台本概要

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タイトル 必殺仕事人風台本10『男勝負』
作者名 Danzig
ジャンル 時代劇
演者人数 2人用台本(男2)
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 男×2 台本

仕事人の銀二の前に、昔仲間だった男が現れる
その男の口から出た言葉は・・・

必殺仕事人風掛合い2の男同士の勝負のバージョンです。

仕事人シリーズの小説は基本的に一話完結です。
同じ話を男女の配役を入れ替えて作ったりしています。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
銀二 29 銀二(ぎんじ)。 仕事人の一人
左之助 27 左之助(さのすけ) 仕事人の一人
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
: 0:男が店から出てくる : 銀二:ははは、ありがとよ 銀二:じゃぁ、また来るぜ!、 : 0:一人の男が銀二の前に立ちふさがる : 銀二:おっと・・・ん? : 左之助:銀二、ひさしぶりだな : 銀二:なんだい、左之助さんかい 銀二:久しぶりだな、どうしてここに? : 左之助:ちょっと顔かせ : 銀二:あ、あぁ・・・ : 0: 場所を移動する二人 : 銀二:で、どうしたんだい、左之助さん 銀二:俺をこんな所に連れ出して : 左之助:なんでだと思う? : 銀二:さぁ、 銀二:分からないから聞いてるんだよ : 左之助:おめぇ、近頃、羽振(はぶ)りがいいみたいだな : 銀二:あぁ、ちょっとな : 左之助:ほう 左之助:で、随分と節操もなく仕事をしているようじゃないか : 銀二:金が欲しいからな。 : 左之助:それだけか? : 銀二:いや、違うな 銀二:俺は殺しが楽しいのさ : 左之助:ほう : 銀二:何か悪い事でもあるのかい? 銀二:憎い奴を殺したいって人間がいて、 銀二:それを俺が代わりに殺してやる。 銀二:まったく、いいことづくめじゃないか : 左之助:まぁ、それが俺たちの仕事だからな : 銀二:だろ? 銀二:それがどうしたってんだい : 左之助:だがおめぇ、関係ねぇ奴らまで殺してるそうじゃないか : 銀二:あぁ、そういう時もあったな 銀二:なぁに、ついでさ 銀二:それが悪いってのかい : 左之助:悪いかどうかなんて俺にはわからねぇ 左之助:だがな、 左之助:俺たちの稼業(かぎょう)は、どっぷり殺しに染まっちゃいくが、 左之助:殺しに酔うやつは、始末がわるい : 銀二:へー 銀二:始末が悪いから、俺を殺る(やる)ってのかい 銀二:左之助さん、あんたの正義ってやつで : 左之助:いや、俺にそんな正義はねぇ 左之助: 左之助:俺はただ、仕事でここに来た。 左之助:昔のよしみだからな、声をかけさせてもらったのよ : 銀二:そうかい・・・仕事かい 銀二:で、俺はいくらで殺されるんだい : 左之助:弐朱(にしゅ)だ : 銀二:なんでぇ、俺の命はたったの弐朱(にしゅ)かい、 銀二:それっぽっちじゃ死んでも死にきれねぇな : 左之助:人を殺すほど、てめぇの命は安くなる 左之助:それくらい、お前だって分かってるだろう : 銀二:あぁ、そんな事は分かってるさ 銀二:それにしても随分と安くなっちまったもんだな : 左之助:こういう仕事をしてるとな : 銀二:そうだ、あんたに俺が稼いだ百両出すよ 銀二:それで、俺の前に先にその依頼人を殺してくれよ : 左之助:それが叶(かな)わぬ稼業だって事も分かっているはずだ 左之助:それに、そんな事したって仕事はとまらねぇ : 銀二:あぁそうかい・・・それもそうだな 銀二:それで、左之助さん、あんたに俺を殺れるのかい : 左之助:あぁ、俺は仕事をしくじった事はねぇ : 銀二:そりゃ『今までは』だろ 銀二:左之助さん、確かに俺はあんたに仕事を教えてもらったよ 銀二:だがな、今の俺はあんたよりも力は上だよ 銀二:武器の相性だって、俺の方がいい : 銀二:今の俺とあんたがやりあえば、勝つのは俺だぜ : 左之助:そう思ってるなら、試してみるか? : 銀二:あぁ、いいぜ 銀二:あんたが死んでもいいって言うならな 銀二:あんたを殺して、俺の方が上だってハッキリさせてやるよ : 0:構える銀二 : 左之助:かかってきな : 0:二人の戦いが始まる : 銀二:うりゃぁ(攻撃している息遣い) : 左之助:はっ(身をかわす) : 銀二:せりゃ(攻している息遣い) : 左之助:ふっ(身をかわす) : 銀二:とりゃ(攻している息遣い) : 左之助:ふっ(身をかわす) : 0:勝負がつかない : 銀二:どうしたんだい左之助さん、よけてばかりじゃないか 銀二:俺を殺すんじゃないのかよ : 左之助:四の五の言わずに掛かってこい : 銀二:ったく、いつも偉そうで気に食わないんだよ、あんた 銀二:もう終わりにしてやるよ : 左之助:あぁ、そうだな 左之助:覚悟しな : 銀二:せりゃ(攻撃している息遣い) : 左之助:く・・(バランスが崩れる) : 銀二:へへ、これで終わりだよ : 左之助:ふん : 0:左之助の得物が銀二を捕らえる : 銀二:う・・・あぁ・・・ 銀二:さのす・・・なん・・・ : 0:銀二が絶命する : 左之助:銀二、殺しに酔った人間はな 左之助:どうやって殺しを味わうか、殺しの瞬間にそういう事を考えて隙が出来るんだよ 左之助:お前にはまだ教えてなかったな : 左之助:銀二、ちょっと先に地獄に行って待ってろよ 左之助:俺もどうせ、じきにそっちに行くからよ 左之助:そしてら、また一から教えてやるよ 左之助: 左之助:じゃぁな : 0:完

: 0:男が店から出てくる : 銀二:ははは、ありがとよ 銀二:じゃぁ、また来るぜ!、 : 0:一人の男が銀二の前に立ちふさがる : 銀二:おっと・・・ん? : 左之助:銀二、ひさしぶりだな : 銀二:なんだい、左之助さんかい 銀二:久しぶりだな、どうしてここに? : 左之助:ちょっと顔かせ : 銀二:あ、あぁ・・・ : 0: 場所を移動する二人 : 銀二:で、どうしたんだい、左之助さん 銀二:俺をこんな所に連れ出して : 左之助:なんでだと思う? : 銀二:さぁ、 銀二:分からないから聞いてるんだよ : 左之助:おめぇ、近頃、羽振(はぶ)りがいいみたいだな : 銀二:あぁ、ちょっとな : 左之助:ほう 左之助:で、随分と節操もなく仕事をしているようじゃないか : 銀二:金が欲しいからな。 : 左之助:それだけか? : 銀二:いや、違うな 銀二:俺は殺しが楽しいのさ : 左之助:ほう : 銀二:何か悪い事でもあるのかい? 銀二:憎い奴を殺したいって人間がいて、 銀二:それを俺が代わりに殺してやる。 銀二:まったく、いいことづくめじゃないか : 左之助:まぁ、それが俺たちの仕事だからな : 銀二:だろ? 銀二:それがどうしたってんだい : 左之助:だがおめぇ、関係ねぇ奴らまで殺してるそうじゃないか : 銀二:あぁ、そういう時もあったな 銀二:なぁに、ついでさ 銀二:それが悪いってのかい : 左之助:悪いかどうかなんて俺にはわからねぇ 左之助:だがな、 左之助:俺たちの稼業(かぎょう)は、どっぷり殺しに染まっちゃいくが、 左之助:殺しに酔うやつは、始末がわるい : 銀二:へー 銀二:始末が悪いから、俺を殺る(やる)ってのかい 銀二:左之助さん、あんたの正義ってやつで : 左之助:いや、俺にそんな正義はねぇ 左之助: 左之助:俺はただ、仕事でここに来た。 左之助:昔のよしみだからな、声をかけさせてもらったのよ : 銀二:そうかい・・・仕事かい 銀二:で、俺はいくらで殺されるんだい : 左之助:弐朱(にしゅ)だ : 銀二:なんでぇ、俺の命はたったの弐朱(にしゅ)かい、 銀二:それっぽっちじゃ死んでも死にきれねぇな : 左之助:人を殺すほど、てめぇの命は安くなる 左之助:それくらい、お前だって分かってるだろう : 銀二:あぁ、そんな事は分かってるさ 銀二:それにしても随分と安くなっちまったもんだな : 左之助:こういう仕事をしてるとな : 銀二:そうだ、あんたに俺が稼いだ百両出すよ 銀二:それで、俺の前に先にその依頼人を殺してくれよ : 左之助:それが叶(かな)わぬ稼業だって事も分かっているはずだ 左之助:それに、そんな事したって仕事はとまらねぇ : 銀二:あぁそうかい・・・それもそうだな 銀二:それで、左之助さん、あんたに俺を殺れるのかい : 左之助:あぁ、俺は仕事をしくじった事はねぇ : 銀二:そりゃ『今までは』だろ 銀二:左之助さん、確かに俺はあんたに仕事を教えてもらったよ 銀二:だがな、今の俺はあんたよりも力は上だよ 銀二:武器の相性だって、俺の方がいい : 銀二:今の俺とあんたがやりあえば、勝つのは俺だぜ : 左之助:そう思ってるなら、試してみるか? : 銀二:あぁ、いいぜ 銀二:あんたが死んでもいいって言うならな 銀二:あんたを殺して、俺の方が上だってハッキリさせてやるよ : 0:構える銀二 : 左之助:かかってきな : 0:二人の戦いが始まる : 銀二:うりゃぁ(攻撃している息遣い) : 左之助:はっ(身をかわす) : 銀二:せりゃ(攻している息遣い) : 左之助:ふっ(身をかわす) : 銀二:とりゃ(攻している息遣い) : 左之助:ふっ(身をかわす) : 0:勝負がつかない : 銀二:どうしたんだい左之助さん、よけてばかりじゃないか 銀二:俺を殺すんじゃないのかよ : 左之助:四の五の言わずに掛かってこい : 銀二:ったく、いつも偉そうで気に食わないんだよ、あんた 銀二:もう終わりにしてやるよ : 左之助:あぁ、そうだな 左之助:覚悟しな : 銀二:せりゃ(攻撃している息遣い) : 左之助:く・・(バランスが崩れる) : 銀二:へへ、これで終わりだよ : 左之助:ふん : 0:左之助の得物が銀二を捕らえる : 銀二:う・・・あぁ・・・ 銀二:さのす・・・なん・・・ : 0:銀二が絶命する : 左之助:銀二、殺しに酔った人間はな 左之助:どうやって殺しを味わうか、殺しの瞬間にそういう事を考えて隙が出来るんだよ 左之助:お前にはまだ教えてなかったな : 左之助:銀二、ちょっと先に地獄に行って待ってろよ 左之助:俺もどうせ、じきにそっちに行くからよ 左之助:そしてら、また一から教えてやるよ 左之助: 左之助:じゃぁな : 0:完