台本概要

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タイトル 今夜、魔王様の寝首をかきます
作者名 ろくしょうるり  (@ruri6syo)
ジャンル コメディ
演者人数 5人用台本(不問5) ※兼役あり
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 王様とABCとまおうとゆうしゃ!
このシナリオはセリフか原形とどめてなくても演者さんが楽しかったらそれで全然オッケー!なエンジョイシナリオです。 みんなで楽しく遊んでね!

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
不問 46 王様 性別不問
不問 14 家臣Aと名乗る 性別不問
不問 14 家臣Bと名乗る 性別不問
不問 27 家臣Cと名乗る 性別不問
魔王 不問 25 まおうさま 前半のみ。後半は勇者(勇)をお願いします 性別不問
不問 15 勇者。 後半のみ。魔王の方がお願いします 性別不問
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
王:勇者が魔王討伐に向かい3年か 王:今頃魔王城へと至っている頃であろう 王:勇者としての務めを果たせよ、勇者よ 0:口々に王を探すABC  A:王様ー! B:王様ー! C:王様ー! A:王よ!王よ、どこにいらっしゃいますか! 王:余はここにおるぞ B:探しましたぞ 王:余はずっとこの玉座におったぞ。して何用じゃ C:なんでもないです。ただ呼んだだけ 王:なんじゃと A:この城の王はいずれかと 王:貴様…余を愚弄するか B:とんでもございません C:そんなAとBの陰に隠れて---えいっ! 0:いきなり魔王登場。ぼわわ〜ん 魔王:呼ばれてないけどじゃじゃじゃじゃ〜ん 魔王:我は魔王なり A/B/C:魔王様! 王:?!貴様ら余の家臣ではなかったのか!ちょっとおかしいなとは思ったが A:うまくいきましたな、魔王様 魔王:うむ B:勇者を魔王城へと向かわせその隙に、我らこのかりそめの人の身で王城へ入り込む C:そしてこの魔王様謹製!ご自身召喚アイテムを床に投げつければー! 魔王:煙の中からじゃじゃじゃじゃ〜ん、というわけだ!(高笑い) 王:ぬぬ…してやられたか。それで余をどうするつもりか。首をはねるか。 魔王:ハアッ! 王:ウッ、何をした 魔王:人間の王よ。今お前に放ったのは魔王が秘技!2日後に死ぬ呪いだ 王:何だと!今ここで余を殺すなど容易いだろうになんと半端な秘技 魔王:半端言うな!あと2日やったのだ。死ぬ前にしたい事もあろう A:おお、さすが魔王様。なんと慈悲深い B:さあ立て王よ。今からあの窓に立ち皆に広めるのだ。人間共の敗北をな! 王:くっ、余の命あと2日…2日で死ぬのか 魔王:そうだ、お前の命もあと2日… C:で、魔王様は今日までの命です 魔王:え…家臣C?今日で我死ぬの? C:そうですよ? 魔王:なんで C:それは今夜、私が寝首を掻くからです 魔王:えーっ!てかそれ我に言っちゃっていいの?! C:大丈夫ですよそれも計画ですから。ねえ家臣B B:ええ?! C:何ヶ月も前からずっと話し合ってきたじゃないですか家臣A A:ちょ、家臣C?え? C:やだなあ。この後魔王様には死んでもらえれば2日後には人間の城と魔王城両方のお宝ヒャッハー!てあんなに盛り上がったじゃないですか 魔王:お、お前たち… A:魔王様? B:我々は違いますよ? A:決してそんな 魔王:よくわかった。ならば我直々に相手をしてやる!3人まとめてかかってこい…魔王として受けて立とうぞ! C:えー、やですよ。 魔王:なん、だと C:正々堂々戦って勝てるわけないから寝首掻くんじゃないですか 魔王:なっ…ええい!ならばこちらから C:投げますよ 魔王:! C:魔王城に帰る煙玉。投げますよ 魔王:ウウウ C:今帰ったら何が城で待ってるんでしたっけ? 魔王:ゆ、勇者一行 C:ですね!どのみち死にますね!でも万が一、万が一ですが勇者倒せちゃったら、さっさとお布団入って寝てくださいませ。 C:テーブルのいつもの飲み物に家臣A自慢の尻尾の針からとった猛毒製、とってもよーく効くお薬入れてありますから。それ飲んで大人しく寝てください A:それも言っちゃうのー?!てかいつの間にとられてたの尻尾の毒ゥ! 魔王:家臣A、お前の尻尾への無頓着さ知らぬ者はないぞ。いつも後ろで部下達が毒針にやられまくっとる A:え そんな って井戸の!新しい井戸水をお飲みくださいませ魔王様! B:いえ きっと井戸にも毒が…川! 川の水の方が! 魔王:う うむそうしよう C:ふっふ そう来ますよね♪ 実は川には家臣Bの~ B:わーっ、なんか川もダメぽいですぞ魔王様! 王:何かわからぬが…お前の部下、怖いな 魔王:我もそう思う。実はお前が真の魔王なの?家臣C C:滅相もない私はC。ABCのCですよ。おはようからおやすみまで魔王様の暮らしを見つめるCですよ 王:このフレーズ! まさか家臣Cの真の姿は… 獅子! B:家臣C…いつも魔王様の玉座の脇で寝そべってるあいつだったのか A:今夜がぶっとやるつもりか C:まあ、毎晩いつでもできたんですけどね~ ほら、勇者をなんとかしないといけないし 魔王:ウグッ…我は今、猛烈に後悔しておるぞ(涙目)ほら、あんなにかわいがってやったじゃん?耳の後ろ掻くといつも喉ならしてたじゃん? C:ぶっちゃけそれだけでしょう。餌がくっそマズいんですよ。毎日毎日ひとの目の前で高級肉バクついてさ。いつ首噛んでやろうと思ってましたよ 王:Cは獅子の魔物…AとBは… 魔王:人間の王 何ブツブツ言ってんの。なあ今夜我ここに泊まっていい? 王:お、おう?余としては直ちに帰ってもらいたい 魔王:ええー、主までそんなこと言うのぉ?折角2日生かしてあげたのに 王:むしろ2日にされたのだが。そうだ、呪いを解け。さすれば 魔王:何!本当か!よし C:はいそこそうはさせませんよ 面倒だからお帰りください煙玉ぽーい 魔王:うわああー! 王:あっ 0:  0:(間) 0:  王:あの後すぐ 家臣ABCも歩いて帰っていった… 王:あれから今日で2日目。世の命ももう終わりか 王:勇者はどうしたろうか。無事に戻るだろうか… 王:それにしても、あの日から世の頭から離れんあの問題 0:(間) 王:家臣Cは獅子…家臣Aはエイ…Aだけにエイ 王:尻尾の毒とか申してたし。たぶんエイであってる 0:(間) 王:だが、Bだけはわからぬ… ヒントがなさ過ぎて。 王:川… 川で… B… 王:ビー、と言えば蜂? いや、川の水関係ないな… 王:…ウッ!き、急に心臓が! ついにこの時がきおったか 0:勇者帰還 勇:王、ただいま戻りました! 王:(虫の息)おお、勇者… よく戻った…ってうわっ、一体何連れてきたんじゃ A:スイー スイー B:ビチビチ ビタンビタン! C:ガオー! 勇:何って、僕のパーティーです。あれっ、一度会っていませんか?ほら、ABC 王:(虫の息)え、ABCとは、あの…?! 勇:2日前あなたの元にやってきた 王:魔王の…? 勇:ええ、そうです 勇:僕の仲間ABCは僕が旅立ってすぐに出会った魔物なんです。魔王に取り入って家臣として僕をサポートしてくれたんですよ。この3年間よくバレずに頑張ってくれました 勇:ほら、みんな挨拶して。 A:スイー スイー B:ビタンビタン! C:グルルル ガオー! 勇:Aはエイ型の魔物で尻尾に毒があるんです。飛び回りながらそれとなく尻尾で魔物達を始末してくれました 王:Aは…エイ C…は 獅子… 勇:そうです。獅子のCです。魔王のペットとして僕に魔王の全てを教えてくれましたよ 王:して… び、B、Bは… 答えが気になりすぎてBの正体を聞くまでは死んでも死に切れん 勇:ビンチョウマグロです 王:マ…?! 勇:ええ。ビンチョウマグロです。ほら、この僕が抱っこしてるこのマグロが 王:B… B:ビチビチ ビタンビタン! 王:なーーー!川の水関係ないではないか…! ヒントが、ヒントが酷すぎるぞ(虫の息) 勇:それよりも王、そろそろ時間ですね 王:な… 勇:ありがとうございます、王。あなたが犠牲にならなければ僕は今頃… 王:そ、そうじゃ!余はなぜこんな…体に…!(虫の息)そうじゃ…魔王は、魔王は倒せたのだろうな 勇:ええ、もちろん。僕とABCの華麗なる連携によってね。いつもの飲み物を飲んでまんまと寝入った魔王の首をガブッとCが 王:それはよかっ… え、結局勇者何やった?え?あの状況で飲み物飲んだのか魔王! まあいい… それより余はなぜ…殺されるのだ… おそらく首謀者はお前だろう、勇者 勇:それは、魔王のスキルですよ。魔王が生涯一度だけ使えるスキル。「2日後に死ぬ奥義」 王:そ、そんな…一度きりの秘技だったとは 勇:本来なら魔王は勇者に倒される間際に放ち、勇者が帰還する間に死ぬっていう相討ち技だったんですけど 王:そ、それで…余を その 勇:はい。いけにえに。死んでも一番困らないじゃないですか。もしあなたが死んだとしても、魔王を討ち滅ぼし帰還した英雄の僕が王になるってまさしく王道の結末でしょう?  王:お、お前… お前というヤツは… …おい!出会え!魔物が城内に入り込んだぞ!ゴホッゴホッ 勇:あっ、ABC、早く人間の姿に! A/B/C:はーい(ボフン!) 王:お、お前達… A:王、折角ですので護衛の者が駆けつけるまで息をしていてくだされよ B:我らが手を下していない証人になっていただきます C:王様、もうちょっと頑張っててね! 王:お前達よ…最後に聞きたい… 魔物のお前達はなぜ…勇者側に寝返ったのじゃ…? 0:(間) A/B/C:キビダンゴがおいしかったから! 0:  0: ~ おしまい ~ 0: 

王:勇者が魔王討伐に向かい3年か 王:今頃魔王城へと至っている頃であろう 王:勇者としての務めを果たせよ、勇者よ 0:口々に王を探すABC  A:王様ー! B:王様ー! C:王様ー! A:王よ!王よ、どこにいらっしゃいますか! 王:余はここにおるぞ B:探しましたぞ 王:余はずっとこの玉座におったぞ。して何用じゃ C:なんでもないです。ただ呼んだだけ 王:なんじゃと A:この城の王はいずれかと 王:貴様…余を愚弄するか B:とんでもございません C:そんなAとBの陰に隠れて---えいっ! 0:いきなり魔王登場。ぼわわ〜ん 魔王:呼ばれてないけどじゃじゃじゃじゃ〜ん 魔王:我は魔王なり A/B/C:魔王様! 王:?!貴様ら余の家臣ではなかったのか!ちょっとおかしいなとは思ったが A:うまくいきましたな、魔王様 魔王:うむ B:勇者を魔王城へと向かわせその隙に、我らこのかりそめの人の身で王城へ入り込む C:そしてこの魔王様謹製!ご自身召喚アイテムを床に投げつければー! 魔王:煙の中からじゃじゃじゃじゃ〜ん、というわけだ!(高笑い) 王:ぬぬ…してやられたか。それで余をどうするつもりか。首をはねるか。 魔王:ハアッ! 