台本概要
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タイトル | バーボン 【バーカウンターシリーズ1】 |
---|---|
作者名 | Danzig |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 2人用台本(男1、不問1) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず連絡不要 |
説明 |
男性×男女不問台本 あるバーに一人の男が入ってくる 何か思いつめた様子だが・・・ 一応、客は男性セリフにしてありますが、女性が演じる場合は言い回しを変えてください。 バーカウンターシリーズは、バーカウンターを舞台にした、バーテンダーとのやり取りや、客同士のやり取りを描いた、短編の物語です。 このシリーズは、登場人物が繋がっている場合もありますが、基本的に一話完結です。 190 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
バーテンダー | 不問 | 28 | |
客 | 男 | 26 |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:バーカウンタシリーズ1(バーボン)
0:
0:客のいない寂れた場末のバーに一人の客が入ってくる
0:
バーテンダー:いらっしゃいませ
バーテンダー:こちらの席へどうぞ
:
客:あぁ、ありがとう
0:
0:席に着く客
0:
バーテンダー:何になさいますか?
:
客:バーボン、ロックで
:
バーテンダー:かしこまりました。
バーテンダー:ご指定は?
:
客:バーボンなら何でもいい
:
バーテンダー:かしこまりました
0:
0:テーブルに氷の入ったグラスを用意し、バーボンを注ぐ
0:
バーテンダー:お待たせしました。
バーテンダー:ブラントンです
:
客:あぁ、ありがとう
0:
0:グラスに口をつける
0:思いつめたように酒を見つめる客
0:
0:軽い溜息をつく客(客は自分のため息に気づいていない)
0:
バーテンダー:いかがしましたか?
:
客:ん?
:
バーテンダー:少し、思いつめられたような表情でしたので
:
客:そうか、俺はそんな顔をしていたのか
:
バーテンダー:ええ、なんとなくですが
:
客:そうか
:
バーテンダー:どことなく、お元気もないご様子ですし
:
客:そうか・・・
客:そいつは悪かったな
客:しみったれた顔で飲んでちゃ酒に悪いよな
:
バーテンダー:いえ、そんな・・・
バーテンダー:失礼しました
:
客:いや、いいんだ・・・
客:
客:マスター
:
バーテンダー:はい
:
客:一つ聞いてもいいなか?
:
バーテンダー:なんでしょう?
バーテンダー:私に答えられる事でしたら
:
客:『死ぬこととみつけたり』って言葉を知っているかな?
:
バーテンダー:そうですね、
バーテンダー:東洋の古い言葉だと記憶しております
:
客:生きて何をするか、
客:死して何をのこすのか・・・か
:
バーテンダー:難しいですね
:
客:あぁ
客:自分は何の為に生きて、何の為に死ぬのか・・・・
:
バーテンダー:なかなか哲学的ですね
バーテンダー:私には難しくてよく分かりません
:
バーテンダー:ただ・・・
:
客:ただ?
:
バーテンダー:いえ・・ただ
バーテンダー:そんな事が分かる人なんているのでしょうか?
0:
0:少し酒を見つめる客
0:
客:そうだな、
客:わからなねぇわな
0:
0:酒を飲み干す客
0:
客:ありがとう
客:うまかったよ
:
バーテンダー:恐れ入ります
0:
0:席を立ち、テーブルに金を置く客
0:
客:代金はこれでたりるかい?
客:余ったら、つりはいらねぇから取っといてくれ
:
バーテンダー:いや、こんなには・・・・
:
客:つりはいらねぇ、その代わり・・・
客:
客:いや、やめとこう
客:柄じゃなかったな
客:
客:ありがとう、もう行くよ
:
バーテンダー:お客様・・・
:
客:また、俺がここに来ることがあったら、その時は一杯奢ってくれよ
:
バーテンダー:・・・・
バーテンダー:かしこまりました
:
客:じゃぁな
:
バーテンダー:あ、お客様
:
客:ん?
:
バーテンダー:今度、珍しいお酒が手に入るんです
バーテンダー:まだ少し先ですが
バーテンダー:1919年のブッカーズ 禁酒法の前のものです
:
客:ほう
客:それは珍しいな
:
バーテンダー:常連の皆さんにお分けいたしますので、お一人一杯きりとなりますが
バーテンダー:それを残しておきます
:
客:そいつは嬉しいな
:
バーテンダー:それはよかった・・・
バーテンダー:ですから、『必ず』おまたのご来店を
:
客:気を使わせちまったな・・・
客:あぁ、わかったよ
0:
0:少し安堵の表情をするバーテンダー
0:
バーテンダー:はい、かしこm・・
:
客:もし・・・
客:
客:暫くしても俺が来なかったら
客:
客:そうだな・・・
客:そのときは この店の前にでも撒いてくれよ
客:ブッカーズの匂いに誘われて、ふらりと立ち寄れるかもしれないから
:
バーテンダー:・・・・・・
バーテンダー:かしこまりました
:
客:じゃぁな
:
バーテンダー:お気をつけて
バーテンダー:またのおこしを
0:
0:店を出る客
0:完
0:
0:バーカウンタシリーズ1(バーボン)
0:
0:客のいない寂れた場末のバーに一人の客が入ってくる
0:
バーテンダー:いらっしゃいませ
バーテンダー:こちらの席へどうぞ
:
客:あぁ、ありがとう
0:
0:席に着く客
0:
バーテンダー:何になさいますか?
:
客:バーボン、ロックで
:
バーテンダー:かしこまりました。
バーテンダー:ご指定は?
:
客:バーボンなら何でもいい
:
バーテンダー:かしこまりました
0:
0:テーブルに氷の入ったグラスを用意し、バーボンを注ぐ
0:
バーテンダー:お待たせしました。
バーテンダー:ブラントンです
:
客:あぁ、ありがとう
0:
0:グラスに口をつける
0:思いつめたように酒を見つめる客
0:
0:軽い溜息をつく客(客は自分のため息に気づいていない)
0:
バーテンダー:いかがしましたか?
:
客:ん?
:
バーテンダー:少し、思いつめられたような表情でしたので
:
客:そうか、俺はそんな顔をしていたのか
:
バーテンダー:ええ、なんとなくですが
:
客:そうか
:
バーテンダー:どことなく、お元気もないご様子ですし
:
客:そうか・・・
客:そいつは悪かったな
客:しみったれた顔で飲んでちゃ酒に悪いよな
:
バーテンダー:いえ、そんな・・・
バーテンダー:失礼しました
:
客:いや、いいんだ・・・
客:
客:マスター
:
バーテンダー:はい
:
客:一つ聞いてもいいなか?
:
バーテンダー:なんでしょう?
バーテンダー:私に答えられる事でしたら
:
客:『死ぬこととみつけたり』って言葉を知っているかな?
:
バーテンダー:そうですね、
バーテンダー:東洋の古い言葉だと記憶しております
:
客:生きて何をするか、
客:死して何をのこすのか・・・か
:
バーテンダー:難しいですね
:
客:あぁ
客:自分は何の為に生きて、何の為に死ぬのか・・・・
:
バーテンダー:なかなか哲学的ですね
バーテンダー:私には難しくてよく分かりません
:
バーテンダー:ただ・・・
:
客:ただ?
:
バーテンダー:いえ・・ただ
バーテンダー:そんな事が分かる人なんているのでしょうか?
0:
0:少し酒を見つめる客
0:
客:そうだな、
客:わからなねぇわな
0:
0:酒を飲み干す客
0:
客:ありがとう
客:うまかったよ
:
バーテンダー:恐れ入ります
0:
0:席を立ち、テーブルに金を置く客
0:
客:代金はこれでたりるかい?
客:余ったら、つりはいらねぇから取っといてくれ
:
バーテンダー:いや、こんなには・・・・
:
客:つりはいらねぇ、その代わり・・・
客:
客:いや、やめとこう
客:柄じゃなかったな
客:
客:ありがとう、もう行くよ
:
バーテンダー:お客様・・・
:
客:また、俺がここに来ることがあったら、その時は一杯奢ってくれよ
:
バーテンダー:・・・・
バーテンダー:かしこまりました
:
客:じゃぁな
:
バーテンダー:あ、お客様
:
客:ん?
:
バーテンダー:今度、珍しいお酒が手に入るんです
バーテンダー:まだ少し先ですが
バーテンダー:1919年のブッカーズ 禁酒法の前のものです
:
客:ほう
客:それは珍しいな
:
バーテンダー:常連の皆さんにお分けいたしますので、お一人一杯きりとなりますが
バーテンダー:それを残しておきます
:
客:そいつは嬉しいな
:
バーテンダー:それはよかった・・・
バーテンダー:ですから、『必ず』おまたのご来店を
:
客:気を使わせちまったな・・・
客:あぁ、わかったよ
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0:少し安堵の表情をするバーテンダー
0:
バーテンダー:はい、かしこm・・
:
客:もし・・・
客:
客:暫くしても俺が来なかったら
客:
客:そうだな・・・
客:そのときは この店の前にでも撒いてくれよ
客:ブッカーズの匂いに誘われて、ふらりと立ち寄れるかもしれないから
:
バーテンダー:・・・・・・
バーテンダー:かしこまりました
:
客:じゃぁな
:
バーテンダー:お気をつけて
バーテンダー:またのおこしを
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0:店を出る客
0:完
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