台本概要

 24 views 

タイトル 必殺仕事人風台本7『お藤』
作者名 Danzig
ジャンル 時代劇
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 男×女 台本

女郎屋の女将であるお藤
人を人とも思わないお藤を仕事にかける

※殆どがお藤のセリフです。
ゲスい女を演じたいというリクエストで作成しました。

仕事人シリーズの小説は基本的に一話完結です。
同じ話を男女の配役を入れ替えて作ったりしています。

 24 views 

キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
お藤 21 女郎屋の女将
左之助 12 仕事人
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
: 0:女郎屋の地下、仕置き部屋 0:バシッ、バシッ 0: 女郎を縛り付けて、竹で叩いている : お藤:いつも、いつも、下手(へた)ばかりしやがって : 0:バシッ、バシッ : お藤:なんでお前は、 お藤:私の言った通りに出来ないんだ : 0: バシッ、バシッ : お藤:お前たち女郎(じょろう)はね、 お藤:言われた通りにするのが仕事なんだよ : 0:バシッ、バシッ : お藤:お前たちはね、頭から爪の先まで、全部私の持ち物なんだよ : 0: 竹で女郎の顎を持ち上げる : お藤:いいかい、勘違いするんじゃないよ お藤:私の持ち物って言ってもね、 お藤:お前たちはキセルのような、いいもんじゃないんだよ お藤: お藤:お前たちはね、キセルに詰めるタバコの葉と同じさ お藤:一服すって、うま味がなくなりゃ、もういらないんだよ お藤: お藤:そうなりゃ、もうゴミと一緒さ お藤:置いといてもらえるだけ、有難いと思うんだね お藤: お藤:あ? お藤:聞いてんのかい? : 0: 女郎の反応がない : お藤:あぁ、死んじまったか お藤:チッ!、ゴミのくせして、勝手に死ぬんじゃないよ お藤:ったく、いい迷惑だね、これじゃ本当にゴミになっちまっただろうが お藤: お藤:苦労するんだよ、このゴミを捨てるのは お藤: お藤:あぁ~あ、今度はどこに捨てようかね・・・ : 0:死体を置いて戻ろうとするお藤 0: 階段付近で左之助の影に気づく : お藤:誰だい? そこにいるのは・・・ : 左之助:・・・・ : お藤:ここには入ってくるなって、いつも言ってるだろ お藤: お藤:まぁ、いいさ お藤:そこにいるついで、こいつを何処かに捨ててきておくれ : 左之助:捨てられるのは、おめぇだよ : お藤:何だい、あんた : 左之助:おめぇのようなゴミを三途の川まで捨てにいく男さ : お藤:殺し屋かい、誰に頼まれたんだい : 左之助:さぁな : お藤:ねぇ、殺し屋さん、ものは相談なんだけどさ お藤:あたしを見逃しておくれよ : 左之助:そいつは、できねぇな : お藤:勿論、タダとは言わないよ お藤:あんたが幾らで殺しを頼まれたか知らないけどさ、私はその倍だすよ、いや、三倍だしてもいいよ : 左之助:できねぇ、相談だな : お藤:そうかい、金には興味がないのかい お藤:じゃぁ、女を抱かせてやるよ お藤:あんたが過ごしたい女と一晩過ごせるようにするからさ、そいつを好きにしていいから、私は見逃しておくれよ : 左之助:ほう : お藤:別に一晩じゃなくてもいいんだよ お藤:好きな女を、何人でも、何日でも、好きなだけ抱かせてやるさ お藤:まるで、お殿様みたいな気分になれるよ お藤: お藤:何なら、私を抱いたっていいんだよ : 左之助:それじゃダメだな : お藤:何だい、女郎はいやかい? お藤:生娘(きむすめ)がいいんなら、街からいくらでも連れてきてやるよ お藤:女を散らす喜びを、何度でも味あわせてあげるよ : 左之助:言いたい事は、それだけか? : お藤:そうだ、じゃぁ、私をあんたの女にしておくれよ お藤:この「お藤さん」を女に出来るんだ、あんた、江戸じゃ鼻が高いよ、裏でも表でもね お藤:ねぇどうだい、自分の女は殺せないだろ? : 左之助:もういいだろ 左之助:次から次へと、よくも出てくるもんだな 左之助:まったく、あきれるぜ : 0:得物を構える左之助 0:焦(あせ)るお蝶 : お藤:ちょ、ちょっと待っておくれよ お藤:金だって出すよ お藤:なんだって、いう事を聞く お藤:ね、お願いだよ、い、命だけは助けておくれよ : 0:左之助につかまり、くるりと後ろを向かされる : お藤:あ・・ : 0:ブス・・・左之助の得物がお藤を捕らえる : お藤:うっ : 左之助:お前に殺された女郎たちも「助けてくれ」って言わなかったか : 0:ズブズブと刃が食い込んでいく : お藤:あぁ・・・・ : 左之助:色仕掛けも金仕掛けも、地獄で閻魔様に試してみるんだな : お藤:くぅぅ : 0: 絶命するお藤 0: 0: 完

: 0:女郎屋の地下、仕置き部屋 0:バシッ、バシッ 0: 女郎を縛り付けて、竹で叩いている : お藤:いつも、いつも、下手(へた)ばかりしやがって : 0:バシッ、バシッ : お藤:なんでお前は、 お藤:私の言った通りに出来ないんだ : 0: バシッ、バシッ : お藤:お前たち女郎(じょろう)はね、 お藤:言われた通りにするのが仕事なんだよ : 0:バシッ、バシッ : お藤:お前たちはね、頭から爪の先まで、全部私の持ち物なんだよ : 0: 竹で女郎の顎を持ち上げる : お藤:いいかい、勘違いするんじゃないよ お藤:私の持ち物って言ってもね、 お藤:お前たちはキセルのような、いいもんじゃないんだよ お藤: お藤:お前たちはね、キセルに詰めるタバコの葉と同じさ お藤:一服すって、うま味がなくなりゃ、もういらないんだよ お藤: お藤:そうなりゃ、もうゴミと一緒さ お藤:置いといてもらえるだけ、有難いと思うんだね お藤: お藤:あ? お藤:聞いてんのかい? : 0: 女郎の反応がない : お藤:あぁ、死んじまったか お藤:チッ!、ゴミのくせして、勝手に死ぬんじゃないよ お藤:ったく、いい迷惑だね、これじゃ本当にゴミになっちまっただろうが お藤: お藤:苦労するんだよ、このゴミを捨てるのは お藤: お藤:あぁ~あ、今度はどこに捨てようかね・・・ : 0:死体を置いて戻ろうとするお藤 0: 階段付近で左之助の影に気づく : お藤:誰だい? そこにいるのは・・・ : 左之助:・・・・ : お藤:ここには入ってくるなって、いつも言ってるだろ お藤: お藤:まぁ、いいさ お藤:そこにいるついで、こいつを何処かに捨ててきておくれ : 左之助:捨てられるのは、おめぇだよ : お藤:何だい、あんた : 左之助:おめぇのようなゴミを三途の川まで捨てにいく男さ : お藤:殺し屋かい、誰に頼まれたんだい : 左之助:さぁな : お藤:ねぇ、殺し屋さん、ものは相談なんだけどさ お藤:あたしを見逃しておくれよ : 左之助:そいつは、できねぇな : お藤:勿論、タダとは言わないよ お藤:あんたが幾らで殺しを頼まれたか知らないけどさ、私はその倍だすよ、いや、三倍だしてもいいよ : 左之助:できねぇ、相談だな : お藤:そうかい、金には興味がないのかい お藤:じゃぁ、女を抱かせてやるよ お藤:あんたが過ごしたい女と一晩過ごせるようにするからさ、そいつを好きにしていいから、私は見逃しておくれよ : 左之助:ほう : お藤:別に一晩じゃなくてもいいんだよ お藤:好きな女を、何人でも、何日でも、好きなだけ抱かせてやるさ お藤:まるで、お殿様みたいな気分になれるよ お藤: お藤:何なら、私を抱いたっていいんだよ : 左之助:それじゃダメだな : お藤:何だい、女郎はいやかい? お藤:生娘(きむすめ)がいいんなら、街からいくらでも連れてきてやるよ お藤:女を散らす喜びを、何度でも味あわせてあげるよ : 左之助:言いたい事は、それだけか? : お藤:そうだ、じゃぁ、私をあんたの女にしておくれよ お藤:この「お藤さん」を女に出来るんだ、あんた、江戸じゃ鼻が高いよ、裏でも表でもね お藤:ねぇどうだい、自分の女は殺せないだろ? : 左之助:もういいだろ 左之助:次から次へと、よくも出てくるもんだな 左之助:まったく、あきれるぜ : 0:得物を構える左之助 0:焦(あせ)るお蝶 : お藤:ちょ、ちょっと待っておくれよ お藤:金だって出すよ お藤:なんだって、いう事を聞く お藤:ね、お願いだよ、い、命だけは助けておくれよ : 0:左之助につかまり、くるりと後ろを向かされる : お藤:あ・・ : 0:ブス・・・左之助の得物がお藤を捕らえる : お藤:うっ : 左之助:お前に殺された女郎たちも「助けてくれ」って言わなかったか : 0:ズブズブと刃が食い込んでいく : お藤:あぁ・・・・ : 左之助:色仕掛けも金仕掛けも、地獄で閻魔様に試してみるんだな : お藤:くぅぅ : 0: 絶命するお藤 0: 0: 完