台本概要

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タイトル 星空 ~私と心の物語~
作者名 Danzig
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(不問1) ※兼役あり
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 男女不問の一人読み台本です。

心が繰り広げるビジョンに何を想うのか・・・

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
語り 不問 -
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0: 0: 0:心よ 0: 0:私の心よ 0: 0:あなたには、どこまでも自由でいてほしい 0: 0:私の「今」に囚(とら)われることもなく 0: 0:私の「今まで」を惜(お)しむこともなく 0: 0:私の「これから」を憂(うれ)うこともなく 0: 0:ずっと私の側で、あなたのままでいて欲しい 0: 0: 0:目を閉じれば 0:あなたは、いつも 0:私をどこへでも連れて行ってくれる 0: 0: 0:ただ、私の心を満たす為に 0: 0:私が私でありつづける為に 0: 0:私をどこかへ連れて行ってくれる 0: 0: 0:あなたが、あなたのままでいてくれるから 0:私は、私のままでいつづけられる 0: 0: 0:心よ 0: 0:私の心よ 0: 0:あなたは、今日どこに、私を連れて行ってくれるのだろう 0: 0: 0:そう胸の中で呟(つぶや)いて 0:私は、そっと目を閉じる 0: 0: 0:私の目の前には、満天の星空が浮かび上がる 0:見たこともないような、 0:でも、記憶の中にあるような 0:そんな満天の星空が浮かび上がる 0: 0: 0: 0:星空は 0: 0:時には雄大(ゆうだい)に、 0: 0:時には切なく 0: 0:人々を物語の世界へといざなってきた 0: 0: 0:夏には夏の、 0:冬には冬の星座があり 0:いにしえより、 0:神話が語り継がれてきた 0: 0:繰り返し、繰り返し 0:時の流れに乗せられて 0: 0:繰り返し、繰り返し 0:物語は継(つ)がれてきた 0: 0: 0:名もなき人が綴(つづ)った、 0:ささやかだったかもしれない物語が 0:人の持つ時間よりも、遥かに長く継がれて 0:私のもとに届き、そして、また流れていく 0: 0:ここから、また、 0:どれ程の時の流れた、その先に 0:私の声が及ばぬような、その先に 0: 0:その物語は届くのだろうか 0: 0: 0:もしも雨が降り続き 0:星空が雲に覆われたとしても 0: 0:あの物語は届くのだろうか 0: 0: 0:時の流れの長さの中で 0:どれほど、人の灯(ともしび)が小さくても 0:どれほど、人の願いが儚(はかな)くとも 0: 0:物語が人の想いも連れて行くというのなら 0: 0:私はここに居てもいいのかもしれない 0: 0: 0:たとえ、形の残る何かで無くても 0:物語を綴(つづ)る、私の声が、 0:物語を語る、私の姿が 0:誰かの目に、耳に届いたのなら 0: 0: 0:ひょっとしたら 0:声でなくても 0:姿でなくても 0:私という存在を知ってくれた人が居たとしたら 0: 0:仮にも 0:そこに、ふわりと生まれた程度の感情でもあったのなら 0: 0:ただ、それだけで、 0:長く語り継がれる物語と何ら変わらぬ 0:尊き物語があるのかもしれない 0: 0:他の誰にも知られない 0:物語があるのかもしれない 0: 0: 0:もしも 0:そんな物語があるのなら 0:私はここに居てもいいのかもしれない 0: 0: 0: 0:星空は 0:そんな気持ちを抱(いだ)かせてくれる 0: 0: 0: 0:ベテルギウス、アルタイル、 0:シリウス、スピカ、リゲル、ベガ・・・ 0: 0:夜空には 0:そんな、誰もが知るような 0:名だたる明るい星がある 0: 0:でも、広い空には 0:星座にもなれない、 0:小さな名もなき星もある 0: 0:数多(あまた)にある星の中で 0:もしも、私が星であったとしたら 0: 0:私は、どんな星になるのだろう 0: 0: 0:けれど 0:例え私が、どんな星であったとしても 0:何に躊躇(ためら)う事もなく 0:この星空にいてもいい 0: 0: 0:星空は 0:そんな気持ちを抱(いだ)かせてくれる 0: 0: 0:自分がどんな存在なのか・・・ 0:そんな事すら、思わなくても構わない 0: 0:人ひとりの生きる意味など 0:取るに足らない些細なものだと 0: 0:この星空は抱かせてくれる 0: 0:吸い込まれそうな、この星空に 0:私の気持ちが溶けてゆく 0: 0:

