声劇台本置き場

ごっくん：衆合（しゅうごう）地獄は八大地獄の第三にあたる場所。主に殺生、偸盗（ちゅうとう）・邪淫（じゃいん）を犯した者がおちるところです ごっくん：針山地獄としても有名な場所ですね めぐる：針山地獄。やっとそれらしくなってきたか ごっくん：今までの場所も立派な八大地獄なんですけどね めぐる：今度はどんな変なやつが担当しているんだ ごっくん：衆合地獄はシュッシュシュが… めぐる：シュッシュシュ…？？ シュッシュシュ：STOP！STOP！YOUたち、そこまでで～す！ めぐる：な、なんだいきなり シュッシュシュ：あ～やだやだ、そんなに近づかないでくれます～？シュッシュッ めぐる：あー、シュッシュシュってのはこいつのことか。分かりやすー シュッシュシュ：YOU、手は洗ってきましたか？？消毒は済んでますか？？ めぐる：消毒…？あー、ばっちりばっちり… シュッシュシュ：シュッシュッ！！ めぐる：おわっ…！ シュッシュシュ：してない人の言い方でしたので。 ごっくん：まぁまぁその辺で。シュッシュシュ、この人が例のめぐるさんだよ シュッシュシュ：Oh～、YOUが…。 めぐる：…。 シュッシュシュ：ふ～～ん めぐる：な、なんだよ シュッシュシュ：ほえ～～ めぐる：ジロジロ見てんじゃねぇ！ シュッシュシュ：シュッシュッ！！ めぐる：吹きかけんな！ シュッシュシュ：シャラップ！！大声で言わなくても聞こえますから！ めぐる：知・る・か！ シュッシュシュ：ひぃ～やめてください！飛沫が飛ぶのでぇ～～ めぐる：ずいぶんとまぁ、現代的な獄卒だな シュッシュシュ：もう嫌だぁ。早く終わらせてYOUとはバイバイなので～す。大人しく山につぶされて下さ～い めぐる：…山につぶされる？ シュッシュシュ：ええ、そうですよ～。「（呪文）ゴズだモォ～！メズヒヒ～ン！」 めぐる：…っ！足が勝手に…っ！ シュッシュシュ：さぁさぁ、針山地獄へ一直線な～り～ めぐる：どぅおおおお～ シュッシュシュ：行ってらっしゃいませ～ ごっくん：シュッシュシュの呪文にかかったら最後、足は針山地獄へ…。それだけじゃない、あの針山は… めぐる：っ！なんだ！？山が動いてんぞ！ シュッシュシュ：HAHAHA！このまま進めば、両側から押し潰されてペッチャンペッチャンになりますよ～ ごっくん：動く針山と鉢合わせ、全身八つ裂き。もしくは山につぶされてめぐるさんの身体は跡形もなくなってしまうでしょう めぐる：くそ！止まれ、止まれ…！！ ごっくん：さすがのめぐるさんでも山を止めるなんてことは… めぐる：止ま……っ…ぶえっくしょい！！！ ごっくん：…っ！！！ シュッシュシュ：ちょっとちょっと！YOU～～！くしゃみをする時は手をあてがいなさ～い！！！ めぐる：うるせぇ！それどころじゃねぇんだよ！ シュッシュシュ：私の大事な商売道具に飛沫を飛ばしましたね！？ めぐる：ぶえっくしょい！！！ シュッシュシュ：いやあああああ！汚～い！！ めぐる：ぶえっくしょい、ぶえっくしょい！！！ シュッシュシュ：もうやめてぇ…！！ めぐる：あ～スッキリした シュッシュシュ：シュッシュッ！あぁ、こんなところにも！シュッシュッ！ めぐる：ここ、空気悪すぎだろ。飛沫気にする前に、まず掃除をしろよな シュッシュシュ：YOUのようなガサツそうな人間に言われたくありませんね！ めぐる：あぁ？俺は、……掃除してくれるやつがいたから、部屋は綺麗だった。 シュッシュシュ：…YOUがガサツなことに違いないのでは？ ごっくん：…？（めぐるさんが言葉を濁すなんて。”掃除してくれるやつ”、その人はめぐるさんにとってどんな存在なんだ） めぐる：…ちっ、なんだ、足も山も、止まってんじゃねぇか シュッシュシュ：うぇ～ん、シュッシュッ めぐる：こいつが取り乱した途端動かなくなった。ってことは、全ての動力源は… シュッシュシュ：まぁ消毒はこんなところですかね。。。 ごっくん：シュッシュシュ、任務を遂行しなさい シュッシュシュ：わかっています。でもそれどころじゃなかったからぁ…！！ ごっくん：はぁ… シュッシュシュ：YOU…めぐるさんと言いましたね。もう許しません！「（呪文）ゴズだモォ～！メズヒヒ～ン！」 めぐる：…ぬあ！また足が…！ シュッシュシュ：もう針山地獄でペッチャンペッチャンどころでは済ませませ～ん！ シュッシュシュ：ミーを怒らせたからには、ギットンギットンのグッチョングッチョンのブッチャンブッチャンの………！ めぐる：ぶえっくしょい！！！ シュッシュシュ：いやあああ！！目が…！目がやられたぁ…！ めぐる：悪ぃ。顔にぶっかけちまったぜ シュッシュシュ：ぬおおおおお！HELP　ME！誰かHELP ME！グサッ。ギヤああああ！！！ めぐる：あいつ一人で何やってんだ ごっくん：自ら針山に刺さりに行くなんて…。目も当てられない… シュッシュシュ：ミスターめぐ～る………。なかなかやりますねぇ…、今回は大人しく、ミーの負けを認めま～す。。。 0： ごっくん：（N）こうして第三の地獄を突破した獄中（ごくなか）めぐる。 ごっくん：（N）少しずつ明らかになっていく過去。その一つに、めぐるには愛するものがいた。 ごっくん：（N）果たして、次なる地獄で待ち受ける恐怖とは、いかに…。 0： ごっくん：次回の地獄めぐりは… シュッシュシュ：アクセル「獄獄マシン猛レースだ！！！ブンブンブンブンブン！！」 めぐる：あっぶねぇ！テメェどこ見て走ってやがる！！ シュッシュシュ：アクセル「よそ見してんじゃねぇ！レースだレース、火力を上げろ！！ウェイウェイウェイウェイ！！」 めぐる：は、速すぎる！ ごっくん：めぐるさん！前…！ シュッシュシュ：アクセル「カハハ、いただきぃ～…」 ごっくん：次回、「叫喚（きょうかん）のアクセル」 シュッシュシュ：アクセル「いつから錯覚していた？人間は所詮、人間なんだぜぇ？」 ごっくん：待ち受けるのは地獄よりも恐ろしい真実…