台本概要

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タイトル 個性という花を探して
作者名 Danzig
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(不問1)
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 ひとり読み(朗読)台本

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
語り 不問 -
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:個性という花を探して 0: 0: 0: 0: 0:ひょっとして 0: 0: 0:あなたは 0:個性という言葉に苦しんでいませんか? 0: 0:あなたや、あなたの大切な人が 0:個性という花を探して 0:迷子になっていませんか? 0: 0: 0:でも 0: 0:そんなに難しく考えなくてもいいんですよ 0: 0:そんなに無理をしなくてもいいんですよ 0: 0: 0:個性という花はずっと 0:あなたに寄り添っていますから 0: 0: 0:例えばね 0: 0:「海」という字を書きなさいと言われて 0: 0:「山」という字を書くことが個性ではないのです 0: 0: 0:皆と同じように「海」という字を書いても 0: 0:その「海」という字の中に 0: 0:必ずあなたの個性が現れているのですよ 0: 0: 0:大事な所で手が震えてしまうところ 0: 0:なかなか真っすぐな線にならないところ 0: 0:おおらかな曲線になるところ 0: 0:少しバランスが悪いところ 0: 0:強い部分、弱い部分があるところ 0: 0: 0:その全てがあなたの個性なんです 0: 0: 0: 0:決して 0: 0:人より秀でている事が、個性ではないのですよ 0: 0:人と違っている事が、個性ではないのですよ 0: 0: 0:あなたが、あなたでいる事 0: 0:それ自体が個性という花なんです 0: 0: 0: 0: 0:とは言っても 0: 0: 0:自分の個性を好きになれない 0: 0:そんな人もいるかもしれませんね 0: 0: 0:でも 0:きっとそれは 0: 0:良くない部分ばかりが 0:見えてしまっているからじゃないかな 0: 0: 0:人にはね 0: 0:良い部分と、そうでない部分があって 0: 0:それが全て繋がっているんです 0: 0: 0:そう 0:まるでコインの表と裏のように 0: 0: 0:例えばね 0: 0:忘れ物が多い人は 0:集中力が高いのかもしれません 0: 0: 0:一カ所にじっとしていられない人は 0:より多くの事を見ているかもしれません 0: 0: 0:すぐに泣いてしまう人は 0:想像力が豊なのかもしれません 0: 0: 0:固定概念にとわられてしまうのは 0:学習能力が高いからなのかもしれません 0: 0: 0:弱さとは優しさなのかもしれません 0: 0: 0: 0:だから、自分の嫌いな部分を 0: 0:無理に直そうとしてはいけませんよ 0: 0: 0:それは同時に 0: 0:よい部分を無くしてしまう事になってしまうから 0: 0: 0:でもね、 0:そんな事をいったって 0:あなたは、それに悩んでいるのですよね 0: 0:でもね、 0:それであなたが困っている分 0: 0:きっと 0: 0:どこかで 0:良い部分に助けられていると思いますよ 0: 0: 0:それが、個性という花だから 0: 0: 0: 0:今この場所で 0: 0:あなたの個性が悲しい思いをするのなら 0: 0:別の場所に行きましょう 0: 0: 0:そんな場所からさっさと離れて 0: 0:「それでもいいよ」 0: 0:と言ってくれる人の所へ行きましょう 0: 0: 0:「そのままでいいよ」 0: 0:と言ってくれる場所を探しましょう 0: 0: 0:大丈夫 0: 0:きっと見つかりますよ 0: 0: 0: 0:それでもあなたが 0: 0:個性という花を見つけられずにいるのなら 0: 0: 0:字が好きな人は、沢山字を書いてごらん 0: 0: 0:絵が好きなら、沢山絵を描いてごらん 0: 0: 0:踊りが好きなら、沢山踊るといい 0: 0: 0:歌が好きなら、沢山歌うといい 0: 0: 0: 0:上手くいかなくてもいいんです 0: 0:好きなものを楽しんでいる事 0: 0:それが個性という花に水をあげることなんです 0: 0: 0:もしも 0: 0:楽しめなくなったら 0:手を止めてごらん 0: 0:嫌になったら 0:辞めてごらん 0: 0:好きではないところから 0:離れてごらん 0: 0: 0:すこし離れてみる事で 0:見えて来るものがあるかもしれませんよ 0: 0: 0:でもね 0: 0: 0:個性という花が 0:しおれてしまったと嘆(なげ)かないで 0: 0: 0:しおれてしまったように見えるのは、 0:ただ、お水が足らないだけなんですよ 0: 0: 0:個性という花はね 0: 0:お水をあげれば 0: 0:何度でも 0: 0:何度でも 0: 0:綺麗な花を咲かせるんですよ 0: 0: 0: 0:ひょっとしたら 0: 0:次に咲く花は 0: 0:前とは違う色の花になるかもしれませんね 0: 0: 0:でもね 0: 0:その色は、もともとあなたの中にあった色 0: 0: 0:個性の見え方が変わっただけ 0: 0:あなたが変わってしまったのではないのですよ 0: 0: 0: 0:そう 0: 0:あなたは 0:あなた 0: 0:どこまで行っても 0:あなたなのです 0: 0: 0:他のどこにもない 0: 0:たった一つの 0:個性という、かけがえのない花 0: 0: 0:もっとそれを見つめてあげてください 0: 0: 0:きっと花も喜んでくれますよ 0: 0: 0:完

