台本概要
275 views
| タイトル | ギムレット 【バーカウンターシリーズ４】 |
|---|---|
| 作者名 | Danzig |
| ジャンル | その他 |
| 演者人数 | 3人用台本（男1、女1、不問1） |
| 時間 | 10 分 |
| 台本使用規定 | 商用、非商用問わず連絡不要 |
| 説明 |
一人の女性がバーに入ってくる 誰かを探しているようだが・・・ 登場人物にバーテンダーが入っていますが、セリフが少ないので、兼ね役がいいかもしれません。 バーカウンターシリーズは、バーカウンターを舞台にした、バーテンダーとのやり取りや、客同士のやり取りを描いた、短編の物語です。 このシリーズは、登場人物が繋がっている場合もありますが、基本的に一話完結です。 275 views |
キャラ説明
| 名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 男 |
男  |
20 | Barで酒を飲む男 |
| 女 |
女  |
29 | 男を訪ねて来る女 |
| バーテンダー | 不問 | 14 | Barのマスター |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0：バーカウンタシリーズ４（ギムレット）
0：
0：
0：女性が一人部屋に入ってくる
0：
バーテンダー：いらっしゃいませ
0：
0：バーテンダーに近づく女性
0：
女：いる？
：
バーテンダー：はい、少し前から奥に・・・
0：
0：奥に目配せをするバーテンダー
0：
女：やっぱり、ここだったのね
女：で、どう？
：
バーテンダー：もう、マティーニを５杯ほど
：
女：まぁ・・・相当ね
：
バーテンダー：何かありそうでしたので、２杯目からは、少し軽めにはしてありますが、それでもかなり・・・
：
女：ありがとう、悪いわね
：
バーテンダー：いえ
0：
0：男性に近づく女性、
0：男性の横に立つ
0：
女：ここいい？
：
男：あぁ、お前か・・・
男：好きにしろよ、どうせ座るんだろ？
：
女：あら、随分と不機嫌ね
：
男：ほっとけ
：
女：あら、あら
0：
0：男性の横に座る女性
0：
女：マスター、ギムレット
：
バーテンダー：かしこまりました
：
男：ギムレット？
男：・・・何か言いたそうだな
：
女：別に・・・
0：
0：少しして女性の前にギムレットが出される
0：
バーテンダー：お待たせしました、ギムレットです
：
ギムレットを見つめるが手を付けない女性
：
女：聞いたわよ・・・・喧嘩したんだって
：
男：ふん、やっぱりか・・・
男：ほっといてくれ
：
女：まったく・・・そういう所、相変わらずね
：
男：相変わらず？
：
女：そう、子供みたい
：
男：ふん・・・
男：マスター、もう一杯作ってくれ
：
バーテンダー：かしこまりました
：
女：あなたはいつもそうね
：
男：どうせね・・・
0：
0：グラスの脚に手を付ける女性
0：
女：私の時もそうだった・・・
女：
女：あなたは、いつも自分で全部背負い込んで
女：それで一杯になっちゃって
女：だまり込んで何も言わない
：
男：・・・・（言葉にならないため息）
：
女：だから、女は不安で不安で
女：付いて行くのが怖くなっちゃうのよ
：
男：悪かったな
：
女：誰にでも優しいくせに・・・
女：肝心の自分の彼女が寂しい思いをしているのに
女：それに気付かない
女：
女：たとえ気付いたとしたって・・・
女：不器用でどうしていいかわからない・・・
女：
女：そりゃ、彼女だって愚痴の一つも言いたくなるわよ
：
男：あぁ、お前には悪かったと思ってるよ
：
女：今は、私の事じゃないでしょ
：
男：・・・とは言ってもな
：
女：誰？『これが最後の恋だ』なんて言ってたの
：
男：それは・・・
：
女：これを逃したら、あなた一生一人なんでしょ？
：
男：でもな、
男：どうしていいか分からないんだよ
：
女：馬鹿ね、黙って抱きしめてやればいいのよ
：
男：でもなぁ・・・
：
女：ギュッと抱きしめられれば、不安な気持なんて飛んでいくもんよ
：
男：・・・（言葉にならない）
：
女：あの子・・・いい子ね
：
男：ふん
男：マスター、俺のマティーニは？
：
バーテンダー：申し訳ございません
バーテンダー：ただいま、ジンが少なくなってしまいましたので
バーテンダー：イギリスまで買い付けに行っております
バーテンダー：もう少々お待ちください
0：
0：あきれた表情の男
0：
男：もういいよ
男：マスター、ご馳走様
男：また来るよ
：
バーテンダー：恐れ入ります
0：
0：大きな独り言をいう女性
0：
女：あぁ、そうだ・・・
女：確か星を見るって言ってたっけなぁ
女：
女：思い出の場所ってところで・・・
：
男：ふん
0：
0：立ち去ろうとする男性
0：ギムレットに口をつける女性
0：
女：私はもうギムレットに口を付けちゃったけど
女：あなた達はギムレットにはまた早すぎるんじゃない？
：
男：レノックスか・・・
男：お前は昔から好きだったよな
：
女：ふふ
：
男：じゃぁな
：
バーテンダー：ありがとうございました
0：
0：店を出る男性
0：
女：まったく、世話がやけるわね
女：マスター、おかわり
：
バーテンダー：かしこまりました
0：
0：ギムレットを作るバーテンダー
0：
女：ほんと、何やってんだろう私・・・
女：なんかバカみたいね
：
バーテンダー：お待たせしました、ギムレットです
：
女：ありがと
：
バーテンダー：でも、
バーテンダー：いい女って、そういうもんかもしれませんよ
：
女：いい女って言われても、結局、一人じゃねぇ・・・
女：別にいい女じゃなくてもいいんだけどなぁ
0：
0：ギムレットに口をつける女性
0：完
0：バーカウンタシリーズ４（ギムレット）
0：
0：
0：女性が一人部屋に入ってくる
0：
バーテンダー：いらっしゃいませ
0：
0：バーテンダーに近づく女性
0：
女：いる？
：
バーテンダー：はい、少し前から奥に・・・
0：
0：奥に目配せをするバーテンダー
0：
女：やっぱり、ここだったのね
女：で、どう？
：
バーテンダー：もう、マティーニを５杯ほど
：
女：まぁ・・・相当ね
：
バーテンダー：何かありそうでしたので、２杯目からは、少し軽めにはしてありますが、それでもかなり・・・
：
女：ありがとう、悪いわね
：
バーテンダー：いえ
0：
0：男性に近づく女性、
0：男性の横に立つ
0：
女：ここいい？
：
男：あぁ、お前か・・・
男：好きにしろよ、どうせ座るんだろ？
：
女：あら、随分と不機嫌ね
：
男：ほっとけ
：
女：あら、あら
0：
0：男性の横に座る女性
0：
女：マスター、ギムレット
：
バーテンダー：かしこまりました
：
男：ギムレット？
男：・・・何か言いたそうだな
：
女：別に・・・
0：
0：少しして女性の前にギムレットが出される
0：
バーテンダー：お待たせしました、ギムレットです
：
ギムレットを見つめるが手を付けない女性
：
女：聞いたわよ・・・・喧嘩したんだって
：
男：ふん、やっぱりか・・・
男：ほっといてくれ
：
女：まったく・・・そういう所、相変わらずね
：
男：相変わらず？
：
女：そう、子供みたい
：
男：ふん・・・
男：マスター、もう一杯作ってくれ
：
バーテンダー：かしこまりました
：
女：あなたはいつもそうね
：
男：どうせね・・・
0：
0：グラスの脚に手を付ける女性
0：
女：私の時もそうだった・・・
女：
女：あなたは、いつも自分で全部背負い込んで
女：それで一杯になっちゃって
女：だまり込んで何も言わない
：
男：・・・・（言葉にならないため息）
：
女：だから、女は不安で不安で
女：付いて行くのが怖くなっちゃうのよ
：
男：悪かったな
：
女：誰にでも優しいくせに・・・
女：肝心の自分の彼女が寂しい思いをしているのに
女：それに気付かない
女：
女：たとえ気付いたとしたって・・・
女：不器用でどうしていいかわからない・・・
女：
女：そりゃ、彼女だって愚痴の一つも言いたくなるわよ
：
男：あぁ、お前には悪かったと思ってるよ
：
女：今は、私の事じゃないでしょ
：
男：・・・とは言ってもな
：
女：誰？『これが最後の恋だ』なんて言ってたの
：
男：それは・・・
：
女：これを逃したら、あなた一生一人なんでしょ？
：
男：でもな、
男：どうしていいか分からないんだよ
：
女：馬鹿ね、黙って抱きしめてやればいいのよ
：
男：でもなぁ・・・
：
女：ギュッと抱きしめられれば、不安な気持なんて飛んでいくもんよ
：
男：・・・（言葉にならない）
：
女：あの子・・・いい子ね
：
男：ふん
男：マスター、俺のマティーニは？
：
バーテンダー：申し訳ございません
バーテンダー：ただいま、ジンが少なくなってしまいましたので
バーテンダー：イギリスまで買い付けに行っております
バーテンダー：もう少々お待ちください
0：
0：あきれた表情の男
0：
男：もういいよ
男：マスター、ご馳走様
男：また来るよ
：
バーテンダー：恐れ入ります
0：
0：大きな独り言をいう女性
0：
女：あぁ、そうだ・・・
女：確か星を見るって言ってたっけなぁ
女：
女：思い出の場所ってところで・・・
：
男：ふん
0：
0：立ち去ろうとする男性
0：ギムレットに口をつける女性
0：
女：私はもうギムレットに口を付けちゃったけど
女：あなた達はギムレットにはまた早すぎるんじゃない？
：
男：レノックスか・・・
男：お前は昔から好きだったよな
：
女：ふふ
：
男：じゃぁな
：
バーテンダー：ありがとうございました
0：
0：店を出る男性
0：
女：まったく、世話がやけるわね
女：マスター、おかわり
：
バーテンダー：かしこまりました
0：
0：ギムレットを作るバーテンダー
0：
女：ほんと、何やってんだろう私・・・
女：なんかバカみたいね
：
バーテンダー：お待たせしました、ギムレットです
：
女：ありがと
：
バーテンダー：でも、
バーテンダー：いい女って、そういうもんかもしれませんよ
：
女：いい女って言われても、結局、一人じゃねぇ・・・
女：別にいい女じゃなくてもいいんだけどなぁ
0：
0：ギムレットに口をつける女性
0：完