台本概要
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タイトル | 必殺仕事人風台本12『お市』 |
---|---|
作者名 | Danzig |
ジャンル | 時代劇 |
演者人数 | 3人用台本(男1、女2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず連絡不要 |
説明 |
男1×女2 台本 仕事の話を持って来たお市、だが左之助に断られる・・・ 場所には4人いる設定ですが、時間とセリフのバランスの関係で仁吉のセリフは代わりにお市が話ています。 最後に蝋燭を吹き消す役を???としてあります これは、誰が消してもいいような設定です。 蝋燭を消す役の人は、その上の自分のセリフはカットしてください(最後まで居残る設定なので) ※出陣の時に蝋燭を消すシーンを誰もが出来るようにというリクエストで作りました。 仕事人シリーズの小説は基本的に一話完結です。 同じ話を男女の配役を入れ替えて作ったりしています。 83 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
お市 | 女 | 21 | お市(おいち)。 仕事人の一人、 この場の仕切り役 |
左之助 | 男 | 26 | 左之助(さのすけ)。 仕事人の一人 |
お菊 | 女 | 16 | お菊(おきく)。 足を洗った駿河(静岡県)の仕事人 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
:
0:お松の死に際に、仕事を頼まれたお市
0: 集合場所で左之助と相談するが・・・
:
お市:頼むよ、この仕事、受けておくれよ
:
左之助:無理だな
:
お市:頼むよ
:
左之助:俺達じゃ人数が足りねぇ
:
お市:じゃぁ、左之助が二人でも三人でも殺(や)ってくれりゃいいじゃないか
:
左之助:ダメだ
:
お市:どうしてだい
:
左之助:依頼は全部で五人だろ
左之助:一人は旗(はたもと)の屋敷(やしき)、二人は番屋(ばんや)、一人は旅篭(はたご)屋、一人は帰り道。
左之助:それを同時に仕掛けなきゃ、この仕事は上手くいかねぇ
左之助:
左之助:今の俺たちは、そこにいる仁吉を入れて三人だ
左之助:俺の体は、一つしかないんでな
:
お市:こんな時、お竜がいてくれたらねぇ
:
左之助:いねぇ奴の事を言っても、始まらねぇだろう
:
お市:この依頼はさ、お松ちゃんが、死に際に、私に仕事を頼んでくれたんだよ
お市:そして、このお金は、お松さんが体を売った、いや、人生を売って作ったお金なのさ
お市:どうしても、仕事を受けたいじゃないか
お市:お松ちゃんの恨みを晴らしてやりたいじゃないか
お市:頼むよ左之助
:
左之助:お市、おめぇの気落ちは分かるが
左之助:どんな金だろうと、いくら出されようと、出来ねぇもんは、出来ねぇんだよ
左之助:三人じゃ無理だ
:
お市:そんな・・・
:
左之助:俺たちにしくじりは許されねぇ
左之助:その理由は知っているな
:
お市:あぁ・・・・
:
左之助:俺たちは、仇討(あだう)ちをする訳じゃねぇ
左之助:銭をもらって、人の恨みを晴らすのが仕事だ
左之助:俺たちがしくじったら、もう二度と恨みが晴らせなくなる
左之助:そうなっちゃいけないだろ
左之助:だから、俺たちは、出来ねぇ仕事を受けちゃ、いけねぇんだ
:
お市:それは分かってるけど・・・
:
左之助:その金は、元締めの所へ持っていけ
:
お市:でもさ・・・・・
:
左之助:お市、お前の気持ちは分かる、だがな・・・
:
お市:分かってるさ、
お市:分かってるけど・・・やるせないじゃないか
:
お市:お松ちゃんは、私の友達だったんだよ
:
左之助:気持ちは分かるって言ってるだろ
左之助:でも、ダメなものはダメだ
:
お市:そうだけどさ・・・
:
0:その時、ゆらりと影が動く
:
お菊:なんだい
お菊:あんたのとこは、随分と小さな所帯(しょたい)だったんだね
:
左之助:誰だ!
:
0:お菊が姿を現す
:
お菊:私だよ、忘れたのかい?
:
左之助:お前は、あんときの
:
お市:左之助、誰なんだい
:
左之助:こいつとは、善兵衛をやるときにちょっとな
:
お菊:あんた、お市さん・・・だっけ?
お菊:あんたとは初めてだね
お菊:私の名はお菊
お菊:駿河(するが)じゃ、辻風(つじかぜ)と呼ばれた仕事人さ
:
お市:辻風(つじかぜ)?
お市:辻風っていったら・・・
:
左之助:お市、お前知ってるのか
:
お市:あぁ前に
お市:駿河に、辻風と呼ばれる仕事人がいると、聞いたことがあるよ
:
お菊:何だい、私の事を知ってるのかい?
:
お市:確か、紐(ひも)のついた、クナイのような得物(えもの)を使うって
:
お菊:これの事かい?
お菊:クナイとはちょっと違うけどね
:
0:得物を見せるお菊
:
左之助:でも、何でおめぇが、この場所を知ってやがるんだ
:
お菊:悪いけど、そこの坊やの後を、つけさせてもらったのさ
:
左之助:仁吉・・・てめぇ
:
お菊:まぁ、その子を責めないでやっておくれよ
:
左之助:・・・・
:
お菊:ところで
お菊:話は聞かせてもらったよ
お菊:あんた達、人数が足りないんだろ?
お菊:私が何とかしてやろうか
:
左之助:なんで、おめぇが・・・
:
お菊:袖(そで)触(ふ)れ合うも何とやら
お菊:あんたとは、ちょっとあったろ?
お菊:仕方ないから、一度だけ、私が手を貸してやるよ
:
左之助:おめぇ、足を洗ったんだろ
左之助:また地獄道に舞い戻っちまうぞ
:
お菊:だから、一度だけって言ったろ?
お菊:
お菊:続けたって有難い稼業じゃないからね・・・
お菊:だから一度だけさ
:
左之助:それだけじゃ、理由にはならねぇな
:
お菊:私も、殺されたお松さんとは、江戸に来てから、ちょっとあってね
お菊:恨みを晴らしてやりたいと、思ってんのさ
お菊:それでいいかい?
お菊:それに
:
左之助:それに、何だよ
:
お菊:誰かさんのおかげで、最後にするつもりだった仕事が
お菊:あんまり面白く終われなかったんでね
:
0:左之助を見つめるお菊
0: 目をそらす左之助
:
左之助:そいつは、悪かったな
:
お菊:別に、あんたを責(せ)めちゃいないよ
お菊:私なりに、もう一度、キッチリ仕事を終わらせたいだけさ
お菊:
お菊:ここで、あんたに、貸(か)しを作っとくもの、悪くないしね
お菊:どうだい?
:
左之助:あぁ、分かったよ
左之助:
左之助:お市、お前はそれでいいか?
左之助:こいつの腕は確かだ
:
お市:あぁ、それで、お松ちゃんの恨みが晴らせるなら
お市:私はいいよ
:
お菊:そうかい、じゃぁ手を貸してやるよ
:
:
:
:
:
0: 蝋燭の灯りの中
0: 金を4等分して並べるお市
:
お市:では改めて
お市:依頼だよ
お市:
お市:頼(たの)み人は、お松
お市:頼み料は八両
お市:仕掛ける相手は
お市:旗本(はたもと)、富樫忠高(とがし ただたか)
お市:与力(よりき)、滝川源之進(たきがわ げんのしん)
お市:岡(おか)っ引(ぴ)きの弥助(やすけ)
お市:越後屋(えちごや)、平八(へいはち)
お市:旅篭屋(はたごや)の主(あるじ)、伝次郎(でんじろう)
お市:その五人
お市:
お市:こっちは、私、左之助、仁吉、お菊の四人
お市:それでいいいね
:
左之助:あぁ
:
お菊:いいよ
:
お市:じゃぁ、持って行っておくれ
:
0:仁吉、左之助、お市、お菊がそれぞれ金を取っていく
:
お市:「さて、私は行くよ」
:
左之助:「じゃぁ、俺は行くぜ」
:
お菊:「じゃぁ、後でね」
:
???:あぁ・・・
???:
???:ふっ
0:
0: 誰かが蝋燭の灯りを消す
:
:
0:お松の死に際に、仕事を頼まれたお市
0: 集合場所で左之助と相談するが・・・
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お市:頼むよ、この仕事、受けておくれよ
:
左之助:無理だな
:
お市:頼むよ
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左之助:俺達じゃ人数が足りねぇ
:
お市:じゃぁ、左之助が二人でも三人でも殺(や)ってくれりゃいいじゃないか
:
左之助:ダメだ
:
お市:どうしてだい
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左之助:依頼は全部で五人だろ
左之助:一人は旗(はたもと)の屋敷(やしき)、二人は番屋(ばんや)、一人は旅篭(はたご)屋、一人は帰り道。
左之助:それを同時に仕掛けなきゃ、この仕事は上手くいかねぇ
左之助:
左之助:今の俺たちは、そこにいる仁吉を入れて三人だ
左之助:俺の体は、一つしかないんでな
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お市:こんな時、お竜がいてくれたらねぇ
:
左之助:いねぇ奴の事を言っても、始まらねぇだろう
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お市:この依頼はさ、お松ちゃんが、死に際に、私に仕事を頼んでくれたんだよ
お市:そして、このお金は、お松さんが体を売った、いや、人生を売って作ったお金なのさ
お市:どうしても、仕事を受けたいじゃないか
お市:お松ちゃんの恨みを晴らしてやりたいじゃないか
お市:頼むよ左之助
:
左之助:お市、おめぇの気落ちは分かるが
左之助:どんな金だろうと、いくら出されようと、出来ねぇもんは、出来ねぇんだよ
左之助:三人じゃ無理だ
:
お市:そんな・・・
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左之助:俺たちにしくじりは許されねぇ
左之助:その理由は知っているな
:
お市:あぁ・・・・
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左之助:俺たちは、仇討(あだう)ちをする訳じゃねぇ
左之助:銭をもらって、人の恨みを晴らすのが仕事だ
左之助:俺たちがしくじったら、もう二度と恨みが晴らせなくなる
左之助:そうなっちゃいけないだろ
左之助:だから、俺たちは、出来ねぇ仕事を受けちゃ、いけねぇんだ
:
お市:それは分かってるけど・・・
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左之助:その金は、元締めの所へ持っていけ
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お市:でもさ・・・・・
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左之助:お市、お前の気持ちは分かる、だがな・・・
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お市:分かってるさ、
お市:分かってるけど・・・やるせないじゃないか
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お市:お松ちゃんは、私の友達だったんだよ
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左之助:気持ちは分かるって言ってるだろ
左之助:でも、ダメなものはダメだ
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お市:そうだけどさ・・・
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0:その時、ゆらりと影が動く
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お菊:なんだい
お菊:あんたのとこは、随分と小さな所帯(しょたい)だったんだね
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左之助:誰だ!