0: 0: 0:心よ 0: 0:私の心よ 0: 0:あなたには、どこまでも自由でいてほしい 0: 0:私の「今」に囚(とら)われることもなく 0: 0:私の「今まで」を惜(お)しむこともなく 0: 0:私の「これから」を憂(うれ)うこともなく 0: 0:ずっと私の側で、あなたのままでいて欲しい 0: 0: 0:目を閉じれば 0:あなたは、いつも 0:私をどこへでも連れて行ってくれる 0: 0: 0:ただ、私の心を満たす為に 0: 0:私が私でありつづける為に 0: 0:私をどこかへ連れて行ってくれる 0: 0: 0:あなたが、あなたのままでいてくれるから 0:私は、私のままでいつづけられる 0: 0: 0:心よ 0: 0:私の心よ 0: 0:あなたは、今日どこに、私を連れて行ってくれるのだろう 0: 0: 0:そう胸の中で呟(つぶや)いて 0:私は、そっと目を閉じる 0: 0: 0:私の目の前には、満天の星空が浮かび上がる 0:見たこともないような、 0:でも、記憶の中にあるような 0:そんな満天の星空が浮かび上がる 0: 0: 0: 0:星空は 0: 0:時には雄大(ゆうだい)に、 0: 0:時には切なく 0: 0:人々を物語の世界へといざなってきた 0: 0: 0:夏には夏の、 0:冬には冬の星座があり 0:いにしえより、 0:神話が語り継がれてきた 0: 0:繰り返し、繰り返し 0:時の流れに乗せられて 0: 0:繰り返し、繰り返し 0:物語は継(つ)がれてきた 0: 0: 0:名もなき人が綴(つづ)った、 0:ささやかだったかもしれない物語が 0:人の持つ時間よりも、遥かに長く継がれて 0:私のもとに届き、そして、また流れていく 0: 0:ここから、また、 0:どれ程の時の流れた、その先に 0:私の声が及ばぬような、その先に 0: 0:その物語は届くのだろうか 0: 0: 0:もしも雨が降り続き 0:星空が雲に覆われたとしても 0: 0:あの物語は届くのだろうか 0: 0: 0:時の流れの長さの中で 0:どれほど、人の灯(ともしび)が小さくても 0:どれほど、人の願いが儚(はかな)くとも 0: 0:物語が人の想いも連れて行くというのなら 0: 0:私はここに居てもいいのかもしれない 0: 0: 0:たとえ、形の残る何かで無くても 0:物語を綴(つづ)る、私の声が、 0:物語を語る、私の姿が 0:誰かの目に、耳に届いたのなら 0: 0: 0:ひょっとしたら 0:声でなくても 0:姿でなくても 0:私という存在を知ってくれた人が居たとしたら 0: 0:仮にも 0:そこに、ふわりと生まれた程度の感情でもあったのなら 0: 0:ただ、それだけで、 0:長く語り継がれる物語と何ら変わらぬ 0:尊き物語があるのかもしれない 0: 0:他の誰にも知られない 0:物語があるのかもしれない 0: 0: 0:もしも 0:そんな物語があるのなら 0:私はここに居てもいいのかもしれない 0: 0: 0: 0:星空は 0:そんな気持ちを抱(いだ)かせてくれる 0: 0: 0: 0:ベテルギウス、アルタイル、 0:シリウス、スピカ、リゲル、ベガ・・・ 0: 0:夜空には 0:そんな、誰もが知るような 0:名だたる明るい星がある 0: 0:でも、広い空には 0:星座にもなれない、 0:小さな名もなき星もある 0: 0:数多(あまた)にある星の中で 0:もしも、私が星であったとしたら 0: 0:私は、どんな星になるのだろう 0: 0: 0:けれど 0:例え私が、どんな星であったとしても 0:何に躊躇(ためら)う事もなく 0:この星空にいてもいい 0: 0: 0:星空は 0:そんな気持ちを抱(いだ)かせてくれる 0: 0: 0:自分がどんな存在なのか・・・ 0:そんな事すら、思わなくても構わない 0: 0:人ひとりの生きる意味など 0:取るに足らない些細なものだと 0: 0:この星空は抱かせてくれる 0: 0:吸い込まれそうな、この星空に 0:私の気持ちが溶けてゆく 0: 0: