台本概要

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タイトル 魔術師の弟子(BL)
作者名 Danzig
ジャンル その他
演者人数 2人用台本(男2)
時間 20 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 これは、【R指定】魔法使いの弟子 のBLバージョンです。

※R指定です。
センシティブな部分が多量に含まれておりますので、
苦手な方は読むのを控えて頂けると助かります。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
マヌエル 89 魔術師
モルト 94 魔術師の弟子
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:魔術師マヌエル 0:弟子、モルト 0: モルト:(モノローグ) モルト:僕の名前はモルト モルト:魔術師を目指しています。 モルト:二ヶ月前、憧れの魔術師、マヌエル様の弟子になれました。 モルト:今はマヌエル様のお屋敷で、魔術の勉強をしながら暮らしています。 : マヌエル:モルト、お前が俺の所に来てから、もうそろそろ、二ヶ月が経つな マヌエル:今日から、お前にも魔法を教えていこうか : モルト:マヌエル様! モルト:ようやく僕に、魔法を教えて下さるんですね。 モルト:やったー : マヌエル:はは、子供みたいだな : モルト:だって、マヌエル様 モルト:折角、憧れのマヌエル様の弟子になれたのに、 モルト:僕にちっとも魔法を教えてくれなかったじゃないですか : マヌエル:俺が弟子を取る事なんて滅多にないし マヌエル:どの魔術師だって、普通は二ヶ月じゃ、魔法は教えないぞ : モルト:じゃぁ、どうして僕に魔法を? : マヌエル:お前は、魔術師としての見込みがありそうだからだ マヌエル:魔法陣の描き方も、スペルの暗記も、お前は覚えるのが早かったしな : モルト:本当ですか! : マヌエル:ああ マヌエル:このまま、俺の所で修行すれば、いい魔術師になれると思うぞ : モルト:嬉しいです!。 : マヌエル:じゃぁ、早速、簡単な魔法の練習をしようか : モルト:はい、よろしくお願いします。 : マヌエル:じゃぁ、あそこにある的に、火属性の魔法を当てる練習だ マヌエル:まずは、俺がお手本を見せてやるからな : モルト:はい、よろしくお願いします。 : マヌエル:いいか、よく見てろよ マヌエル:いくぞ マヌエル: マヌエル:「ファイア・ボルト」 0: 0:勢いよく発射された火の玉が的を破壊する 0: モルト:すごい・・・ : マヌエル:感心してないで マヌエル:次は、お前の番だ、やってみろ : モルト:はい : マヌエル:じゃぁ、構えて : モルト:こうですか : マヌエル:まぁ、そんな感じだ マヌエル:よし、じゃぁ、打て! : モルト:はい、「ファイヤー・ボルト!」 モルト:・・・・あれ? 出ません・・・ : マヌエル:・・・ダメだな・・・ : モルト:すみません・・・ : マヌエル:どこが悪いかわかるか? : モルト:いえ・・・分かりません : マヌエル:いいか、モルト マヌエル:呪文の詠唱(えいしょう)は正確でないとダメだ マヌエル:呪文は「ファイア・ボルト」 マヌエル:お前が唱えたのは「ファイヤー・ボルト」だ マヌエル:少し違っただけでも、魔法は発動(はつどう)しない : モルト:分かりました : マヌエル:じゃぁ、もう一度、やってみろ : モルト:はい モルト: モルト:では、行きます モルト:「ファイア・ボルト」 0: 0:少しの火の玉が飛ぶ 0: マヌエル:お! : モルト:小さいけど・・・飛んだ! : マヌエル:やっぱり、お前は筋がいいな : モルト:ありがとうございます! : マヌエル:最初から、ファイア・ボルトを飛ばすなんて、驚きだよ : モルト:でも、マヌエル様よりは全然小さくて・・・ : マヌエル:はは、そりゃ、そうだ マヌエル:俺とお前とでは、魔力の量が違うわ マヌエル:魔法の威力には、魔力の量が関係してくるからな : モルト:そうなんですか・・・ : マヌエル:これからは、魔力の量を増やす訓練もしないとな : モルト:魔力の量を増やす訓練って、どうやるんですか? : マヌエル:いろいろあるが・・・ マヌエル:まぁ、少しづつ教えてやる : モルト:そうですか・・・ : マヌエル:どうした? : モルト:早く、マヌエル様みたいな魔法が打てるといいなぁ・・って : マヌエル:ふむ・・・ マヌエル:まぁ、手っ取り早く魔力を上げる方法はあるけどな : モルト:本当ですか? : マヌエル:ああ、一回に増える量は少しだけどな : モルト:どんな方法ですか? : マヌエル:俺の魔力を分けるんだ : モルト:そんな事が出来るんですか? : マヌエル:ああ マヌエル:俺の魔力を分けて欲しいか? : モルト:はい、それは勿論 : マヌエル:ほう・・・ 0: 0:マヌエルは、モルトの顎を人差し指でクイっと上げる 0: 0: モルト:な・・・ モルト:マヌエル様・・・なにを・・・ : マヌエル:モルト マヌエル:俺の魔力が欲しいなら マヌエル:俺の目を見て マヌエル:「魔力を分けて下さい」と言え : モルト:ま、マヌエル様の魔力を・・・分けて・・・ください : マヌエル:よし、素直な、いい子だな マヌエル:じゃぁ、俺の魔力を分けてやる マヌエル:受け取れ 0: 0:そう言って、マヌエルはモルトの唇を奪い、舌を入れる 0: モルト:んんん・・・ : マヌエル:んん(リップ音) 0: 0:モルトは、水の中から、ようやく上がってきたかのような呼吸をする 0: モルト:ぱぁ・・はぁ・・はぁ・・・ : マヌエル:どうだ? モルト マヌエル:俺の魔力の味は : モルト:はい・・・ モルト:なんだか・・・体が・・・火照(ほて)って : マヌエル:モルト マヌエル:俺の魔力を分けてやったんだぞ マヌエル:「有難うございます」は? : モルト:はい モルト:マヌエル様・・・有難う・・ござい・・はう・・ モルト:そこ・・は・・・ : マヌエル:魔力が口から入ったら、腹の辺りをよくマサージしないとな マヌエル:魔力が体に沁み込んで行かないんだよ・・ : モルト:そんな・・・そこは腹じゃ・・なくて・・ううう : マヌエル:どうした? マヌエル:そんな声を出して マヌエル:それにここをこんなにして : モルト:でも・・そんな・・・先っぽ・・・ばかり・・・ : マヌエル:ほう、ここがいいんじゃないのか? : モルト:そ・・そんなに・・ : マヌエル:おや? マヌエル:いや・・なのか? : モルト:そう・・・じゃ・・な・・くぅぅ : マヌエル:ほう・・ : モルト:マ・・マヌエル・・様・・・ : マヌエル:ん? マヌエル:どうした? マヌエル:緊張してるのか? : モルト:それ・・は・・ : マヌエル:この辺りが固くなっているぞ? マヌエル:緊張で固くなってるのか? それとも・・ : モルト:そこ・・は・・・うぅ : マヌエル:これがいいのか? : モルト:はい・・・ モルト:マヌエル様・・・僕・・・もう・・ : マヌエル:我慢できないのか? : モルト:いじわる・・・しない・・で・・・ : マヌエル:お前が素直じゃないからな マヌエル:で、どうして欲しいんだ? : モルト:マヌエル様・・・僕に・・はぁぁぁくぅぅ 0: 0:マヌエルが突然モルトから離れる 0: マヌエル:はい、おしまし。 : モルト:え? : マヌエル:魔力が少し増えたでだろ マヌエル:さぁ、練習の続きだ : モルト:そんな・・・マヌエル・・様 : マヌエル:さぁ、さっき教えたみたいに構えるんだ : モルト:・・・はい・・ : マヌエル:ほら、ちゃんと構えろ : モルト:はい・・・ 0: 0:マヌエルが少し意地悪な口調で問いかける 0: マヌエル:どうした? マヌエル:そんな前かがみじゃ、魔力の循環がうまくいかないぞw : モルト:そんな事いっても・・・ : マヌエル:まともに立てないんじゃぁ、魔法の練習はこれで終わりだな : モルト:そんなぁ・・ : マヌエル:その代わり マヌエル:後でたっぷり、お仕置きをしてやる : モルト:・・・はい : モルト:(モノローグ) モルト:僕がマヌエル様の弟子になって、半年が経ちました モルト:僕は、あれから少しづつマヌエル様に魔力を分けて頂き モルト:大分、魔力が上がってきて、使える魔法の種類も増えてきました。 : モルト:今日は一年に一回の「魔術師の集会」が行われる日 モルト:マヌエル様もお出かけの準備をしています。 : マヌエル:じゃぁモルト、今日は少し遅くなるが、留守を頼むぞ : モルト:はい、分かりました モルト:マヌエル様、今日の集会は、ごゆっくり、楽しんでらしてくださいね : マヌエル:集会って言ったって、そんなに、楽しいもんじゃねぇよ マヌエル:まぁ、存在確認と情報交換くらいだな : モルト:そうなんですか? : マヌエル:あぁ、そんなもんだ マヌエル:行かないと、行かないで、後で面倒な事になるからな マヌエル:仕方なく、いくんだよ : モルト:そうですか・・・ : マヌエル:お前も一人前の魔術師になったら、分かるさ マヌエル:じゃぁ、行ってくるわ : モルト:行ってらっしゃいませ、マヌエル様 0: 0:集会に出かけていくマヌエル 0:それを見送るモルト 0: モルト:あぁーあ、マヌエル様は、あんな風に言ってたけど、 モルト:魔術師の集会って、どんな感じなんだろう モルト:僕も早く、一人前の魔術師になりたいなぁ・・ モルト: モルト:さて、そんな事より モルト:僕は、マヌエル様のいない間に、家中の掃除をしなきゃな 0: 0:掃除をするモルト 0: モルト:♪♪♪(鼻歌) モルト:よし、次は、マヌエル様の部屋だな モルト:♪♪♪(鼻歌) モルト:うわっ! モルト:しまった・・・机の上の本、落としちゃった モルト:早く、元に戻しておかないと・・・ モルト: モルト: モルト:おや、この本・・・ : : モルト:(モノローグ) モルト:そして、魔術師の集会の日から、二ヶ月程経ったある日 モルト:僕はこの日も、いつもの様に、マヌエル様から魔力を分けて頂くのですが・・・ : マヌエル:さぁ、モルト マヌエル:今日も俺の魔力が欲しいなら マヌエル:「魔力を分けて下さい」と言え : モルト:ふふふ、マヌエル様♪ : マヌエル:ん? 何だ? : モルト:ふふふ「バーニング・ハート」 0: 0:体が急に火照りだすマヌエル 0: マヌエル:はう・・はぁ、はぁ、 マヌエル:お前・・なにを・・ : モルト:こうするんですよね? : マヌエル:お前・・それは・・・ : モルト:マヌエル様がいつも僕にかけていた魔法・・・ モルト: モルト:これ、身体が火照るんですよね : マヌエル:いつの・・・ま・・に・・くぅ : モルト:こんな魔法を、掛けられてたなんて モルト:ずっと気づきませんでした モルト:マヌエル様は、呪文の詠唱なしで使っていたんですから・・・ : マヌエル:どう・・して・・はぁ・・ : モルト:そ・れ・は、 モルト:僕が、愛しいマヌエル様の弟子だからですよ : マヌエル:はう・・・ : モルト:今日は、僕がたっぷりと、ご奉仕させていただきますね、マヌエル様♪ : マヌエル:そんな・・・俺は・・攻められるの・・・慣れて・・な・くぅ : モルト:マヌエル様でも、苦手なものがあったんですね : マヌエル:モルト・・・ : モルト:でも、僕はマヌエル様のように、焦らしたり、しませんから・・・ モルト:直ぐに、あげますよ : マヌエル:まて・・・俺は・・ : モルト:だぁーめ♪ モルト:「トイ・パペット」 : マヌエル:痛っ・・・・くぅ・・・ : モルト:大丈夫、直ぐに良くなりますよ : マヌエル:そんな・・・くぅ : モルト:「ルーブリケント」 : マヌエル:あ・・・あ・・・ マヌエル:こ、こんな事・・・どうして・・知って・・ : モルト:マヌエル様が集会に行かれた時に、 モルト:マヌエル様の部屋のお掃除をさせて頂きまして モルト:その時に見つけちゃったんです : マヌエル:そんな・・・あ・・・ : モルト:そんな事より、マヌエル様? : マヌエル:な・・・なに・・・うぅ・・ : モルト:マヌエル様がこの魔法使う時って、詠唱(えいしょう)無しですよね? モルト:僕には詠唱は正確にとか言っておきながら・・・ : マヌエル:そ・・・それは・・・はぁ・・はぁ・・ : モルト:マヌエル様の部屋を探しても、無詠唱について書かれている本は、ありませんでした モルト:ひょっとして、隠してらっしゃるんですか? : マヌエル:はぁ・・・はぁ・・ : モルト:言わないと・・・ : マヌエル:はう・・・・俺・・も・・・もう・・・ : モルト:ダメですよ、マヌエル様 モルト:教えてくれるまで、止まりません : マヌエル:ダメ・・・ダメ・・なん・・だ・・・ マヌエル:教え・・・られな・・・ : モルト:おや、そうですか モルト:それなら : マヌエル:はぁぁぁぁぁぁぁぁぁくぅぅぅ マヌエル:そ・・そこ・・・は・・ : モルト:教えて下さいませんか? : マヌエル:うぅぅぅくぅぅ : モルト:マヌエルさまぁ : マヌエル:ダメ・・・ダメなん・・だ・ マヌエル:教えたら・・・ : モルト:ふふふ モルト:ほう、教えたら、何ですか? : マヌエル:教えてしまえば・・・・ マヌエル:お前が・・・行って・・・・ マヌエル:俺の・・・・元から・・・いなく・・・なって・・しま・・はぅ : モルト:え? : マヌエル:モルト・・・行っては・・・いけな・・くぅぅ・ : モルト:「オール・イレース!」 : マヌエル:はぁ・・・はぁ・・・ : モルト:マヌエル様・・・僕・・・ : マヌエル:モルト・・・ : モルト:マヌエル様、僕、何処へも行きません モルト:居なくなったりしません モルト:ずっと、マヌエル様のお側(そば)にいます。 : マヌエル:モルト・・・ : モルト:ごめんなさい : マヌエル:・・・いいんだ、もう : モルト:マヌエル様 : マヌエル:モルト、愛してる : モルト:僕もマヌエル様の事を、愛しています! モルト:一生、お側に居させてください : マヌエル:モルト、いいこ子だ マヌエル:ずっと、俺の側に居てくれ : モルト:はい、マヌエル様 : : : マヌエル:さて、次は俺の番だな : モルト:え? : マヌエル:ふふふ「バーニング・ハート」 : モルト:あ・・・ : マヌエル:さて、たっぷり、お仕置きをしないとな : モルト:そんな・・・ : マヌエル:まずは : モルト:はぁぁぁぁくぅぅぅぅ : マヌエル:さぁ、どんなお仕置きがいいかなぁ : モルト:マヌ・・エル様・・・ごめん・・な・・さ・・はぁぁぁぁ : マヌエル:さぁ、モルト マヌエル:今夜は長くなりそうだな♪ 0: 0:完 0:

0:魔術師マヌエル 0:弟子、モルト 0: モルト:(モノローグ) モルト:僕の名前はモルト モルト:魔術師を目指しています。 モルト:二ヶ月前、憧れの魔術師、マヌエル様の弟子になれました。 モルト:今はマヌエル様のお屋敷で、魔術の勉強をしながら暮らしています。 : マヌエル:モルト、お前が俺の所に来てから、もうそろそろ、二ヶ月が経つな マヌエル:今日から、お前にも魔法を教えていこうか : モルト:マヌエル様! モルト:ようやく僕に、魔法を教えて下さるんですね。 モルト:やったー : マヌエル:はは、子供みたいだな : モルト:だって、マヌエル様 モルト:折角、憧れのマヌエル様の弟子になれたのに、 モルト:僕にちっとも魔法を教えてくれなかったじゃないですか : マヌエル:俺が弟子を取る事なんて滅多にないし マヌエル:どの魔術師だって、普通は二ヶ月じゃ、魔法は教えないぞ : モルト:じゃぁ、どうして僕に魔法を? : マヌエル:お前は、魔術師としての見込みがありそうだからだ マヌエル:魔法陣の描き方も、スペルの暗記も、お前は覚えるのが早かったしな : モルト:本当ですか! : マヌエル:ああ マヌエル:このまま、俺の所で修行すれば、いい魔術師になれると思うぞ : モルト:嬉しいです!。 : マヌエル:じゃぁ、早速、簡単な魔法の練習をしようか : モルト:はい、よろしくお願いします。 : マヌエル:じゃぁ、あそこにある的に、火属性の魔法を当てる練習だ マヌエル:まずは、俺がお手本を見せてやるからな : モルト:はい、よろしくお願いします。 : マヌエル:いいか、よく見てろよ マヌエル:いくぞ マヌエル: マヌエル:「ファイア・ボルト」 0: 0:勢いよく発射された火の玉が的を破壊する 0: モルト:すごい・・・ : マヌエル:感心してないで マヌエル:次は、お前の番だ、やってみろ : モルト:はい : マヌエル:じゃぁ、構えて : モルト:こうですか : マヌエル:まぁ、そんな感じだ マヌエル:よし、じゃぁ、打て! : モルト:はい、「ファイヤー・ボルト!」 モルト:・・・・あれ? 出ません・・・ : マヌエル:・・・ダメだな・・・ : モルト:すみません・・・ : マヌエル:どこが悪いかわかるか? : モルト:いえ・・・分かりません : マヌエル:いいか、モルト マヌエル:呪文の詠唱(えいしょう)は正確でないとダメだ マヌエル:呪文は「ファイア・ボルト」 マヌエル:お前が唱えたのは「ファイヤー・ボルト」だ マヌエル:少し違っただけでも、魔法は発動(はつどう)しない : モルト:分かりました : マヌエル:じゃぁ、もう一度、やってみろ : モルト:はい モルト: モルト:では、行きます モルト:「ファイア・ボルト」 0: 0:少しの火の玉が飛ぶ 0: マヌエル:お! : モルト:小さいけど・・・飛んだ! : マヌエル:やっぱり、お前は筋がいいな : モルト:ありがとうございます! : マヌエル:最初から、ファイア・ボルトを飛ばすなんて、驚きだよ : モルト:でも、マヌエル様よりは全然小さくて・・・ : マヌエル:はは、そりゃ、そうだ マヌエル:俺とお前とでは、魔力の量が違うわ マヌエル:魔法の威力には、魔力の量が関係してくるからな : モルト:そうなんですか・・・ : マヌエル:これからは、魔力の量を増やす訓練もしないとな : モルト:魔力の量を増やす訓練って、どうやるんですか? : マヌエル:いろいろあるが・・・ マヌエル:まぁ、少しづつ教えてやる : モルト:そうですか・・・ : マヌエル:どうした? : モルト:早く、マヌエル様みたいな魔法が打てるといいなぁ・・って : マヌエル:ふむ・・・ マヌエル:まぁ、手っ取り早く魔力を上げる方法はあるけどな : モルト:本当ですか? : マヌエル:ああ、一回に増える量は少しだけどな : モルト:どんな方法ですか? : マヌエル:俺の魔力を分けるんだ : モルト:そんな事が出来るんですか? : マヌエル:ああ マヌエル:俺の魔力を分けて欲しいか? : モルト:はい、それは勿論 : マヌエル:ほう・・・ 0: 0:マヌエルは、モルトの顎を人差し指でクイっと上げる 0: 0: モルト:な・・・ モルト:マヌエル様・・・なにを・・・ : マヌエル:モルト マヌエル:俺の魔力が欲しいなら マヌエル:俺の目を見て マヌエル:「魔力を分けて下さい」と言え : モルト:ま、マヌエル様の魔力を・・・分けて・・・ください : マヌエル:よし、素直な、いい子だな マヌエル:じゃぁ、俺の魔力を分けてやる マヌエル:受け取れ 0: 0:そう言って、マヌエルはモルトの唇を奪い、舌を入れる 0: モルト:んんん・・・ : マヌエル:んん(リップ音) 0: 0:モルトは、水の中から、ようやく上がってきたかのような呼吸をする 0: モルト:ぱぁ・・はぁ・・はぁ・・・ : マヌエル:どうだ? モルト マヌエル:俺の魔力の味は : モルト:はい・・・ モルト:なんだか・・・体が・・・火照(ほて)って : マヌエル:モルト マヌエル:俺の魔力を分けてやったんだぞ マヌエル:「有難うございます」は? : モルト:はい モルト:マヌエル様・・・有難う・・ござい・・はう・・ モルト:そこ・・は・・・ : マヌエル:魔力が口から入ったら、腹の辺りをよくマサージしないとな マヌエル:魔力が体に沁み込んで行かないんだよ・・ : モルト:そんな・・・そこは腹じゃ・・なくて・・ううう : マヌエル:どうした? マヌエル:そんな声を出して マヌエル:それにここをこんなにして : モルト:でも・・そんな・・・先っぽ・・・ばかり・・・ : マヌエル:ほう、ここがいいんじゃないのか? : モルト:そ・・そんなに・・ : マヌエル:おや? マヌエル:いや・・なのか? : モルト:そう・・・じゃ・・な・・くぅぅ : マヌエル:ほう・・ : モルト:マ・・マヌエル・・様・・・ : マヌエル:ん? マヌエル:どうした? マヌエル:緊張してるのか? : モルト:それ・・は・・ : マヌエル:この辺りが固くなっているぞ? マヌエル:緊張で固くなってるのか? それとも・・ : モルト:そこ・・は・・・うぅ : マヌエル:これがいいのか? : モルト:はい・・・ モルト:マヌエル様・・・僕・・・もう・・ : マヌエル:我慢できないのか? : モルト:いじわる・・・しない・・で・・・ : マヌエル:お前が素直じゃないからな マヌエル:で、どうして欲しいんだ? : モルト:マヌエル様・・・僕に・・はぁぁぁくぅぅ 0: 0:マヌエルが突然モルトから離れる 0: マヌエル:はい、おしまし。 : モルト:え? : マヌエル:魔力が少し増えたでだろ マヌエル:さぁ、練習の続きだ : モルト:そんな・・・マヌエル・・様 : マヌエル:さぁ、さっき教えたみたいに構えるんだ : モルト:・・・はい・・ : マヌエル:ほら、ちゃんと構えろ : モルト:はい・・・ 0: 0:マヌエルが少し意地悪な口調で問いかける 0: マヌエル:どうした? マヌエル:そんな前かがみじゃ、魔力の循環がうまくいかないぞw : モルト:そんな事いっても・・・ : マヌエル:まともに立てないんじゃぁ、魔法の練習はこれで終わりだな : モルト:そんなぁ・・ : マヌエル:その代わり マヌエル:後でたっぷり、お仕置きをしてやる : モルト:・・・はい : モルト:(モノローグ) モルト:僕がマヌエル様の弟子になって、半年が経ちました モルト:僕は、あれから少しづつマヌエル様に魔力を分けて頂き モルト:大分、魔力が上がってきて、使える魔法の種類も増えてきました。 : モルト:今日は一年に一回の「魔術師の集会」が行われる日 モルト:マヌエル様もお出かけの準備をしています。 : マヌエル:じゃぁモルト、今日は少し遅くなるが、留守を頼むぞ : モルト:はい、分かりました モルト:マヌエル様、今日の集会は、ごゆっくり、楽しんでらしてくださいね : マヌエル:集会って言ったって、そんなに、楽しいもんじゃねぇよ マヌエル:まぁ、存在確認と情報交換くらいだな : モルト:そうなんですか? : マヌエル:あぁ、そんなもんだ マヌエル:行かないと、行かないで、後で面倒な事になるからな マヌエル:仕方なく、いくんだよ : モルト:そうですか・・・ : マヌエル:お前も一人前の魔術師になったら、分かるさ マヌエル:じゃぁ、行ってくるわ : モルト:行ってらっしゃいませ、マヌエル様 0: 0:集会に出かけていくマヌエル 0:それを見送るモルト 0: モルト:あぁーあ、マヌエル様は、あんな風に言ってたけど、 モルト:魔術師の集会って、どんな感じなんだろう モルト:僕も早く、一人前の魔術師になりたいなぁ・・ モルト: モルト:さて、そんな事より モルト:僕は、マヌエル様のいない間に、家中の掃除をしなきゃな 0: 0:掃除をするモルト 0: モルト:♪♪♪(鼻歌) モルト:よし、次は、マヌエル様の部屋だな モルト:♪♪♪(鼻歌) モルト:うわっ! モルト:しまった・・・机の上の本、落としちゃった モルト:早く、元に戻しておかないと・・・ モルト: モルト: モルト:おや、この本・・・ : : モルト:(モノローグ) モルト:そして、魔術師の集会の日から、二ヶ月程経ったある日 モルト:僕はこの日も、いつもの様に、マヌエル様から魔力を分けて頂くのですが・・・ : マヌエル:さぁ、モルト マヌエル:今日も俺の魔力が欲しいなら マヌエル:「魔力を分けて下さい」と言え : モルト:ふふふ、マヌエル様♪ : マヌエル:ん? 何だ? : モルト:ふふふ「バーニング・ハート」 0: 0:体が急に火照りだすマヌエル 0: マヌエル:はう・・はぁ、はぁ、 マヌエル:お前・・なにを・・ : モルト:こうするんですよね? : マヌエル:お前・・それは・・・ : モルト:マヌエル様がいつも僕にかけていた魔法・・・ モルト: モルト:これ、身体が火照るんですよね : マヌエル:いつの・・・ま・・に・・くぅ : モルト:こんな魔法を、掛けられてたなんて モルト:ずっと気づきませんでした モルト:マヌエル様は、呪文の詠唱なしで使っていたんですから・・・ : マヌエル:どう・・して・・はぁ・・ : モルト:そ・れ・は、 モルト:僕が、愛しいマヌエル様の弟子だからですよ : マヌエル:はう・・・ : モルト:今日は、僕がたっぷりと、ご奉仕させていただきますね、マヌエル様♪ : マヌエル:そんな・・・俺は・・攻められるの・・・慣れて・・な・くぅ : モルト:マヌエル様でも、苦手なものがあったんですね : マヌエル:モルト・・・ : モルト:でも、僕はマヌエル様のように、焦らしたり、しませんから・・・ モルト:直ぐに、あげますよ : マヌエル:まて・・・俺は・・ : モルト:だぁーめ♪ モルト:「トイ・パペット」 : マヌエル:痛っ・・・・くぅ・・・ : モルト:大丈夫、直ぐに良くなりますよ : マヌエル:そんな・・・くぅ : モルト:「ルーブリケント」 : マヌエル:あ・・・あ・・・ マヌエル:こ、こんな事・・・どうして・・知って・・ : モルト:マヌエル様が集会に行かれた時に、 モルト:マヌエル様の部屋のお掃除をさせて頂きまして モルト:その時に見つけちゃったんです : マヌエル:そんな・・・あ・・・ : モルト:そんな事より、マヌエル様? : マヌエル:な・・・なに・・・うぅ・・ : モルト:マヌエル様がこの魔法使う時って、詠唱(えいしょう)無しですよね? モルト:僕には詠唱は正確にとか言っておきながら・・・ : マヌエル:そ・・・それは・・・はぁ・・はぁ・・ : モルト:マヌエル様の部屋を探しても、無詠唱について書かれている本は、ありませんでした モルト:ひょっとして、隠してらっしゃるんですか? : マヌエル:はぁ・・・はぁ・・ : モルト:言わないと・・・ : マヌエル:はう・・・・俺・・も・・・もう・・・ : モルト:ダメですよ、マヌエル様 モルト:教えてくれるまで、止まりません : マヌエル:ダメ・・・ダメ・・なん・・だ・・・ マヌエル:教え・・・られな・・・ : モルト:おや、そうですか モルト:それなら : マヌエル:はぁぁぁぁぁぁぁぁぁくぅぅぅ マヌエル:そ・・そこ・・・は・・ : モルト:教えて下さいませんか? : マヌエル:うぅぅぅくぅぅ : モルト:マヌエルさまぁ : マヌエル:ダメ・・・ダメなん・・だ・ マヌエル:教えたら・・・ : モルト:ふふふ モルト:ほう、教えたら、何ですか? : マヌエル:教えてしまえば・・・・ マヌエル:お前が・・・行って・・・・ マヌエル:俺の・・・・元から・・・いなく・・・なって・・しま・・はぅ : モルト:え? : マヌエル:モルト・・・行っては・・・いけな・・くぅぅ・ : モルト:「オール・イレース!」 : マヌエル:はぁ・・・はぁ・・・ : モルト:マヌエル様・・・僕・・・ : マヌエル:モルト・・・ : モルト:マヌエル様、僕、何処へも行きません モルト:居なくなったりしません モルト:ずっと、マヌエル様のお側(そば)にいます。 : マヌエル:モルト・・・ : モルト:ごめんなさい : マヌエル:・・・いいんだ、もう : モルト:マヌエル様 : マヌエル:モルト、愛してる : モルト:僕もマヌエル様の事を、愛しています! モルト:一生、お側に居させてください : マヌエル:モルト、いいこ子だ マヌエル:ずっと、俺の側に居てくれ : モルト:はい、マヌエル様 : : : マヌエル:さて、次は俺の番だな : モルト:え? : マヌエル:ふふふ「バーニング・ハート」 : モルト:あ・・・ : マヌエル:さて、たっぷり、お仕置きをしないとな : モルト:そんな・・・ : マヌエル:まずは : モルト:はぁぁぁぁくぅぅぅぅ : マヌエル:さぁ、どんなお仕置きがいいかなぁ : モルト:マヌ・・エル様・・・ごめん・・な・・さ・・はぁぁぁぁ : マヌエル:さぁ、モルト マヌエル:今夜は長くなりそうだな♪ 0: 0:完 0: