台本概要

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タイトル ワールド of パレット 2 ~ピンクの絵魔具使い~
作者名 海彩・紫苑  (@miiro_shion)
ジャンル ファンタジー
演者人数 3人用台本(女1、不問2) ※兼役あり
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 世界を黒く染める悪の組織《リペイント》その組織を止めるために選ばれた人間《絵魔具使い》たち。
主人公エマを中心に繰り広げられる不思議な日常。パレット女王の願いを叶える日が来るのか。

Pixivに漫画を投稿したものを台本にはじめて書きおこしたものです。いたらぬところがありますが温かい目で読んでもらえると嬉しいです。
詳しくは【ワールド of パレット・まとめサイト】にてキャラクター紹介や他の話数・漫画など載せておりますのでご覧ください!※拡散してくださると喜びます(*´︶`*)
【リンク】https://world-of-palet.jimdofree.com/

※M( )はモノローグ、つまり心の声です。
※???は一応キャラがのちのち明かされますが、今回はそんな声は変えなくても大丈夫です。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
エマ 72 有坂 絵愛(ありさか えま)元気いっぱいな高校一年生の女の子。イメージカラーはピンク。(M)・・・心の声
ミイロ 不問 81 東条 海色(とうじょう みいろ)毒舌、冷静な高校一年生の男の子。イメージカラーは青。(M)・・・心の声
不問 42 ナレーション・謎の女・???を兼ね役。男性でも可能。※謎の女が言い換えが必要。オネェでも可能。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
女:(N)学校。皆が続々と登校してくる中、ミイロも登校してきた エマ:M(来たっ!!) エマ:お、おはよう!ミイロ君! ミイロ:・・・あぁ エマ:あぅ・・・(シュンとする) エマ:M(嫌われた・・・?落ち着いて私!まだこれからよっ!) ミイロ:・・・ エマ:ミイロ君!あ、あのこれ、昨日忘れていったパーカー!渡そうと思って! ミイロ:・・・ありがとう エマ:!(嬉しそうにする) エマ:それでね!昨日の話の続きなんだけ・・・ 0:間(学校のチャイム) エマ:M(そんなぁー!せっかくチャンスだと思ったのにぃ!チャイムが鳴っちゃうなんてー!) 女:(N)その後、エマはミイロに話をかけようとするが、なかなか話しかけられずにいた エマ:もぉおおおおおおおおおおおおおおっ! エマ:M(全然タイミングが合わないっ!) 女:(N)お昼休みの時間 エマ:M(話すとしたらこの時間しかないっ!) 女:(N)その後、教室・食堂・廊下を探してもミイロの姿はなかった エマ:M(ならラストはあそこかなっ!) 女:(N)学校の屋上。そこには誰の姿もなかった エマ:・・・あれ?いない・・・。他ってどこにいるんだろう・・・? 女:(N)すると扉の後ろあたりから音楽が小さく聞こえてきた エマ:!みつけたっ!ミイロ君! ミイロ:ゲッ・・・有坂!? エマ:ん?・・・ちょっと待って!まさかミイロ君、お昼ご飯、そのゼリーだけじゃないよね!? ミイロ:・・・は?そうだけど・・・? エマ:それは倒れちゃうよ! ミイロ:・・・ エマ:!(閃く)そうだ!いいこと思いついたっ! ミイロ:・・・な、なんだよ・・・ エマ:私、料理得意だからこれからお弁当を作ってきてあげる! ミイロ:・・・ ミイロ:いやいやいやいやっ!!はぁっ!?こ・と・わ・るっ!!(焦る) エマ:もう決めたことだもん♪明日から作ってくるから楽しみにしておいて♪ ミイロ:だ、だから僕はこれだけでたりるって言ってるだろ!余計なお世話だって何度言ったら・・・ エマ:じゃあこの前みたいに倒れないでしょ? ミイロ:・・・っ!あ、あれは別のことで倒れただけだっ! エマ:私ね!私ができることはミイロ君の力になりたいと思っているの!お願い、ミイロ君! ミイロ:っ! ミイロ:・・・・・・はぁ(ため息) ミイロ:なんで僕のほうがお願いされなきゃいけないんだよ・・・ ミイロ:好きにすれば・・・? エマ:やったぁー!楽しみにしててねっ! ミイロ:はぁ・・・(ため息) 女:(N)放課後、皆が帰宅する中、ミイロが立ち上がるとエマも同時に立ち上がり、エマはミイロについていく ミイロ:・・・おい!なぜついてくるんだ有坂っ・・・! エマ:・・・え?えっと、いろいろと聞きたくてー! ミイロ:は? エマ:だって好きにすればって言われたから・・・ ミイロ:はぁ・・・言っておくが狭間にはついてくるなよ エマ:(嬉しそうにする)!うん! 女:(N)突如、狭間が開くノイズが響く エマ:・・・! 女:(N)すると、ミイロのカバンの鈴が鳴り始める ミイロ:!? エマ:・・・? ミイロ:・・・まずい、狭間が開いた エマ:えっ!じゃあさっきの音が・・・? ミイロ:!!なにっ?・・・狭間の開いた音がわかるのか エマ:初めて狭間に巻き込まれた時と同じ音だったよ! ミイロ:なるほど・・・聞こえた方角はわかるか? エマ:うん!わかるよ! ミイロ:よし、大まかでいから近くまで来てくれ エマ:わかった・・・! 女:(N)もう一度ノイズが響く エマ:!!どうしよう、ミイロ君!また同じ音が・・・ ミイロ:やはり同時に開いてたか。 ミイロ:・・・(考える)有坂、頼みたいことがある エマ:なに? 女:(N)すると、ミイロは青い光を手からだしたかと思うと、手袋のようなものを具現化させた ミイロ:これは物に触れても狭間に巻き込まれないようにできる手袋だ エマ:すごぉおおい!それが魔法の力? ミイロ:はしゃいでる場合じゃないぞ。これをつけて狭間の根源を一箇所に集めてくれ エマ:わかったっ!頑張ってみるね! ミイロ:くれぐれも狭間に巻き込まれないようにするんだぞ。東第一公園で落ち合おう エマ:わかった!任せて! 0:間(数分後) ミイロ:はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・ エマ:ミイロ君!お待たせ! ミイロ:!有坂!無事だったか! エマ:うん!私は大丈夫!でもこんなに巻きこまれた人がいるんだけど・・・ ミイロ:・・・わかった、助かった。ありがとう エマ:!うん! ミイロ:・・・後は僕だけで大丈夫だ 女:(N)ミイロは集めた本たちに手をかざすと、狭マーク(はざまーく)を一気に出現させた ミイロ:まだ狭間が開くかもしれない。こっちは任せたぞ エマ:!うん!任せて!ミイロ君も気をつけてね! ミイロ:!・・・あぁ。…ステージチェンジ 女:(N)そういうとミイロは狭間に入っていった 0:間(場面転換) ミイロ:・・・!まだ色は取られてないようだ。 女:(N)すると、リペイント達が複数出てきた ミイロ:雑魚(ざこ)が群がっても同じことだ。・・・クライ、行くぞ。・・・チェンジ、ブルーカラー 女:(N)空中から青い鉛筆が出てきてそれを手に取り、頭上に円を描き、青い光を身に纏う(まとう) 女:リペイント達が一斉(いっせい)に襲いかかって来た。それを間髪入れずなぎ倒していくミイロ ミイロ:無駄な時間は取らせない。・・・ロックオン、装填(そうてん)・・・シュート!! 女:(N)すると、リペイントの一匹が隣のリペイントを食べ始めた ミイロ:・・・!? 女:(N)バリバリ・・・バキバキと雄叫びをあげながら食べていく ミイロ:・・・共食い、か? 女:(N)するとリペイントの体がヒビが入り、体を巨大化させた ミイロ:M(巨大化。マズイな・・・) 女:(N)太い鉛筆がつらなっている腕をミイロに向かって勢いよく攻撃してきた ミイロ:っ!!早いっ!! 女:(N)容赦なく攻撃を繰り返す ミイロ:っ!!・・・硬いっ!? ミイロ:M(いつもどおりの戦い方じゃ倒すことができない・・・) 女:(謎の女)うふふ!あらあら!無様ですわねー!楽勝。なーんて思ってませんでした? ミイロ:!! 女:(謎の女)やはり《ココロ》を入れて正解でしたわ♪ ミイロ:ココロ・・・? 女:(謎の女)フフッ♪あなたの色、黒くしてあげますわ・・・! ミイロ:・・・っ! 0:間(場面転換) 女:(N)一方、エマの方では・・・ エマ:・・・? 女:(N)突如、狭マークが合成されて石のようなものになり始めた エマ:!?紙が・・・石になった・・・? エマ:M(ま、まさか!ミイロ君が危ないんじゃっ!) 女:(N)そして、ミイロは巨大化リペイントに苦戦していた。 ミイロ:はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・っ! 女:(謎の女)あらあら!ダンスがお上手なのですね!今度一緒に踊ってくださりません? ミイロ:M(このままだと、魔力の方が先に尽きる。・・・なんとかしないと!) 0:間(場面転換) エマ:M(ミイロ君・・・!) ???:・・・ 0:間(数分後) ミイロ:はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・ 女:(謎の女)あら?そろそろお疲れかしら?・・・なら、トドメを刺しておやり! ミイロ:そう簡単にやられてたまるかっ! 0:心臓の音(ドクンッ) ミイロ:!? ミイロ:M(まさかっ!・・・魔力切れ?!) ミイロ:しまっ・・・!っ!! エマ:チェンジ!ピンクカラー!! エマ:ミイロ君っ!! ミイロ:っ!? 女:(N)すると、上からエマが突然攻撃しながら降ってきた ミイロ:!! エマ:二対一なんて卑怯じゃない!もうミイロ君には触れさせないんだからっ!! 女:(N)エマは変身した姿で両手の大きさの筆のようなものを持っていた ミイロ:有坂っ・・・その姿・・・!! 女:(謎の女)新手かっ!・・・まぁワタクシは見てただけですけれどね。まぁいいわ。・・・行きなさいっ!! エマ:っ!!(攻撃に驚く) 女:(N)簡単にエマはリペイントの腕を切っていく ミイロ:!! 女:(謎の女)なにっ!!そんな簡単に!? エマ:いきなり攻撃なんて!もう怒ったんだからねっ!!一発で倒しちゃうんだから! 女:(N)エマは空高く飛び、振りかぶる! エマ:せ~・・・のっ!!! ミイロ:っ!! 女:(謎の女)!! 0:グォオオオオオ・・・(倒される) ミイロ:やったか・・・ 女:(謎の女)ほ、本当に一撃で・・・ま、まぁ今回はこんなところで勘弁してあげますわっ!今度こそ黒くしてあげますわっ! 0:間(場面転換) エマ:ミイロ君っ!!大丈夫っ?! ミイロ:(被せる)問題ない。歩けるから。ここから出よう・・・ エマ:・・・??(不思議がる) 0:間(場面転換) ミイロ:これで今日はもう攻撃はしてこないだろう。解散しよう・・・ エマ:ミイロく・・・ ミイロ:(被せる)…っ!! 女:(N)すると突然ミイロは倒れた。 エマ:ミイロ君っ!!! エマ:M(あの時と同じ・・・倒れちゃった!) ???:まずいパレェ…!魔力・・・つまり体力がほぼ残ってないパレッ! エマ:そりゃあそうだよ!あんなに傷ついてたんだから・・・ 0:間(場面転換) ミイロ:・・・あれ?ここはどこだ?夢・・・か? 女:(N)すると、少年が走ってきた。 ミイロ:!!幼稚園のときの・・・僕? ???:今日も絵を描いてるのかな?なに描くのかなー?できたら先生に見せてねっ! ミイロ:・・・(震え声) 0:間(場面転換) ミイロ:っ!!(目が覚める) 女:(N)気が付くと、エマの部屋のベットの横になっていた ミイロ:M(あれ・・・?なんで泣いてるんだ・・・?) エマ:ミイロ君!良かった!目を覚ましたんだね!公園で倒れてから意識ないから心配したよぉ!大丈夫・・・? ミイロ:・・・問題ない エマ:・・・み、ミイロ君!聞きたいことがあるんだけど、戦いが終わってから様子がおかしいけどなにかあったの? ミイロ:(間をあけてから)・・・別に エマ:ミイロ君っ! ミイロ:・・・ ミイロ:なぜ契約をして魔法使いになった・・・?なにを願って魔法使いになった? エマ:・・・え? ミイロ:妖精と魔法が使える前に願い事を言えと言われたはずだ。その時《なにを願った?》 エマ:・・・? ミイロ:その答え次第で今後、どうするか決める エマ:・・・私は《苦しんでる人を助けたい》って願って魔法使いになったよ。私にできることをやりたいと思ったから! ミイロ:っ!! ミイロ:M(僕が弱いせいで魔法使いになったのか・・・) エマ:私は後悔してないよ?ミイロ君を助けられたんだから! 女:(N)勢いよくベットから起き上がり、家を出ようとするミイロ。すると・・・ エマ:むっ!(ムッとする) エマ:ね・てっ!!! ミイロ:!? ミイロ:M(力・・・つよっ!急になんだっ!?) エマ:っ!(ムッとしながらミイロの肩を掴む) ミイロ:!!わかったわかった!寝ればいいんだろっ!? エマ:しっかり体調が良くなるまで戦っちゃダメだからね! ミイロ:M(なんかいろいろとめんどくさいことに・・・) 0:間(場面転換) エマ:いってきまぁーす! ミイロ:・・・お邪魔しました エマ:あっ!そういえば、聞きたいことがあったんだけど・・・昨日から私もミイロ君みたいに魔法でなにかできるんだよね? ミイロ:できる・・・が、こっちの世界で極力魔法は使わないほうがいい。 ミイロ:魔力は現実世界の体力と比例して使えるようになっている。 ミイロ:変身したときと、生身(なまみ)の時の魔力消費が大きく違う。 ミイロ:それに、魔法を使っているところを他の人に見つかったら厄介だからな。 ミイロ:やむおえない時以外は使わないほうが正しいだろう エマ:なるほど・・・いろいろとルールがあるんだね! ミイロ:あと、魔法は妖精がいなければ使えない。だから常に一緒にいるように エマ:そうなんだ!気をつけよっと! ミイロ:通常の人には妖精たちは見えないから安心して エマ:へぇー!面白い!わかった! 0:間(場面転換) エマ:M(そういえば、あの時なんでミイロ君はあんなことを聞いたんだろ・・・?なんか様子が変だったような・・・) エマ:M(まだまだ知らないことばかりだな・・・) 女:(N)お昼休み。屋上にエマとミイロは居た エマ:ということで〜・・・じゃ~ん!ミイロ君用のお弁当でぇ〜す! ミイロ:M(本、当に作ってきたし・・・!羞恥心(しゅうちしん)というものはないのか・・・!?) ミイロ:そ、そんなに食べれないぞ!僕はこれだけで十分・・・ エマ:(ムッとしながらゼリーを奪う)んっ! ミイロ:なにを・・・! エマ:もうこれは禁止っ!!残してもいいから食べてっ! ミイロ:・・・食べればいいんだろ!食べれば! エマ:M(ドキドキ・・・) ミイロ:(食べる)・・・お、おいしい エマ:!!やったぁ!よかったぁ! ミイロ:・・・って何さらっと一緒に食べようとしているんだ!他の場所があるだろ!? エマ:えー!誰かと一緒に食べると倍美味しくなるんだよー! ミイロ:そうじゃなくてっ!!君は本当に羞恥心というものがないのかっ!? エマ:しゅうち、シン・・・? ミイロ:・・・・・・・(呆れる) 0:間(場面転換) 女:(N)とある暗い部室(ぶしつ)。パソコンをいじりながら一人。ある人物が呟く ???:また同じ案件か・・・。これは直接、現場調査に行ったほうがいいか 0:間 ミイロ:次回予告。有坂と協力しながらリペイントを倒す僕ら。その裏でなにかが動き始める。 ミイロ:次回、ワールド of パレット、第三話探偵。 ミイロ:これ以上めんどくさいことにならなければいいけど・・・

女:(N)学校。皆が続々と登校してくる中、ミイロも登校してきた エマ:M(来たっ!!) エマ:お、おはよう!ミイロ君! ミイロ:・・・あぁ エマ:あぅ・・・(シュンとする) エマ:M(嫌われた・・・?落ち着いて私!まだこれからよっ!) ミイロ:・・・ エマ:ミイロ君!あ、あのこれ、昨日忘れていったパーカー!渡そうと思って! ミイロ:・・・ありがとう エマ:!(嬉しそうにする) エマ:それでね!昨日の話の続きなんだけ・・・ 0:間(学校のチャイム) エマ:M(そんなぁー!せっかくチャンスだと思ったのにぃ!チャイムが鳴っちゃうなんてー!) 女:(N)その後、エマはミイロに話をかけようとするが、なかなか話しかけられずにいた エマ:もぉおおおおおおおおおおおおおおっ! エマ:M(全然タイミングが合わないっ!) 女:(N)お昼休みの時間 エマ:M(話すとしたらこの時間しかないっ!) 女:(N)その後、教室・食堂・廊下を探してもミイロの姿はなかった エマ:M(ならラストはあそこかなっ!) 女:(N)学校の屋上。そこには誰の姿もなかった エマ:・・・あれ?いない・・・。他ってどこにいるんだろう・・・? 女:(N)すると扉の後ろあたりから音楽が小さく聞こえてきた エマ:!みつけたっ!ミイロ君! ミイロ:ゲッ・・・有坂!? エマ:ん?・・・ちょっと待って!まさかミイロ君、お昼ご飯、そのゼリーだけじゃないよね!? ミイロ:・・・は?そうだけど・・・? エマ:それは倒れちゃうよ! ミイロ:・・・ エマ:!(閃く)そうだ!いいこと思いついたっ! ミイロ:・・・な、なんだよ・・・ エマ:私、料理得意だからこれからお弁当を作ってきてあげる! ミイロ:・・・ ミイロ:いやいやいやいやっ!!はぁっ!?こ・と・わ・るっ!!(焦る) エマ:もう決めたことだもん♪明日から作ってくるから楽しみにしておいて♪ ミイロ:だ、だから僕はこれだけでたりるって言ってるだろ!余計なお世話だって何度言ったら・・・ エマ:じゃあこの前みたいに倒れないでしょ? ミイロ:・・・っ!あ、あれは別のことで倒れただけだっ! エマ:私ね!私ができることはミイロ君の力になりたいと思っているの!お願い、ミイロ君! ミイロ:っ! ミイロ:・・・・・・はぁ(ため息) ミイロ:なんで僕のほうがお願いされなきゃいけないんだよ・・・ ミイロ:好きにすれば・・・? エマ:やったぁー!楽しみにしててねっ! ミイロ:はぁ・・・(ため息) 女:(N)放課後、皆が帰宅する中、ミイロが立ち上がるとエマも同時に立ち上がり、エマはミイロについていく ミイロ:・・・おい!なぜついてくるんだ有坂っ・・・! エマ:・・・え?えっと、いろいろと聞きたくてー! ミイロ:は? エマ:だって好きにすればって言われたから・・・ ミイロ:はぁ・・・言っておくが狭間にはついてくるなよ エマ:(嬉しそうにする)!うん! 女:(N)突如、狭間が開くノイズが響く エマ:・・・! 女:(N)すると、ミイロのカバンの鈴が鳴り始める ミイロ:!? エマ:・・・? ミイロ:・・・まずい、狭間が開いた エマ:えっ!じゃあさっきの音が・・・? ミイロ:!!なにっ?・・・狭間の開いた音がわかるのか エマ:初めて狭間に巻き込まれた時と同じ音だったよ! ミイロ:なるほど・・・聞こえた方角はわかるか? エマ:うん!わかるよ! ミイロ:よし、大まかでいから近くまで来てくれ エマ:わかった・・・! 女:(N)もう一度ノイズが響く エマ:!!どうしよう、ミイロ君!また同じ音が・・・ ミイロ:やはり同時に開いてたか。 ミイロ:・・・(考える)有坂、頼みたいことがある エマ:なに? 女:(N)すると、ミイロは青い光を手からだしたかと思うと、手袋のようなものを具現化させた ミイロ:これは物に触れても狭間に巻き込まれないようにできる手袋だ エマ:すごぉおおい!それが魔法の力? ミイロ:はしゃいでる場合じゃないぞ。これをつけて狭間の根源を一箇所に集めてくれ エマ:わかったっ!頑張ってみるね! ミイロ:くれぐれも狭間に巻き込まれないようにするんだぞ。東第一公園で落ち合おう エマ:わかった!任せて! 0:間(数分後) ミイロ:はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・ エマ:ミイロ君!お待たせ! ミイロ:!有坂!無事だったか! エマ:うん!私は大丈夫!でもこんなに巻きこまれた人がいるんだけど・・・ ミイロ:・・・わかった、助かった。ありがとう エマ:!うん! ミイロ:・・・後は僕だけで大丈夫だ 女:(N)ミイロは集めた本たちに手をかざすと、狭マーク(はざまーく)を一気に出現させた ミイロ:まだ狭間が開くかもしれない。こっちは任せたぞ エマ:!うん!任せて!ミイロ君も気をつけてね! ミイロ:!・・・あぁ。…ステージチェンジ 女:(N)そういうとミイロは狭間に入っていった 0:間(場面転換) ミイロ:・・・!まだ色は取られてないようだ。 女:(N)すると、リペイント達が複数出てきた ミイロ:雑魚(ざこ)が群がっても同じことだ。・・・クライ、行くぞ。・・・チェンジ、ブルーカラー 女:(N)空中から青い鉛筆が出てきてそれを手に取り、頭上に円を描き、青い光を身に纏う(まとう) 女:リペイント達が一斉(いっせい)に襲いかかって来た。それを間髪入れずなぎ倒していくミイロ ミイロ:無駄な時間は取らせない。・・・ロックオン、装填(そうてん)・・・シュート!! 女:(N)すると、リペイントの一匹が隣のリペイントを食べ始めた ミイロ:・・・!? 女:(N)バリバリ・・・バキバキと雄叫びをあげながら食べていく ミイロ:・・・共食い、か? 女:(N)するとリペイントの体がヒビが入り、体を巨大化させた ミイロ:M(巨大化。マズイな・・・) 女:(N)太い鉛筆がつらなっている腕をミイロに向かって勢いよく攻撃してきた ミイロ:っ!!早いっ!! 女:(N)容赦なく攻撃を繰り返す ミイロ:っ!!・・・硬いっ!? ミイロ:M(いつもどおりの戦い方じゃ倒すことができない・・・) 女:(謎の女)うふふ!あらあら!無様ですわねー!楽勝。なーんて思ってませんでした? ミイロ:!! 女:(謎の女)やはり《ココロ》を入れて正解でしたわ♪ ミイロ:ココロ・・・? 女:(謎の女)フフッ♪あなたの色、黒くしてあげますわ・・・! ミイロ:・・・っ! 0:間(場面転換) 女:(N)一方、エマの方では・・・ エマ:・・・? 女:(N)突如、狭マークが合成されて石のようなものになり始めた エマ:!?紙が・・・石になった・・・? エマ:M(ま、まさか!ミイロ君が危ないんじゃっ!) 女:(N)そして、ミイロは巨大化リペイントに苦戦していた。 ミイロ:はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・っ! 女:(謎の女)あらあら!ダンスがお上手なのですね!今度一緒に踊ってくださりません? ミイロ:M(このままだと、魔力の方が先に尽きる。・・・なんとかしないと!) 0:間(場面転換) エマ:M(ミイロ君・・・!) ???:・・・ 0:間(数分後) ミイロ:はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・ 女:(謎の女)あら?そろそろお疲れかしら?・・・なら、トドメを刺しておやり! ミイロ:そう簡単にやられてたまるかっ! 0:心臓の音(ドクンッ) ミイロ:!? ミイロ:M(まさかっ!・・・魔力切れ?!) ミイロ:しまっ・・・!っ!! エマ:チェンジ!ピンクカラー!! エマ:ミイロ君っ!! ミイロ:っ!? 女:(N)すると、上からエマが突然攻撃しながら降ってきた ミイロ:!! エマ:二対一なんて卑怯じゃない!もうミイロ君には触れさせないんだからっ!! 女:(N)エマは変身した姿で両手の大きさの筆のようなものを持っていた ミイロ:有坂っ・・・その姿・・・!! 女:(謎の女)新手かっ!・・・まぁワタクシは見てただけですけれどね。まぁいいわ。・・・行きなさいっ!! エマ:っ!!(攻撃に驚く) 女:(N)簡単にエマはリペイントの腕を切っていく ミイロ:!! 女:(謎の女)なにっ!!そんな簡単に!? エマ:いきなり攻撃なんて!もう怒ったんだからねっ!!一発で倒しちゃうんだから! 女:(N)エマは空高く飛び、振りかぶる! エマ:せ~・・・のっ!!! ミイロ:っ!! 女:(謎の女)!! 0:グォオオオオオ・・・(倒される) ミイロ:やったか・・・ 女:(謎の女)ほ、本当に一撃で・・・ま、まぁ今回はこんなところで勘弁してあげますわっ!今度こそ黒くしてあげますわっ! 0:間(場面転換) エマ:ミイロ君っ!!大丈夫っ?! ミイロ:(被せる)問題ない。歩けるから。ここから出よう・・・ エマ:・・・??(不思議がる) 0:間(場面転換) ミイロ:これで今日はもう攻撃はしてこないだろう。解散しよう・・・ エマ:ミイロく・・・ ミイロ:(被せる)…っ!! 女:(N)すると突然ミイロは倒れた。 エマ:ミイロ君っ!!! エマ:M(あの時と同じ・・・倒れちゃった!) ???:まずいパレェ…!魔力・・・つまり体力がほぼ残ってないパレッ! エマ:そりゃあそうだよ!あんなに傷ついてたんだから・・・ 0:間(場面転換) ミイロ:・・・あれ?ここはどこだ?夢・・・か? 女:(N)すると、少年が走ってきた。 ミイロ:!!幼稚園のときの・・・僕? ???:今日も絵を描いてるのかな?なに描くのかなー?できたら先生に見せてねっ! ミイロ:・・・(震え声) 0:間(場面転換) ミイロ:っ!!(目が覚める) 女:(N)気が付くと、エマの部屋のベットの横になっていた ミイロ:M(あれ・・・?なんで泣いてるんだ・・・?) エマ:ミイロ君!良かった!目を覚ましたんだね!公園で倒れてから意識ないから心配したよぉ!大丈夫・・・? ミイロ:・・・問題ない エマ:・・・み、ミイロ君!聞きたいことがあるんだけど、戦いが終わってから様子がおかしいけどなにかあったの? ミイロ:(間をあけてから)・・・別に エマ:ミイロ君っ! ミイロ:・・・ ミイロ:なぜ契約をして魔法使いになった・・・?なにを願って魔法使いになった? エマ:・・・え? ミイロ:妖精と魔法が使える前に願い事を言えと言われたはずだ。その時《なにを願った?》 エマ:・・・? ミイロ:その答え次第で今後、どうするか決める エマ:・・・私は《苦しんでる人を助けたい》って願って魔法使いになったよ。私にできることをやりたいと思ったから! ミイロ:っ!! ミイロ:M(僕が弱いせいで魔法使いになったのか・・・) エマ:私は後悔してないよ?ミイロ君を助けられたんだから! 女:(N)勢いよくベットから起き上がり、家を出ようとするミイロ。すると・・・ エマ:むっ!(ムッとする) エマ:ね・てっ!!! ミイロ:!? ミイロ:M(力・・・つよっ!急になんだっ!?) エマ:っ!(ムッとしながらミイロの肩を掴む) ミイロ:!!わかったわかった!寝ればいいんだろっ!? エマ:しっかり体調が良くなるまで戦っちゃダメだからね! ミイロ:M(なんかいろいろとめんどくさいことに・・・) 0:間(場面転換) エマ:いってきまぁーす! ミイロ:・・・お邪魔しました エマ:あっ!そういえば、聞きたいことがあったんだけど・・・昨日から私もミイロ君みたいに魔法でなにかできるんだよね? ミイロ:できる・・・が、こっちの世界で極力魔法は使わないほうがいい。 ミイロ:魔力は現実世界の体力と比例して使えるようになっている。 ミイロ:変身したときと、生身(なまみ)の時の魔力消費が大きく違う。 ミイロ:それに、魔法を使っているところを他の人に見つかったら厄介だからな。 ミイロ:やむおえない時以外は使わないほうが正しいだろう エマ:なるほど・・・いろいろとルールがあるんだね! ミイロ:あと、魔法は妖精がいなければ使えない。だから常に一緒にいるように エマ:そうなんだ!気をつけよっと! ミイロ:通常の人には妖精たちは見えないから安心して エマ:へぇー!面白い!わかった! 0:間(場面転換) エマ:M(そういえば、あの時なんでミイロ君はあんなことを聞いたんだろ・・・?なんか様子が変だったような・・・) エマ:M(まだまだ知らないことばかりだな・・・) 女:(N)お昼休み。屋上にエマとミイロは居た エマ:ということで〜・・・じゃ~ん!ミイロ君用のお弁当でぇ〜す! ミイロ:M(本、当に作ってきたし・・・!羞恥心(しゅうちしん)というものはないのか・・・!?) ミイロ:そ、そんなに食べれないぞ!僕はこれだけで十分・・・ エマ:(ムッとしながらゼリーを奪う)んっ! ミイロ:なにを・・・! エマ:もうこれは禁止っ!!残してもいいから食べてっ! ミイロ:・・・食べればいいんだろ!食べれば! エマ:M(ドキドキ・・・) ミイロ:(食べる)・・・お、おいしい エマ:!!やったぁ!よかったぁ! ミイロ:・・・って何さらっと一緒に食べようとしているんだ!他の場所があるだろ!? エマ:えー!誰かと一緒に食べると倍美味しくなるんだよー! ミイロ:そうじゃなくてっ!!君は本当に羞恥心というものがないのかっ!? エマ:しゅうち、シン・・・? ミイロ:・・・・・・・(呆れる) 0:間(場面転換) 女:(N)とある暗い部室(ぶしつ)。パソコンをいじりながら一人。ある人物が呟く ???:また同じ案件か・・・。これは直接、現場調査に行ったほうがいいか 0:間 ミイロ:次回予告。有坂と協力しながらリペイントを倒す僕ら。その裏でなにかが動き始める。 ミイロ:次回、ワールド of パレット、第三話探偵。 ミイロ:これ以上めんどくさいことにならなければいいけど・・・