台本概要

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タイトル 無人島へ行こう!!
作者名 akodon  (@akodon1)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 【アドリブ大歓迎!】
無人島に取り残された二人の、生き残りをかけた(?)コメディ。
果たして二人は無事に帰れるのかな?

勢いで書きました。
勢いで読んでいただけると嬉しいです。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
遭難者1 不問 73 ツッコミ。すごく疲れます(当社比)
遭難者2 不問 72 ボケ。ひたすら能天気です(当社比)
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
遭難者1:「青い海・・・白い砂浜・・・」 遭難者2:「寄せては返す波の音・・・ 遭難者2:漂う潮の香り・・・」 遭難者1:「果てしなく広がる水平線・・・」 遭難者2:「そして・・・遥か遠くに流されて行く船・・・」 0:(しばらくの間) 遭難者1:「遭難した!!」 遭難者2:「遭難ですか!?」 遭難者1:「遭難だ!!」 遭難者2:「そうなんですかァ!?」 遭難者1:「そうなんですかァ!? 遭難者1:・・・って言ってる場合か!」 遭難者2:「上手かろう?」 遭難者1:「ドヤ顔してんじゃねぇよ! 遭難者1:ぜんっぜん上手くねぇよ!」 遭難者2:「座布団は?」 遭難者1:「あるわけねぇだろ!? 遭難者1:座布団どころか、この島に山田くん居ないっての!」 遭難者2:「じゃあ、川田くんでいいや」 遭難者1:「いないから! 遭難者1:そもそもこの島、人っ子一人居ないから!」 遭難者2:「ワオ!無人島じゃないですか」 遭難者1:「無人島だよ! 遭難者1:お前が行きたいって言ってた無人島なんだよ!」 遭難者2:「そうでしたっけ?」 遭難者1:「なんで忘れてんだよ! 遭難者1:なかなかインパクトあるよ? 遭難者1:一生のうち、『小型船舶(せんぱく)免許取ったから、無人島に行きたーい』なんて台詞、使う人の方が少ないよ!?」 遭難者2:「自分、過去は振り返らないんで・・・」 遭難者1:「振り返って! 遭難者1:もう身体全体で振り返って!」 遭難者2:「わかった!回れーーー右! 遭難者2:あっ、海!」 遭難者1:「そうだね、海だねぇ」 遭難者2:「海・・・綺麗だねぇ・・・」 遭難者1:「そうだね、綺麗だねぇ・・・ってオイ!」 遭難者2:「どうした?」 遭難者1:「呑気に海見つめてる場合じゃないんだよ! 遭難者1:どうするんだよ! 遭難者1:ここからどうやって帰るんだよ!?」 遭難者2:「海を渡るには、まぁ・・・船が必要だよねぇ」 遭難者1:「船ねぇじゃん! 遭難者1:さっき遠くに流れて行っちゃったじゃん!」 遭難者2:「あっ、そうだった」 遭難者1:「そうだったじゃねぇよ! 遭難者1:なんでちゃんと繋いでおかなかったの!?」 遭難者2:「てへっ」 遭難者1:「可愛くねぇんだよ腹立つーーーー!」 遭難者2:「まぁまぁ、落ち着きなって。 遭難者2:今ちょっと助け呼ぶから」 遭難者1:「なんだよ、呼べるんだったら早く言って・・・」 遭難者2:「あっ、スマホ圏外ですわ」 遭難者1:「お約束ぅ!」 遭難者2:「5Gならイケると思ったんだが・・・」 遭難者1:「通信規格の問題じゃねぇわ! 遭難者1:そもそも電波がねぇんだわ!」 遭難者2:「叩けばどうにかなるかなぁ・・・」 遭難者1:「いやならないよ!? 遭難者1:なんでこの令和の時代に、そこだけ昭和持ち出してくるの!」 