台本概要

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タイトル ツミビトバディ 12 感染恋慕
作者名 野菜  (@irodlinatuyasai)
ジャンル その他
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 世界は、長い年月の後に、今や魔法がすべての生活を支える世界に変化していた。
しかし、世界は変われども人間はたいして変わらない。

そんな中、立ち上がった義勇軍。
春夏秋冬、それぞれ二人のリーダーがバディとして率いる集団だ。彼らの目的はーーー国滅ぼし。
数多を犠牲にした喜劇は、ゆっくりと終わりに向かう。
全シリーズを通して8人キャラが登場します。人数変更、兼ね役大歓迎です。

何度だって、あなたに恋をしよう。春組後日譚。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
はるひ 不問 21 孤児院のスタッフ。名前と能力以外の記憶がない。
火鉈 不問 20 孤児院のスタッフ。名前と能力以外の記憶がない。・・・はずなのだが、どうにも最近様子がおかしい。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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0:開けた丘に建つ自然豊かな孤児院。 0:木陰でまどろむ火鉈の元へ、スマホを持ったはるひが近づいてくる。 はるひ:6人中スマホ持ってるのが3人っておかしくない? 火鉈:本人たちに言ってほしい。 はるひ:まあいいや。ヒナちゃんはスマホ使えるくらいの知能はあるっぽいし。 はるひ:次は僕が呼びに来る前に食堂来てよね。 火鉈:あなたと、話をしておきたかった。 はるひ:僕と二人っきりで、ってこと? 火鉈:あなたは、先月よりも前の記憶はある……でしょうか? はるひ:自己紹介でも言ったでしょ? はるひ:覚えてない。でも僕だけじゃないでしょ。 はるひ:先生、アキちゃん、ラクちゃん、あとヒナちゃんも。 火鉈:さっきあなたとアキのスマホのデータを拝借した。 はるひ:用心深くていいんじゃない。 はるひ:僕のスマホなんて、何人かの連絡先くらいだけど。 火鉈:あなたのものは、な。 火鉈:アキは……、その、とても、困ったデータを持っていた。 はるひ:じれったいなあ。何が言いたいのー? 火鉈:先月以前の、俺とあなたの映像だった。 火鉈:あんなに恥ずかしい俺になるくらいなら 火鉈:あなたとの距離を置きたい、です。 はるひ:え、なにそれ。 はるひ:そんなにヤバいわけ?一周回って見てみたいかも。 火鉈:やめておけ。間違いなく後悔する。 はるひ:「とくしゅせーへき」ってやつぅ? 火鉈:否定できない。 はるひ:はは、ウケる―。 火鉈:あなたもですよ。 はるひ:見たい見たい。データ送ってー。 0: 0:しばらくして。 火鉈:な? はるひ:見なきゃよかった………。 はるひ:ガチじゃん。 はるひ:修正合成編集無しの本物じゃん。 火鉈:やっぱり作り物ではないよな? はるひ:だから頭抱えてるの。 火鉈:何故アキはこんなものを。 はるひ:角度からして盗撮でしょ。 火鉈:ナナツやヒセン、ラクは知っているのだろうか。 はるひ:うっわ最悪。ラクちゃんは忘れてくれそうだけど、他二人は無理!! 火鉈:その、あなたは………… 火鉈:大丈夫、ですか? はるひ:さっきから話し方ぐちゃぐちゃなヒナちゃんのがダメじゃない? 火鉈:あなたを目にすると、胸が苦しい。 はるひ:は? 火鉈:記憶が、過去が分かれば治ると思っていたのに。 はるひ:ちょっと。 火鉈:この気持ちは募るばかりだ。 はるひ:いやいやいや、一時の気の迷いだって。 火鉈:なんか体が反応するのもこれが原因かと思うと、納得してしまって。 はるひ:やめてよ生々しい!! 火鉈:距離を置きたいが、抱きしめたい。 はるひ:止まって!来ないで!うつるから! 火鉈:うつるのか。 火鉈:……それは、いいな。 はるひ:先生タスケテーーーー!!?

0:開けた丘に建つ自然豊かな孤児院。 0:木陰でまどろむ火鉈の元へ、スマホを持ったはるひが近づいてくる。 はるひ:6人中スマホ持ってるのが3人っておかしくない? 火鉈:本人たちに言ってほしい。 はるひ:まあいいや。ヒナちゃんはスマホ使えるくらいの知能はあるっぽいし。 はるひ:次は僕が呼びに来る前に食堂来てよね。 火鉈:あなたと、話をしておきたかった。 はるひ:僕と二人っきりで、ってこと? 火鉈:あなたは、先月よりも前の記憶はある……でしょうか? はるひ:自己紹介でも言ったでしょ? はるひ:覚えてない。でも僕だけじゃないでしょ。 はるひ:先生、アキちゃん、ラクちゃん、あとヒナちゃんも。 火鉈:さっきあなたとアキのスマホのデータを拝借した。 はるひ:用心深くていいんじゃない。 はるひ:僕のスマホなんて、何人かの連絡先くらいだけど。 火鉈:あなたのものは、な。 火鉈:アキは……、その、とても、困ったデータを持っていた。 はるひ:じれったいなあ。何が言いたいのー? 火鉈:先月以前の、俺とあなたの映像だった。 火鉈:あんなに恥ずかしい俺になるくらいなら 火鉈:あなたとの距離を置きたい、です。 はるひ:え、なにそれ。 はるひ:そんなにヤバいわけ?一周回って見てみたいかも。 火鉈:やめておけ。間違いなく後悔する。 はるひ:「とくしゅせーへき」ってやつぅ? 火鉈:否定できない。 はるひ:はは、ウケる―。 火鉈:あなたもですよ。 はるひ:見たい見たい。データ送ってー。 0: 0:しばらくして。 火鉈:な? はるひ:見なきゃよかった………。 はるひ:ガチじゃん。 はるひ:修正合成編集無しの本物じゃん。 火鉈:やっぱり作り物ではないよな? はるひ:だから頭抱えてるの。 火鉈:何故アキはこんなものを。 はるひ:角度からして盗撮でしょ。 火鉈:ナナツやヒセン、ラクは知っているのだろうか。 はるひ:うっわ最悪。ラクちゃんは忘れてくれそうだけど、他二人は無理!! 火鉈:その、あなたは………… 火鉈:大丈夫、ですか? はるひ:さっきから話し方ぐちゃぐちゃなヒナちゃんのがダメじゃない? 火鉈:あなたを目にすると、胸が苦しい。 はるひ:は? 火鉈:記憶が、過去が分かれば治ると思っていたのに。 はるひ:ちょっと。 火鉈:この気持ちは募るばかりだ。 はるひ:いやいやいや、一時の気の迷いだって。 火鉈:なんか体が反応するのもこれが原因かと思うと、納得してしまって。 はるひ:やめてよ生々しい!! 火鉈:距離を置きたいが、抱きしめたい。 はるひ:止まって!来ないで!うつるから! 火鉈:うつるのか。 火鉈:……それは、いいな。 はるひ:先生タスケテーーーー!!?