台本概要

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タイトル ツミビトバディ 6 会議後編
作者名 野菜  (@irodlinatuyasai)
ジャンル その他
演者人数 4人用台本(不問4) ※兼役あり
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 世界は、長い年月の後に、今や魔法がすべての生活を支える世界に変化していた。
しかし、世界は変われども人間はたいして変わらない。

そんな中、義勇軍「Seasons」がいつの間にか立ち上がった。
春夏秋冬、それぞれ二人のリーダーがバディとして率いる集団のようだ。
曰く、バディは罪人である。
曰く、バディの片割れには首輪がつけられ、生殺与奪をもうひとりが握っている。
曰く、彼らの目的はーーー国滅ぼし。

全シリーズを通して8人キャラが登場します。
前回、今回の会議の2回のみ4人劇です。
人数変更、兼ね役大歓迎です。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
七津 不問 9 夏組。冷静沈着に指揮を執るが、そこに倫理観とか道徳を一緒にできない。あえてしないだけかもしれない。
はるひ 不問 12 春組。バディの火鉈と生きるためにボスがいてくれれば他はどうでもよかったりする。
冬川 不問 15 冬組。一日一回のみ、すべての障害・防御無視の能力が使える。どうもその威力は成長し続けているようで・・・
亜奇 不問 13 秋組。唯一「魔法的な能力は」何も持ち合わせていない。彼の言う「勘」頼みで秋組は動く。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:義勇軍、春・夏・秋・冬。 0:それぞれ4シーズンの代表が集うシーズン会議は、本題に差し掛かっていた。 0: 0: 七津:ボスより受け取った指令は2つ。順序は問わないそうだ。無論、同時でもよいと。 七津:1,大国そのものの破壊。 七津:2,周辺国の無力化。 はるひ:うっわ簡単に言ってくれるじゃん。 冬川:アレがボスだと知ったせいか、すごく、言いそう……。いや、実質言ってるんですよね……。 亜奇:そうだね。聞きたいことはあるけど、ひとまず指揮担当のサマーの考えを聞こう。 七津:指示1,指示2の順に実行する。我々の目標である大国を落とすことに全力を注ぎたい。 七津:まずこの点において反論は? はるひ:うーん、反論っていうか疑問? はるひ:大国とやりあってる最中とか直後に他の国来たらさすがにしんどくない? 七津:その通り。そのため短期、なるべく3日以内に指示1を成し遂げる。 冬川:……それこそ、しんどくないですか?スプリングは情報担当で敵を殺すことには不向き。 冬川:サマーは数こそ多いものの、ほぼ全員が一般市民。 冬川:オータムさんは一騎当千ですが暗殺向き。 冬川:うちは……雑用や資金調達が仕事で、戦えるのはボクとアレしかメンバーがいません。 亜奇:サマーでは、さぞかし面白いことを考えてるんだよね? 七津:まあ、奇抜だな。大国中央、上空に兵士を打ち上げ、大国全土に向けて広域起爆弾を打たせます。 亜奇:ぶはっ はるひ:ああ……なるほど…………。 冬川:なんですかスプリングさん。ボクの顔に答えはかいていませんよ。 はるひ:打ち上がるのは君だと思うよ、ウィンター代表、冬川。 冬川:は? はるひ:君、成長期とっくに終わってるはずなのにまだまだ魔力量成長してきてるから。 はるひ:この前ベッドタウンを「二次災害含めたらほぼまるごと」吹き飛ばした時も、びっくりしなかった? 冬川:確かに、今までの全力以上の力が出てしまいましたが…………。 はるひ:少なくともあのふざけたボスが本気で他シーズンに謝罪してきたくらいの予想外だから。 亜奇:一度とはいえ、防御無視で、上空から大国全土に向けてあれ打たれたら、終わるよね。 亜奇:国内にいたらもれなく義勇軍も消えるけど。 七津:大国すべてを射程にいれるとなると、さすがに距離ができて威力は落ちる。 七津:起爆弾を打つタイミングでレベル3程度の防御魔法を使ったらしのげそうか、スプリング? はるひ:……個人差はおいといて、「生存は」するんじゃない? 冬川:レベル3、となると、魔法が苦手な方やそれこそ女子供、といった方々は助かりませんが? 七津:なにか問題でも? はるひ:うわあ外道。 七津:ボスに確認したところ、民、土地、議会を消滅させれば指示1も2も達成だそうだ。 亜奇:俺の知ってる知識だとどれかひとつでも消せばよかった気がするけど……。そっか全部消させるつもりかあサントは。ふふふふ………! 冬川:カビはどこにでもはびこるものです。ゴミ掃除は徹底しませんと。 はるひ:みんなほぉんとイカレてるぅ。 はるひ:あ、その方向でいくなら僕からちょっと修正案。 0: 0: 七津:では作戦を確認する。 七津:冬川を除くシーズン代表7名は大国外に避難。 はるひ:スプリングメンバー数名が大国議会本部の砲台を奪い、 冬川:ボクが中に入ります。 はるひ:スプリングたちが冬川に防御魔法をかけ、射出。 冬川:僕の能力で、地上に防御無効の広域起爆弾を発動。 亜奇:国内で生存したサマーメンバー、そして各シーズン代表は国外から中心の議会にむけ掃討を開始。 七津:基本殲滅しつつ、集合した生存者で次の方向性を決める。 はるひ:作戦開始はスプリングが砲台強奪作戦のめどが立ち次第連絡しまーす。 0: 0: 亜奇:しーんじーんくんっ! 冬川:どうか、されましたか?スプリングとサマーのおふたりはもう別の会議室に向かいましたし……。 冬川:なにか、ありましたか?ボクは相談相手には不向きかと。 亜奇:ほら、もうこれで会うの最後になるじゃん?握手しておこうかなって。 冬川:たしかにそういう心構えは大事ですが、はじめから死ぬ前提で話すのはよくないですよ。 亜奇:あはは、何言ってんの。 亜奇:この作戦。君だけは助からないでしょ? 冬川:え? 亜奇:え?いつも能力を使った後気絶しちゃうんだよね?どうやって地上に着地するの? 冬川:…………それ、は。 亜奇:しかもいつも助けてくれるサントは別行動だよ。七津、そう言ってたじゃない。 冬川:…………皆さん、そのことに気が付いてて? 亜奇:新人くん、俺らの中ではまともな方だからね。考えもしなかったかー。 亜奇:まあ、俺の勘だから案外サントの奇行で外れるかもね? 冬川:そうだ、サント、と、真面目に話を…。 亜奇:サントが真面目に話すかどうかまでは俺分かんないな。でも応援してるよ。 亜奇:頑張ってサントをたらしこんでよ。冬川くん?

0:義勇軍、春・夏・秋・冬。 0:それぞれ4シーズンの代表が集うシーズン会議は、本題に差し掛かっていた。 0: 0: 七津:ボスより受け取った指令は2つ。順序は問わないそうだ。無論、同時でもよいと。 七津:1,大国そのものの破壊。 七津:2,周辺国の無力化。 はるひ:うっわ簡単に言ってくれるじゃん。 冬川:アレがボスだと知ったせいか、すごく、言いそう……。いや、実質言ってるんですよね……。 亜奇:そうだね。聞きたいことはあるけど、ひとまず指揮担当のサマーの考えを聞こう。 七津:指示1,指示2の順に実行する。我々の目標である大国を落とすことに全力を注ぎたい。 七津:まずこの点において反論は? はるひ:うーん、反論っていうか疑問? はるひ:大国とやりあってる最中とか直後に他の国来たらさすがにしんどくない? 七津:その通り。そのため短期、なるべく3日以内に指示1を成し遂げる。 冬川:……それこそ、しんどくないですか?スプリングは情報担当で敵を殺すことには不向き。 冬川:サマーは数こそ多いものの、ほぼ全員が一般市民。 冬川:オータムさんは一騎当千ですが暗殺向き。 冬川:うちは……雑用や資金調達が仕事で、戦えるのはボクとアレしかメンバーがいません。 亜奇:サマーでは、さぞかし面白いことを考えてるんだよね? 七津:まあ、奇抜だな。大国中央、上空に兵士を打ち上げ、大国全土に向けて広域起爆弾を打たせます。 亜奇:ぶはっ はるひ:ああ……なるほど…………。 冬川:なんですかスプリングさん。ボクの顔に答えはかいていませんよ。 はるひ:打ち上がるのは君だと思うよ、ウィンター代表、冬川。 冬川:は? はるひ:君、成長期とっくに終わってるはずなのにまだまだ魔力量成長してきてるから。 はるひ:この前ベッドタウンを「二次災害含めたらほぼまるごと」吹き飛ばした時も、びっくりしなかった? 冬川:確かに、今までの全力以上の力が出てしまいましたが…………。 はるひ:少なくともあのふざけたボスが本気で他シーズンに謝罪してきたくらいの予想外だから。 亜奇:一度とはいえ、防御無視で、上空から大国全土に向けてあれ打たれたら、終わるよね。 亜奇:国内にいたらもれなく義勇軍も消えるけど。 七津:大国すべてを射程にいれるとなると、さすがに距離ができて威力は落ちる。 七津:起爆弾を打つタイミングでレベル3程度の防御魔法を使ったらしのげそうか、スプリング? はるひ:……個人差はおいといて、「生存は」するんじゃない? 冬川:レベル3、となると、魔法が苦手な方やそれこそ女子供、といった方々は助かりませんが? 七津:なにか問題でも? はるひ:うわあ外道。 七津:ボスに確認したところ、民、土地、議会を消滅させれば指示1も2も達成だそうだ。 亜奇:俺の知ってる知識だとどれかひとつでも消せばよかった気がするけど……。そっか全部消させるつもりかあサントは。ふふふふ………! 冬川:カビはどこにでもはびこるものです。ゴミ掃除は徹底しませんと。 はるひ:みんなほぉんとイカレてるぅ。 はるひ:あ、その方向でいくなら僕からちょっと修正案。 0: 0: 七津:では作戦を確認する。 七津:冬川を除くシーズン代表7名は大国外に避難。 はるひ:スプリングメンバー数名が大国議会本部の砲台を奪い、 冬川:ボクが中に入ります。 はるひ:スプリングたちが冬川に防御魔法をかけ、射出。 冬川:僕の能力で、地上に防御無効の広域起爆弾を発動。 亜奇:国内で生存したサマーメンバー、そして各シーズン代表は国外から中心の議会にむけ掃討を開始。 七津:基本殲滅しつつ、集合した生存者で次の方向性を決める。 はるひ:作戦開始はスプリングが砲台強奪作戦のめどが立ち次第連絡しまーす。 0: 0: 亜奇:しーんじーんくんっ! 冬川:どうか、されましたか?スプリングとサマーのおふたりはもう別の会議室に向かいましたし……。 冬川:なにか、ありましたか?ボクは相談相手には不向きかと。 亜奇:ほら、もうこれで会うの最後になるじゃん?握手しておこうかなって。 冬川:たしかにそういう心構えは大事ですが、はじめから死ぬ前提で話すのはよくないですよ。 亜奇:あはは、何言ってんの。 亜奇:この作戦。君だけは助からないでしょ? 冬川:え? 亜奇:え?いつも能力を使った後気絶しちゃうんだよね?どうやって地上に着地するの? 冬川:…………それ、は。 亜奇:しかもいつも助けてくれるサントは別行動だよ。七津、そう言ってたじゃない。 冬川:…………皆さん、そのことに気が付いてて? 亜奇:新人くん、俺らの中ではまともな方だからね。考えもしなかったかー。 亜奇:まあ、俺の勘だから案外サントの奇行で外れるかもね? 冬川:そうだ、サント、と、真面目に話を…。 亜奇:サントが真面目に話すかどうかまでは俺分かんないな。でも応援してるよ。 亜奇:頑張ってサントをたらしこんでよ。冬川くん?