遭難者2:「ふんっ!ふんっ!(スマホを振る)」 遭難者1:「体温計じゃないから! 遭難者1:振ってもどうにもならないから! 遭難者1:てか、今の若い子、絶対このネタわかんないから!」 遭難者2:「そういえば、さっきからずっとツッコミ入れてるけど疲れない?」 遭難者1:「疲れるよ・・・誰のせいだよ・・・」 遭難者2:「よしよし、可哀想に」 遭難者1:「スマホへし折るぞ」 遭難者2:「えっ、逆パカ!?」 遭難者1:「いちいち懐かしいネタ拾ってくるんじゃありません!」 遭難者2:「まぁまぁ、そんなカリカリしなさんな。 遭難者2:とりあえず、どうやって助けを求めるか考えようぜ。前向きにさ」 遭難者1:「急にまともなこと言ってくんのムカつくわぁ・・・」 遭難者2:「とりあえず、砂浜に例のアレを書いておくか・・・」 遭難者1:「例のアレというと?」 遭難者2:「えっ、辞世(じせい)の句」 遭難者1:「なんでだよ! 遭難者1:そこは普通に『SOS』だろ!?」 遭難者2:「ほら・・・万が一の時には備えておきたいじゃん」 遭難者1:「前向きにと言ったそばから、後ろ向きな発言するなって!」 遭難者2:「潔(いさぎよ)く散りたいっていうのは、前向きな発言じゃない?」 遭難者1:「前向きじゃない!」 遭難者2:「そっかぁ・・・」 遭難者1:「なんでちょっと残念そうなんだよ! 遭難者1:頼むから、今は生き残ることだけ考えてください!」 遭難者2:「御意(ぎょい)!」 遭難者1:「ねぇ何?そんなに憧れてたっけサムライに? 遭難者1:唐突な武士対応にビックリなんだけど」 遭難者2:「そういえば、騒いでたらお腹減ってきたねぇ。 遭難者2:食糧どうしようか・・・」 遭難者1:「どうしようと言われてもなぁ。 遭難者1:とりあえず、お前何か持ってる?」 遭難者2:「えーっとねぇ・・・生米(なまごめ)なら持ってる!」 遭難者1:「なんであえての生米!?」 遭難者2:「飯盒(はんごう)炊飯したくて・・・」 遭難者1:「飯盒は?」 遭難者2:「船の中」 遭難者1:「炊けねぇじゃん!!」 遭難者2:「おこげ楽しみだったのに・・・」 遭難者1:「悲しそうな顔してんじゃねぇ! 遭難者1:むしろ、こっちが泣きたい!」 遭難者2:「あっ、あとね。生麦(なまむぎ)も持ってる」 遭難者1:「なんでだよ!! 遭難者1:なんでまた生なんだよ!」 遭難者2:「自分で調理する喜び感じたいじゃん?」 遭難者1:「だったら調理器具も持っておけよーーー!」 遭難者2:「ごめんて」 遭難者1:「はっ・・・! 遭難者1:もしかして、この流れからいくとお前、生卵も持ってるな?」 遭難者2:「生卵は無いですねぇ」 遭難者1:「オイ嘘だろ・・・!? 遭難者1:唯一、生でどうにかなりそうな食べ物なのに・・・」 遭難者2:「だって、卵腐ったら怖いし」 遭難者1:「衛生管理だけはしっかりしてるのかぁ!ちくしょう!」 遭難者2:「まぁまぁ、怒らないで。 遭難者2:生麦生米生卵って三回言うと落ち着くらしいよ」 遭難者1:「あーーー!生麦生米生卵! 遭難者1:生麦生米生卵! 遭難者1:生麦生米生卵!」 遭難者2:(前の流れに合わせ、台詞を選択してください) 遭難者2:「噛まずに言えたねー!偉い偉い」 遭難者2:「盛大に噛んだねぇ・・・ぷぷっ」 遭難者1:「あーーーーーっ!! 遭難者1:イライラするぅーーー!」 遭難者2:「さてさて、ひとしきり盛り上がったところで、これからどうするかなんですが」 遭難者1:「盛り上がってないし、何ひとつとして解決に導けてないんですけど」 遭難者2:「そうだね(笑)」 遭難者1:「おい今笑ったな」 遭難者2:「ちょっとね」 遭難者1:「今度から笑う度、髪の毛一本ずつ引き抜いていくからな」 遭難者2:「やだぁ~。 遭難者2:紫外線で頭皮ボロボロになっちゃう」 遭難者1:「こちとら、すでに心がボロボロなんだよ」 遭難者2:「ご愁傷さま(笑)」 遭難者1:「ふんぬっ!(髪の毛を引き抜く)」 遭難者2:「痛ァい!すみませぇん!」 遭難者1:「んで・・・ほかに何か持ってるもの無いのかよ」 遭難者2:「あとはねぇ・・・ 遭難者2:えーっと、馬のペーさん!」 遭難者1:「なんで飯盒は船に乗せたままなのに、馬のぬいぐるみを手元に置いておくんだよ!」 遭難者2:「だって・・・ペーさんいないと眠れないから・・・」 遭難者1:「お前の睡眠事情は知らんわ!」 遭難者2:「可愛いんだよぉ、ペーさん。 遭難者2:ほら・・・ニンジン・・・タベタァイ・・・」 遭難者1:「某黄色いクマみたいな喋り方してんじゃねぇよ! 遭難者1:夢の国に怒られろ! 遭難者1:もういい!次!」 遭難者2:「あとはねぇ・・・黒いガムテープ!」 遭難者1:「ちょっと待て! 遭難者1:何故それをピンポイントで持っている!?」 遭難者2:「えっ、海と言ったらアレでしょ。 遭難者2:夏が胸を刺激するあの格好したくなるでしょ?」 遭難者1:「ならんわ! 遭難者1:てか、ガムテープを素肌に巻くな!」 遭難者2:「大丈夫、この日の為に脱毛は完璧」 遭難者1:「剥がす時の痛みは心配しとらんわ!」 遭難者2:「でもちょっと恥ずかしいから・・・ 遭難者2:一緒に生足魅惑のマーメイドしてほしいな」 遭難者1:「誰がするか!」 遭難者2:「えーっ、せっかくの無人島だよ! 遭難者2:一緒にやろうよ!」 遭難者1:「人が見てるとか、見てないの問題じゃないの!」 遭難者2:「平気だよ・・・ 遭難者2:凍えそうになったら、冬のせいにして暖め合えばいいんだから」 遭難者1:「いやもう、そんなんどうだっていいわ!」 遭難者2:「もーっ、もっとこの状況を楽しめばいいのにー」 遭難者1:「楽しめるわけないでしょうが! 遭難者1:このまま帰れなかったらどうすんだよ!」 遭難者2:「ネガティブ思考は良くないぞ。 遭難者2:ポジティブポジティブ☆」 遭難者1:「元はと言えば誰のせいだ!誰の!」 遭難者2:「へへっ・・・」 遭難者1:「笑うなーーー!!(髪を引き抜く)」 遭難者2:「痛ァい!!」 遭難者1:「くそっ・・・くそっ・・・ 遭難者1:もっといっぱいやりたいことも、目指したいものもあったのに・・・ 遭難者1:こんなところでコイツと一緒に朽ち果てる運命なのか・・・」 遭難者2:「・・・えーっと・・・確かこの中に(鞄の中を漁る)」 遭難者1:「無人島に行こうと言われて勢いで着いてきたのが、そもそもの間違いだったんだ・・・ 遭難者1:あの時は少し刺激が欲しかっただけだったんだ・・・くぅっ・・・」 遭難者2:「あー、あったあった。 遭難者2:よいしょっ、と(鞄の中から何かを取り出す)」 遭難者1:「そうだ・・・本当に責めるべきはあの時、誘いを断らなかった自分なんだ。 遭難者1:それなのに、人のせいにばかりして、八つ当たりして・・・」 遭難者2:「さてさて、ここをこうして。 遭難者2:これをこう繋いで・・・よしっ!」 遭難者1:「ごめんな・・・! 遭難者1:お前についついキツく当たってしまって! 遭難者1:これから二人、お互い支え合って助けが来るまで生き抜こう・・・!」 遭難者2:「・・・えっ?」 遭難者1:「・・・えっ?」 0:(少し間) 遭難者1:「その機械、何?」 遭難者2:「ああコレ?無線機」 遭難者1:「へぇーお前、アマチュア無線の資格持ってたんだぁ」 遭難者2:「持ってた持ってた。 遭難者2:すごいでしょ」 遭難者1:「・・・んで、何しようとしてんの?」 遭難者2:「いや、そろそろ助け呼ぼうかな、って思って」 遭難者1:「呼べるの?助け」 遭難者2:「呼べる呼べる。 遭難者2:なんなら今日中に帰れる」 遭難者1:「なんでそれ、さっさと出さなかったの?」 遭難者2:「いや・・・なんか面白くて(笑)」 0:(少し間) 遭難者1:「・・・笑ってんじゃねぇぇぇえ!!(髪の毛を引き抜く)」 遭難者2:「いっったあああああい!!!」 0:~FIN~

遭難者1:「青い海・・・白い砂浜・・・」 遭難者2:「寄せては返す波の音・・・ 遭難者2:漂う潮の香り・・・」 遭難者1:「果てしなく広がる水平線・・・」 遭難者2:「そして・・・遥か遠くに流されて行く船・・・」 0:(しばらくの間) 遭難者1:「遭難した!!」 遭難者2:「遭難ですか!?」 遭難者1:「遭難だ!!」 遭難者2:「そうなんですかァ!?」 遭難者1:「そうなんですかァ!? 遭難者1:・・・って言ってる場合か!」 遭難者2:「上手かろう?」 遭難者1:「ドヤ顔してんじゃねぇよ! 遭難者1:ぜんっぜん上手くねぇよ!」 遭難者2:「座布団は?」 遭難者1:「あるわけねぇだろ!? 遭難者1:座布団どころか、この島に山田くん居ないっての!」 遭難者2:「じゃあ、川田くんでいいや」 遭難者1:「いないから! 遭難者1:そもそもこの島、人っ子一人居ないから!」 遭難者2:「ワオ!無人島じゃないですか」 遭難者1:「無人島だよ! 遭難者1:お前が行きたいって言ってた無人島なんだよ!」 遭難者2:「そうでしたっけ?」 遭難者1:「なんで忘れてんだよ! 遭難者1:なかなかインパクトあるよ? 遭難者1:一生のうち、『小型船舶(せんぱく)免許取ったから、無人島に行きたーい』なんて台詞、使う人の方が少ないよ!?」 遭難者2:「自分、過去は振り返らないんで・・・」 遭難者1:「振り返って! 遭難者1:もう身体全体で振り返って!」 遭難者2:「わかった!回れーーー右! 遭難者2:あっ、海!」 遭難者1:「そうだね、海だねぇ」 遭難者2:「海・・・綺麗だねぇ・・・」 遭難者1:「そうだね、綺麗だねぇ・・・ってオイ!」 遭難者2:「どうした?」 遭難者1:「呑気に海見つめてる場合じゃないんだよ! 遭難者1:どうするんだよ! 遭難者1:ここからどうやって帰るんだよ!?」 遭難者2:「海を渡るには、まぁ・・・船が必要だよねぇ」 遭難者1:「船ねぇじゃん! 遭難者1:さっき遠くに流れて行っちゃったじゃん!」 遭難者2:「あっ、そうだった」 遭難者1:「そうだったじゃねぇよ! 遭難者1:なんでちゃんと繋いでおかなかったの!?」 遭難者2:「てへっ」 遭難者1:「可愛くねぇんだよ腹立つーーーー!」 遭難者2:「まぁまぁ、落ち着きなって。 遭難者2:今ちょっと助け呼ぶから」 遭難者1:「なんだよ、呼べるんだったら早く言って・・・」 遭難者2:「あっ、スマホ圏外ですわ」 遭難者1:「お約束ぅ!」 遭難者2:「5Gならイケると思ったんだが・・・」 遭難者1:「通信規格の問題じゃねぇわ! 遭難者1:そもそも電波がねぇんだわ!」 遭難者2:「叩けばどうにかなるかなぁ・・・」 遭難者1:「いやならないよ!? 遭難者1:なんでこの令和の時代に、そこだけ昭和持ち出してくるの!」 遭難者2:「ふんっ!ふんっ!(スマホを振る)」 遭難者1:「体温計じゃないから! 遭難者1:振ってもどうにもならないから! 遭難者1:てか、今の若い子、絶対このネタわかんないから!」 遭難者2:「そういえば、さっきからずっとツッコミ入れてるけど疲れない?」 遭難者1:「疲れるよ・・・誰のせいだよ・・・」 遭難者2:「よしよし、可哀想に」 遭難者1:「スマホへし折るぞ」 遭難者2:「えっ、逆パカ!?」 遭難者1:「いちいち懐かしいネタ拾ってくるんじゃありません!」 遭難者2:「まぁまぁ、そんなカリカリしなさんな。 遭難者2:とりあえず、どうやって助けを求めるか考えようぜ。前向きにさ」 遭難者1:「急にまともなこと言ってくんのムカつくわぁ・・・」 遭難者2:「とりあえず、砂浜に例のアレを書いておくか・・・」 遭難者1:「例のアレというと?」 遭難者2:「えっ、辞世(じせい)の句」 遭難者1:「なんでだよ! 遭難者1:そこは普通に『SOS』だろ!?」 遭難者2:「ほら・・・万が一の時には備えておきたいじゃん」 遭難者1:「前向きにと言ったそばから、後ろ向きな発言するなって!」 遭難者2:「潔(いさぎよ)く散りたいっていうのは、前向きな発言じゃない?」 遭難者1:「前向きじゃない!」 遭難者2:「そっかぁ・・・」 遭難者1:「なんでちょっと残念そうなんだよ! 遭難者1:頼むから、今は生き残ることだけ考えてください!」 遭難者2:「御意(ぎょい)!」 遭難者1:「ねぇ何?そんなに憧れてたっけサムライに? 遭難者1:唐突な武士対応にビックリなんだけど」 遭難者2:「そういえば、騒いでたらお腹減ってきたねぇ。 遭難者2:食糧どうしようか・・・」 遭難者1:「どうしようと言われてもなぁ。 遭難者1:とりあえず、お前何か持ってる?」 遭難者2:「えーっとねぇ・・・生米(なまごめ)なら持ってる!」 遭難者1:「なんであえての生米!?」 遭難者2:「飯盒(はんごう)炊飯したくて・・・」 遭難者1:「飯盒は?」 遭難者2:「船の中」 遭難者1:「炊けねぇじゃん!!」 遭難者2:「おこげ楽しみだったのに・・・」 遭難者1:「悲しそうな顔してんじゃねぇ! 遭難者1:むしろ、こっちが泣きたい!」 遭難者2:「あっ、あとね。生麦(なまむぎ)も持ってる」 遭難者1:「なんでだよ!! 遭難者1:なんでまた生なんだよ!」 遭難者2:「自分で調理する喜び感じたいじゃん?」 遭難者1:「だったら調理器具も持っておけよーーー!」 遭難者2:「ごめんて」 遭難者1:「はっ・・・! 遭難者1:もしかして、この流れからいくとお前、生卵も持ってるな?」 遭難者2:「生卵は無いですねぇ」 遭難者1:「オイ嘘だろ・・・!? 遭難者1:唯一、生でどうにかなりそうな食べ物なのに・・・」 遭難者2:「だって、卵腐ったら怖いし」 遭難者1:「衛生管理だけはしっかりしてるのかぁ!ちくしょう!」 遭難者2:「まぁまぁ、怒らないで。 遭難者2:生麦生米生卵って三回言うと落ち着くらしいよ」 遭難者1:「あーーー!生麦生米生卵! 遭難者1:生麦生米生卵! 遭難者1:生麦生米生卵!」 遭難者2:(前の流れに合わせ、台詞を選択してください) 遭難者2:「噛まずに言えたねー!偉い偉い」 遭難者2:「盛大に噛んだねぇ・・・ぷぷっ」 遭難者1:「あーーーーーっ!! 遭難者1:イライラするぅーーー!」 遭難者2:「さてさて、ひとしきり盛り上がったところで、これからどうするかなんですが」 遭難者1:「盛り上がってないし、何ひとつとして解決に導けてないんですけど」 遭難者2:「そうだね(笑)」 遭難者1:「おい今笑ったな」 遭難者2:「ちょっとね」 遭難者1:「今度から笑う度、髪の毛一本ずつ引き抜いていくからな」 遭難者2:「やだぁ~。 遭難者2:紫外線で頭皮ボロボロになっちゃう」 遭難者1:「こちとら、すでに心がボロボロなんだよ」 遭難者2:「ご愁傷さま(笑)」 遭難者1:「ふんぬっ!(髪の毛を引き抜く)」 遭難者2:「痛ァい!すみませぇん!」 遭難者1:「んで・・・ほかに何か持ってるもの無いのかよ」 遭難者2:「あとはねぇ・・・ 遭難者2:えーっと、馬のペーさん!」 遭難者1:「なんで飯盒は船に乗せたままなのに、馬のぬいぐるみを手元に置いておくんだよ!」 遭難者2:「だって・・・ペーさんいないと眠れないから・・・」 遭難者1:「お前の睡眠事情は知らんわ!」 遭難者2:「可愛いんだよぉ、ペーさん。 遭難者2:ほら・・・ニンジン・・・タベタァイ・・・」 遭難者1:「某黄色いクマみたいな喋り方してんじゃねぇよ! 遭難者1:夢の国に怒られろ! 遭難者1:もういい!次!」 遭難者2:「あとはねぇ・・・黒いガムテープ!」 遭難者1:「ちょっと待て! 遭難者1:何故それをピンポイントで持っている!?」 遭難者2:「えっ、海と言ったらアレでしょ。 遭難者2:夏が胸を刺激するあの格好したくなるでしょ?」 遭難者1:「ならんわ! 遭難者1:てか、ガムテープを素肌に巻くな!」 遭難者2:「大丈夫、この日の為に脱毛は完璧」 遭難者1:「剥がす時の痛みは心配しとらんわ!」 遭難者2:「でもちょっと恥ずかしいから・・・ 遭難者2:一緒に生足魅惑のマーメイドしてほしいな」 遭難者1:「誰がするか!」 遭難者2:「えーっ、せっかくの無人島だよ! 遭難者2:一緒にやろうよ!」 遭難者1:「人が見てるとか、見てないの問題じゃないの!」 遭難者2:「平気だよ・・・ 遭難者2:凍えそうになったら、冬のせいにして暖め合えばいいんだから」 遭難者1:「いやもう、そんなんどうだっていいわ!」 遭難者2:「もーっ、もっとこの状況を楽しめばいいのにー」 遭難者1:「楽しめるわけないでしょうが! 遭難者1:このまま帰れなかったらどうすんだよ!」 遭難者2:「ネガティブ思考は良くないぞ。 遭難者2:ポジティブポジティブ☆」 遭難者1:「元はと言えば誰のせいだ!誰の!」 遭難者2:「へへっ・・・」 遭難者1:「笑うなーーー!!(髪を引き抜く)」 遭難者2:「痛ァい!!」 遭難者1:「くそっ・・・くそっ・・・ 遭難者1:もっといっぱいやりたいことも、目指したいものもあったのに・・・ 遭難者1:こんなところでコイツと一緒に朽ち果てる運命なのか・・・」 遭難者2:「・・・えーっと・・・確かこの中に(鞄の中を漁る)」 遭難者1:「無人島に行こうと言われて勢いで着いてきたのが、そもそもの間違いだったんだ・・・ 遭難者1:あの時は少し刺激が欲しかっただけだったんだ・・・くぅっ・・・」 遭難者2:「あー、あったあった。 遭難者2:よいしょっ、と(鞄の中から何かを取り出す)」 遭難者1:「そうだ・・・本当に責めるべきはあの時、誘いを断らなかった自分なんだ。 遭難者1:それなのに、人のせいにばかりして、八つ当たりして・・・」 遭難者2:「さてさて、ここをこうして。 遭難者2:これをこう繋いで・・・よしっ!」 遭難者1:「ごめんな・・・! 遭難者1:お前についついキツく当たってしまって! 遭難者1:これから二人、お互い支え合って助けが来るまで生き抜こう・・・!」 遭難者2:「・・・えっ?」 遭難者1:「・・・えっ?」 0:(少し間) 遭難者1:「その機械、何?」 遭難者2:「ああコレ?無線機」 遭難者1:「へぇーお前、アマチュア無線の資格持ってたんだぁ」 遭難者2:「持ってた持ってた。 遭難者2:すごいでしょ」 遭難者1:「・・・んで、何しようとしてんの?」 遭難者2:「いや、そろそろ助け呼ぼうかな、って思って」 遭難者1:「呼べるの?助け」 遭難者2:「呼べる呼べる。 遭難者2:なんなら今日中に帰れる」 遭難者1:「なんでそれ、さっさと出さなかったの?」 遭難者2:「いや・・・なんか面白くて(笑)」 0:(少し間) 遭難者1:「・・・笑ってんじゃねぇぇぇえ!!(髪の毛を引き抜く)」 遭難者2:「いっったあああああい!!!」 0:~FIN~