王:ウッ、何をした 魔王:人間の王よ。今お前に放ったのは魔王が秘技!2日後に死ぬ呪いだ 王:何だと!今ここで余を殺すなど容易いだろうになんと半端な秘技 魔王:半端言うな!あと2日やったのだ。死ぬ前にしたい事もあろう A:おお、さすが魔王様。なんと慈悲深い B:さあ立て王よ。今からあの窓に立ち皆に広めるのだ。人間共の敗北をな! 王:くっ、余の命あと2日…2日で死ぬのか 魔王:そうだ、お前の命もあと2日… C:で、魔王様は今日までの命です 魔王:え…家臣C?今日で我死ぬの? C:そうですよ? 魔王:なんで C:それは今夜、私が寝首を掻くからです 魔王:えーっ!てかそれ我に言っちゃっていいの?! C:大丈夫ですよそれも計画ですから。ねえ家臣B B:ええ?! C:何ヶ月も前からずっと話し合ってきたじゃないですか家臣A A:ちょ、家臣C?え? C:やだなあ。この後魔王様には死んでもらえれば2日後には人間の城と魔王城両方のお宝ヒャッハー!てあんなに盛り上がったじゃないですか 魔王:お、お前たち… A:魔王様? B:我々は違いますよ? A:決してそんな 魔王:よくわかった。ならば我直々に相手をしてやる!3人まとめてかかってこい…魔王として受けて立とうぞ! C:えー、やですよ。 魔王:なん、だと C:正々堂々戦って勝てるわけないから寝首掻くんじゃないですか 魔王:なっ…ええい!ならばこちらから C:投げますよ 魔王:! C:魔王城に帰る煙玉。投げますよ 魔王:ウウウ C:今帰ったら何が城で待ってるんでしたっけ? 魔王:ゆ、勇者一行 C:ですね!どのみち死にますね!でも万が一、万が一ですが勇者倒せちゃったら、さっさとお布団入って寝てくださいませ。 C:テーブルのいつもの飲み物に家臣A自慢の尻尾の針からとった猛毒製、とってもよーく効くお薬入れてありますから。それ飲んで大人しく寝てください A:それも言っちゃうのー?!てかいつの間にとられてたの尻尾の毒ゥ! 魔王:家臣A、お前の尻尾への無頓着さ知らぬ者はないぞ。いつも後ろで部下達が毒針にやられまくっとる A:え そんな って井戸の!新しい井戸水をお飲みくださいませ魔王様! B:いえ きっと井戸にも毒が…川! 川の水の方が! 魔王:う うむそうしよう C:ふっふ そう来ますよね♪ 実は川には家臣Bの~ B:わーっ、なんか川もダメぽいですぞ魔王様! 王:何かわからぬが…お前の部下、怖いな 魔王:我もそう思う。実はお前が真の魔王なの?家臣C C:滅相もない私はC。ABCのCですよ。おはようからおやすみまで魔王様の暮らしを見つめるCですよ 王:このフレーズ! まさか家臣Cの真の姿は… 獅子! B:家臣C…いつも魔王様の玉座の脇で寝そべってるあいつだったのか A:今夜がぶっとやるつもりか C:まあ、毎晩いつでもできたんですけどね~ ほら、勇者をなんとかしないといけないし 魔王:ウグッ…我は今、猛烈に後悔しておるぞ(涙目)ほら、あんなにかわいがってやったじゃん?耳の後ろ掻くといつも喉ならしてたじゃん? C:ぶっちゃけそれだけでしょう。餌がくっそマズいんですよ。毎日毎日ひとの目の前で高級肉バクついてさ。いつ首噛んでやろうと思ってましたよ 王:Cは獅子の魔物…AとBは… 魔王:人間の王 何ブツブツ言ってんの。なあ今夜我ここに泊まっていい? 王:お、おう?余としては直ちに帰ってもらいたい 魔王:ええー、主までそんなこと言うのぉ?折角2日生かしてあげたのに 王:むしろ2日にされたのだが。そうだ、呪いを解け。さすれば 魔王:何!本当か!よし C:はいそこそうはさせませんよ 面倒だからお帰りください煙玉ぽーい 魔王:うわああー! 王:あっ 0:  0:(間) 0:  王:あの後すぐ 家臣ABCも歩いて帰っていった… 王:あれから今日で2日目。世の命ももう終わりか 王:勇者はどうしたろうか。無事に戻るだろうか… 王:それにしても、あの日から世の頭から離れんあの問題 0:(間) 王:家臣Cは獅子…家臣Aはエイ…Aだけにエイ 王:尻尾の毒とか申してたし。たぶんエイであってる 0:(間) 王:だが、Bだけはわからぬ… ヒントがなさ過ぎて。 王:川… 川で… B… 王:ビー、と言えば蜂? いや、川の水関係ないな… 王:…ウッ!き、急に心臓が! ついにこの時がきおったか 0:勇者帰還 勇:王、ただいま戻りました! 王:(虫の息)おお、勇者… よく戻った…ってうわっ、一体何連れてきたんじゃ A:スイー スイー B:ビチビチ ビタンビタン! C:ガオー! 勇:何って、僕のパーティーです。あれっ、一度会っていませんか?ほら、ABC 王:(虫の息)え、ABCとは、あの…?! 勇:2日前あなたの元にやってきた 王:魔王の…? 勇:ええ、そうです 勇:僕の仲間ABCは僕が旅立ってすぐに出会った魔物なんです。魔王に取り入って家臣として僕をサポートしてくれたんですよ。この3年間よくバレずに頑張ってくれました 勇:ほら、みんな挨拶して。 A:スイー スイー B:ビタンビタン! C:グルルル ガオー! 勇:Aはエイ型の魔物で尻尾に毒があるんです。飛び回りながらそれとなく尻尾で魔物達を始末してくれました 王:Aは…エイ C…は 獅子… 勇:そうです。獅子のCです。魔王のペットとして僕に魔王の全てを教えてくれましたよ 王:して… び、B、Bは… 答えが気になりすぎてBの正体を聞くまでは死んでも死に切れん 勇:ビンチョウマグロです 王:マ…?! 勇:ええ。ビンチョウマグロです。ほら、この僕が抱っこしてるこのマグロが 王:B… B:ビチビチ ビタンビタン! 王:なーーー!川の水関係ないではないか…! ヒントが、ヒントが酷すぎるぞ(虫の息) 勇:それよりも王、そろそろ時間ですね 王:な… 勇:ありがとうございます、王。あなたが犠牲にならなければ僕は今頃… 王:そ、そうじゃ!余はなぜこんな…体に…!(虫の息)そうじゃ…魔王は、魔王は倒せたのだろうな 勇:ええ、もちろん。僕とABCの華麗なる連携によってね。いつもの飲み物を飲んでまんまと寝入った魔王の首をガブッとCが 王:それはよかっ… え、結局勇者何やった?え?あの状況で飲み物飲んだのか魔王! まあいい… それより余はなぜ…殺されるのだ… おそらく首謀者はお前だろう、勇者 勇:それは、魔王のスキルですよ。魔王が生涯一度だけ使えるスキル。「2日後に死ぬ奥義」 王:そ、そんな…一度きりの秘技だったとは 勇:本来なら魔王は勇者に倒される間際に放ち、勇者が帰還する間に死ぬっていう相討ち技だったんですけど 王:そ、それで…余を その 勇:はい。いけにえに。死んでも一番困らないじゃないですか。もしあなたが死んだとしても、魔王を討ち滅ぼし帰還した英雄の僕が王になるってまさしく王道の結末でしょう?  王:お、お前… お前というヤツは… …おい!出会え!魔物が城内に入り込んだぞ!ゴホッゴホッ 勇:あっ、ABC、早く人間の姿に! A/B/C:はーい(ボフン!) 王:お、お前達… A:王、折角ですので護衛の者が駆けつけるまで息をしていてくだされよ B:我らが手を下していない証人になっていただきます C:王様、もうちょっと頑張っててね! 王:お前達よ…最後に聞きたい… 魔物のお前達はなぜ…勇者側に寝返ったのじゃ…? 0:(間) A/B/C:キビダンゴがおいしかったから! 0:  0: ~ おしまい ~ 0: