台本概要

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タイトル 子どもと一緒に読む絵本 『火の子ども と 雪の子ども』【ひらがな】
作者名 Danzig
ジャンル 童話
演者人数 1人用台本(不問1)
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 この本は、お子さんと一緒に読めるように、全てひらがなで書かれています。
※後ろに漢字付きの文も付いています。

森の奥に住む、火の子どもと、雪の子どもが織りなす物語です。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
読み手 不問 -
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0: 0:もりの おくの 0:やま の うえ に 0: 0: 0:ひ の こども と 0:ゆき の こども が 0:すんでいました 0: 0: 0:ひ の こども は 0:とても げんき で 0:いつも めらめら と 0:もえながら 0:とびはねて います 0: 0: 0:ゆき の こども は 0:とても おとなしく 0:いつも しずかに 0:すわって ほんを よんでいます 0: 0: 0:ひ の こども は 0:いつも おとなしい 0:ゆき の こどもの ことが 0:すき では ありません でした 0: 0: 0:そして 0: 0: 0:ひ の こども は 0:いつも 0:て から  0:ひ の たま を だして 0:ゆき の こども に 0:ぶつけて いました 0: 0: 0:ゆき の こども は 0:ひ の たま が 0:あたった ところ が 0:とけて しまう ので 0:いつも かなしい  0:きもち に なって いました 0: 0: 0:あるひの ことです 0: 0: 0:ひ の こども と 0:ゆき の こども は 0: 0: 0:やま の した の 0:あき の もり に  0:あそび に いき ました 0: 0: 0:あき は 0:おちば の 0:きせつ です 0: 0: 0:もり は 0:おちば や 0:どんぐり が 0:たくさん おちて いました 0: 0: 0:ゆき の こども は 0:たのし そうに 0:どんぐり を たくさん ひろいました 0: 0: 0:そんな ゆき の こども を みて 0:ひ の こども は 0:もう いちど 0:ゆき の こども に 0:ひ の たま を 0:ぶつけ よう と 0:おもい ました 0: 0: 0:そして 0:ひ の こども は 0:て から  0:ひ の たま を だして 0:ゆき の こども に なげました 0: 0: 0:ですが 0:ひ の たま は 0:ゆき の こども では なく 0:おちば に あたって しまい ました 0: 0: 0:おちば は 0:ひ の たま が 0:あたる と 0: 0: 0:もえ はじめて しまい ました 0: 0: 0:ひ は、となりの おちば も 0:その となり の おちば も 0:もやして しまいます 0: 0: 0:ひ は  0:どんどん どんどん 0:ひろがって いきます。 0: 0: 0:このまま では  0:もり が ぜんぶ 0:もえて しまいます 0: 0: 0:『どうしよう、 0:たいへん な ことを  0:してしまった』 0: 0: 0:ひ の こども は 0:もう どうして いいのか わかりません 0: 0: 0:おちば は 0:どんどん どんどん もえて いきます 0: 0: 0:『どうしよう どうしよう』 0: 0: 0:ひ の こども は 0:どうして いいか わからずに 0:なきだして しまい ました 0: 0: 0:その とき です 0: 0: 0:『わたし が ひ を けして あげる』 0: 0:ゆきの こども が 0:やって きました 0: 0: 0:ゆき の こども は 0:て から ゆき を だして 0:ひ に ぶつけ ます 0: 0: 0:でも 0:なかなか ひ は きえ ません 0: 0: 