台本概要
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タイトル | ツミビトバディ 5 会議前編 |
---|---|
作者名 | 野菜 (@irodlinatuyasai) |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 4人用台本(不問4) ※兼役あり |
時間 | 20 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
世界は、長い年月の後に、今や魔法がすべての生活を支える世界に変化していた。 しかし、世界は変われども人間はたいして変わらない。 そんな中、義勇軍「Seasons」がいつの間にか立ち上がった。 春夏秋冬、それぞれ二人のリーダーがバディとして率いる集団のようだ。 曰く、バディは罪人である。 曰く、バディの片割れには首輪がつけられ、生殺与奪をもうひとりが握っている。 曰く、彼らの目的はーーー国滅ぼし。 全シリーズを通して8人キャラが登場します。 今回と次回の2回のみ4人劇です。 人数変更、兼ね役大歓迎です。 88 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
はるひ | 不問 | 17 | 春組。情報収集や広告宣伝、捜査を担当することが多い。会議室は春組の拠点。かわいいもの大好き。七津はきらい。 |
亜奇 | 不問 | 15 | 秋組。「見せしめ」と言われるような残酷な裏の顔担当。指名手配犯や殺人鬼でも腕のある人は雇う。いろいろ不穏。 |
冬川 | 不問 | 15 | 冬組。春夏秋冬リーダーの中では一番新米。純人間。会議は今回が初めてではないが、知らされていないことが多すぎる。 |
七津 | 不問 | 15 | 夏組。ボスの代わりに作戦や指示を伝える。大真面目ではあるのだが周りの変人たちの中では浮きがち。 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:国滅ぼしのための代表会議。
0:………その会議にしては妙にかわいらしい、少女の部屋めいた一室だった。
0:今回の会場準備がスプリング担当だったことが原因だろう。
はるひ:やほー!遅刻魔のアキちゃんが1番とかヤバいね?
亜奇:あはは、なんか今日に限っては遅れちゃいけない気がしたからね。
亜奇:あとハルちゃんたちの愛の巣って初めて来るし?
はるひ:そんなこと言うと~、隅々まで案内しちゃうから!
冬川:……あの、今日、シーズン会議ですよね?
七津:何か気にかかることでもあるか、冬川。
冬川:……何でもないです。
はるひ:全員そろったし、はじめよっか。サマーは本当にバディくん連れてこなくていいわけ?
七津:それぞれ代表1名が慣習だろう。何を今更。
亜奇:まあまあ、ハルちゃん。4人でもまとまらないのに倍とか大変なことだよ。
はるひ:えんぴつと紙のアナログじじいに失敗されたくないだけ~。
冬川:4人……いつも4人、ですよね?
七津:一時期はそれこそ8人だったがな。
冬川:ボク、ボスに直接お会いしたことないんですが、いらっしゃらないのですか?
七津:え?
はるひ:は?
亜奇:ぶふっ。
冬川:え、あ、皆さんもちろん会ったことありますよね!ボクまだ全然新人ですもんね!!
はるひ:え、マジ、嘘でしょ?
七津:これは……教えていいのだろうか。
亜奇:ボスがバラすの楽しみにしてたらどうするー?
冬川:え。ウィンターへの指示っていつもデータが飛んでくるだけなんですけど。会う条件とか、有ったり、します??
はるひ:こりゃおもちゃにされるよねー。
七津:冬川、君は誰よりもあの人と一緒にいるはずなのだが……?
はるひ:サマー。こういうのは本人から伝えられるものだよ。信頼し合うべき仲なら、なおのこと。
亜奇:ボスはサントだよ、新人ちゃん。
七津:オータム!!?
冬川:…………アレ、が??
はるひ:ひとことでボスが普段どれだけ迷惑かけてるか分かるねー。
七津:スプリング。なぜオータムを止められなかった。
はるひ:僕が真面目に話し始めた時点でお約束だってー。
亜奇:そもそも今まで気づいてなかったことの方がすごい。すごい馬鹿。
冬川:このあとどんな顔して会ったらいいんですかああああ。
亜奇:どんな顔でも愛されると思うけどな。
はるひ:最高の娯楽として、ね。
七津:唯一無二の存在ではあるな。
七津:…………ん?
七津:スプリング、たしか、冬川は「まだ」だったよな?
はるひ:え?何が?
七津:……覚えてないのか?
亜奇:ナツくん。新人ちゃんだけだよ。シーズン代表8人の中ではね。
はるひ:なに?何の話?
亜奇:ボスの実験が成功してる子たちは、前の記憶を引き継いでいないよ。
七津:………そうか。そういうものか。
はるひ:なーに感じわるーい。
七津:スプリング。私からで良ければシーズン会議後、話をしよう。
七津:冬川は早急にバディと真面目な話をするように。
冬川:走り跳ねて踊り狂うアレと、真面目な…………話…………?
はるひ:うーん。僕やサマーみたいに元から信頼関係がある相手ならいいんだろうけど。
はるひ:あ、その点アキちゃんのとこはどんな感じ?バディ、例の殺人鬼なんでしょ?
はるひ:THE・他人。
亜奇:ビジネスパートナー?
冬川:大人な関係ですね。
亜奇:こう、お互いの首に包丁あててる感じ。あとは引くだけ?
冬川:大人ってこわい。
七津:冬川。君は無垢なだけだ。悪いのはボスだと信じている。
七津:どうせ他人のふりして近づいたボスがまんまと首輪をはめられた、というところだろう。
冬川:よくご存じでいらっしゃる!!
はるひ:ボスのことだから命令無視してとっくにはじけ飛んでそうなんだけど?
冬川:何回頭がはじけ飛んでも再生するんですよ!幸か不幸か!!
亜奇:…………へえ?頭がはじけ飛ぶくらいなら再生するんだ。けっこう時間かかる?
冬川:3秒くらい?で完全復活しますね。走り続けるので足止めにもならなくて。
亜奇:隷属の首輪の呪い、作ったのボスだからかなあ。作成者特典かなあ。
七津:抜け道がある、と考える方が前向きではないだろうか。
はるひ:アキちゃん的にそこ切実かあ。殺人鬼なんて首輪で制御してるようなもんでしょ?
亜奇:いや、不思議とその辺はうまくやれてるけどね?
亜奇:…………知ろうとしないことは、罪だから。
冬川:心が痛いです……。
亜奇:あ、いや、新人ちゃんのことだけじゃなくてね!?
七津:また話が逸れたな。
七津:ボスの指令。それに基づく作戦時の各シーズンの行動計画を発表する。
0:国滅ぼしのための代表会議。
0:………その会議にしては妙にかわいらしい、少女の部屋めいた一室だった。
0:今回の会場準備がスプリング担当だったことが原因だろう。
はるひ:やほー!遅刻魔のアキちゃんが1番とかヤバいね?
亜奇:あはは、なんか今日に限っては遅れちゃいけない気がしたからね。
亜奇:あとハルちゃんたちの愛の巣って初めて来るし?
はるひ:そんなこと言うと~、隅々まで案内しちゃうから!
冬川:……あの、今日、シーズン会議ですよね?
七津:何か気にかかることでもあるか、冬川。
冬川:……何でもないです。
はるひ:全員そろったし、はじめよっか。サマーは本当にバディくん連れてこなくていいわけ?
七津:それぞれ代表1名が慣習だろう。何を今更。
亜奇:まあまあ、ハルちゃん。4人でもまとまらないのに倍とか大変なことだよ。
はるひ:えんぴつと紙のアナログじじいに失敗されたくないだけ~。
冬川:4人……いつも4人、ですよね?
七津:一時期はそれこそ8人だったがな。
冬川:ボク、ボスに直接お会いしたことないんですが、いらっしゃらないのですか?
七津:え?
はるひ:は?
亜奇:ぶふっ。
冬川:え、あ、皆さんもちろん会ったことありますよね!ボクまだ全然新人ですもんね!!
はるひ:え、マジ、嘘でしょ?
七津:これは……教えていいのだろうか。
亜奇:ボスがバラすの楽しみにしてたらどうするー?
冬川:え。ウィンターへの指示っていつもデータが飛んでくるだけなんですけど。会う条件とか、有ったり、します??
はるひ:こりゃおもちゃにされるよねー。
七津:冬川、君は誰よりもあの人と一緒にいるはずなのだが……?
はるひ:サマー。こういうのは本人から伝えられるものだよ。信頼し合うべき仲なら、なおのこと。
亜奇:ボスはサントだよ、新人ちゃん。
七津:オータム!!?
冬川:…………アレ、が??
はるひ:ひとことでボスが普段どれだけ迷惑かけてるか分かるねー。
七津:スプリング。なぜオータムを止められなかった。
はるひ:僕が真面目に話し始めた時点でお約束だってー。
亜奇:そもそも今まで気づいてなかったことの方がすごい。すごい馬鹿。
冬川:このあとどんな顔して会ったらいいんですかああああ。
亜奇:どんな顔でも愛されると思うけどな。
はるひ:最高の娯楽として、ね。
七津:唯一無二の存在ではあるな。
七津:…………ん?
七津:スプリング、たしか、冬川は「まだ」だったよな?
はるひ:え?何が?
七津:……覚えてないのか?
亜奇:ナツくん。新人ちゃんだけだよ。シーズン代表8人の中ではね。
はるひ:なに?何の話?
亜奇:ボスの実験が成功してる子たちは、前の記憶を引き継いでいないよ。
七津:………そうか。そういうものか。
はるひ:なーに感じわるーい。
七津:スプリング。私からで良ければシーズン会議後、話をしよう。
七津:冬川は早急にバディと真面目な話をするように。
冬川:走り跳ねて踊り狂うアレと、真面目な…………話…………?
はるひ:うーん。僕やサマーみたいに元から信頼関係がある相手ならいいんだろうけど。
はるひ:あ、その点アキちゃんのとこはどんな感じ?バディ、例の殺人鬼なんでしょ?
はるひ:THE・他人。
亜奇:ビジネスパートナー?
冬川:大人な関係ですね。
亜奇:こう、お互いの首に包丁あててる感じ。あとは引くだけ?
冬川:大人ってこわい。
七津:冬川。君は無垢なだけだ。悪いのはボスだと信じている。
七津:どうせ他人のふりして近づいたボスがまんまと首輪をはめられた、というところだろう。
冬川:よくご存じでいらっしゃる!!
はるひ:ボスのことだから命令無視してとっくにはじけ飛んでそうなんだけど?
冬川:何回頭がはじけ飛んでも再生するんですよ!幸か不幸か!!
亜奇:…………へえ?頭がはじけ飛ぶくらいなら再生するんだ。けっこう時間かかる?
冬川:3秒くらい?で完全復活しますね。走り続けるので足止めにもならなくて。
亜奇:隷属の首輪の呪い、作ったのボスだからかなあ。作成者特典かなあ。
七津:抜け道がある、と考える方が前向きではないだろうか。
はるひ:アキちゃん的にそこ切実かあ。殺人鬼なんて首輪で制御してるようなもんでしょ?
亜奇:いや、不思議とその辺はうまくやれてるけどね?
亜奇:…………知ろうとしないことは、罪だから。
冬川:心が痛いです……。
亜奇:あ、いや、新人ちゃんのことだけじゃなくてね!?
七津:また話が逸れたな。
七津:ボスの指令。それに基づく作戦時の各シーズンの行動計画を発表する。