0:個性という花を探して 0: 0: 0: 0: 0:ひょっとして 0: 0: 0:あなたは 0:個性という言葉に苦しんでいませんか? 0: 0:あなたや、あなたの大切な人が 0:個性という花を探して 0:迷子になっていませんか? 0: 0: 0:でも 0: 0:そんなに難しく考えなくてもいいんですよ 0: 0:そんなに無理をしなくてもいいんですよ 0: 0: 0:個性という花はずっと 0:あなたに寄り添っていますから 0: 0: 0:例えばね 0: 0:「海」という字を書きなさいと言われて 0: 0:「山」という字を書くことが個性ではないのです 0: 0: 0:皆と同じように「海」という字を書いても 0: 0:その「海」という字の中に 0: 0:必ずあなたの個性が現れているのですよ 0: 0: 0:大事な所で手が震えてしまうところ 0: 0:なかなか真っすぐな線にならないところ 0: 0:おおらかな曲線になるところ 0: 0:少しバランスが悪いところ 0: 0:強い部分、弱い部分があるところ 0: 0: 0:その全てがあなたの個性なんです 0: 0: 0: 0:決して 0: 0:人より秀でている事が、個性ではないのですよ 0: 0:人と違っている事が、個性ではないのですよ 0: 0: 0:あなたが、あなたでいる事 0: 0:それ自体が個性という花なんです 0: 0: 0: 0: 0:とは言っても 0: 0: 0:自分の個性を好きになれない 0: 0:そんな人もいるかもしれませんね 0: 0: 0:でも 0:きっとそれは 0: 0:良くない部分ばかりが 0:見えてしまっているからじゃないかな 0: 0: 0:人にはね 0: 0:良い部分と、そうでない部分があって 0: 0:それが全て繋がっているんです 0: 0: 0:そう 0:まるでコインの表と裏のように 0: 0: 0:例えばね 0: 0:忘れ物が多い人は 0:集中力が高いのかもしれません 0: 0: 0:一カ所にじっとしていられない人は 0:より多くの事を見ているかもしれません 0: 0: 0:すぐに泣いてしまう人は 0:想像力が豊なのかもしれません 0: 0: 0:固定概念にとわられてしまうのは 0:学習能力が高いからなのかもしれません 0: 0: 0:弱さとは優しさなのかもしれません 0: 0: 0: 0:だから、自分の嫌いな部分を 0: 0:無理に直そうとしてはいけませんよ 0: 0: 0:それは同時に 0: 0:よい部分を無くしてしまう事になってしまうから 0: 0: 0:でもね、 0:そんな事をいったって 0:あなたは、それに悩んでいるのですよね 0: 0:でもね、 0:それであなたが困っている分 0: 0:きっと 0: 0:どこかで 0:良い部分に助けられていると思いますよ 0: 0: 0:それが、個性という花だから 0: 0: 0: 0:今この場所で 0: 0:あなたの個性が悲しい思いをするのなら 0: 0:別の場所に行きましょう 0: 0: 0:そんな場所からさっさと離れて 0: 0:「それでもいいよ」 0: 0:と言ってくれる人の所へ行きましょう 0: 0: 0:「そのままでいいよ」 0: 0:と言ってくれる場所を探しましょう 0: 0: 0:大丈夫 0: 0:きっと見つかりますよ 0: 0: 0: 0:それでもあなたが 0: 0:個性という花を見つけられずにいるのなら 0: 0: 0:字が好きな人は、沢山字を書いてごらん 0: 0: 0:絵が好きなら、沢山絵を描いてごらん 0: 0: 0:踊りが好きなら、沢山踊るといい 0: 0: 0:歌が好きなら、沢山歌うといい 0: 0: 0: 0:上手くいかなくてもいいんです 0: 0:好きなものを楽しんでいる事 0: 0:それが個性という花に水をあげることなんです 0: 0: 0:もしも 0: 0:楽しめなくなったら 0:手を止めてごらん 0: 0:嫌になったら 0:辞めてごらん 0: 0:好きではないところから 0:離れてごらん 0: 0: 0:すこし離れてみる事で 0:見えて来るものがあるかもしれませんよ 0: 0: 0:でもね 0: 0: 0:個性という花が 0:しおれてしまったと嘆(なげ)かないで 0: 0: 0:しおれてしまったように見えるのは、 0:ただ、お水が足らないだけなんですよ 0: 0: 0:個性という花はね 0: 0:お水をあげれば 0: 0:何度でも 0: 0:何度でも 0: 0:綺麗な花を咲かせるんですよ 0: 0: 0: 0:ひょっとしたら 0: 0:次に咲く花は 0: 0:前とは違う色の花になるかもしれませんね 0: 0: 0:でもね 0: 0:その色は、もともとあなたの中にあった色 0: 0: 0:個性の見え方が変わっただけ 0: 0:あなたが変わってしまったのではないのですよ 0: 0: 0: 0:そう 0: 0:あなたは 0:あなた 0: 0:どこまで行っても 0:あなたなのです 0: 0: 0:他のどこにもない 0: 0:たった一つの 0:個性という、かけがえのない花 0: 0: 0:もっとそれを見つめてあげてください 0: 0: 0:きっと花も喜んでくれますよ 0: 0: 0:完