0:ゆき の こども は 0:あつくて あつくて 0:とけて しまい そうです 0: 0: 0:それでも 0:ゆき の こども は 0:いっしょう けんめい に 0:ゆきを だし ました 0: 0: 0:ひ よ きえて 0:ひ よ きえて 0: 0: 0:ゆき の こども が 0:がんばって  0:たくさんの 0:ゆき を  0:だし つづけた ので 0: 0: 0:もり の ひ は 0:ぜんぶ きえ ました 0: 0: 0:『ゆき さん ありがとう』 0: 0: 0:ひ の こども が 0:ゆき の こども に 0:おれい を いいました 0: 0: 0:そして 0: 0: 0:『いままで ごめんなさい』 0: 0: 0:ひ の こども は 0:ゆき の こども に 0:あやまり ました 0: 0: 0:そして ふたり は 0:なかなおり を しました 0: 0: 0:もり は 0:ゆきの こども が だした 0:ゆき で 0:まっしろ に なっていました 0: 0: 0:ひ の こども と 0:ゆき の こども は 0: 0:まっしろ な 0:もり の なか を 0:なかよく いっしょ に 0:あそび ました 0: 0: 0:おわり 0: 0: 0: 0:--漢字付き----------------- 0: 0:森の奥の 0:山の上に 0: 0:火の子どもと 0:雪の子どもが 0:住んでいました。 0: 0:火の子どもは 0:とても元気で 0:いつも、メラメラと 0:燃えながら 0:飛び跳ねています。 0: 0:雪の子どもは 0:とても大人しく 0:いつも静かに 0:座って本を読んでいます。 0: 0:火の子どもは 0:いつも大人しい 0:雪の子どもの事が 0:好きではありませんでした 0: 0:そして 0: 0:火の子どもは 0:いつも 0:手から 0:火の玉を出して 0:雪の子どもに 0:ぶつけていました。 0: 0:雪の子どもは 0:火の玉が 0:当たったところが 0:溶けてしまうので 0:いつも悲しい 0:気持ちになっていました。 0: 0:ある日のことです 0: 0:火の子どもと 0:雪の子どもは 0: 0:山の下の 0:秋の森に 0:遊びに行きました 0: 0:秋は 0:落ち葉の 0:季節です 0: 0:森は 0:落ち葉や 0:どんぐりが 0:沢山落ちていました。 0: 0:雪の子どもは 0:楽しそうに 0:どんぐりを沢山拾いました 0: 0:そんな雪の子どもを見て 0:火の子どもは 0:もう一度 0:雪の子どもに 0:火の玉を 0:ぶつけようと 0:思いました 0: 0:そして 0:火の子どもは 0:手から 0:火の玉を出して 0:雪の子どもに投げました 0: 0:ですが 0:火の玉は 0:雪の子どもではなく 0:落ち葉に当たってしまいました 0: 0:落ち葉は 0:火の玉が 0:当たると 0:燃え始めてしまいました 0: 0:火は隣の落ち葉も 0:その隣の落ち葉も 0:燃やしてしまいます 0: 0:火は 0:どんどん、どんどん 0:広がっていきます。 0: 0:このままでは 0:森が全部 0:燃えてしまいます 0: 0:『どうしよう 0:大変なことを 0:してしまった』 0: 0:火の子どもは 0:どうしていいのか分かりません 0: 0:落ち葉は 0:どんどん、どんどん、燃えていきます 0: 0:『どうしよう、どうしよう』 0: 0:火の子どもは 0:どうしていいか分からずに 0:泣きだしてしまいました。 0: 0:その時です 0: 0:『私が火を消してあげる』 0: 0:雪の子どもが 0:やって来ました 0: 0:雪の子どもは 0:手から雪をだして 0:火にぶつけます 0: 0:でも 0:なかなか火は消えません 0: 0:雪の子どもは 0:熱くて熱くて 0:溶けてしまいそうです 0: 0:それでも 0:雪の子どもは 0:一生懸命に 0:雪をだしました 0: 0:火よ消えて 0:火よ消えて 0: 0:雪の子どもが 0:頑張って 0:沢山の 0:雪を 0:出し続けたので 0: 0:森の火は 0:全部消えました 0: 0:『ゆきさん、ありがとう』 0: 0:火の子どもが 0:雪の子どもに 0:お礼をいいました。 0: 0:そして 0: 0:『今まで、ごめんなさい』 0: 0:火の子どもは 0:雪の子どもに 0:謝りました 0: 0:そして二人は 0:仲直りをしました 0: 0:森は 0:雪の子どもが出した 0:雪で 0:真っ白になっていました 0: 0:火の子どもと 0:雪の子どもは 0: 0:真っ白な 0:森の中を 0:仲良く一緒に 0:遊びました 0: 0:おわり

0: 0:もりの おくの 0:やま の うえ に 0: 0: 0:ひ の こども と 0:ゆき の こども が 0:すんでいました 0: 0: 0:ひ の こども は 0:とても げんき で 0:いつも めらめら と 0:もえながら 0:とびはねて います 0: 0: 0:ゆき の こども は 0:とても おとなしく 0:いつも しずかに 0:すわって ほんを よんでいます 0: 0: 0:ひ の こども は 0:いつも おとなしい 0:ゆき の こどもの ことが 0:すき では ありません でした 0: 0: 0:そして 0: 0: 0:ひ の こども は 0:いつも 0:て から  0:ひ の たま を だして 0:ゆき の こども に 0:ぶつけて いました 0: 0: 0:ゆき の こども は 0:ひ の たま が 0:あたった ところ が 0:とけて しまう ので 0:いつも かなしい  0:きもち に なって いました 0: 0: 0:あるひの ことです 0: 0: 0:ひ の こども と 0:ゆき の こども は 0: 0: 0:やま の した の 0:あき の もり に  0:あそび に いき ました 0: 0: 0:あき は 0:おちば の 0:きせつ です 0: 0: 0:もり は 0:おちば や 0:どんぐり が 0:たくさん おちて いました 0: 0: 0:ゆき の こども は 0:たのし そうに 0:どんぐり を たくさん ひろいました 0: 0: 0:そんな ゆき の こども を みて 0:ひ の こども は 0:もう いちど 0:ゆき の こども に 0:ひ の たま を 0:ぶつけ よう と 0:おもい ました 0: 0: 0:そして 0:ひ の こども は 0:て から  0:ひ の たま を だして 0:ゆき の こども に なげました 0: 0: 0:ですが 0:ひ の たま は 0:ゆき の こども では なく 0:おちば に あたって しまい ました 0: 0: 0:おちば は 0:ひ の たま が 0:あたる と 0: 0: 0:もえ はじめて しまい ました 0: 0: 0:ひ は、となりの おちば も 0:その となり の おちば も 0:もやして しまいます 0: 0: 0:ひ は  0:どんどん どんどん 0:ひろがって いきます。 0: 0: 0:このまま では  0:もり が ぜんぶ 0:もえて しまいます 0: 0: 0:『どうしよう、 0:たいへん な ことを  0:してしまった』 0: 0: 0:ひ の こども は 0:もう どうして いいのか わかりません 0: 0: 0:おちば は 0:どんどん どんどん もえて いきます 0: 0: 0:『どうしよう どうしよう』 0: 0: 0:ひ の こども は 0:どうして いいか わからずに 0:なきだして しまい ました 0: 0: 0:その とき です 0: 0: 0:『わたし が ひ を けして あげる』 0: 0:ゆきの こども が 0:やって きました 0: 0: 0:ゆき の こども は 0:て から ゆき を だして 0:ひ に ぶつけ ます 0: 0: 0:でも 0:なかなか ひ は きえ ません 0: 0: 0:ゆき の こども は 0:あつくて あつくて 0:とけて しまい そうです 0: 0: 0:それでも 0:ゆき の こども は 0:いっしょう けんめい に 0:ゆきを だし ました 0: 0: 0:ひ よ きえて 0:ひ よ きえて 0: 0: 0:ゆき の こども が 0:がんばって  0:たくさんの 0:ゆき を  0:だし つづけた ので 0: 0: 0:もり の ひ は 0:ぜんぶ きえ ました 0: 0: 0:『ゆき さん ありがとう』 0: 0: 0:ひ の こども が 0:ゆき の こども に 0:おれい を いいました 0: 0: 0:そして 0: 0: 0:『いままで ごめんなさい』 0: 0: 0:ひ の こども は 0:ゆき の こども に 0:あやまり ました 0: 0: 0:そして ふたり は 0:なかなおり を しました 0: 0: 0:もり は 0:ゆきの こども が だした 0:ゆき で 0:まっしろ に なっていました 0: 0: 0:ひ の こども と 0:ゆき の こども は 0: 0:まっしろ な 0:もり の なか を 0:なかよく いっしょ に 0:あそび ました 0: 0: 0:おわり 0: 0: 0: 0:--漢字付き----------------- 0: 0:森の奥の 0:山の上に 0: 0:火の子どもと 0:雪の子どもが 0:住んでいました。 0: 0:火の子どもは 0:とても元気で 0:いつも、メラメラと 0:燃えながら 0:飛び跳ねています。 0: 0:雪の子どもは 0:とても大人しく 0:いつも静かに 0:座って本を読んでいます。 0: 0:火の子どもは 0:いつも大人しい 0:雪の子どもの事が 0:好きではありませんでした 0: 0:そして 0: 0:火の子どもは 0:いつも 0:手から 0:火の玉を出して 0:雪の子どもに 0:ぶつけていました。 0: 0:雪の子どもは 0:火の玉が 0:当たったところが 0:溶けてしまうので 0:いつも悲しい 0:気持ちになっていました。 0: 0:ある日のことです 0: 0:火の子どもと 0:雪の子どもは 0: 0:山の下の 0:秋の森に 0:遊びに行きました 0: 0:秋は 0:落ち葉の 0:季節です 0: 0:森は 0:落ち葉や 0:どんぐりが 0:沢山落ちていました。 0: 0:雪の子どもは 0:楽しそうに 0:どんぐりを沢山拾いました 0: 0:そんな雪の子どもを見て 0:火の子どもは 0:もう一度 0:雪の子どもに 0:火の玉を 0:ぶつけようと 0:思いました 0: 0:そして 0:火の子どもは 0:手から 0:火の玉を出して 0:雪の子どもに投げました 0: 0:ですが 0:火の玉は 0:雪の子どもではなく 0:落ち葉に当たってしまいました 0: 0:落ち葉は 0:火の玉が 0:当たると 0:燃え始めてしまいました 0: 0:火は隣の落ち葉も 0:その隣の落ち葉も 0:燃やしてしまいます 0: 0:火は 0:どんどん、どんどん 0:広がっていきます。 0: 0:このままでは 0:森が全部 0:燃えてしまいます 0: 0:『どうしよう 0:大変なことを 0:してしまった』 0: 0:火の子どもは 0:どうしていいのか分かりません 0: 0:落ち葉は 0:どんどん、どんどん、燃えていきます 0: 0:『どうしよう、どうしよう』 0: 0:火の子どもは 0:どうしていいか分からずに 0:泣きだしてしまいました。 0: 0:その時です 0: 0:『私が火を消してあげる』 0: 0:雪の子どもが 0:やって来ました 0: 0:雪の子どもは 0:手から雪をだして 0:火にぶつけます 0: 0:でも 0:なかなか火は消えません 0: 0:雪の子どもは 0:熱くて熱くて 0:溶けてしまいそうです 0: 0:それでも 0:雪の子どもは 0:一生懸命に 0:雪をだしました 0: 0:火よ消えて 0:火よ消えて 0: 0:雪の子どもが 0:頑張って 0:沢山の 0:雪を 0:出し続けたので 0: 0:森の火は 0:全部消えました 0: 0:『ゆきさん、ありがとう』 0: 0:火の子どもが 0:雪の子どもに 0:お礼をいいました。 0: 0:そして 0: 0:『今まで、ごめんなさい』 0: 0:火の子どもは 0:雪の子どもに 0:謝りました 0: 0:そして二人は 0:仲直りをしました 0: 0:森は 0:雪の子どもが出した 0:雪で 0:真っ白になっていました 0: 0:火の子どもと 0:雪の子どもは 0: 0:真っ白な 0:森の中を 0:仲良く一緒に 0:遊びました 0: 0:おわり