台本概要

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タイトル 夢を見ていた
作者名 Danzig
ジャンル その他
演者人数 1人用台本(不問1) ※兼役あり
時間 10 分
台本使用規定 商用、非商用問わず連絡不要
説明 ひとり読み(朗読)台本
ゆっくり読んで、約3分程度だと思います。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
語り 不問 -
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0: 0: 0:私は夢を見ていた・・・ 0: 0:今日は金曜日 0: 0:いつもより、少し早めに仕事を終わらせて、 0:週末の休日前の余暇を楽しもうと思っていた。 0: 0:仕事を終わらせる少し前、 0:私の元に一つの便りが来ていた。 0: 0:次にのテーマについてだ。 0:私はそのテーマを見た時、腰が引けた 0:それは今まで私があまり触れようとしなかった題材。 0:つまりは、苦手なものだったのだ。 0: 0:はて、どうしたものか・・・ 0: 0:仕事中も、その題材が幾度か私の頭を過った 0:これは少々捻り出さないとな 0: 0:仕事を済ませ、夕食を済ませ 0:さて、いよいよ週末の始まり。 0:今から何をしようか 0:すこし浮き立つ気持ちに口元を緩ませながら、 0:私は布団の上にごろりと寝転んだ。 0: 0:どれくらい時間が経ったのか 0:私は夢を見ていたようだった 0: 0:夢なのか、うつつなのか 0:少なくとも覚醒とは言えない状態で、私はそれに気が付いた。 0: 0:私は苦手なその題材について、 0:夢の中で、ある程度の話を形作っていたのだ。 0: 0:いや、本当に「夢の中で」だったのか、 0:それとも、入眠前に考えた事が 0:まだ覚えているような状態だったのか、 0:それらはハッキリとはしない。 0:だが、いずれにしても、 0:話は悪くない内容だった 0: 0:布団の上で、まどろみに揺られながら 0:私は何度か、その話を反芻した 0: 0:夢がまぼろしに変わらぬように 0:何度もその場で反芻をした 0: 0:何度か繰り返し話をなぞり 0:そして、何となく書けそうだと思えたところで、 0:私は布団から起きて、パソコンを立ち上げる、 0: 0:パソコンが立ち上がるまでに、トイレに行って、コーヒーを入れた 0: 0:パソコンの前に座り 0:さて、書くか 0: 0:そう思った時 0: 0:あれ、何だったっけ・・・・ 0: 0:何となくほわほわと頭の片隅に 0:その話がありそうな感覚がある。 0: 0:確かに頭の中に、今もそれはあるのだ。 0: 0:だが、どうしても、思い出せない 0:手が届きそうで、届かない感覚が、何とももどかしい 0: 0:話の書き出しは覚えている 0: 0:「私は夢を見ていた・・・」 0: 0:そんな書き出し、 0:そう、夢の中で体験した話を作っていたのだ 0: 0:あぁ、そうか、それも夢だったのかもなぁ 0: 0:夢とはそんなものかもしれないが、 0:もう少しで掴むことが出来たのに 0:その手順さえミスらなければ・・・ 0: 0:パソコンの前で、少し苦笑いをした。 0: 0:やはり、少々捻り出さないといけないようだ 0:そう思って、私はキーボードを叩き始めた 0:

0: 0: 0:私は夢を見ていた・・・ 0: 0:今日は金曜日 0: 0:いつもより、少し早めに仕事を終わらせて、 0:週末の休日前の余暇を楽しもうと思っていた。 0: 0:仕事を終わらせる少し前、 0:私の元に一つの便りが来ていた。 0: 0:次にのテーマについてだ。 0:私はそのテーマを見た時、腰が引けた 0:それは今まで私があまり触れようとしなかった題材。 0:つまりは、苦手なものだったのだ。 0: 0:はて、どうしたものか・・・ 0: 0:仕事中も、その題材が幾度か私の頭を過った 0:これは少々捻り出さないとな 0: 0:仕事を済ませ、夕食を済ませ 0:さて、いよいよ週末の始まり。 0:今から何をしようか 0:すこし浮き立つ気持ちに口元を緩ませながら、 0:私は布団の上にごろりと寝転んだ。 0: 0:どれくらい時間が経ったのか 0:私は夢を見ていたようだった 0: 0:夢なのか、うつつなのか 0:少なくとも覚醒とは言えない状態で、私はそれに気が付いた。 0: 0:私は苦手なその題材について、 0:夢の中で、ある程度の話を形作っていたのだ。 0: 0:いや、本当に「夢の中で」だったのか、 0:それとも、入眠前に考えた事が 0:まだ覚えているような状態だったのか、 0:それらはハッキリとはしない。 0:だが、いずれにしても、 0:話は悪くない内容だった 0: 0:布団の上で、まどろみに揺られながら 0:私は何度か、その話を反芻した 0: 0:夢がまぼろしに変わらぬように 0:何度もその場で反芻をした 0: 0:何度か繰り返し話をなぞり 0:そして、何となく書けそうだと思えたところで、 0:私は布団から起きて、パソコンを立ち上げる、 0: 0:パソコンが立ち上がるまでに、トイレに行って、コーヒーを入れた 0: 0:パソコンの前に座り 0:さて、書くか 0: 0:そう思った時 0: 0:あれ、何だったっけ・・・・ 0: 0:何となくほわほわと頭の片隅に 0:その話がありそうな感覚がある。 0: 0:確かに頭の中に、今もそれはあるのだ。 0: 0:だが、どうしても、思い出せない 0:手が届きそうで、届かない感覚が、何とももどかしい 0: 0:話の書き出しは覚えている 0: 0:「私は夢を見ていた・・・」 0: 0:そんな書き出し、 0:そう、夢の中で体験した話を作っていたのだ 0: 0:あぁ、そうか、それも夢だったのかもなぁ 0: 0:夢とはそんなものかもしれないが、 0:もう少しで掴むことが出来たのに 0:その手順さえミスらなければ・・・ 0: 0:パソコンの前で、少し苦笑いをした。 0: 0:やはり、少々捻り出さないといけないようだ 0:そう思って、私はキーボードを叩き始めた 0: