台本概要
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タイトル | ワールド of パレット 1 ~出会い~ |
---|---|
作者名 | 海彩・紫苑 (@miiro_shion) |
ジャンル | ファンタジー |
演者人数 | 4人用台本(女2、不問2) ※兼役あり |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
世界を黒く染める悪の組織《リペイント》その組織を止めるために選ばれた人間《絵魔具使い》たち。 主人公エマを中心に繰り広げられる不思議な日常。パレット女王の願いを叶える日が来るのか。 Pixivに漫画を投稿したものを台本にはじめて書きおこしたものです。いたらぬところがありますが温かい目で読んでもらえると嬉しいです。 詳しくは【ワールド of パレット・まとめサイト】にてキャラクター紹介や他の話数・漫画など載せておりますのでご覧ください!※拡散してくださると喜びます(*´︶`*) 【リンク】 https://world-of-palet.jimdofree.com/ ※M( )はモノローグ、つまり心の声です。 ※女・・・と書いてますが男性でも可能ですのでぜひチャレンジしてください! 1113 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
エマ | 女 | 73 | 有坂 絵愛(ありさか えま)元気いっぱいな高校一年生の女の子。イメージカラーはピンク。(M)・・・心の声 |
ミイロ | 不問 | 48 | 東条 海色(とうじょう みいろ)毒舌、冷静な高校一年生の男の子。イメージカラーは青。(M)・・・心の声 |
アカリ | 女 | 23 | 大川 明梨(おおかわ あかり)おっちょこちょいな高校一年生。イメージカラーはオレンジ。兼ね役:謎の女・少し妖艶なお姉さま 祖母:エマのおばあちゃん。母性溢れるいいおばあちゃん。 |
女 | 不問 | 37 | ナレーション(N):世界観を作る大事な役です。 教師:自由に演じてください。 の二役をやってください。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
女:(N)昔々、あるところに《パレットワールド》という平和な国がありました。
女:パレットワールドはたくさんの色があり、たくさんの絵で溢れています。
女:この国の絵は人間たちが描いたもので、どれも個性があり皆を笑顔にしてくれたのです。
女:この国の可愛い住民はすべて《パレット女王》が生み出しました。
女:住民は親である女王が大好きです。
女:パレット女王はとても美しく、優しさと愛に溢れている女王でした。
0:間
女:(N)・・・そんな平和なパレット王国に突然大きな事件が起こりました。
女:謎の組織が鮮やかだった国を黒一色に染め始めたのです。
女:あっという間にカラフルだった国が真っ黒に染まってしまいました。
女:黒く染まった国の住民たちは、心も黒く染まってしまい、戦争など争いごとが絶えない残酷な国になってしまいました。
女:女王は希望を潰す(つぶす)黒き者たちを《リペイント》と呼び警告をしました。
女:リペイント達の勢力はましていく一方で、パレット王国だけではなく、人間界にも侵食していきました。
女:それを止めようと女王は最後の力を使って人間たちに助けを求めたのでした。
女:その力で作られたのが《絵魔具》(えまぐ)の精霊たち。
女:絵魔具は黒く染まった心を取り戻すことができる絵の道具。
女:この道具は選ばれた人間のみ力を貸してくれる魔法の道具です。
女:女王はまた平和な国になるように、と願い静かに眠りについたのです。
女:・・・果たして、選ばれし者たちは元の平和な世界を取り戻せるのでしょうか。
0:間
ミイロ:ワールド of パレット(タイトルコール)
女:(N)とある街の、賑やかな人たち、爽やかな日差しが差し込む学校の校門の前で、一人の少女が立っていました。
エマ:M(わぁ~・・・!ここが今日から通う学校かぁー・・・緊張するな・・・)
エマ:よしっ!頑張るぞっ!
女:(N)今日から新たに入学する学生たちが体育館に集まり、入学式が始まりました。
0:間
女:(教師)改めて入学おめでとう!無事こうして皆さんに会えて嬉しいです!私は1年A組の担任、細川です!
女:趣味は読書と絵画(かいが)鑑賞で主な担当授業は数学です。今回が初めての担任なのでいろいろと迷惑をかけてしまうと思いますが、よろしくお願いしますね!
エマ:M(へぇー・・・どんな絵画(かいが)を見るんだろう・・・?)
女:(教師)まず初めに、出席番号順で自己紹介を皆にしてもらいます。名前・趣味・得意・不得意な科目、
女:最後に皆に一言を言ってください。
女:では、有坂さんからお願いします!
エマ:は、はいっ!!
エマ:えっと、私の名前は有坂絵愛(ありさか えま)です!趣味は絵を描くことと歌うことです!
エマ:得意科目は国語で小学生まで入院していたので、運動は苦手です・・・。ですが、なぜか腕力は人一倍にあります!!
ミイロ:・・・!
エマ:これからよろしくお願いいたします!!
0:拍手
女:(教師)エマさんよろしくお願いしますね!イラストよければ見せてくださいね!
エマ:は、はい!よろしくお願いします
エマ:M(はぁ・・・緊張したぁ・・・)
ミイロ:・・・
エマ:・・・?何か見られてた・・・?
0:間(チャイムが鳴る)
アカリ:ねぇねぇ!エマちゃん!
エマ:!あ、たしか大川明梨(おおかわ あかり)さん・・・であってるよね!
アカリ:うんうん!初めまして!アカリって呼んでっ!
エマ:初めまして!アカリちゃん!
アカリ:ねぇ!エマちゃん部活動って決めた?
エマ:あー・・・まだ決めてないかなぁ・・・
アカリ:じゃあさ!明日、美術部の見学行ってみない?私も絵を描くの好きだからさ!
エマ:あー!行ってみてもいいかも!
アカリ:やったー!よかったー!じゃあ一緒に行こう!
エマ:うん!
アカリ:楽しみにしてるねっ!また明日ー!
エマ:また明日ね!アカリちゃん!
エマ:M(ふぅー・・・よかった!仲良くなれそうな子がいて!)
エマ:よしっ!私も帰ろっと!
0:間
ミイロ:・・・有坂 絵愛・・・か。
0:間(帰宅途中)
エマ:えっと今日は家に帰ったら買い物に行かなきゃだっけ・・・めんどくさいなぁー・・・でもイオリに怒られちゃうしなぁ・・・
エマ:ん?本屋?・・・あっ!そういえば前から買いたい本があったっけ!ついでによっていこっと!
0:間
女:(N)様々な本が並ぶ中、一冊、一瞬黒くなる本があった。
エマ:・・・?なんだろうこの本・・・一瞬黒くなったような・・・?
女:(N)本を手にとると中には奇妙なマークがかかれた小さなメモが一枚挟まっていた。
エマ:なんだろう・・・このマーク・・・
女:(N)すると、奇妙なマークが黒く染まり始め、物凄い勢いで黒い何かが本から出てきた。
エマ:きゃっ!!!
0:間(場面転換)
女:エマが目を開けると、本屋ではなくそこには黒くて歪んだ空間になっていた。
エマ:!?なっ・・・なに!?どうなってるの!?
エマ:なんか体も変になってるし・・・この本はいったい・・・
アカリ:(謎の女)・・・あらあなた、とてもいい色しているわね。その色、ワタクシにくださらない?
エマ:!・・・あなたは、誰ですか?ここは一体なんなんですか!
アカリ:(謎の女)あら!珍しい。ここでお話ができるなんて!・・・でもあなたに教える必要はないわ。フフフ・・・だって・・・
アカリ:ここであなたとお別れですものっ!!・・・あなたの色・・・黒くしてあげる・・・♪
女:N)謎の女の横からシャーペンのボディーに消しゴムの手がついたバケモノがエマに向かってきた。
エマ:ちょちょちょちょっと待って!?急展開すぎっ!!・・・っ!!
女:(N)あと一歩でエマに攻撃が当たりそうなところで、誰かの足音が聞こえてきた。
ミイロ:・・・っ
女:(N)すると目の前にいたバケモノを真っ二つにする少年が現れた。
エマ:!!
アカリ:(謎の女)なにっ!?
ミイロ:お前らの好き勝手にさせるわけないだろう。
アカリ:(謎の女)そっ・・・そんな!なぜあなたのような人間がいるのっ!?
ミイロ:お前らの存在の方がありえないはずだ。・・・帰れ
女:(N)少年は弾丸のようなものをさらりと空中に描き始めた。
ミイロ:・・・ロックオン
アカリ:(謎の女)っ!!
ミイロ:装填(そうてん)・・・シュート!!
アカリ:(謎の女)M(今回はひくしかありませんね!こんなこと予測してませんでしたわっ!)
アカリ:今日のところはひいて差し上げますわっ!ご機嫌よう!
女:(N)謎の人物はパッと姿を消した。
ミイロ:チッ・・・逃がしたか・・・
エマ:M(助かった・・・?のかな?)
エマ:あ、あの~・・・詳しく教えてくれませんか?
ミイロ:っ!?(驚いてエマを見る)
エマ:・・・えっ?
ミイロ:・・・全部見てたのか
エマ:えーっと・・・はい・・・
ミイロ:っ・・・はぁ・・・まぁいい。とりあえずここから出るのが先だ
女:(N)そういうと少年は奇妙なマークを握りつぶした。すると突風が吹き始めた。
エマ:わっ!!なにっ!?
0:間(場面転換)
女:(N)エマが再び目を開けると、本屋に戻っていた。
エマ:!・・・元に戻ってる・・・?夢・・・?
女:(N)戸惑っていると少年が後ろから急に話しかけてきた。
ミイロ:そこのキミ。質問があるんだろう。場所を変えよう
エマ:あっ!ちょ、ちょっと待って!!
エマ:M(やっぱり夢じゃないんだ・・・)
0:間(場面転換)
女:(N)数分後。エマと少年はとある公園に来ていた。
ミイロ:人もいないし、このあたりでいいだろう。そこら辺に座って
エマ:は、はい・・・
ミイロ:さて・・・どこから話せばいいか・・・
エマ:え、えっと・・・あっ!先程は助けてくださってありがとうございました!あっ!私は有坂 絵愛といいますっ!(早口で)
ミイロ:・・・僕は東条 海色(とうじょう みいろ)だ。キミと同学年だ。とりあえず一回落ち着いてくれないか。こっちも疲れてくる。
エマ:M(年上かと思った・・・!よく見れば同じ高校のエンブレムだし!)
ミイロ:とりあえず大まかにさっきいた黒い空間について話すから
エマ:お願いします!
ミイロ:あそこは僕らの世界ともうひとつの世界の間に作られた小さな空間。僕らは狭間(はざま)って呼んでる
エマ:はざま・・・?
ミイロ:キミは変なマークを見ただろ?あのマークの力が解放されると狭間に飛ばされるようになっている。
ミイロ:ちなみに狭間にいたら一時的にこっちの世界の姿は消えるが、長時間いなければ問題ない。
エマ:なるほど・・・
ミイロ:あのマークは狭間で会った女たちが作ったもの。あいつらは無差別に狭間に人間たちを集めて、心の色を奪っている悪の組織だ
エマ:色を奪われた人たちはどうなっちゃうの?
ミイロ:・・・簡単に言うと、植物状態になる
エマ:・・・え?
ミイロ:色は心を表していて、奪われると何も感じなくなる。あいつらがなんの目的で色をあつめているのかがわからない以上、
ミイロ:他の症状が出るかもしれない。
エマ:何が起こるかわからない・・・?あ!そういえば!その狭間に居たときにどうしてミイロ君は私を見て驚いたの?
ミイロ:・・・通常の人が狭間に巻き込まれた時、身動きがとれないのと、僕のことは見えないはずなんだ
エマ:そうなの?!だからあんなに驚いてたんだ・・・
エマ:私、ミイロ君も見えてたし体も動いてた・・・なんでだろう?
ミイロ:・・・・・・さぁね。
エマ:・・・その、悪い奴らと戦ってるのはミイロ君一人だけなの・・・?だったら・・・
ミイロ:(被せる)言っておくけど。
ミイロ:動けるなら手伝う・・・なんて馬鹿なことするなよ。キミに説明したのはあの空間は危険だということを知ってもらうためだけだ。
ミイロ:キミの手助けはいらないからな。今回は偶然助けられたから良かったけど、またあいつらたちに遭遇して色を奪われたら厄介なだけだけだ。
エマ:っ!!
ミイロ:絶対に自分から危険な行動をするのはやめろ。・・・わかったな
エマ:で、でも・・・!
ミイロ:あと・・・ここで話したことは絶対に他人に言わないこと。僕とは関わりを持たないこと。このことを頭に入れといてくれ
エマ:えっ・・・でも!そうしたら・・・
ミイロ:話は以上だ
エマ:えっ!まだ聞きたいことがっ!
ミイロ:・・・(無視する)
エマ:ミイロ君っ!!
エマ:M(なんだろう・・・危険な目にあうかもしれないのはわかってる・・・。でも本当にこのまま知らないふりをしていいのかな?)
女:(N)エマが呆然としていると、ふと何かの視線がエマに向けられた。
エマ:ん・・・?何かに見られて・・・っ!!な、なにっ!?
ミイロ:・・・っ?!
エマ:・・・
ミイロ:なにがあっ・・・・_っ!!
女:(N)エマの視線の先には青色の妖精らしきものがプルプルと震えながら見つめ合っていた。
エマ:人・・・形・・・?
ミイロ:はぁぁぁぁ・・・・(溜め息)
ミイロ:M(めんどくさいことに・・・)
女:ミイロはその妖精らしきものに静かに近づき素早く回収する
ミイロ:・・・た、ただの人形だ。気にするな
エマ:いやいやいや!その反応は怪しいよっ!なんか泣いてたし浮いてたよっ!?・・・って
女:(N)そこにはもうミイロの姿はなかった。
エマ:もう!なんなのぉぉぉぉぉぉぉぉー?!
0:間(場面転換)
女:(N)エマは自室に戻り、ベットに倒れこむ。
エマ:M(あの悪い人たち本当にこのままミイロ君だけに任せていいのかな・・・。このままだとミイロ君が・・・)
0:間(場面転換)
女:(N)ミイロの部屋。真っ暗な部屋。パーカーを椅子にかけ妖精らしきものに語りかける。
ミイロ:・・・いいんだ。これで。これ以上は同じ目に会う人を増やしたくはないからな。
女:(N)妖精のようなものがとても心配そうな顔でミイロを見つめている。
ミイロ:なんでそんな目で見る。
ミイロ:M(あの時みたいな僕のような目には・・・)
0:間(場面転換)
女:(N)次の日の学校。エマはミイロに声をかけようとするが、なかなか勇気が出ずに放課後になってしまった。
アカリ:よしっ!美術部の部活見学に行こうー!
エマ:うん!行こっか!楽しみ!
女:(N)一方その頃、狭間で一人ミイロが戦っていた。
ミイロ:はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・っ
ミイロ:M(・・・リペイントが明らかに増えてきている。何か手を打たなきゃ・・・)
女:(N)エマたちは部活動見学を終えていた。
アカリ:やっぱり中学とはレベルが違うねっ!
エマ:うん!そうだね!
アカリ:私はもう美術部に決めたよ!エマっちはー?
エマ:んー・・・私はもう少しほかの部活も見てみるかな?
アカリ:そっか!いい部活見つかるといいね!
エマ:うん!ありがとう!じゃぁ!また明日ね!
アカリ:また明日!
0:間(場面転換)
エマ:ただいまー
アカリ:(祖母)おかえりなさない。エマ。
エマ:・・・何見てるの?
アカリ:(祖母)先日から突然植物状態になる人が増えてるっていうニュースが多いみたいでねぇ。全員原因不明な状態みたいなの。
エマ:え・・・?
アカリ:(祖母)急にまるで感情をパッと取られたみたいに動かなくなっちゃうんだって。怖いわねぇ・・・。
エマ:M(それって・・・もしかして・・・!)
エマ:・・・おばあちゃん!相談があるんだけど・・・
アカリ:(祖母)なんだい?
エマ:あのね、友達が一人で危険に立ち向かってて私、どうしても助けたいって思ってて・・・
エマ:でも、その子には危険なことに自分から突っ込むなって言われちゃって・・・
エマ:何にもできないってわかってても心配で・・・私、どうすればいいのかな・・・。
アカリ:(祖母)そっか。もしエマがその子を助けたいっていう気持ちがその危険よりも大きいって言うのであれば、助けに行ってあげてもいいんでないかい?
アカリ:助ける方法は一つではないはずだよ。エマにしかできないことをやってあげるといいんじゃないかい?
エマ:M(私にしかできないこと・・・)
エマ:・・・うん!そうだよね!決めたよっ!ありがとう!おばあちゃん!(走り出す)
アカリ:(祖母)ふふふ。いつものエマに戻ったわねぇ。
0:間(場面転換)
女:(N)次の日の学校。ミイロの姿はなかった。
エマ:M(あれ・・・?ミイロ君お休みなのかな?)
女:(N)結局、ミイロは一日待っても登校してこなかった。
0:間(場面転換)
エマ:M(助けるといったものの情報が少なすぎるし・・・どうしようかな・・・
エマ:ミイロ君に会わなきゃなにもわからないからなぁ・・・)
女:(N)するとフードをかぶった少年とぶつかった。
エマ:ごごごめんなさい!よそ見してま・・・って・・・!ミ、ミイロ君?!
ミイロ:・・・
エマ:良かった!丁度話があって・・・
ミイロ:・・・っ!!(意識が途切れる)
女:(N)するとミイロは意識を失くした。
エマ:ミイロ君っ!!
エマ:M(すごい汗・・・!早く休ませてあげないと・・・!)
0:間(場面転換)
ミイロ:・・・!
女:(N)目を覚ましたミイロ、とある部屋のベットに横になっていた。
ミイロ:・・・あれ?ここはどこだ・・・?
エマ:あっ!ミイロ君!良かった!目を覚ましたんだね!
ミイロ:っ?!有坂っ?!
ミイロ:M(ってことはここは有坂の部屋・・・?!)
エマ:大丈夫?帰り道偶然すれ違って・・・そしたら急に倒れちゃうから・・・あれから6時間くらい寝たっきりだったけど・・・
ミイロ:それはすまない・・・。助けてくれたこと感謝する
エマ:ねぇ、なにがあったの?今日学校も休んでたし・・・あの狭間と関係してるんだよね?
ミイロ:・・・キミには関係ないといっただろう。
エマ:関係なくないよ!・・・だって友達でしょ?
ミイロ:・・・は?・・・いやちょっと待って。いつキミと友達になったんだ?
エマ:同じクラスだし、あの時助けてくれただしょ?
ミイロ:全く理解できない。それはたまたま同じクラスで、偶然助けただけだろ?友達といえる条件ではないはずだ。
エマ:ミイロ君、一人で苦しんでるでしょ?私はミイロ君を助けたいの!一人じゃできないことだってあるはずだよ!
ミイロ:余計なお世話だっ!そういうのがありがた迷惑だってわからないのか!
エマ:何もあの狭間に入らなくても手伝える方法があるはずだよ!こんなに一人でボロボロになる必要なんてないよ!
ミイロ:しつこいぞっ!これは僕の問題だっ!っ!!(布団からでる)
エマ:!!ミイロ君!!ちょっと待ってよっ!!ミイロ君!!
女:(N)そのままミイロはエマの家を後にした。
エマ:・・・よしっ!!決めた!一か八かでやってみようっ!
女:(N)何かを心に決めたエマ。
エマ:次回予告!早くミイロ君のお手伝いできないかな・・・。これから何かが起こる予感がするっ!
エマ:次回、ワールドofパレット第二話お楽しみに!
女:(N)昔々、あるところに《パレットワールド》という平和な国がありました。
女:パレットワールドはたくさんの色があり、たくさんの絵で溢れています。
女:この国の絵は人間たちが描いたもので、どれも個性があり皆を笑顔にしてくれたのです。
女:この国の可愛い住民はすべて《パレット女王》が生み出しました。
女:住民は親である女王が大好きです。
女:パレット女王はとても美しく、優しさと愛に溢れている女王でした。
0:間
女:(N)・・・そんな平和なパレット王国に突然大きな事件が起こりました。
女:謎の組織が鮮やかだった国を黒一色に染め始めたのです。
女:あっという間にカラフルだった国が真っ黒に染まってしまいました。
女:黒く染まった国の住民たちは、心も黒く染まってしまい、戦争など争いごとが絶えない残酷な国になってしまいました。
女:女王は希望を潰す(つぶす)黒き者たちを《リペイント》と呼び警告をしました。
女:リペイント達の勢力はましていく一方で、パレット王国だけではなく、人間界にも侵食していきました。
女:それを止めようと女王は最後の力を使って人間たちに助けを求めたのでした。
女:その力で作られたのが《絵魔具》(えまぐ)の精霊たち。
女:絵魔具は黒く染まった心を取り戻すことができる絵の道具。
女:この道具は選ばれた人間のみ力を貸してくれる魔法の道具です。
女:女王はまた平和な国になるように、と願い静かに眠りについたのです。
女:・・・果たして、選ばれし者たちは元の平和な世界を取り戻せるのでしょうか。
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ミイロ:ワールド of パレット(タイトルコール)
女:(N)とある街の、賑やかな人たち、爽やかな日差しが差し込む学校の校門の前で、一人の少女が立っていました。
エマ:M(わぁ~・・・!ここが今日から通う学校かぁー・・・緊張するな・・・)
エマ:よしっ!頑張るぞっ!
女:(N)今日から新たに入学する学生たちが体育館に集まり、入学式が始まりました。
0:間
女:(教師)改めて入学おめでとう!無事こうして皆さんに会えて嬉しいです!私は1年A組の担任、細川です!
女:趣味は読書と絵画(かいが)鑑賞で主な担当授業は数学です。今回が初めての担任なのでいろいろと迷惑をかけてしまうと思いますが、よろしくお願いしますね!
エマ:M(へぇー・・・どんな絵画(かいが)を見るんだろう・・・?)
女:(教師)まず初めに、出席番号順で自己紹介を皆にしてもらいます。名前・趣味・得意・不得意な科目、
女:最後に皆に一言を言ってください。
女:では、有坂さんからお願いします!
エマ:は、はいっ!!
エマ:えっと、私の名前は有坂絵愛(ありさか えま)です!趣味は絵を描くことと歌うことです!
エマ:得意科目は国語で小学生まで入院していたので、運動は苦手です・・・。ですが、なぜか腕力は人一倍にあります!!
ミイロ:・・・!
エマ:これからよろしくお願いいたします!!
0:拍手
女:(教師)エマさんよろしくお願いしますね!イラストよければ見せてくださいね!
エマ:は、はい!よろしくお願いします
エマ:M(はぁ・・・緊張したぁ・・・)
ミイロ:・・・
エマ:・・・?何か見られてた・・・?
0:間(チャイムが鳴る)
アカリ:ねぇねぇ!エマちゃん!
エマ:!あ、たしか大川明梨(おおかわ あかり)さん・・・であってるよね!
アカリ:うんうん!初めまして!アカリって呼んでっ!
エマ:初めまして!アカリちゃん!
アカリ:ねぇ!エマちゃん部活動って決めた?
エマ:あー・・・まだ決めてないかなぁ・・・
アカリ:じゃあさ!明日、美術部の見学行ってみない?私も絵を描くの好きだからさ!
エマ:あー!行ってみてもいいかも!
アカリ:やったー!よかったー!じゃあ一緒に行こう!
エマ:うん!
アカリ:楽しみにしてるねっ!また明日ー!
エマ:また明日ね!アカリちゃん!
エマ:M(ふぅー・・・よかった!仲良くなれそうな子がいて!)
エマ:よしっ!私も帰ろっと!
0:間
ミイロ:・・・有坂 絵愛・・・か。
0:間(帰宅途中)
エマ:えっと今日は家に帰ったら買い物に行かなきゃだっけ・・・めんどくさいなぁー・・・でもイオリに怒られちゃうしなぁ・・・
エマ:ん?本屋?・・・あっ!そういえば前から買いたい本があったっけ!ついでによっていこっと!
0:間
女:(N)様々な本が並ぶ中、一冊、一瞬黒くなる本があった。
エマ:・・・?なんだろうこの本・・・一瞬黒くなったような・・・?
女:(N)本を手にとると中には奇妙なマークがかかれた小さなメモが一枚挟まっていた。
エマ:なんだろう・・・このマーク・・・
女:(N)すると、奇妙なマークが黒く染まり始め、物凄い勢いで黒い何かが本から出てきた。
エマ:きゃっ!!!
0:間(場面転換)
女:エマが目を開けると、本屋ではなくそこには黒くて歪んだ空間になっていた。
エマ:!?なっ・・・なに!?どうなってるの!?
エマ:なんか体も変になってるし・・・この本はいったい・・・
アカリ:(謎の女)・・・あらあなた、とてもいい色しているわね。その色、ワタクシにくださらない?
エマ:!・・・あなたは、誰ですか?ここは一体なんなんですか!
アカリ:(謎の女)あら!珍しい。ここでお話ができるなんて!・・・でもあなたに教える必要はないわ。フフフ・・・だって・・・
アカリ:ここであなたとお別れですものっ!!・・・あなたの色・・・黒くしてあげる・・・♪
女:N)謎の女の横からシャーペンのボディーに消しゴムの手がついたバケモノがエマに向かってきた。
エマ:ちょちょちょちょっと待って!?急展開すぎっ!!・・・っ!!
女:(N)あと一歩でエマに攻撃が当たりそうなところで、誰かの足音が聞こえてきた。
ミイロ:・・・っ
女:(N)すると目の前にいたバケモノを真っ二つにする少年が現れた。
エマ:!!
アカリ:(謎の女)なにっ!?
ミイロ:お前らの好き勝手にさせるわけないだろう。
アカリ:(謎の女)そっ・・・そんな!なぜあなたのような人間がいるのっ!?
ミイロ:お前らの存在の方がありえないはずだ。・・・帰れ
女:(N)少年は弾丸のようなものをさらりと空中に描き始めた。
ミイロ:・・・ロックオン
アカリ:(謎の女)っ!!
ミイロ:装填(そうてん)・・・シュート!!
アカリ:(謎の女)M(今回はひくしかありませんね!こんなこと予測してませんでしたわっ!)
アカリ:今日のところはひいて差し上げますわっ!ご機嫌よう!
女:(N)謎の人物はパッと姿を消した。
ミイロ:チッ・・・逃がしたか・・・
エマ:M(助かった・・・?のかな?)
エマ:あ、あの~・・・詳しく教えてくれませんか?
ミイロ:っ!?(驚いてエマを見る)
エマ:・・・えっ?
ミイロ:・・・全部見てたのか
エマ:えーっと・・・はい・・・
ミイロ:っ・・・はぁ・・・まぁいい。とりあえずここから出るのが先だ
女:(N)そういうと少年は奇妙なマークを握りつぶした。すると突風が吹き始めた。
エマ:わっ!!なにっ!?
0:間(場面転換)
女:(N)エマが再び目を開けると、本屋に戻っていた。
エマ:!・・・元に戻ってる・・・?夢・・・?
女:(N)戸惑っていると少年が後ろから急に話しかけてきた。
ミイロ:そこのキミ。質問があるんだろう。場所を変えよう
エマ:あっ!ちょ、ちょっと待って!!
エマ:M(やっぱり夢じゃないんだ・・・)
0:間(場面転換)
女:(N)数分後。エマと少年はとある公園に来ていた。
ミイロ:人もいないし、このあたりでいいだろう。そこら辺に座って
エマ:は、はい・・・
ミイロ:さて・・・どこから話せばいいか・・・
エマ:え、えっと・・・あっ!先程は助けてくださってありがとうございました!あっ!私は有坂 絵愛といいますっ!(早口で)
ミイロ:・・・僕は東条 海色(とうじょう みいろ)だ。キミと同学年だ。とりあえず一回落ち着いてくれないか。こっちも疲れてくる。
エマ:M(年上かと思った・・・!よく見れば同じ高校のエンブレムだし!)
ミイロ:とりあえず大まかにさっきいた黒い空間について話すから
エマ:お願いします!
ミイロ:あそこは僕らの世界ともうひとつの世界の間に作られた小さな空間。僕らは狭間(はざま)って呼んでる
エマ:はざま・・・?
ミイロ:キミは変なマークを見ただろ?あのマークの力が解放されると狭間に飛ばされるようになっている。
ミイロ:ちなみに狭間にいたら一時的にこっちの世界の姿は消えるが、長時間いなければ問題ない。
エマ:なるほど・・・
ミイロ:あのマークは狭間で会った女たちが作ったもの。あいつらは無差別に狭間に人間たちを集めて、心の色を奪っている悪の組織だ
エマ:色を奪われた人たちはどうなっちゃうの?
ミイロ:・・・簡単に言うと、植物状態になる
エマ:・・・え?
ミイロ:色は心を表していて、奪われると何も感じなくなる。あいつらがなんの目的で色をあつめているのかがわからない以上、
ミイロ:他の症状が出るかもしれない。
エマ:何が起こるかわからない・・・?あ!そういえば!その狭間に居たときにどうしてミイロ君は私を見て驚いたの?
ミイロ:・・・通常の人が狭間に巻き込まれた時、身動きがとれないのと、僕のことは見えないはずなんだ
エマ:そうなの?!だからあんなに驚いてたんだ・・・
エマ:私、ミイロ君も見えてたし体も動いてた・・・なんでだろう?
ミイロ:・・・・・・さぁね。
エマ:・・・その、悪い奴らと戦ってるのはミイロ君一人だけなの・・・?だったら・・・
ミイロ:(被せる)言っておくけど。
ミイロ:動けるなら手伝う・・・なんて馬鹿なことするなよ。キミに説明したのはあの空間は危険だということを知ってもらうためだけだ。
ミイロ:キミの手助けはいらないからな。今回は偶然助けられたから良かったけど、またあいつらたちに遭遇して色を奪われたら厄介なだけだけだ。
エマ:っ!!
ミイロ:絶対に自分から危険な行動をするのはやめろ。・・・わかったな
エマ:で、でも・・・!
ミイロ:あと・・・ここで話したことは絶対に他人に言わないこと。僕とは関わりを持たないこと。このことを頭に入れといてくれ
エマ:えっ・・・でも!そうしたら・・・
ミイロ:話は以上だ
エマ:えっ!まだ聞きたいことがっ!
ミイロ:・・・(無視する)
エマ:ミイロ君っ!!
エマ:M(なんだろう・・・危険な目にあうかもしれないのはわかってる・・・。でも本当にこのまま知らないふりをしていいのかな?)
女:(N)エマが呆然としていると、ふと何かの視線がエマに向けられた。
エマ:ん・・・?何かに見られて・・・っ!!な、なにっ!?
ミイロ:・・・っ?!
エマ:・・・
ミイロ:なにがあっ・・・・_っ!!
女:(N)エマの視線の先には青色の妖精らしきものがプルプルと震えながら見つめ合っていた。
エマ:人・・・形・・・?
ミイロ:はぁぁぁぁ・・・・(溜め息)
ミイロ:M(めんどくさいことに・・・)
女:ミイロはその妖精らしきものに静かに近づき素早く回収する
ミイロ:・・・た、ただの人形だ。気にするな
エマ:いやいやいや!その反応は怪しいよっ!なんか泣いてたし浮いてたよっ!?・・・って
女:(N)そこにはもうミイロの姿はなかった。
エマ:もう!なんなのぉぉぉぉぉぉぉぉー?!
0:間(場面転換)
女:(N)エマは自室に戻り、ベットに倒れこむ。
エマ:M(あの悪い人たち本当にこのままミイロ君だけに任せていいのかな・・・。このままだとミイロ君が・・・)
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女:(N)ミイロの部屋。真っ暗な部屋。パーカーを椅子にかけ妖精らしきものに語りかける。
ミイロ:・・・いいんだ。これで。これ以上は同じ目に会う人を増やしたくはないからな。
女:(N)妖精のようなものがとても心配そうな顔でミイロを見つめている。
ミイロ:なんでそんな目で見る。
ミイロ:M(あの時みたいな僕のような目には・・・)
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女:(N)次の日の学校。エマはミイロに声をかけようとするが、なかなか勇気が出ずに放課後になってしまった。
アカリ:よしっ!美術部の部活見学に行こうー!
エマ:うん!行こっか!楽しみ!
女:(N)一方その頃、狭間で一人ミイロが戦っていた。
ミイロ:はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・っ
ミイロ:M(・・・リペイントが明らかに増えてきている。何か手を打たなきゃ・・・)
女:(N)エマたちは部活動見学を終えていた。
アカリ:やっぱり中学とはレベルが違うねっ!
エマ:うん!そうだね!
アカリ:私はもう美術部に決めたよ!エマっちはー?
エマ:んー・・・私はもう少しほかの部活も見てみるかな?
アカリ:そっか!いい部活見つかるといいね!
エマ:うん!ありがとう!じゃぁ!また明日ね!
アカリ:また明日!
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エマ:ただいまー
アカリ:(祖母)おかえりなさない。エマ。
エマ:・・・何見てるの?
アカリ:(祖母)先日から突然植物状態になる人が増えてるっていうニュースが多いみたいでねぇ。全員原因不明な状態みたいなの。
エマ:え・・・?
アカリ:(祖母)急にまるで感情をパッと取られたみたいに動かなくなっちゃうんだって。怖いわねぇ・・・。
エマ:M(それって・・・もしかして・・・!)
エマ:・・・おばあちゃん!相談があるんだけど・・・
アカリ:(祖母)なんだい?
エマ:あのね、友達が一人で危険に立ち向かってて私、どうしても助けたいって思ってて・・・
エマ:でも、その子には危険なことに自分から突っ込むなって言われちゃって・・・
エマ:何にもできないってわかってても心配で・・・私、どうすればいいのかな・・・。
アカリ:(祖母)そっか。もしエマがその子を助けたいっていう気持ちがその危険よりも大きいって言うのであれば、助けに行ってあげてもいいんでないかい?
アカリ:助ける方法は一つではないはずだよ。エマにしかできないことをやってあげるといいんじゃないかい?
エマ:M(私にしかできないこと・・・)
エマ:・・・うん!そうだよね!決めたよっ!ありがとう!おばあちゃん!(走り出す)
アカリ:(祖母)ふふふ。いつものエマに戻ったわねぇ。
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女:(N)次の日の学校。ミイロの姿はなかった。
エマ:M(あれ・・・?ミイロ君お休みなのかな?)
女:(N)結局、ミイロは一日待っても登校してこなかった。
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エマ:M(助けるといったものの情報が少なすぎるし・・・どうしようかな・・・
エマ:ミイロ君に会わなきゃなにもわからないからなぁ・・・)
女:(N)するとフードをかぶった少年とぶつかった。
エマ:ごごごめんなさい!よそ見してま・・・って・・・!ミ、ミイロ君?!
ミイロ:・・・
エマ:良かった!丁度話があって・・・
ミイロ:・・・っ!!(意識が途切れる)
女:(N)するとミイロは意識を失くした。
エマ:ミイロ君っ!!
エマ:M(すごい汗・・・!早く休ませてあげないと・・・!)
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ミイロ:・・・!
女:(N)目を覚ましたミイロ、とある部屋のベットに横になっていた。
ミイロ:・・・あれ?ここはどこだ・・・?
エマ:あっ!ミイロ君!良かった!目を覚ましたんだね!
ミイロ:っ?!有坂っ?!
ミイロ:M(ってことはここは有坂の部屋・・・?!)
エマ:大丈夫?帰り道偶然すれ違って・・・そしたら急に倒れちゃうから・・・あれから6時間くらい寝たっきりだったけど・・・
ミイロ:それはすまない・・・。助けてくれたこと感謝する
エマ:ねぇ、なにがあったの?今日学校も休んでたし・・・あの狭間と関係してるんだよね?
ミイロ:・・・キミには関係ないといっただろう。
エマ:関係なくないよ!・・・だって友達でしょ?
ミイロ:・・・は?・・・いやちょっと待って。いつキミと友達になったんだ?
エマ:同じクラスだし、あの時助けてくれただしょ?
ミイロ:全く理解できない。それはたまたま同じクラスで、偶然助けただけだろ?友達といえる条件ではないはずだ。
エマ:ミイロ君、一人で苦しんでるでしょ?私はミイロ君を助けたいの!一人じゃできないことだってあるはずだよ!
ミイロ:余計なお世話だっ!そういうのがありがた迷惑だってわからないのか!
エマ:何もあの狭間に入らなくても手伝える方法があるはずだよ!こんなに一人でボロボロになる必要なんてないよ!
ミイロ:しつこいぞっ!これは僕の問題だっ!っ!!(布団からでる)
エマ:!!ミイロ君!!ちょっと待ってよっ!!ミイロ君!!
女:(N)そのままミイロはエマの家を後にした。
エマ:・・・よしっ!!決めた!一か八かでやってみようっ!
女:(N)何かを心に決めたエマ。
エマ:次回予告!早くミイロ君のお手伝いできないかな・・・。これから何かが起こる予感がするっ!
エマ:次回、ワールドofパレット第二話お楽しみに!