台本概要

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タイトル ツミビトバディ 10 冬の後悔
作者名 野菜  (@irodlinatuyasai)
ジャンル その他
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 世界は、長い年月の後に、今や魔法がすべての生活を支える世界に変化していた。
しかし、世界は変われども人間はたいして変わらない。

そんな中、義勇軍「Seasons」がいつの間にか立ち上がった。
春夏秋冬、それぞれ二人のリーダーがバディとして率いる集団のようだ。
曰く、バディは罪人である。
曰く、バディの片割れには首輪がつけられ、生殺与奪をもうひとりが握っている。
曰く、彼らの目的はーーー国滅ぼし。

全シリーズを通して8人キャラが登場します。
人数変更、兼ね役大歓迎です。知らないこと、言わなかったこと。・・・・・冬組?

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
サント 不問 5 冬組であり義勇軍のボス。不老不死の機械人形に、「想定外」の感情は生まれるのか。
亜奇 不問 5 秋組でありサントの■■。ちょっと遠くの二階くらいにラクも潜んでいる。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:大国の統治を担う建物。 0:その中庭。 0:ひとつだけ、明らかに異なる亡骸。 0:墜落したかのような、異質な肉。 サント:おチビ。 0:今日初めて、機械人形は言葉を漏らす。 サント:ワタクシは、聞いていませんでしたよ。 サント:………いえ、おチビにそうさせたのは、ワタクシですね。 サント:そうか、バレて、いたのですか。 サント:シーズン会議の時ですかね。 サント:「ボクが知らなければならないことは、ありませんか」と。 サント:ワタクシを、久しぶりに、サントと呼んで。 サント:浮かれたワタクシは、あなたをいつものようにからかって。 サント:ワタクシは大バカ者です。 サント:あなたを信じた。 サント:この作戦は控えだと。 サント:安全なところへ行くというあなたの嘘を、信じた。 0:もはや原型もとどめない人間(バディ)を。 0:握りしめた手は、もう、黒に近い。 サント:死なない方法はありますが。 サント:生き返らせる方法など……ワタクシは教わっていません。 サント:知らないのですよ。 サント:あなたもモルモットにしてしまえばよかった。 サント:「人でなし」にしてしまえばよかった。 サント:ワタクシは、こんな涙も流せない体にならねば良かった。 サント:おチビの後を追うこともできない、不死の体になど………! サント:そもそも、 亜奇:俺の研究を奪わなきゃよかった? サント:亜奇。 亜奇:ナツくんもハルちゃんも鋭いから、とっくにバラされてると思ったけど。 亜奇:俺をまだ亜奇って呼ぶなら、誰にも教えてもらわなかったんだ? 0:亜奇は、微笑みを絶やさない。 亜奇:要の冬川くんも、うまく動いてくれたよ。 サント:亜奇?先ほどから何の話を……… 亜奇:心配しないで、サント。 亜奇:「また」、忘れてもらうから。 0:3発。 0:電撃をまとった銃弾がサントの頭・首・心臓にめり込んだ。 0:機械人形は死なない。 0:しかし、しばらくは動くこともかなわないだろう。 亜奇:ナイスショット。 亜奇:お願いきいてくれてありがと、ラク。

0:大国の統治を担う建物。 0:その中庭。 0:ひとつだけ、明らかに異なる亡骸。 0:墜落したかのような、異質な肉。 サント:おチビ。 0:今日初めて、機械人形は言葉を漏らす。 サント:ワタクシは、聞いていませんでしたよ。 サント:………いえ、おチビにそうさせたのは、ワタクシですね。 サント:そうか、バレて、いたのですか。 サント:シーズン会議の時ですかね。 サント:「ボクが知らなければならないことは、ありませんか」と。 サント:ワタクシを、久しぶりに、サントと呼んで。 サント:浮かれたワタクシは、あなたをいつものようにからかって。 サント:ワタクシは大バカ者です。 サント:あなたを信じた。 サント:この作戦は控えだと。 サント:安全なところへ行くというあなたの嘘を、信じた。 0:もはや原型もとどめない人間(バディ)を。 0:握りしめた手は、もう、黒に近い。 サント:死なない方法はありますが。 サント:生き返らせる方法など……ワタクシは教わっていません。 サント:知らないのですよ。 サント:あなたもモルモットにしてしまえばよかった。 サント:「人でなし」にしてしまえばよかった。 サント:ワタクシは、こんな涙も流せない体にならねば良かった。 サント:おチビの後を追うこともできない、不死の体になど………! サント:そもそも、 亜奇:俺の研究を奪わなきゃよかった? サント:亜奇。 亜奇:ナツくんもハルちゃんも鋭いから、とっくにバラされてると思ったけど。 亜奇:俺をまだ亜奇って呼ぶなら、誰にも教えてもらわなかったんだ? 0:亜奇は、微笑みを絶やさない。 亜奇:要の冬川くんも、うまく動いてくれたよ。 サント:亜奇?先ほどから何の話を……… 亜奇:心配しないで、サント。 亜奇:「また」、忘れてもらうから。 0:3発。 0:電撃をまとった銃弾がサントの頭・首・心臓にめり込んだ。 0:機械人形は死なない。 0:しかし、しばらくは動くこともかなわないだろう。 亜奇:ナイスショット。 亜奇:お願いきいてくれてありがと、ラク。