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0:お菊が姿を現す
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お菊:私だよ、忘れたのかい?
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左之助:お前は、あんときの
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お市:左之助、誰なんだい
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左之助:こいつとは、善兵衛をやるときにちょっとな
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お菊:あんた、お市さん・・・だっけ?
お菊:あんたとは初めてだね
お菊:私の名はお菊
お菊:駿河(するが)じゃ、辻風(つじかぜ)と呼ばれた仕事人さ
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お市:辻風(つじかぜ)?
お市:辻風っていったら・・・
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左之助:お市、お前知ってるのか
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お市:あぁ前に
お市:駿河に、辻風と呼ばれる仕事人がいると、聞いたことがあるよ
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お菊:何だい、私の事を知ってるのかい?
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お市:確か、紐(ひも)のついた、クナイのような得物(えもの)を使うって
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お菊:これの事かい?
お菊:クナイとはちょっと違うけどね
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0:得物を見せるお菊
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左之助:でも、何でおめぇが、この場所を知ってやがるんだ
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お菊:悪いけど、そこの坊やの後を、つけさせてもらったのさ
:
左之助:仁吉・・・てめぇ
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お菊:まぁ、その子を責めないでやっておくれよ
:
左之助:・・・・
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お菊:ところで
お菊:話は聞かせてもらったよ
お菊:あんた達、人数が足りないんだろ?
お菊:私が何とかしてやろうか
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左之助:なんで、おめぇが・・・
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お菊:袖(そで)触(ふ)れ合うも何とやら
お菊:あんたとは、ちょっとあったろ?
お菊:仕方ないから、一度だけ、私が手を貸してやるよ
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左之助:おめぇ、足を洗ったんだろ
左之助:また地獄道に舞い戻っちまうぞ
:
お菊:だから、一度だけって言ったろ?
お菊:
お菊:続けたって有難い稼業じゃないからね・・・
お菊:だから一度だけさ
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左之助:それだけじゃ、理由にはならねぇな
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お菊:私も、殺されたお松さんとは、江戸に来てから、ちょっとあってね
お菊:恨みを晴らしてやりたいと、思ってんのさ
お菊:それでいいかい?
お菊:それに
:
左之助:それに、何だよ
:
お菊:誰かさんのおかげで、最後にするつもりだった仕事が
お菊:あんまり面白く終われなかったんでね
:
0:左之助を見つめるお菊
0: 目をそらす左之助
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左之助:そいつは、悪かったな
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お菊:別に、あんたを責(せ)めちゃいないよ
お菊:私なりに、もう一度、キッチリ仕事を終わらせたいだけさ
お菊:
お菊:ここで、あんたに、貸(か)しを作っとくもの、悪くないしね
お菊:どうだい?
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左之助:あぁ、分かったよ
左之助:
左之助:お市、お前はそれでいいか?
左之助:こいつの腕は確かだ
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お市:あぁ、それで、お松ちゃんの恨みが晴らせるなら
お市:私はいいよ
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お菊:そうかい、じゃぁ手を貸してやるよ
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0: 蝋燭の灯りの中
0: 金を4等分して並べるお市
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お市:では改めて
お市:依頼だよ
お市:
お市:頼(たの)み人は、お松
お市:頼み料は八両
お市:仕掛ける相手は
お市:旗本(はたもと)、富樫忠高(とがし ただたか)
お市:与力(よりき)、滝川源之進(たきがわ げんのしん)
お市:岡(おか)っ引(ぴ)きの弥助(やすけ)
お市:越後屋(えちごや)、平八(へいはち)
お市:旅篭屋(はたごや)の主(あるじ)、伝次郎(でんじろう)
お市:その五人
お市:
お市:こっちは、私、左之助、仁吉、お菊の四人
お市:それでいいいね
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左之助:あぁ
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お菊:いいよ
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お市:じゃぁ、持って行っておくれ
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0:仁吉、左之助、お市、お菊がそれぞれ金を取っていく
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お市:「さて、私は行くよ」
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左之助:「じゃぁ、俺は行くぜ」
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お菊:「じゃぁ、後でね」
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???:あぁ・・・
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???:ふっ
0:
0: 誰かが蝋燭の灯りを消す
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