台本概要
308 views
タイトル | 夢を見ていた |
---|---|
作者名 | Danzig |
ジャンル | その他 |
演者人数 | 1人用台本(不問1) ※兼役あり |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 商用、非商用問わず連絡不要 |
説明 |
ひとり読み(朗読)台本 ゆっくり読んで、約3分程度だと思います。 308 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
語り | 不問 | - |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:
0:
0:私は夢を見ていた・・・
0:
0:今日は金曜日
0:
0:いつもより、少し早めに仕事を終わらせて、
0:週末の休日前の余暇を楽しもうと思っていた。
0:
0:仕事を終わらせる少し前、
0:私の元に一つの便りが来ていた。
0:
0:次にのテーマについてだ。
0:私はそのテーマを見た時、腰が引けた
0:それは今まで私があまり触れようとしなかった題材。
0:つまりは、苦手なものだったのだ。
0:
0:はて、どうしたものか・・・
0:
0:仕事中も、その題材が幾度か私の頭を過った
0:これは少々捻り出さないとな
0:
0:仕事を済ませ、夕食を済ませ
0:さて、いよいよ週末の始まり。
0:今から何をしようか
0:すこし浮き立つ気持ちに口元を緩ませながら、
0:私は布団の上にごろりと寝転んだ。
0:
0:どれくらい時間が経ったのか
0:私は夢を見ていたようだった
0:
0:夢なのか、うつつなのか
0:少なくとも覚醒とは言えない状態で、私はそれに気が付いた。
0:
0:私は苦手なその題材について、
0:夢の中で、ある程度の話を形作っていたのだ。
0:
0:いや、本当に「夢の中で」だったのか、
0:それとも、入眠前に考えた事が
0:まだ覚えているような状態だったのか、
0:それらはハッキリとはしない。
0:だが、いずれにしても、
0:話は悪くない内容だった
0:
0:布団の上で、まどろみに揺られながら
0:私は何度か、その話を反芻した
0:
0:夢がまぼろしに変わらぬように
0:何度もその場で反芻をした
0:
0:何度か繰り返し話をなぞり
0:そして、何となく書けそうだと思えたところで、
0:私は布団から起きて、パソコンを立ち上げる、
0:
0:パソコンが立ち上がるまでに、トイレに行って、コーヒーを入れた
0:
0:パソコンの前に座り
0:さて、書くか
0:
0:そう思った時
0:
0:あれ、何だったっけ・・・・
0:
0:何となくほわほわと頭の片隅に
0:その話がありそうな感覚がある。
0:
0:確かに頭の中に、今もそれはあるのだ。
0:
0:だが、どうしても、思い出せない
0:手が届きそうで、届かない感覚が、何とももどかしい
0:
0:話の書き出しは覚えている
0:
0:「私は夢を見ていた・・・」
0:
0:そんな書き出し、
0:そう、夢の中で体験した話を作っていたのだ
0:
0:あぁ、そうか、それも夢だったのかもなぁ
0:
0:夢とはそんなものかもしれないが、
0:もう少しで掴むことが出来たのに
0:その手順さえミスらなければ・・・
0:
0:パソコンの前で、少し苦笑いをした。
0:
0:やはり、少々捻り出さないといけないようだ
0:そう思って、私はキーボードを叩き始めた
0:
0:
0:
0:私は夢を見ていた・・・
0:
0:今日は金曜日
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0:いつもより、少し早めに仕事を終わらせて、
0:週末の休日前の余暇を楽しもうと思っていた。
0:
0:仕事を終わらせる少し前、
0:私の元に一つの便りが来ていた。
0:
0:次にのテーマについてだ。
0:私はそのテーマを見た時、腰が引けた
0:それは今まで私があまり触れようとしなかった題材。
0:つまりは、苦手なものだったのだ。
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0:はて、どうしたものか・・・
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0:仕事中も、その題材が幾度か私の頭を過った
0:これは少々捻り出さないとな
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0:仕事を済ませ、夕食を済ませ
0:さて、いよいよ週末の始まり。
0:今から何をしようか
0:すこし浮き立つ気持ちに口元を緩ませながら、
0:私は布団の上にごろりと寝転んだ。
0:
0:どれくらい時間が経ったのか
0:私は夢を見ていたようだった
0:
0:夢なのか、うつつなのか
0:少なくとも覚醒とは言えない状態で、私はそれに気が付いた。
0:
0:私は苦手なその題材について、
0:夢の中で、ある程度の話を形作っていたのだ。
0:
0:いや、本当に「夢の中で」だったのか、
0:それとも、入眠前に考えた事が
0:まだ覚えているような状態だったのか、
0:それらはハッキリとはしない。
0:だが、いずれにしても、
0:話は悪くない内容だった
0:
0:布団の上で、まどろみに揺られながら
0:私は何度か、その話を反芻した
0:
0:夢がまぼろしに変わらぬように
0:何度もその場で反芻をした
0:
0:何度か繰り返し話をなぞり
0:そして、何となく書けそうだと思えたところで、
0:私は布団から起きて、パソコンを立ち上げる、
0:
0:パソコンが立ち上がるまでに、トイレに行って、コーヒーを入れた
0:
0:パソコンの前に座り
0:さて、書くか
0:
0:そう思った時
0:
0:あれ、何だったっけ・・・・
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0:何となくほわほわと頭の片隅に
0:その話がありそうな感覚がある。
0:
0:確かに頭の中に、今もそれはあるのだ。
0:
0:だが、どうしても、思い出せない
0:手が届きそうで、届かない感覚が、何とももどかしい
0:
0:話の書き出しは覚えている
0:
0:「私は夢を見ていた・・・」
0:
0:そんな書き出し、
0:そう、夢の中で体験した話を作っていたのだ
0:
0:あぁ、そうか、それも夢だったのかもなぁ
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0:夢とはそんなものかもしれないが、
0:もう少しで掴むことが出来たのに
0:その手順さえミスらなければ・・・
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0:パソコンの前で、少し苦笑いをした。
0:
0:やはり、少々捻り出さないといけないようだ
0:そう思って、私はキーボードを叩き始めた
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