台本概要

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タイトル バーボン 【バーカウンターシリーズ1】
作者名 Danzig
ジャンル その他
演者人数 2人用台本(男1、不問1)
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 男性×男女不問台本

あるバーに一人の男が入ってくる
何か思いつめた様子だが・・・

一応、客は男性セリフにしてありますが、女性が演じる場合は言い回しを変えてください。

バーカウンターシリーズは、バーカウンターを舞台にした、バーテンダーとのやり取りや、客同士のやり取りを描いた、短編の物語です。
このシリーズは、登場人物が繋がっている場合もありますが、基本的に一話完結です。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
バーテンダー 不問 28
26
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:バーカウンタシリーズ1(バーボン) 0: 0:客のいない寂れた場末のバーに一人の客が入ってくる 0: バーテンダー:いらっしゃいませ バーテンダー:こちらの席へどうぞ : 客:あぁ、ありがとう 0: 0:席に着く客 0: バーテンダー:何になさいますか? : 客:バーボン、ロックで : バーテンダー:かしこまりました。 バーテンダー:ご指定は? : 客:バーボンなら何でもいい : バーテンダー:かしこまりました 0: 0:テーブルに氷の入ったグラスを用意し、バーボンを注ぐ 0: バーテンダー:お待たせしました。 バーテンダー:ブラントンです : 客:あぁ、ありがとう 0: 0:グラスに口をつける 0:思いつめたように酒を見つめる客 0: 0:軽い溜息をつく客(客は自分のため息に気づいていない) 0: バーテンダー:いかがしましたか? : 客:ん? : バーテンダー:少し、思いつめられたような表情でしたので : 客:そうか、俺はそんな顔をしていたのか : バーテンダー:ええ、なんとなくですが : 客:そうか : バーテンダー:どことなく、お元気もないご様子ですし : 客:そうか・・・ 客:そいつは悪かったな 客:しみったれた顔で飲んでちゃ酒に悪いよな : バーテンダー:いえ、そんな・・・ バーテンダー:失礼しました : 客:いや、いいんだ・・・ 客: 客:マスター : バーテンダー:はい : 客:一つ聞いてもいいなか? : バーテンダー:なんでしょう? バーテンダー:私に答えられる事でしたら : 客:『死ぬこととみつけたり』って言葉を知っているかな? : バーテンダー:そうですね、 バーテンダー:東洋の古い言葉だと記憶しております : 客:生きて何をするか、 客:死して何をのこすのか・・・か : バーテンダー:難しいですね : 客:あぁ 客:自分は何の為に生きて、何の為に死ぬのか・・・・ : バーテンダー:なかなか哲学的ですね バーテンダー:私には難しくてよく分かりません : バーテンダー:ただ・・・ : 客:ただ? : バーテンダー:いえ・・ただ バーテンダー:そんな事が分かる人なんているのでしょうか? 0: 0:少し酒を見つめる客 0: 客:そうだな、 客:わからなねぇわな 0: 0:酒を飲み干す客 0: 客:ありがとう 客:うまかったよ : バーテンダー:恐れ入ります 0: 0:席を立ち、テーブルに金を置く客 0: 客:代金はこれでたりるかい? 客:余ったら、つりはいらねぇから取っといてくれ : バーテンダー:いや、こんなには・・・・ : 客:つりはいらねぇ、その代わり・・・ 客: 客:いや、やめとこう 客:柄じゃなかったな 客: 客:ありがとう、もう行くよ : バーテンダー:お客様・・・ : 客:また、俺がここに来ることがあったら、その時は一杯奢ってくれよ : バーテンダー:・・・・ バーテンダー:かしこまりました : 客:じゃぁな : バーテンダー:あ、お客様 : 客:ん? : バーテンダー:今度、珍しいお酒が手に入るんです バーテンダー:まだ少し先ですが バーテンダー:1919年のブッカーズ 禁酒法の前のものです : 客:ほう 客:それは珍しいな : バーテンダー:常連の皆さんにお分けいたしますので、お一人一杯きりとなりますが バーテンダー:それを残しておきます : 客:そいつは嬉しいな : バーテンダー:それはよかった・・・ バーテンダー:ですから、『必ず』おまたのご来店を : 客:気を使わせちまったな・・・ 客:あぁ、わかったよ 0: 0:少し安堵の表情をするバーテンダー 0: バーテンダー:はい、かしこm・・ : 客:もし・・・ 客: 客:暫くしても俺が来なかったら 客: 客:そうだな・・・ 客:そのときは この店の前にでも撒いてくれよ 客:ブッカーズの匂いに誘われて、ふらりと立ち寄れるかもしれないから : バーテンダー:・・・・・・ バーテンダー:かしこまりました : 客:じゃぁな : バーテンダー:お気をつけて バーテンダー:またのおこしを 0: 0:店を出る客 0:完 0:

0:バーカウンタシリーズ1(バーボン) 0: 0:客のいない寂れた場末のバーに一人の客が入ってくる 0: バーテンダー:いらっしゃいませ バーテンダー:こちらの席へどうぞ : 客:あぁ、ありがとう 0: 0:席に着く客 0: バーテンダー:何になさいますか? : 客:バーボン、ロックで : バーテンダー:かしこまりました。 バーテンダー:ご指定は? : 客:バーボンなら何でもいい : バーテンダー:かしこまりました 0: 0:テーブルに氷の入ったグラスを用意し、バーボンを注ぐ 0: バーテンダー:お待たせしました。 バーテンダー:ブラントンです : 客:あぁ、ありがとう 0: 0:グラスに口をつける 0:思いつめたように酒を見つめる客 0: 0:軽い溜息をつく客(客は自分のため息に気づいていない) 0: バーテンダー:いかがしましたか? : 客:ん? : バーテンダー:少し、思いつめられたような表情でしたので : 客:そうか、俺はそんな顔をしていたのか : バーテンダー:ええ、なんとなくですが : 客:そうか : バーテンダー:どことなく、お元気もないご様子ですし : 客:そうか・・・ 客:そいつは悪かったな 客:しみったれた顔で飲んでちゃ酒に悪いよな : バーテンダー:いえ、そんな・・・ バーテンダー:失礼しました : 客:いや、いいんだ・・・ 客: 客:マスター : バーテンダー:はい : 客:一つ聞いてもいいなか? : バーテンダー:なんでしょう? バーテンダー:私に答えられる事でしたら : 客:『死ぬこととみつけたり』って言葉を知っているかな? : バーテンダー:そうですね、 バーテンダー:東洋の古い言葉だと記憶しております : 客:生きて何をするか、 客:死して何をのこすのか・・・か : バーテンダー:難しいですね : 客:あぁ 客:自分は何の為に生きて、何の為に死ぬのか・・・・ : バーテンダー:なかなか哲学的ですね バーテンダー:私には難しくてよく分かりません : バーテンダー:ただ・・・ : 客:ただ? : バーテンダー:いえ・・ただ バーテンダー:そんな事が分かる人なんているのでしょうか? 0: 0:少し酒を見つめる客 0: 客:そうだな、 客:わからなねぇわな 0: 0:酒を飲み干す客 0: 客:ありがとう 客:うまかったよ : バーテンダー:恐れ入ります 0: 0:席を立ち、テーブルに金を置く客 0: 客:代金はこれでたりるかい? 客:余ったら、つりはいらねぇから取っといてくれ : バーテンダー:いや、こんなには・・・・ : 客:つりはいらねぇ、その代わり・・・ 客: 客:いや、やめとこう 客:柄じゃなかったな 客: 客:ありがとう、もう行くよ : バーテンダー:お客様・・・ : 客:また、俺がここに来ることがあったら、その時は一杯奢ってくれよ : バーテンダー:・・・・ バーテンダー:かしこまりました : 客:じゃぁな : バーテンダー:あ、お客様 : 客:ん? : バーテンダー:今度、珍しいお酒が手に入るんです バーテンダー:まだ少し先ですが バーテンダー:1919年のブッカーズ 禁酒法の前のものです : 客:ほう 客:それは珍しいな : バーテンダー:常連の皆さんにお分けいたしますので、お一人一杯きりとなりますが バーテンダー:それを残しておきます : 客:そいつは嬉しいな : バーテンダー:それはよかった・・・ バーテンダー:ですから、『必ず』おまたのご来店を : 客:気を使わせちまったな・・・ 客:あぁ、わかったよ 0: 0:少し安堵の表情をするバーテンダー 0: バーテンダー:はい、かしこm・・ : 客:もし・・・ 客: 客:暫くしても俺が来なかったら 客: 客:そうだな・・・ 客:そのときは この店の前にでも撒いてくれよ 客:ブッカーズの匂いに誘われて、ふらりと立ち寄れるかもしれないから : バーテンダー:・・・・・・ バーテンダー:かしこまりました : 客:じゃぁな : バーテンダー:お気をつけて バーテンダー:またのおこしを 0: 0:店を出る客 0:完 0: