男:違うのがやりたい : 女:えーーー 女:また? : 男:だって思った事、出来てないんだもん : 女:そんなの知らないわよ : 男:違うのやってくれないと、フィギュアあげない : 女:そんなのズルいわよ : 男:やってくんなきゃ、やだやだやだやだ : 女:ホント、子供か! : 男:やってよ、やってよ : 女:わかったわよ、やればいいんでしょ : 男:うん : 女:で、今度は何をやればいいの? : 男:やっぱり・・・ 男:学校の先生とJK がいいな : 女:またJK? : 男:うん : 女:やっぱり変態? : 男:なんと言われようとも! : 女:ふーん 女:で、私がJKやればいいの? : 男:そりゃ、そうさ : 女:はぁ(ため息) : 男:でね、今回は 男:教室で女子高生と先生が二人きりで進路指導(しんろしどう)ってのがいいな♪ : 女:なんか今度は具体的になったわね : 男:そりゃ、さっきみたいなのは嫌だからね : 女:あらそう・・・ 女:まぁいいわ、やってあげるわよ : 男:やったぁ : 女:ったく・・・ : 男:今度こそ、期待してますよ♪ 男: 男:じゃぁ、よろしくお願いしま~す : 0:(劇開始) : 女:先生 : 男:なんだい、〇〇君 : 女:先生、私、進学せずに就職しようと思います : 男:何を言ってるんだ〇〇くん 男:勿体ないじゃないか : 女:でも、大学はお金もかかるし・・ 女:私、早くお金を稼(かせ)げるようになりたいんです。 女:家族の為にも : 男:君の成績なら、いい大学に行けるよ 男:今すぐ就職するよりも、長い目で見れば、そっちの方が絶対いいよ : 女:でも、お父さんが・・・ : 男:先生が君のお父さんを説得してみるよ 男:だから、進学を諦(あきら)めないでくれ : 女:先生、 女:でも・・・私 : 男:違うんだよ、〇〇君 : 女:何が違うんですか、先生 : 男:違~う!、違う、違う、違う! 男:こういう事がやりたいんじゃないの! : 女:もう、何よ! 女:「先生と生徒で進路指導(しんろしどう)」ってのが、やりたいって言うから、 女:やってあげたんじゃん : 男:違うんだもん・・・・ : 女:だから、何が! : 男:違うんだもん、世の中の「先生と生徒の進路指導」って違うんだもん : 女:「世の中の」って何よ? : 男:あああああ、もう先生とJKはいい 男:違うのやりたい : 女:えーー 女:まだやるの? : 男:だって、思ってたのと、違うんだもん : 女:そんなの、知らないって : 男:やりたい、やりたい、やりたい、やりたい : 女:分かったから、分かったから 女:もう・・・ : 男:やってくれる? : 女:仕方ないでしょ 女:でも、これが最後よ : 男:分かったよ・・(不満そう) : 女:で、何がやりたいの : 男:お店の補導員と、万引きしたJK : 女:JKは、どうしてもしたいんだ : 男:うん : 女:変態確定ね : 男:何と言われようとも! : 女:・・・ 女:で、私がJKやればいいのね : 男:うん、勿論 : 男:でね、万引きを見つかったJKが 男:お店の補導員(ほどういん)の事務所(じむしょ)に連れてこられて 男:二人きりで尋問(じんもん)されるの : 女:よく、そんなシチュエーション、思い浮かぶわね : 男:まぁ、思い浮かぶというか、見てるというか・・・ : 女:見てる? : 男:いやいや 男:とにかく、そのシチュエーションでやりたい! : 女:わかったわよ 女:本当にこれで最後だからね : 男:うん、分かった : 女:はぁ、 女:やっと終われるわ・・ : 男:それでさ : 女:まだ何かあるの? : 男:うん、 男:今度は僕からセリフを言うね : 女:どうして? : 男:だって、〇〇ちゃんからセリフを言うと 男:思ったのと、違うのになっちゃいそうだから : 女:・・・わかったわよ・・・ : 男:じゃぁ、僕のセリフからね : 女:はいはい : 男:じゃぁ、よろしくお願いしま~す : 0:(劇開始) : 男:君、こんな、万引きなんてして・・・ : 女:ごめんなさい : 男:これが欲しかったんか? : 女:・・・・はい : 男:物を盗んじゃいけないって、知らない訳でもないだろう : 女:・・・・はい、知っています : 男:ったく、そういう人間はキチンと指導(しどう)しないとな : 女:許してください : 男:ダメだな 男:万引きは立派な犯罪(はんざい)だからな : 女:そんな・・・ : 男:で、連絡するのは、学校と警察と、どっちがいい? : 女:どっちでもいいです。 : 男:へ? : 女:私、どっちでもいいんです。 女:どうせ私は、不良のレッテルを張られてるし 女:学校も面白くないし 女:退学になってもいいんです : 男:君、そんな事言っちゃダメだよ 男:今からでも、真面目にやって、学校だけでも卒業しなきゃ : 女:だって、私、学校に行っても皆から避(さ)けられてるし 女:先生だって、まともな目で私を見てくれないし : 男:そうだったのか : 女:今日だって、もう捕まってもいいかなぁって、万引きしたんです。 : 男:ダメだよ、もっと自分を大切にしなきゃ・・・ : 女:そんな事言ったって、 女:私の事、誰も分かってくれないし : 男:そんな事ないよ、おじさんは分かるさ 男:こういう補導員なんてやってるとさ、よくわかるんだ : 女:おじさん・・・ : 男:違うでしょ! : 女:もう、何が違うのよ 女:言われた通りにやったじゃないの : 男:こんなの違う! : 女:何が違うのよ : 男:「お願いだから学校には連絡しないで・・・」 男:って言うでしょ普通 : 女:普通ってなによ : 男:いや・・・普通は普通だよ、みんなそう言うじゃん : 女:みんなって、あんた補導された所、見たことあるの? : 男:実際のは無いけど・・・ : 女:「実際のは」って何よ : 男:いやいや、〇〇ちゃんは知らなくても・・・ : 女:とにかく、約束通りやったんだから 女:フィギア頂戴! : 男:分かったよ・・・ 男:はい(不満そう) : 女:やったぁ 女:嬉しい : 男:〇〇ちゃん : 女:(上機嫌)何? : 男:さっきから思ったんだけどさ 男:〇〇ちゃんって、わざとやってた? : 女:え? 女:・・・な、何の事? : 男:やっぱり 男:わざと、はぐらかしてたんでしょ・・・ : 女:・・・・テヘ♪ : 男:(アドリブ) : 女:(アドリブ) : 0:完