台本概要

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タイトル ツミビトバディ 14 フィクサー
作者名 野菜  (@irodlinatuyasai)
ジャンル その他
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 世界は、長い年月の後に、今や魔法がすべての生活を支える世界に変化していた。
しかし、世界は変われども人間はたいして変わらない。

そんな中、立ち上がった義勇軍。
春夏秋冬、それぞれ二人のリーダーがバディとして率いる集団だ。彼らの目的はーーー国滅ぼし。
数多を犠牲にした喜劇は、ゆっくりと終わりに向かう。
全シリーズを通して8人キャラが登場します。人数変更、兼ね役大歓迎です。
犬ですか?猫ですか?いいえ、ラクです。秋組後日譚。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
亜奇 不問 23 孤児院のスタッフ。ラクが敵対しなくて良かったものの、味方にしたらしたで扱いに困っている。
ラク 不問 22 飼われている殺人鬼。人間的な文明を無理やり聞かされている・・・と本人は思っている。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:振り下ろされる刃物が肉を刻む。 0:悲鳴をあげる力もない被害者と、何の感情も浮かべぬ加害者と、 0:頭を抱えている協力者。 亜奇:……ねえ、愚痴らせてよ。 ラク:勝手にしゃべってて。 亜奇:ラクが「取ってこい」と「ハウス」を覚えてくれないんだ。 ラク:デッド オア アライブって発注してたじゃん。 亜奇:オールウェイズ デッドだから困ってるの! ラク:一昨日のは、僕が引き渡した時点では息してた。 亜奇:余命数分みたいな子はカウントしない! ラク:あ、ごめんコレもイッた。 亜奇:言ったそばからこうだもんなあ。 亜奇:……サント先生はDNA欲しいみたいだから気にしないだろうけどさー。 亜奇:せめて、毎日の寝泊りは孤児院でしてくれないかな。 ラク:報酬出るなら考える。 亜奇:俺と生きてくれるって言ったじゃん! ラク:そこまで言った覚えないんだけど。 ラク:顔なら毎日合わせてるでしょ? 亜奇:せめて殺人鬼を副業にしてくれないかなぁ。 亜奇:週1出勤くらいにできない……? ラク:…………んー。 ラク:殺しのターゲットを不死連中で我慢してもいいけど。 亜奇:うーん。ヒセンくんならラクの相手できるかな? ラク:ハルヒとかいいな。 亜奇:一番戦闘に向かない子だ。 亜奇:今面白いことになってるからやめてあげて。 ラク:記憶でも戻したの? 亜奇:似たようなものかな。 ラク:そんなことしてあんたの本性バレないの? 亜奇:正直情報渡したりゆすったりしてでも、協力してもらいたいんだよね。 亜奇:監視はキライじゃないけど得意でもないから。 亜奇:任せたいんだ、ラクの監視。 ラク:ああ、僕についてるGPSと町のカメラの乗っ取りだっけ? ラク:勘でも愛でもなかった、技術の結晶。 亜奇:体内に機械が入ってますなんて、信じてもらえないと思ったんだもの。 ラク:あっそ。別に気にしないけど。 亜奇:ほんと、食う・寝る・殺すって生態だよね。 ラク:他に何かあるの? 亜奇:むしろ他にないと思ってたの? ラク:そういえば、サント先生はまだ研究進まなさそう? ラク:死体を「取ってこい」ってやつ。止めろって言われても止める気ないよ。 亜奇:サント先生、冬川くんに夢中だから大丈夫。 ラク:あんたの「勘」では、死者復元って成功しそう? 亜奇:あはは。 亜奇:機械人形に愛を教えて、空に打ち上がった子だよ? 亜奇:あの子なら、戻ってきてもおかしくないんじゃないかな。 ラク:運か。 亜奇:今拠点にしてる孤児院、冬川くんの生まれた場所なんだ。 亜奇:奇跡の条件にはこれ以上ないでしょ? ラク:……仮に、冬川2号が完成したとして。 ラク:それって、本当に冬川って呼べるの? 亜奇:それはねー、俺の生きていた頃もアツい議題だったんだ。分かんない。 ラク:冬川が戻ってきたら、僕に「イガク」を教えるって話忘れてないよね。 亜奇:絶対悪用するよね、ラク。だから冬川くんが戻ってくるくらい、ずっと未来に教えるよ。 亜奇:間違いなく面白いことになるから。 ラク:いつになるの、それ。 亜奇:それまでは、星でも見ていようよ。これも大事な知識だよ。 ラク:僕が知りたいのは、人体。 亜奇:どうせ不死なんだからさ、のんびり行こうよ。 ラク:嫌。はい、今日の肉。 亜奇:ガサツだなあ。 ラク:取ってこいとハウスを覚えろだっけ? ラク:今日は孤児院で過ごすよ。 亜奇:これは自宅と言う概念から教えないとダメかなぁ。

0:振り下ろされる刃物が肉を刻む。 0:悲鳴をあげる力もない被害者と、何の感情も浮かべぬ加害者と、 0:頭を抱えている協力者。 亜奇:……ねえ、愚痴らせてよ。 ラク:勝手にしゃべってて。 亜奇:ラクが「取ってこい」と「ハウス」を覚えてくれないんだ。 ラク:デッド オア アライブって発注してたじゃん。 亜奇:オールウェイズ デッドだから困ってるの! ラク:一昨日のは、僕が引き渡した時点では息してた。 亜奇:余命数分みたいな子はカウントしない! ラク:あ、ごめんコレもイッた。 亜奇:言ったそばからこうだもんなあ。 亜奇:……サント先生はDNA欲しいみたいだから気にしないだろうけどさー。 亜奇:せめて、毎日の寝泊りは孤児院でしてくれないかな。 ラク:報酬出るなら考える。 亜奇:俺と生きてくれるって言ったじゃん! ラク:そこまで言った覚えないんだけど。 ラク:顔なら毎日合わせてるでしょ? 亜奇:せめて殺人鬼を副業にしてくれないかなぁ。 亜奇:週1出勤くらいにできない……? ラク:…………んー。 ラク:殺しのターゲットを不死連中で我慢してもいいけど。 亜奇:うーん。ヒセンくんならラクの相手できるかな? ラク:ハルヒとかいいな。 亜奇:一番戦闘に向かない子だ。 亜奇:今面白いことになってるからやめてあげて。 ラク:記憶でも戻したの? 亜奇:似たようなものかな。 ラク:そんなことしてあんたの本性バレないの? 亜奇:正直情報渡したりゆすったりしてでも、協力してもらいたいんだよね。 亜奇:監視はキライじゃないけど得意でもないから。 亜奇:任せたいんだ、ラクの監視。 ラク:ああ、僕についてるGPSと町のカメラの乗っ取りだっけ? ラク:勘でも愛でもなかった、技術の結晶。 亜奇:体内に機械が入ってますなんて、信じてもらえないと思ったんだもの。 ラク:あっそ。別に気にしないけど。 亜奇:ほんと、食う・寝る・殺すって生態だよね。 ラク:他に何かあるの? 亜奇:むしろ他にないと思ってたの? ラク:そういえば、サント先生はまだ研究進まなさそう? ラク:死体を「取ってこい」ってやつ。止めろって言われても止める気ないよ。 亜奇:サント先生、冬川くんに夢中だから大丈夫。 ラク:あんたの「勘」では、死者復元って成功しそう? 亜奇:あはは。 亜奇:機械人形に愛を教えて、空に打ち上がった子だよ? 亜奇:あの子なら、戻ってきてもおかしくないんじゃないかな。 ラク:運か。 亜奇:今拠点にしてる孤児院、冬川くんの生まれた場所なんだ。 亜奇:奇跡の条件にはこれ以上ないでしょ? ラク:……仮に、冬川2号が完成したとして。 ラク:それって、本当に冬川って呼べるの? 亜奇:それはねー、俺の生きていた頃もアツい議題だったんだ。分かんない。 ラク:冬川が戻ってきたら、僕に「イガク」を教えるって話忘れてないよね。 亜奇:絶対悪用するよね、ラク。だから冬川くんが戻ってくるくらい、ずっと未来に教えるよ。 亜奇:間違いなく面白いことになるから。 ラク:いつになるの、それ。 亜奇:それまでは、星でも見ていようよ。これも大事な知識だよ。 ラク:僕が知りたいのは、人体。 亜奇:どうせ不死なんだからさ、のんびり行こうよ。 ラク:嫌。はい、今日の肉。 亜奇:ガサツだなあ。 ラク:取ってこいとハウスを覚えろだっけ? ラク:今日は孤児院で過ごすよ。 亜奇:これは自宅と言う概念から教えないとダメかなぁ。