台本概要

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タイトル 幼女ゾンビワールド
作者名 桜蛇あねり(おうじゃあねり)  (@aneri_game_m)
ジャンル コメディ
演者人数 3人用台本(男3)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 この世界は謎のウイルスにより、幼女ゾンビが徘徊するようになってしまった…!
ウイルスに感染したものは、幼女になってしまう…。
これは、そんなウイルスと戦う、少年の物語…。

演者様は、少年ボイスとロリボイスを両方やっていただきます。
推しのロリボイスが聞きたい方は、この台本をそっと投げてみましょう。自己責任でお願いします。

(ロリ)と書かれているセリフは、全力ロリボイスで演じてください。

アドリブ、改変等なんでもOKです。
節度をもって、楽しく演じましょう!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ソラ 66 ウイルスが蔓延る世界での生き残り。ゾンビから逃げ、幼女化を避けられることかできるか? (ロリ)と書かれているところはロリボイスでお願いします。
カイ 45 ウイルスにやられ、幼女化してしまった。 (ロリ)とかかれているところは、ロリボイスでお願いします。
リク 54 ウイルスにやられ、幼女化してしまった。 (ロリ)とかかれているところは、ロリボイスでお願いします。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:『幼女ゾンビワールド』 ソラ:時は20XX年。今、この世界はとあるウイルスにより、崩壊へと向かっていた。ウイルスに感染した人間は助からない。そして、感染した人間に噛まれると、そのウイルスは即効で噛まれた人間をも侵食してしまう。 カイ:(ロリ)がおーっ!がーおーっ!! ソラ:ウイルスに感染してしまった人間は.........知力を失い、欲望を失い、ただただ生きている人間に群がるだけのゾンビと化してしまう.......。 リク:(ロリ)うおーっ!ぞーんーびーっ! ソラ:そして、ゾンビとなった人間は......... カイ:(ロリ)ぞーんーびーだーぞーぉっ! ソラ:みんな......... リク:(ロリ)がおーっ!ぞんびがおーっ! ソラ:幼女となってしまっていたのであった......! : ソラ:(タイトルコール)幼女ゾンビワールド : ソラ:俺はソラ。自由奔放な大学生だ。今、俺は借りているアパートの一室に閉じこもっていた。そろそろ24時間経つんじゃないだろうか。閉じこもっているのには、もちろん理由がある。俺は陽キャの部類だと自負しているし、毎日のようにつるんでいる仲間だっている。だから、だから、こうやって丸一日独り孤独に過ごすなんて現状、本来ならばありえないのだ。引きこもっている理由、それは。 カイ:(ロリ)うおおおおぉー! リク:(ロリ)ぐおおおおおぉー! ソラ:今、日本は”幼女ウイルス”というマジで意味不明なウイルスに侵されてしまっているからだ。 ソラ:俺はおそるおそるカーテンを少しだけ開き、外の様子をうかがう。外にはたくさんの幼女ゾンビが徘徊していた。そしてその中には...... カイ:(ロリ)あばばばばばばばばぁー! リク:(ロリ)うぉぉぉぉおぅおぅおぅ! ソラ:俺の高校の時からの仲間であり、現在一緒にバンドを組んでいる仲間、カイとリクもいた。共にステージに立っていた輝かしいイケメンの面影はなくなり.........今は幼女となって、可愛らしい声をあげながら家の外をうろうろしている。 あれは、昨日の出来事であった。 0:(回想シーン) カイ:今日のステージ、マジでアツかったなぁ! リク:おーよ!カイのエレクトリックなギター、マジで最高だった!!あれはシビレたぁ! ソラ:だな!でも、リクのドラムもキマッてたぜ!あのカッティング、誰にも真似できねぇよ! リク:サンキュー!練習したかいがあったぜ! カイ:ソラのド迫力のボーカルも最強だったよなぁ!天にまで届くんじゃねぇかってくらい響いてた! ソラ:テンションあがったからなぁ!そりゃあ太陽にも聞かせたくなるだろ! リク:はははっ!やっぱり俺ら、最高のグループだよなっ!! カイ:おう! ソラ:絶対にビックになってやろうぜ! リク:目指すは世界っ! カイ:おーーーっ!............っと、なぁ ソラ:ん?どーしたよ? カイ:あそこに女の子がいる。なんか様子おかしそうじゃね? リク:んー、あ、ホントだ。なんか、歩き方がフラフラして危ないな...... カイ:俺、ちょっと見てくる! ソラ:あーおい!.......行っちゃった。アイツ、子供大好きだからなぁ。 リク:カイらしいや。んにしても、どーしたんだろ?ケガでもしちゃってたのかな? ソラ:お、話しかけてるな.........あれ?なんか、噛まれてない?アイツ リク:噛まれたな。..........あれ?なんか.......カイ、縮んでね? ソラ:あ、ホントだ。声掛けた女の子と同じ大きさになったな。...............え? リク:あ、こっちきてる.........え? カイ:(ロリ)うおおおおおおぉぉぉ! ソラ:やばいやばいやばいって!幼女!幼女が!!幼女が迫ってきてる!!逃げろ!! リク:なにあれなにあれなにあれ!?カイが幼女になった!!カイが!幼女に!!なった!!イケメンギタリストが!ツインテール幼女になってる!!!なんで!?!? ソラ:おかしいおかしいおかしい!!身体の体積どーなってんの!?髪の毛の毛量どーなってんの!? リク:わけわからん!とりあえず逃げろ! カイ:(ロリ)まてぇぇぇぇぇっ!! ソラ:くそっ!あっ!!(ソラ、こける) リク:ソラ! カイ:(ロリ)わぁぁぁぁぁぁっっ!! ソラ:う、うわぁぁぁぁっ!!! リク:ソラっ!危ないっ!!(リクがソラをかばい、迫ってきた幼女カイを自分の体で包み込む) カイ:(ロリ)うぅ!うー!うー! ソラ:おい!リク! リク:逃げろ、ソラ......お前の歌声を.........失う訳にはいかねぇ...... ソラ:バカ!リク!逃げろって! カイ:(ロリ)うー!うー!うーーー!かぷっ!(幼女カイ、リクの腕を噛む) リク:すまねぇ、ここまでだ。頼む、逃げ切ってくれよ..........ソラ............。 ソラ:リクぅぅぅぅぅ!!! リク:(ロリ).............ぅ.........うー...うーあー! ソラ:くっ!リク、お前まで......っ!おかっぱ幼女になりやがって......!! カイ:(ロリ)うーあー! リク:(ロリ)あーうー! ソラ:絶対、逃げ切って、お前らを助ける方法を探すからな......っ!待ってろよっ!くっ! 0:(回想シーン終了) ソラ:何とか逃げ切って、帰ってきたはいいものの…思っていた以上に被害は大きかった。外を見渡す限り、幼女、幼女、幼女!もう、俺しか生き残っていないんじゃないか…? 0:(ソラのおなかが鳴る) ソラ:くっ、腹が減った。こういう時に限って、ストックしている食料がなく、今朝から夕方の今まで何も食べていなかった。このままではヤバイ。……近くのコンビニまで徒歩5分。行くしか、ない! ソラ:俺は意を決し、家から飛び出した! カイ:(ロリ)われわれはー!ぞんびであるー! リク:(ロリ)ぞんびであるー! カイ:(ロリ)このせかいはー! リク:(ロリ)このせかいはー! カイ:(ロリ)われわれぞんびがー! リク:(ロリ)ぞんびがー! カイ:(ロリ)のっとったー! リク:(ロリ)わーーーー! ソラ:外に出ると、アパート前の小さな公園に、幼女がたくさん集まっていた。幼女たちは、二人の演説幼女の言葉に耳を傾けている。 ソラ:あれ、カイとリクじゃねぇか!ってかしゃべれんのか、あのゾンビ! カイ:(ロリ)いいかー!われわれはー! リク:(ロリ)われわれ、ぞんびはー! カイ:(ロリ)このせかいのにんげんをー! リク:(ロリ)にんげんをー! カイ:(ロリ)すべてぞんびにするー! リク:(ロリ)わーーーー! ソラ:あいつらマジでなにやってんの!?…あいつらのこんな姿、見たくなかった…!くそ、この正体不明のウイルスは一体なんなんだ…。あいつら、もしかして記憶も全部失ってしまったのか…?俺のことも…もう、忘れてしまったのかな…。……くっ…また…また絶対、3人でステージに立つんだ…!そしていつか必ず大都会のステージで…! ソラ:俺は流れる涙をそのままに、ひたすらコンビニまで駆けていった。 0:(回想シーン) ソラ:俺たちが出会ったのは、高校生の時だった。まだ、クラスの中でもグループが出来上がっていない、4月のことだ。俺は、放課後、なんとなく屋上へ行ってみた。 : ソラ:放課後の屋上って、いろんな生徒がいてにぎわってると思ったんだけど、誰もいねぇな。そだ、ここなら大声出しても問題なさそうだし、ちょっと歌ってみるか! : ソラ:俺は、誰もいないのをいいことに、一人気持ちよく歌っていた。そこへ…。 リク:(拍手しながら)えー、歌うまいじゃん。 ソラ:わっ!びっくりしたぁ…! リク:わりぃわりぃ。そこの建物の影で寝てたからさ、さっきまで。 ソラ:おぉ、それは悪いことしたな。誰もいないんだと思って。 リク:いや、良いもの聞けたよ。歌、うまいんだね。すっげぇパワフルで、こう、心臓に響く迫力がある。 ソラ:うぅん、聞かれてたってなると恥ずかしいな…。 リク:俺、1年C組の 東城 陸(とうじょう りく)。リク、って呼んでくれて構わない。 ソラ:隣のクラスだったのか。俺は1年B組、北野 空(きたの そら)。ソラ、でいい。 リク:よろしくな、ソラ。でさ、今のソラの歌声聞いて、決めたことがあるんだ。 ソラ:ん?なんだ? リク:俺とバンド、組まねぇか?お前とだったら、ビックになれる気がするんだ。 ソラ:バンド…。 リク:俺の激しいギターに、お前の歌声ならついてこれると思うんだ。 ソラ:バンド、か。いいな、それ! リク:おう!一緒に、やろうぜっ! : カイ:バンドかぁ!だったら、ドラムが必要じゃあないかい? : ソラ:ん?ど、どこから声が? リク:だ、誰だ? カイ:ふふふ、そこの君が歌っているときも、そこの君が寝ているときも、俺はずっとここにいたのさぁ。 ソラ:ど、どこだよ…! カイ:さっき君…リク、だったかな。リクが寝ていた場所から少し進んだとこに、フェンスがある。そこに俺はいるさ。 リク:こっちか! ソラ:ここに……って、え? リク:お、おい!あぶねぇって! カイ:フェンスを越えようとして登ってみたはいいけれども……戻れなくなってしまった。手を、貸してくれるかい? 0:間 カイ:助かった…マージで怖かった…死ぬかと思った…。 ソラ:馬鹿か!何してんのマジで!俺らがいなかったらどうするつもりだったの!? リク:なんでフェンス越えたの!?越えないためのフェンスでしょ!?マジで何してんの!? カイ:いや、なんかこう、フェンスを越えて、ギリギリでいつも生きていたいなっていう経験をしてみようかと思ったら……フェンス越えた瞬間足震えて動けなくなっちゃって。 ソラ:その危険すぎる思い付きやめろ…。 リク:こっちもヒヤヒヤしたわ…もうこんなことやめろよ。 カイ:うん、もうしない。…俺、1年A組の 南原 海(みなみはら かい)。カイって呼んでな。 ソラ:おっけー、カイ。で、さっきの話だけど、ドラムできんのか? カイ:あぁ。中学の時にな。仲間とバンドを組むためにやってたんだけど、まぁ解散しちゃってね。ちょうど俺も、良い仲間がいないか探していたとこだったんだ。 リク:ちょうどいいな!