台本概要

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タイトル コンビニ・ブラックベース
作者名 どでかぬれ  (@Mrkanure)
ジャンル コメディ
演者人数 4人用台本(不問4)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 とあるコンビニへアルバイトの面接へきた青年。彼の運命は…。

【所要時間10分~】
一人称や語尾、アドリブ、セリフの追加変更等○

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
不問 47 オフロ・レイ。お風呂に一度も入ったことこない人。
不問 43 プライド・タカ。プライドの高い人。店長。
不問 23 ナイ・イエン。特にこだわりの無い人。ナレーションあり、(N)で表記してあります
不問 25 シェア・アナズブル。通常の三倍以上商品数を買う男。ナレーションあり、(N)で表記してあります。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
無:(N)人類は、働き過ぎた人々のために大量のAIを導入。 無:(N)その結果、大暴走を引き起こし、 無:(N)環境破壊、能力の低下、戦争の激化… 無:(N)そうして危険視された自動化技術を極力消し去ることになって、既に、1世紀が過ぎようとしていた。 無:(N)多くの人々は不便さを覚えながらも、それなりに順応し子を産み、育て、そして死んでいった。 : 共:(N)…*苦行世紀0096《くぎょうせいきダブルおーくろー》 共:(N)大国から最も遠い苦行都市サイコ3丁目にあるコンビニ【BlackBase】(ブラックベース) 共:(N)そこでは店長が代わり、この一ヶ月あまりの営業で、従業員の半分をクビにして売り上げを大きく伸ばすことに成功していた。 共:(N)残った人々は、店長の行為に恐怖した。ほとんどがワンオペ状態に入り、パンク寸前となっていた…… 0: 風:ボクはオフロ・レイ 風:産まれてから一度もお風呂に入ったことが無いんだ! 風:ある日パパとママがドンパチ始めちゃって… 風:気づいたときには二人とも居なくなって 風:ボクだけが取り残されたんだ。 風:残されたお金も使い切っちゃったから 風:働かないといけない… 風:だから 風:今日初めて家族以外の人と会うことになるんだ… 0: 0:コンビニ【BlackBase】 0: 風:こ、こんにちはー 誇:ん?なんだい君は 風:あの…面接をお願いしてた、レイです 誇:あぁ、君か。そしたらこっちに来て 風:は、はい! 誇:(私はプライド・タカ。) 誇:(元々準社員だったはずなのだが気付いたら雇われ店長なってしまっていた。) 誇:(だが私にかかれば閉店寸前だったこの店も今では大繁盛している。やはり私はすごい!なんでもできる!!) 誇:(そして今、目の前にいるこいつ…なんなんだ、臭うと思っていたがかなり強烈ではないのか…早々に帰ってもらわねば…) 誇:ふむ、レイ君だったかな。なぜここで働こうと思ったんだい? 風:はい、どこでもよかったのですが、ここが一番近くで募集をかけていたからです! 誇:(正直ぃぃ!ちょっとびっくりだよぉ、それを理由に落とせちゃうよぉ) 誇:そ、そうなんだね。レイ君はこういった仕事の経験はあるのかな? 風:いや、無いです。というか仕事したことないです! 誇:(だからぁ正直ぃぃ!!落とすよ!落としちゃうよ!!) 誇:う、うーん、そしたら、あれかな、うちではちょっと… 無:店長!!新人ですか!助かったぁああ、早速入ってもらいましょうか! 誇:お、おい、ナイ!…何考えてんだよ…こいつ、どう見てもやばいだろ!? 無:何言ってんすか!?やばいのはうちのシフトですよ!人数足りてなさ過ぎるんだから 誰でもいいから入れるべきですよ! 誇:そ、それは… 無:あんたが人権費削りまくったせいでこうなってんだから、責任とってくださいよ! 誇:く、まぁしょうがないか… 誇:よし!レイ君、いや、オフロ君!採用!! 風:ほ、ほんとですか!ありがとうございます! 誇:この後、時間あるかな?あれば研修に入ってもらいたいんだが… 風:研修? 誇:あ、そうは言ってもビデオとちょっとしたゲームをするようなものだよ 風:なるほど…大丈夫ですよ 誇:では、こっちに来て始めようか 0: 共:(N)ーー1時間後ーー 0: 誇:(そ、そんなバカな…仕事をするの今日が初めてだと!?) 誇:(なんなんだ、この客さばき…熟練社員の動きじゃないか、いや、それ以上か…) 風:ふぅー、なんとかクリアできた、、かな? 誇:す、すごいね、オフロ君、シミュレーションでこの結果はうちの店で最高記録だよ。 誇:みんな研修の時にしかやらないから正確なとこはわからないけど、即戦力レベルだ 風:そ、そうですか、それはうれしいですね 誇:あぁ、こちらもうれしいよ!それじゃあ、次に来れる日を--- 無:店長!!限界です!ヘルプお願いします! 無:一人じゃ対応しきれません!左レジに並ばれてます!! 誇:くっ!左レジ店員いないよ!なにやってんの!? 風:あ、あの…大丈夫ですか? 誇:大丈夫なわけないだろ!とりあえずここに来れる日を書いて… 誇:…オフロ君、まだ時間ある? 風:ありますけど… 誇:よし、ならば出撃だ! 風:え、え? 誇:さぁ、これに着替えて…バッチもつけて、うん、完璧だ!発進急げ!! 風:あ、ああ、はい! 風:オフロいっきまーす! 共:(N)次々と客を捌くオフロ・レイ 共:(N)新人とは思えぬその動きにプライドやナイ、はたまた客までもが驚きを隠せない 無:客、急速接近!!さ、3倍以上の商品数だ!! 誇:クッソ、シェ、シェアだ… 風:シェア…? 誇:爆買いの彗星だ… 誇:やつが現れた他の店舗は、商品数が急激に減り 誇:そして、「買えるものがないし、レジは時間かかるし他のお店に行くことにしよう!」となって、客が減り閉店させらたと聞く… 無:な、なんてやつだ、そんなのがいるならなんで教えてくれなかったんだ! 誇:言ったところでどうしようもないだろ 風:ぼ、ボクが対応します…! 誇:オフロ君! 無:オフロ! 風:ボクがやらなきゃ、お店がやられちゃうんだ…! 共:む!?初心者マーク…? 共:ふっ…見せてもらおうか新人君の性能とやらを! 誇:まて!オフロ君やはり君にはまだ! 風:やれます!相手が客なら全部一緒だ! 風:っ!? 風:なんだあの量の商品数は!? 無:(N)ドンッという音ともにレジが大きく揺れ衝撃が走る 風:ぐわぁぁあ!! 共:どうだ!正社員でもビビるこの量、君には対応できな… 風:うおおおおお!! 共:ば、ばかな…既に対応しているだと!? 共:ならば…アゲアゲチキンを1つ、ワンコロ棒を1つ、肉まん大を2つ追加だ! 風:くっ、はぁああ! 共:なんという運動性!!もう回収しているだと! 風:ふぅ、、ふぅ…19万1247円になります… 共:(だったら!!) 共:支払いは現金で!! 風:…っ!? 風:てぁっ! 風:お返しの8753円になります! 共:一瞬だと!? 風:…?まだなにか? 共:…くっ、まだだ、まだ終わらんよ 共:こちらの棚全て頂こうか 風:うっ、シ、シェアぁ! 共:フッ、客さばきの能力の違いが決定的戦力差でないことを教えてやろう 風:くっ 風:あっ、買い物カゴが!? 共:不慣れな新人め!大量の商品を棚から取るときはこうだ! 風:!?そんなやり方が! 共:ではレジに行こうか! 風:くぅ、うおおおおお!!! 風:4万2487円になります! 共:っ!? 共:(ええい、ブラックベースの新人は化物か!これだけの商品数でも…!) 風:ありがとうございました! 共:(…スペックが高すぎる) 共:あぁ…また来るよ 0:オフロ、ピークを乗り越え事務所へ 無:来ましたぜ 誇:来たか、ふむ… 誇:君は自身の感覚をあてにしすぎる 誇:接客はもっと有効に行うべきだ 風:な、なに!? 誇:甘ったれるな!レジを任された時点で貴様は店員なのだ、この店を守る義務がある! 風:言ったな… 誇:そう言わざるおえないのが現在の我々の状況なのだ 誇:できないというのならお家に帰って明日の飯が食えるかどうかわからない不安に駆られているんだな 無:店長っ! 風:…やれるとは言わない…でも、お金のためにやるしかないんだ…! 風:ボクはあなたが… 誇:憎んでくれてかまわん 誇:しっかり身体を休めておけ 誇:明日から出勤だ、遅刻は厳禁だぞ 無:(N)コンビニ【BlackBase】全国で展開する大手チェーン店舗だが、その中で働く者たちにとっては過酷な戦場であった… 共:(N)その中に飛び込んでしまった新人、オフロ・レイ。彼の活躍によってその環境が大きく変わっていくことになる。。。 0:おしまい 0: 無:おまけ次回予告 無:読まなくてもナイ以外の方が読んでも大丈夫です。 0: 無:シェアの来ない時間帯を発見したBlackBaseの従業員達。 無:そこで、今のうちにと 無:レジ確認、品出し、店内清掃を狙った。 無:だがしかし、シェア以外にも熟練の客は多数いた… 無:次回【品出しを成功させろ】 無:君は働き続けることができるか

無:(N)人類は、働き過ぎた人々のために大量のAIを導入。 無:(N)その結果、大暴走を引き起こし、 無:(N)環境破壊、能力の低下、戦争の激化… 無:(N)そうして危険視された自動化技術を極力消し去ることになって、既に、1世紀が過ぎようとしていた。 無:(N)多くの人々は不便さを覚えながらも、それなりに順応し子を産み、育て、そして死んでいった。 : 共:(N)…*苦行世紀0096《くぎょうせいきダブルおーくろー》 共:(N)大国から最も遠い苦行都市サイコ3丁目にあるコンビニ【BlackBase】(ブラックベース) 共:(N)そこでは店長が代わり、この一ヶ月あまりの営業で、従業員の半分をクビにして売り上げを大きく伸ばすことに成功していた。 共:(N)残った人々は、店長の行為に恐怖した。ほとんどがワンオペ状態に入り、パンク寸前となっていた…… 0: 風:ボクはオフロ・レイ 風:産まれてから一度もお風呂に入ったことが無いんだ! 風:ある日パパとママがドンパチ始めちゃって… 風:気づいたときには二人とも居なくなって 風:ボクだけが取り残されたんだ。 風:残されたお金も使い切っちゃったから 風:働かないといけない… 風:だから 風:今日初めて家族以外の人と会うことになるんだ… 0: 0:コンビニ【BlackBase】 0: 風:こ、こんにちはー 誇:ん?なんだい君は 風:あの…面接をお願いしてた、レイです 誇:あぁ、君か。そしたらこっちに来て 風:は、はい! 誇:(私はプライド・タカ。) 誇:(元々準社員だったはずなのだが気付いたら雇われ店長なってしまっていた。) 誇:(だが私にかかれば閉店寸前だったこの店も今では大繁盛している。やはり私はすごい!なんでもできる!!) 誇:(そして今、目の前にいるこいつ…なんなんだ、臭うと思っていたがかなり強烈ではないのか…早々に帰ってもらわねば…) 誇:ふむ、レイ君だったかな。なぜここで働こうと思ったんだい? 風:はい、どこでもよかったのですが、ここが一番近くで募集をかけていたからです! 誇:(正直ぃぃ!ちょっとびっくりだよぉ、それを理由に落とせちゃうよぉ) 誇:そ、そうなんだね。レイ君はこういった仕事の経験はあるのかな? 風:いや、無いです。というか仕事したことないです! 誇:(だからぁ正直ぃぃ!!落とすよ!落としちゃうよ!!) 誇:う、うーん、そしたら、あれかな、うちではちょっと… 無:店長!!新人ですか!助かったぁああ、早速入ってもらいましょうか! 誇:お、おい、ナイ!…何考えてんだよ…こいつ、どう見てもやばいだろ!? 無:何言ってんすか!?やばいのはうちのシフトですよ!人数足りてなさ過ぎるんだから 誰でもいいから入れるべきですよ! 誇:そ、それは… 無:あんたが人権費削りまくったせいでこうなってんだから、責任とってくださいよ! 誇:く、まぁしょうがないか… 誇:よし!レイ君、いや、オフロ君!採用!! 風:ほ、ほんとですか!ありがとうございます! 誇:この後、時間あるかな?あれば研修に入ってもらいたいんだが… 風:研修? 誇:あ、そうは言ってもビデオとちょっとしたゲームをするようなものだよ 風:なるほど…大丈夫ですよ 誇:では、こっちに来て始めようか 0: 共:(N)ーー1時間後ーー 0: 誇:(そ、そんなバカな…仕事をするの今日が初めてだと!?) 誇:(なんなんだ、この客さばき…熟練社員の動きじゃないか、いや、それ以上か…) 風:ふぅー、なんとかクリアできた、、かな? 誇:す、すごいね、オフロ君、シミュレーションでこの結果はうちの店で最高記録だよ。 誇:みんな研修の時にしかやらないから正確なとこはわからないけど、即戦力レベルだ 風:そ、そうですか、それはうれしいですね 誇:あぁ、こちらもうれしいよ!それじゃあ、次に来れる日を--- 無:店長!!限界です!ヘルプお願いします! 無:一人じゃ対応しきれません!左レジに並ばれてます!! 誇:くっ!左レジ店員いないよ!なにやってんの!? 風:あ、あの…大丈夫ですか? 誇:大丈夫なわけないだろ!とりあえずここに来れる日を書いて… 誇:…オフロ君、まだ時間ある? 風:ありますけど… 誇:よし、ならば出撃だ! 風:え、え? 誇:さぁ、これに着替えて…バッチもつけて、うん、完璧だ!発進急げ!! 風:あ、ああ、はい! 風:オフロいっきまーす! 共:(N)次々と客を捌くオフロ・レイ 共:(N)新人とは思えぬその動きにプライドやナイ、はたまた客までもが驚きを隠せない 無:客、急速接近!!さ、3倍以上の商品数だ!! 誇:クッソ、シェ、シェアだ… 風:シェア…? 誇:爆買いの彗星だ… 誇:やつが現れた他の店舗は、商品数が急激に減り 誇:そして、「買えるものがないし、レジは時間かかるし他のお店に行くことにしよう!」となって、客が減り閉店させらたと聞く… 無:な、なんてやつだ、そんなのがいるならなんで教えてくれなかったんだ! 誇:言ったところでどうしようもないだろ 風:ぼ、ボクが対応します…! 誇:オフロ君! 無:オフロ! 風:ボクがやらなきゃ、お店がやられちゃうんだ…! 共:む!?初心者マーク…? 共:ふっ…見せてもらおうか新人君の性能とやらを! 誇:まて!オフロ君やはり君にはまだ! 風:やれます!相手が客なら全部一緒だ! 風:っ!? 風:なんだあの量の商品数は!? 無:(N)ドンッという音ともにレジが大きく揺れ衝撃が走る 風:ぐわぁぁあ!! 共:どうだ!正社員でもビビるこの量、君には対応できな… 風:うおおおおお!! 共:ば、ばかな…既に対応しているだと!? 共:ならば…アゲアゲチキンを1つ、ワンコロ棒を1つ、肉まん大を2つ追加だ! 風:くっ、はぁああ! 共:なんという運動性!!もう回収しているだと! 風:ふぅ、、ふぅ…19万1247円になります… 共:(だったら!!) 共:支払いは現金で!! 風:…っ!? 風:てぁっ! 風:お返しの8753円になります! 共:一瞬だと!? 風:…?まだなにか? 共:…くっ、まだだ、まだ終わらんよ 共:こちらの棚全て頂こうか 風:うっ、シ、シェアぁ! 共:フッ、客さばきの能力の違いが決定的戦力差でないことを教えてやろう 風:くっ 風:あっ、買い物カゴが!? 共:不慣れな新人め!大量の商品を棚から取るときはこうだ! 風:!?そんなやり方が! 共:ではレジに行こうか! 風:くぅ、うおおおおお!!! 風:4万2487円になります! 共:っ!? 共:(ええい、ブラックベースの新人は化物か!これだけの商品数でも…!) 風:ありがとうございました! 共:(…スペックが高すぎる) 共:あぁ…また来るよ 0:オフロ、ピークを乗り越え事務所へ 無:来ましたぜ 誇:来たか、ふむ… 誇:君は自身の感覚をあてにしすぎる 誇:接客はもっと有効に行うべきだ 風:な、なに!? 誇:甘ったれるな!レジを任された時点で貴様は店員なのだ、この店を守る義務がある! 風:言ったな… 誇:そう言わざるおえないのが現在の我々の状況なのだ 誇:できないというのならお家に帰って明日の飯が食えるかどうかわからない不安に駆られているんだな 無:店長っ! 風:…やれるとは言わない…でも、お金のためにやるしかないんだ…! 風:ボクはあなたが… 誇:憎んでくれてかまわん 誇:しっかり身体を休めておけ 誇:明日から出勤だ、遅刻は厳禁だぞ 無:(N)コンビニ【BlackBase】全国で展開する大手チェーン店舗だが、その中で働く者たちにとっては過酷な戦場であった… 共:(N)その中に飛び込んでしまった新人、オフロ・レイ。彼の活躍によってその環境が大きく変わっていくことになる。。。 0:おしまい 0: 無:おまけ次回予告 無:読まなくてもナイ以外の方が読んでも大丈夫です。 0: 無:シェアの来ない時間帯を発見したBlackBaseの従業員達。 無:そこで、今のうちにと 無:レジ確認、品出し、店内清掃を狙った。 無:だがしかし、シェア以外にも熟練の客は多数いた… 無:次回【品出しを成功させろ】 無:君は働き続けることができるか