ってか、俺らの名前、すっげぇ合ってね?空と海と陸だぜ! ソラ:だな!こんな最高な出会い、あるか? カイ:屋上に来てみたかいがあった…!なあ、今から時間ある?小さいけど、親父がスタジオ持っててさ。今からセッションしねぇ? リク:最高かよ!?行く!俺、家からギター持ってくる! ソラ:マジか!よっしゃ!テンションあがってきたー!! カイ:っしゃあ!じゃあ行くか!よろしくな!ソラ、リク! リク:おうっ!よろしくな! ソラ:ああ、よろしく! 0:(回想シーン終了) ソラ:また、あの頃のように、3人でセッション…してぇよ…。リク、カイ…! ソラ:俺は、幼女ゾンビの手を回避しながらコンビニへ立ち寄り、抱えられるだけの食料と水をもって来た道を引き返した。案の定、コンビニは機能しておらず、店員がいない状態だったので、緊急事態だからと拝借させてもらった。 ソラ:なんとかアパートまでたどり着き、ドアロックを解除しようとしたときだった。 カイ:(ロリ)まて!にんげん! リク:(ロリ)まだ、いきのこっていたとはな! ソラ:カイ…リク…。 カイ:(ロリ)もういいかげん、あきらめろ。のこるはおまえだけだぞ。 リク:(ロリ)おまえもはやく、こっちにくるんだ。 ソラ:くっ!俺が幼女ゾンビになったら、誰がお前たちを治すんだ!俺は絶対にあきらめない!必ず逃げて、お前たちを元に戻すっ!俺のことも、必ず思い出させてやるからな…っ! カイ:(ロリ)…ほぇ? リク:(ロリ)…ほぇ? ソラ:お前らは、今は記憶も、知力も、欲望もない、ゾンビになっている…でも!必ず治す方法があると、信じている!だから…! カイ:(ロリ)なにいってんだ、そら。 ソラ:……え? リク:(ロリ)あたしたち、きおくをなくしたわけじゃないよ? ソラ:…は? カイ:(ロリ)たしかに、へんなういるすにかんせんして、からだはちいさくなったし、うまくしゃべれないし、あたまもわるくなったんだけど、 リク:(ロリ)きおくはちゃんと、のこってるよ? ソラ:え?いやだって、この辺にいる幼女ゾンビ、みんな虚ろな目で徘徊してるし…。 カイ:(ロリ)いま、あたしたちのあいだで、ぞんびごっこ、がはやってるの。 リク:(ロリ)あたしたちが、かんせんしたのは、たぶん、ちいさなおんなのこになってしまうだけのういるす。 ソラ:ゾンビごっこ!?ってか、記憶あんのかよ!! カイ:(ロリ)あのね、そら。ようじょらいふ、とーってもたのしいよ! リク:(ロリ)そう!すごーくたのしいの!だから、そらもいっしょに、ちいさなおんなのこに、なろ? ソラ:ま、まて!俺らには、ほら!バンドがあるだろ!一緒にビックになるって、約束しただろ!? カイ:(ロリ)うん!だから、ようじょばんど、くもう! ソラ:幼女、バンド…? リク:(ロリ)ちいさなおんなのこでも、やれることあるからさ!むしろ、ちいさなおんなのこだからこそ、できることもあるからさ! ソラ:え…おい…お前ら…やめろ…! カイ:(ロリ)いっしょに、ようじょに、なろっ!かぷっ! リク:(ロリ)ぞんびごっこも、いっしょにやろっ!かぷっ! ソラ:あああああああああぁ!!! 0:間 ソラ:(ロリ)ようじょ、ばんざぁぁぁぁぁい!! カイ:(ロリ)わぁぁぁぁぁぁいっ! リク:(ロリ)これでみーんな、かわいいおんなのこだねっ! ソラ:(ロリ)わぁぁぁ!なんか、なんでもたのしいっ!なんでもできるきがするっ! カイ:(ロリ)でしょでしょ? ソラ:(ロリ)よぉぉぉし!!じゃあ、そんびごっこ、あたしもいーれーてっ! リク:(ロリ)もちろんだよぉ!じゃあ、そら、ぞんびくいーんね! ソラ:(ロリ)くいーんやっていいの!?やったぁぁぁ!!! カイ:(ロリ)ほーら!みんなが、まってるよ!いこっ! ソラ:(ロリ)こーして!ようじょになったあたしたちは!まいにちを、しあわせに、たのしく!くらしたのでした! ソラ:(ロリ)幼女ぞんびわーるど、おーわりっ!

0:『幼女ゾンビワールド』 ソラ:時は20XX年。今、この世界はとあるウイルスにより、崩壊へと向かっていた。ウイルスに感染した人間は助からない。そして、感染した人間に噛まれると、そのウイルスは即効で噛まれた人間をも侵食してしまう。 カイ:(ロリ)がおーっ!がーおーっ!! ソラ:ウイルスに感染してしまった人間は.........知力を失い、欲望を失い、ただただ生きている人間に群がるだけのゾンビと化してしまう.......。 リク:(ロリ)うおーっ!ぞーんーびーっ! ソラ:そして、ゾンビとなった人間は......... カイ:(ロリ)ぞーんーびーだーぞーぉっ! ソラ:みんな......... リク:(ロリ)がおーっ!ぞんびがおーっ! ソラ:幼女となってしまっていたのであった......! : ソラ:(タイトルコール)幼女ゾンビワールド : ソラ:俺はソラ。自由奔放な大学生だ。今、俺は借りているアパートの一室に閉じこもっていた。そろそろ24時間経つんじゃないだろうか。閉じこもっているのには、もちろん理由がある。俺は陽キャの部類だと自負しているし、毎日のようにつるんでいる仲間だっている。だから、だから、こうやって丸一日独り孤独に過ごすなんて現状、本来ならばありえないのだ。引きこもっている理由、それは。 カイ:(ロリ)うおおおおぉー! リク:(ロリ)ぐおおおおおぉー! ソラ:今、日本は”幼女ウイルス”というマジで意味不明なウイルスに侵されてしまっているからだ。 ソラ:俺はおそるおそるカーテンを少しだけ開き、外の様子をうかがう。外にはたくさんの幼女ゾンビが徘徊していた。そしてその中には...... カイ:(ロリ)あばばばばばばばばぁー! リク:(ロリ)うぉぉぉぉおぅおぅおぅ! ソラ:俺の高校の時からの仲間であり、現在一緒にバンドを組んでいる仲間、カイとリクもいた。共にステージに立っていた輝かしいイケメンの面影はなくなり.........今は幼女となって、可愛らしい声をあげながら家の外をうろうろしている。 あれは、昨日の出来事であった。 0:(回想シーン) カイ:今日のステージ、マジでアツかったなぁ! リク:おーよ!カイのエレクトリックなギター、マジで最高だった!!あれはシビレたぁ! ソラ:だな!でも、リクのドラムもキマッてたぜ!あのカッティング、誰にも真似できねぇよ! リク:サンキュー!練習したかいがあったぜ! カイ:ソラのド迫力のボーカルも最強だったよなぁ!天にまで届くんじゃねぇかってくらい響いてた! ソラ:テンションあがったからなぁ!そりゃあ太陽にも聞かせたくなるだろ! リク:はははっ!やっぱり俺ら、最高のグループだよなっ!! カイ:おう! ソラ:絶対にビックになってやろうぜ! リク:目指すは世界っ! カイ:おーーーっ!............っと、なぁ ソラ:ん?どーしたよ? カイ:あそこに女の子がいる。なんか様子おかしそうじゃね? リク:んー、あ、ホントだ。なんか、歩き方がフラフラして危ないな...... カイ:俺、ちょっと見てくる! ソラ:あーおい!.......行っちゃった。アイツ、子供大好きだからなぁ。 リク:カイらしいや。んにしても、どーしたんだろ?ケガでもしちゃってたのかな? ソラ:お、話しかけてるな.........あれ?なんか、噛まれてない?アイツ リク:噛まれたな。..........あれ?なんか.......カイ、縮んでね? ソラ:あ、ホントだ。声掛けた女の子と同じ大きさになったな。...............え? リク:あ、こっちきてる.........え? カイ:(ロリ)うおおおおおおぉぉぉ! ソラ:やばいやばいやばいって!幼女!幼女が!!幼女が迫ってきてる!!逃げろ!! リク:なにあれなにあれなにあれ!?カイが幼女になった!!カイが!幼女に!!なった!!イケメンギタリストが!ツインテール幼女になってる!!!なんで!?!? ソラ:おかしいおかしいおかしい!!身体の体積どーなってんの!?髪の毛の毛量どーなってんの!? リク:わけわからん!とりあえず逃げろ! カイ:(ロリ)まてぇぇぇぇぇっ!! ソラ:くそっ!あっ!!(ソラ、こける) リク:ソラ! カイ:(ロリ)わぁぁぁぁぁぁっっ!! ソラ:う、うわぁぁぁぁっ!!! リク:ソラっ!危ないっ!!(リクがソラをかばい、迫ってきた幼女カイを自分の体で包み込む) カイ:(ロリ)うぅ!うー!うー! ソラ:おい!リク! リク:逃げろ、ソラ......お前の歌声を.........失う訳にはいかねぇ...... ソラ:バカ!リク!逃げろって! カイ:(ロリ)うー!うー!うーーー!かぷっ!(幼女カイ、リクの腕を噛む) リク:すまねぇ、ここまでだ。頼む、逃げ切ってくれよ..........ソラ............。 ソラ:リクぅぅぅぅぅ!!! リク:(ロリ).............ぅ.........うー...うーあー! ソラ:くっ!リク、お前まで......っ!おかっぱ幼女になりやがって......!! カイ:(ロリ)うーあー! リク:(ロリ)あーうー! ソラ:絶対、逃げ切って、お前らを助ける方法を探すからな......っ!待ってろよっ!くっ! 0:(回想シーン終了) ソラ:何とか逃げ切って、帰ってきたはいいものの…思っていた以上に被害は大きかった。外を見渡す限り、幼女、幼女、幼女!もう、俺しか生き残っていないんじゃないか…? 0:(ソラのおなかが鳴る) ソラ:くっ、腹が減った。こういう時に限って、ストックしている食料がなく、今朝から夕方の今まで何も食べていなかった。このままではヤバイ。……近くのコンビニまで徒歩5分。行くしか、ない! ソラ:俺は意を決し、家から飛び出した! カイ:(ロリ)われわれはー!ぞんびであるー! リク:(ロリ)ぞんびであるー! カイ:(ロリ)このせかいはー! リク:(ロリ)このせかいはー! カイ:(ロリ)われわれぞんびがー! リク:(ロリ)ぞんびがー! カイ:(ロリ)のっとったー! リク:(ロリ)わーーーー! ソラ:外に出ると、アパート前の小さな公園に、幼女がたくさん集まっていた。幼女たちは、二人の演説幼女の言葉に耳を傾けている。 ソラ:あれ、カイとリクじゃねぇか!ってかしゃべれんのか、あのゾンビ! カイ:(ロリ)いいかー!われわれはー! リク:(ロリ)われわれ、ぞんびはー! カイ:(ロリ)このせかいのにんげんをー! リク:(ロリ)にんげんをー! カイ:(ロリ)すべてぞんびにするー! リク:(ロリ)わーーーー! ソラ:あいつらマジでなにやってんの!?…あいつらのこんな姿、見たくなかった…!くそ、この正体不明のウイルスは一体なんなんだ…。あいつら、もしかして記憶も全部失ってしまったのか…?俺のことも…もう、忘れてしまったのかな…。……くっ…また…また絶対、3人でステージに立つんだ…!そしていつか必ず大都会のステージで…! ソラ:俺は流れる涙をそのままに、ひたすらコンビニまで駆けていった。 0:(回想シーン) ソラ:俺たちが出会ったのは、高校生の時だった。まだ、クラスの中でもグループが出来上がっていない、4月のことだ。俺は、放課後、なんとなく屋上へ行ってみた。 : ソラ:放課後の屋上って、いろんな生徒がいてにぎわってると思ったんだけど、誰もいねぇな。そだ、ここなら大声出しても問題なさそうだし、ちょっと歌ってみるか! : ソラ:俺は、誰もいないのをいいことに、一人気持ちよく歌っていた。そこへ…。 リク:(拍手しながら)えー、歌うまいじゃん。 ソラ:わっ!びっくりしたぁ…! リク:わりぃわりぃ。そこの建物の影で寝てたからさ、さっきまで。 ソラ:おぉ、それは悪いことしたな。誰もいないんだと思って。 リク:いや、良いもの聞けたよ。歌、うまいんだね。すっげぇパワフルで、こう、心臓に響く迫力がある。 ソラ:うぅん、聞かれてたってなると恥ずかしいな…。 リク:俺、1年C組の 東城 陸(とうじょう りく)。リク、って呼んでくれて構わない。 ソラ:隣のクラスだったのか。俺は1年B組、北野 空(きたの そら)。ソラ、でいい。 リク:よろしくな、ソラ。でさ、今のソラの歌声聞いて、決めたことがあるんだ。 ソラ:ん?なんだ? リク:俺とバンド、組まねぇか?お前とだったら、ビックになれる気がするんだ。 ソラ:バンド…。 リク:俺の激しいギターに、お前の歌声ならついてこれると思うんだ。 ソラ:バンド、か。いいな、それ! リク:おう!一緒に、やろうぜっ! : カイ:バンドかぁ!だったら、ドラムが必要じゃあないかい? : ソラ:ん?ど、どこから声が? リク:だ、誰だ? カイ:ふふふ、そこの君が歌っているときも、そこの君が寝ているときも、俺はずっとここにいたのさぁ。 ソラ:ど、どこだよ…! カイ:さっき君…リク、だったかな。リクが寝ていた場所から少し進んだとこに、フェンスがある。そこに俺はいるさ。 リク:こっちか! ソラ:ここに……って、え? リク:お、おい!あぶねぇって! カイ:フェンスを越えようとして登ってみたはいいけれども……戻れなくなってしまった。手を、貸してくれるかい? 0:間 カイ:助かった…マージで怖かった…死ぬかと思った…。 ソラ:馬鹿か!何してんのマジで!俺らがいなかったらどうするつもりだったの!? リク:なんでフェンス越えたの!?越えないためのフェンスでしょ!?マジで何してんの!? カイ:いや、なんかこう、フェンスを越えて、ギリギリでいつも生きていたいなっていう経験をしてみようかと思ったら……フェンス越えた瞬間足震えて動けなくなっちゃって。 ソラ:その危険すぎる思い付きやめろ…。 リク:こっちもヒヤヒヤしたわ…もうこんなことやめろよ。 カイ:うん、もうしない。…俺、1年A組の 南原 海(みなみはら かい)。カイって呼んでな。 ソラ:おっけー、カイ。で、さっきの話だけど、ドラムできんのか? カイ:あぁ。中学の時にな。仲間とバンドを組むためにやってたんだけど、まぁ解散しちゃってね。ちょうど俺も、良い仲間がいないか探していたとこだったんだ。 リク:ちょうどいいな!ってか、俺らの名前、すっげぇ合ってね?空と海と陸だぜ! ソラ:だな!こんな最高な出会い、あるか? カイ:屋上に来てみたかいがあった…!なあ、今から時間ある?小さいけど、親父がスタジオ持っててさ。今からセッションしねぇ? リク:最高かよ!?行く!俺、家からギター持ってくる! ソラ:マジか!よっしゃ!テンションあがってきたー!! カイ:っしゃあ!じゃあ行くか!よろしくな!ソラ、リク! リク:おうっ!よろしくな! ソラ:ああ、よろしく! 0:(回想シーン終了) ソラ:また、あの頃のように、3人でセッション…してぇよ…。リク、カイ…! ソラ:俺は、幼女ゾンビの手を回避しながらコンビニへ立ち寄り、抱えられるだけの食料と水をもって来た道を引き返した。案の定、コンビニは機能しておらず、店員がいない状態だったので、緊急事態だからと拝借させてもらった。 ソラ:なんとかアパートまでたどり着き、ドアロックを解除しようとしたときだった。 カイ:(ロリ)まて!にんげん! リク:(ロリ)まだ、いきのこっていたとはな! ソラ:カイ…リク…。 カイ:(ロリ)もういいかげん、あきらめろ。のこるはおまえだけだぞ。 リク:(ロリ)おまえもはやく、こっちにくるんだ。 ソラ:くっ!俺が幼女ゾンビになったら、誰がお前たちを治すんだ!俺は絶対にあきらめない!必ず逃げて、お前たちを元に戻すっ!俺のことも、必ず思い出させてやるからな…っ! カイ:(ロリ)…ほぇ? リク:(ロリ)…ほぇ? ソラ:お前らは、今は記憶も、知力も、欲望もない、ゾンビになっている…でも!必ず治す方法があると、信じている!だから…! カイ:(ロリ)なにいってんだ、そら。 ソラ:……え? リク:(ロリ)あたしたち、きおくをなくしたわけじゃないよ? ソラ:…は? カイ:(ロリ)たしかに、へんなういるすにかんせんして、からだはちいさくなったし、うまくしゃべれないし、あたまもわるくなったんだけど、 リク:(ロリ)きおくはちゃんと、のこってるよ? ソラ:え?いやだって、この辺にいる幼女ゾンビ、みんな虚ろな目で徘徊してるし…。 カイ:(ロリ)いま、あたしたちのあいだで、ぞんびごっこ、がはやってるの。 リク:(ロリ)あたしたちが、かんせんしたのは、たぶん、ちいさなおんなのこになってしまうだけのういるす。 ソラ:ゾンビごっこ!?ってか、記憶あんのかよ!! カイ:(ロリ)あのね、そら。ようじょらいふ、とーってもたのしいよ! リク:(ロリ)そう!すごーくたのしいの!だから、そらもいっしょに、ちいさなおんなのこに、なろ? ソラ:ま、まて!俺らには、ほら!バンドがあるだろ!一緒にビックになるって、約束しただろ!? カイ:(ロリ)うん!だから、ようじょばんど、くもう! ソラ:幼女、バンド…? リク:(ロリ)ちいさなおんなのこでも、やれることあるからさ!むしろ、ちいさなおんなのこだからこそ、できることもあるからさ! ソラ:え…おい…お前ら…やめろ…! カイ:(ロリ)いっしょに、ようじょに、なろっ!かぷっ! リク:(ロリ)ぞんびごっこも、いっしょにやろっ!かぷっ! ソラ:あああああああああぁ!!! 0:間 ソラ:(ロリ)ようじょ、ばんざぁぁぁぁぁい!! カイ:(ロリ)わぁぁぁぁぁぁいっ! リク:(ロリ)これでみーんな、かわいいおんなのこだねっ! ソラ:(ロリ)わぁぁぁ!なんか、なんでもたのしいっ!なんでもできるきがするっ! カイ:(ロリ)でしょでしょ? ソラ:(ロリ)よぉぉぉし!!じゃあ、そんびごっこ、あたしもいーれーてっ! リク:(ロリ)もちろんだよぉ!じゃあ、そら、ぞんびくいーんね! ソラ:(ロリ)くいーんやっていいの!?やったぁぁぁ!!! カイ:(ロリ)ほーら!みんなが、まってるよ!いこっ! ソラ:(ロリ)こーして!ようじょになったあたしたちは!まいにちを、しあわせに、たのしく!くらしたのでした! ソラ:(ロリ)幼女ぞんびわーるど、おーわりっ!