台本概要

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タイトル 魔法使い見習いの苦悩
作者名 佐久間ユタカ  (@sakusaku_yutaka)
ジャンル ファンタジー
演者人数 5人用台本(不問5)
時間 50 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 ■コメディ要素大です、ハイテンションでお楽しみください
※好きな配役でお楽しみください、女性5人でも男性5人でも、混合配役でもOKです

■完全に金銭が発生する場の利用はDMまでご連絡下さい
※課金・投げ銭がある配信アプリ可のためご安心ください
※お断りすることはありませんが動画投稿使用時はDMまで事前にご一報ください
■モチベに繋がるためTwitterで呟いていただけると視聴に飛んでいけるため聴けたらとても嬉しいです!
※強制ではありません
■感想やリクエスト等ございましたらTwitterのDMまたはリプにていただけるととても嬉しいです

■一人称変更◎語尾変更◎
※演者様の性別問いません

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
オレガノ 不問 140 馬鹿
クレソン 不問 95 無気力
シナモン 不問 110 優等生
バジル 不問 118 熱血
リーフ 不問 111 マスコット
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0:魔法使い見習いの苦悩 0: オレガノ:俺たちはまだ知らなかった、あんなことになろうとは シナモン:俺たちは知る由もなかった、あいつがあんなことになるなんて バジル:憎きは罰せ、幸福は罪 クレソン:今男たちの戦いの火ぶたは切って落とされた リーフ:魔法使い見習の苦悩!はっじまっるよー! 0: オレガノ:おまえら、覚悟はいいな? バジル:おう オレガノ:俺だってこんなこと、本当は望んでいないんだ!分かるよな? バジル:おまえの気持ちは痛いほど分かるぜ相棒! オレガノ:仕方ないんだ!!!これは、仕方ないことなんだ!! リーフ:落ち着けよリーダー オレガノ:こんなことってあるかよ・・・ クレソン:現実は変えられないってことだ オレガノ:なんでバレンタインチョコが・・・一つだけなんだああああああ!!!! シナモン:うるせえええええ!!!何時だと思ってんだ馬鹿野郎!!! リーフ:あ、シナモン!おはようー! シナモン:おはようリーフ、じゃなくて!時計を見ろ! バジル:見たよ シナモン:何時だ? クレソン:朝5時だね シナモン:4人揃って寝坊常習犯のくせして何こんな朝っぱらから起きてんだよ・・・ オレガノ:シナモン、俺らは今危機的状況を迎えている シナモン:危機的状況?!まさか、お師匠様からの新たな指令でも リーフ:違うよ~ シナモン:じゃあ何だ! オレガノ:昨日は2月14日、世間ではバレンタインデーだった シナモン:あぁ、そういえば、そうだな。それがどうした? オレガノ:それが、どうした?だと!?きーーっ!!これだから嫌なんだモテる男は!! バジル:はぁ~~一体何人の女の子を泣かせてきたのやら シナモン:偏見にも程がある クレソン:俺たちはオレガノに10分前に叩き起こされたんだ リーフ:こんな朝早くに何事かと思ったけど、事態は大分申告だよ シナモン:だから、何があった? オレガノ:俺は昨日という1日を心待ちにしていた、それでもいつも通り修行をして美味しい飯を食って布団に入るという涙なしじゃ語れないいつもの1日を過ごした バジル:俺もだ リーフ:枕を濡らして寝たよね オレガノ:でも俺は諦めなかった!!もしかしたら・・・もしかしたら!そう思って朝ポストを見に行った クレソン:てか、寝てないだろ、目の下にクマがある オレガノ:そしたらどうだ!なんと!あったんだよ!!ピンクのリボンでラッピングされた!チョコらしきものが!! バジル:それがこれだ オレガノ:俺は歓喜した!ひじょーに歓喜した!だがしかし!ここで問題が発生した リーフ:シナモン、このチョコらしきもの、よーく見て シナモン:ん?・・・ん~~?おかしなところがないように見えるが バジル:甘い! クレソン:誰宛てなのか、そして誰からなのか、書いてないんだよ シナモン:あ~・・・確かにそうだな オレガノ:由々しき事態だろ シナモン:話の趣旨がさっぱり分からん オレガノ:だから!唯一貰ったこのチョコらしきもの!一つだ!一つだぞ!俺らは何人いる?! バジル:五人だ オレガノ:そうだ!俺が一人暮らしを仮にしていたとしたらスキップ鼻歌もんだ!だが違う! リーフ:僕たちの中の誰か一人がこのチョコらしきものを手に入れることが出来るんだ バジル:うおおおおおおおおおお!!ガッデム!!! オレガノ:ありえん!ありえなさすぎる!!神よ!なぜこのような仕打ちをわたしにいいい! シナモン:声量を考えろ!朝5時だぞ!? クレソン:と、いうことで、今に至るわけだ シナモン:あ、あぁ・・・大体の状況は把握した。が、話は簡単だろ オレガノ:なんだ?! シナモン:皆で食えばいい バジル:・・・・はぁ リーフ:はぁ~ クレソン:まぁ、そうだよね オレガノ:馬鹿なのかおまえはああああああああ!!!!!! シナモン:なっ、なんだよ!!! バジル:分かってない!分かっていないぞ小童!! シナモン:いや!同い年! リーフ:価値の話だよ、価値の クレソン:チョコが食べたいわけじゃないんだってさ シナモン:は? オルガノ:自分宛てのチョコが俺はほしいんだ! シナモン:・・・おやすみ オルガノ:させるか!!! シナモン:寝させてくれ! バジル:逃がさん リーフ:これは皆の問題だからね! シナモン:くだらないと思わないのか オルガノ:思わない!! シナモン:即答かよ 0:【間】 シナモン:分かった、分かったよ オレガノ:分かってくれたかシナモン! シナモン:おまえが食え、オレガノ オレガノ:え?俺が? バジル:ならん!! シナモン:なんでだよ!いいだろ!もう解放してやれよ! リーフ:ねぇ、シナモン。公平って言葉、分かる? シナモン:リーフまでなんなんだよ・・・ バジル:言っていなかったが、実は俺には心当たりがある オレガノ:なん、だと? シナモン:それを言うなら俺もだ、チョコを渡してきそうな奴に心当たりがある リーフ:僕にもあるよ オレガノ:俺は・・・俺は・・・俺はぁ・・・ クレソン:涙拭けよ オレガノ:ある! クレソン:あるのかよ!! オレガノ:つまりだ、俺らにはそれぞれ心当たりがある、だからこそ、この話は終わらないんだ シナモン:いや、本当にめんどくさい バジル:閃いた!! オレガノ:どうしたバジル!なんだ!? バジル:男なら勝負で勝ち取ろう リーフ:なるほどね バジル:それぞれが一つずつ勝負事を提案するんだ、合計の勝利数が一番多い奴がこのチョコらしきものを獲得する権利を得られる クレソン:公平、だね リーフ:賛成~!オレガノはどう? オレガノ:俺もそれがいいなと思っていたところだ シナモン:乗っかり方が雑なんだよおまえ・・・ オレガノ:話はまとまった!男と男の熱いバトルの開幕といこうじゃねぇか! バジル:うおおおおおおおおおお!! リーフ:おー!♪ クレソン:おー シナモン:もう好きにしてくれ・・・ リーフ:僕らは魔法使い見習いだから、やっぱり魔法勝負とかいれちゃう? バジル:自由だ!なんでもいい!それでこそ勝負というもの! オレガノ:しかし、魔法勝負となると、ダントツでシナモンが勝つだろうな クレソン:確かに、俺らの中じゃ毎回テストで1位だからな リーフ:オレガノは毎回最下位だよね オレガノ:言うな! リーフ:何で1番馬鹿なのにリーダーになったの? オレガノ:ぐっさぁああ!!おまえ、リーフさん・・・言葉が鋭利すぎるぞ・・・ バジル:確か、リーダーはカッコいいから俺だな!って言っていたのは覚えている リーフ:どちらかというと、やっぱりシナモンがリーダーって感じだよね~ シナモン:俺はそんな器じゃないよ クレソン:そーゆーところが、リーダーっぽいんだよ、シナモン シナモン:そ、そうなのか・・・? バジル:それならこの勝負でリーダーの座も1位をとった者にするというのはどうだろう リーフ:あ!いーねー!それ♪ オレガノ:待て!!勝手に決めるな!! リーフ:あれれ~~?自信ないんですか~現リーダーさ~ん バジル:や~だ~弱気な男かっこわる~い~ クレソン:なぜオネェ オレガノ:おまえら・・・ クレソン:まぁ、大体の勝負事は圧倒的にシナモンが強いからなぁ、今までありがとうございました。旧リーダー バジル:ありがとう!旧リーダー! リーフ:お疲れ様!旧リーダー! オレガノ:旧って言うなあああああ!まだやってもないのに決めつけてんじゃねぇ!! クレソン:だって・・・ リーフ:ねぇ? オレガノ:そんな顔で俺を見るな!!・・・シナモン、俺は今日、おまえを倒す シナモン:あ、うん。どうぞ オレガノ:軽い!! シナモン:いや、別に、俺はやりたいなんて一言も言ってない オレガノ:その余裕もここまでだ!!いいか!目にもの見せてやらぁ!! クレソン:かくして、男たちの熱いバトルが今始まるのであった リーフ:ふふっ、何でナレーター口調? クレソン:雰囲気でるかなって オレガノ:いいか!おまえらだって余裕ぶってんじゃねーぞ!敵だからな! バジル:当たり前だ!男の勝負だ! リーフ:勝機は僕にあり、だよ♪ オレガノ:勝負だ!おまえら!! 0: 0:【間】 バジル:皆さんこんにちは、バジルです♪本日のお料理対決のテーマはコチラ!カレーライスを作っていきましょう! シナモン:ちょっと待て!!!!!! バジル:え? シナモン:なんだこの愉快な音楽に明るい部屋!なによりその口調はなんだ!! バジル:お料理教室ですわよシナモンさん シナモン:は? バジル:第1戦目は、料理バトル!男と男の拳という料理を交わそうじゃないか!! オレガノ:いーぞー!バジルー! リーフ:ひゅーひゅー! クレソン:輝いてる~ バジル:じゃあこれ、皆身に着けてね シナモン:・・・ハート柄の・・・エプロン・・・ オレガノ:どうだ!似合うだろう! リーフ:僕の方が似合うね! クレソン:目がチカチカする バジル:勝負内容は簡単だ、おまえたち、カレーライスを作れ!俺が順位をつける! リーフ:なるほどね、それぞれの勝負の提案者は審査員ってことか バジル:その通り!1番が4点、2番が3点、3番が2点、4番が1点のポイントを獲得できる! クレソン:ポイントが1番多い奴の勝利ってことか オレガノ:ポイント制・・・いいな・・・!公平だ! バジル:早速始めるぞ!各自、持ち場につけぃ! 0:【以下ドタバタクッキングの開始】 シナモン:へぇー、色んな材料、スパイス、市販のルーまで用意してくれてるんだ、なるほどね。カレーであればどんなものでもいいってことか リーフ:カレーはやっぱり甘口だよね~~ハチミツ、ハチミツっと~ クレソン:ふむ オレガノ:美味いものを使えば美味いに決まっている! バジル:それぞれが自分流のカレーを作るために食材を選び始めましたね、どうですか?料理研究家のテンさん バジル:【テン】ソウネ、イイと思うヨ! シナモン:まぁ、ここは無難に・・・にんじんと、じゃがいも、玉ねぎ、豚肉っと リーフ:バターも使おう~たっぷりね~~ クレソン:ふむ オレガノ:海老だ!そしてウニ!高級な牛肉も使おう! バジル:皆さん一通り食材は選び終わったみたいですね、テンさんいかがですか? バジル:【テン】ソウネ、悪くナイと思うヨ! シナモン:一口サイズに全部、切って、炒める!水をいれて、市販のルーを入れて、っと バジル:おお!シナモンさんは手際がいいですねぇ!見る限り一般家庭のカレーを作っているように見えます! バジル:【テン】美味しいよネ! リーフ:洋風だからバターの香りを鶏肉につけて~ハチミツを大量に入れて~ バジル:リーフさんはどうやら子供向けでしょうか?甘い香りが漂ってきていますね! バジル:【テン】ハチミツ美味しいよネ! オレガノ:切る!焼く!ぶちこおおおむ!それっぽいスパイスを使おう、ふふふ、はっはっはっはっ! バジル:オレガノさんは魔法薬でも作っているのでしょうか バジル:【テン】個性が強いのはイイことだネ! クレソン:ふむ、ふむ。うむ バジル:おーっと!ここでクレソンさんが素晴らしい包丁さばきと手際の良さをみせてきた! バジル:【テン】彼、イイネ シナモン:完成した! リーフ:僕も出来たよ~! クレソン:どうぞ オレガノ:容易い、早く食ってみろ バジル:4者同時に完成しました!さぁ、早速食べていきましょう! シナモン:どうぞ、家庭の味カレーです バジル:では早速、いただきます、もぐもぐ・・・美味しい!懐かしくも母の味を思い出させますね! シナモン:シンプルに基本に則ったカレーを作ってみた バジル:では次は、リーフさんのカレーをいただきますね リーフ:美味しく召し上がれ♪テーマは甘くとろけちゃうカレーだよ♪ バジル:いただきます。もぐもぐ・・・ぉお、これは、甘い中にもコクがある!!バターの香りがいいですね! リーフ:でしょー!! オレガノ:次は俺がいかせてもらう、高級に勝るものなしカレーだ! バジル:見た目が凄いですね・・・このエビ殻がついたままのように見えますが・・・ オレガノ:出汁をとるためだ バジル:そうですか・・・いただきます・・・んぐっ オレガノ:どうだ?! バジル:次にいきましょう オレガノ:待て!感想を言え! バジル:最後はクレソンさんですね クレソン:どうぞ、シェフの気まぐれカレーです バジル:ぉお、シンプルにみえますが・・・いただきます・・・こ、これは・・・!! クレソン:うむ バジル:とてつもなく美味しい!!辛さと甘さのバランスが絶妙!なんですかこれは! クレソン:クミン、ターメリックを含む8種のスパイスを調合してベースを作り水の代わりにフレッシュトマトを入れてみた バジル:優勝!優勝!優勝です!クレソンさんダントツの1位です! オレガノ:なっ・・・?! バジル:結果発表します。1位クレソンさん クレソン:わーい バジル:2位シナモンさん シナモン:ありがとうございます バジル:3位リーフさん リーフ:ちぇ~~ バジル:4位オレガノさん オレガノ:納得いかん!!!!! バジル:結果は結果です、おめでとうございます皆さん! リーフ:まさかクレソンが料理上手だったなんてね クレソン:たまたまだよ シナモン:オレガノは一体どんなカレーを作ったんだ?一口食べてみるか・・・いただきます リーフ:僕も食べてみるー!いただきまーす! シナモン:んぐっ?! リーフ:うっ?! オレガノ:どうだ!美味くて気絶もんだろ! シナモン:何をいれたらこうなる?! リーフ:うげえええ!!!食感も味も最悪だよこれ!! オレガノ:え・・・ クレソン:まぁ、順当で公平な判断ってことだ バジル:本日のお料理対決はここまで!来週もまた見てね!ばいばーい! シナモン:テンさんは何だったんだ・・・ 0: 0:【間】 リーフ:第2回戦!勝負はナンパ対決だよー! シナモン:ナンパ?! バジル:ほう、面白い オレガノ:得意分野だ!! クレソン:ナンパかぁ リーフ:ルールは簡単!制限時間1時間の内に何人ナンパ出来るか!証拠として一緒に写真を撮れたら成功とみなすよ! オレガノ:余裕だな! リーフ:行ってらっしゃーい♪ シナモン:嫌な予感しかしないな・・・ クレソン:【N】1時間後 リーフ:おかえり皆! バジル:悪いな!優勝はもらった! シナモン:ナンパなんて初めてしたよ・・・はぁ、疲れた クレソン:これ、発表いる? リーフ:どうしたの? クレソン:明らかにオレガノの様子がおかしい リーフ:オレガノ―?オレガノさーん? バジル:反応がないな、屍のようだ リーフ:ダイジェスト映像と一緒に発表していくよー!! シナモン:ダイジェスト映像? クレソン:【N】以下嘘のようで本当にあったお話 バジル:やっぱりナンパといえば人通りが多いところだろう!数を打てば当たる!早速声を掛けていこう! 0: バジル:こんにちは!ナンパをしたいと思っているが今時間はあるか! クレソン:【女の子役】えっ!?だ、誰ですか? バジル:なに、怪しいものではない!ナンパをしているのだ! クレソン:【女の子役】えっと・・・すみません、今忙しいので バジル:写真だけでもいい!どうだ!この筋肉!トキめかないか!? クレソン:【女の子役】・・・やだ、凄い。素敵な上腕二頭筋ですね バジル:そうだろう!そうだろう! クレソン:【N】回想終了 オレガノ:んなアホな!!!! バジル:本当だ リーフ:自分の強みを最大限に使ったのか~ オレガノ:け、結果はどうだったんだ? バジル:5人だ オレガノ:ごっ?!はぁ?! リーフ:おー!!いい結果だね!バジルは5人、っと シナモン:じゃ、じゃあ、次は俺だな リーフ:期待してるよ~ クレソン:【N】以下嘘のようで本当にあったお話 シナモン:ナンパかぁ・・・得意じゃないんだよなぁ・・・ オレガノ:【女の子役】あのぉ シナモン:え?あ、はいっ? オレガノ:【女の子役】今一人ですか? シナモン:あ、はい、一人、ですね オレガノ:【女の子役】えー!良かったら私たちと遊びません? シナモン:わたしたち? オレガノ:【女の子役】みんなぁー! シナモン:え・・・ええええ?! クレソン:【N】回想終了 バジル:まさかの団体か、やりおる・・ オレガノ:チートだ!チートだろこんなの! リーフ:えーっと、写真は~うん、15人だね シナモン:たまたまだよ オレガノ:しかもなんだ、これは、逆ナンというやつか?! リーフ:まぁ、ナンパではあるから、結果として15人だね~ クレソン:じゃあ、次は俺 オレガノ:クレソンは俺と同じだろうな! リーフ:【N】以下嘘のようで本当にあったお話 クレソン:ふむ・・・まずは、花柄のハンカチを用意します。これをすれ違い様落とします、そして・・・おほん、すみません、ハンカチ落としましたよ バジル:【女の子役】え?あ、すみません!ありがとうございます!あれ?これ、私のじゃないみたいですね クレソン:あれ?そうなんですか・・・困ったな バジル:【女の子役】ふふっ、お兄さん一人でこれからお出かけですか? クレソン:あぁ、実は今こういう企画をやっていて困っていたところなんです バジル:【女の子役】えー大変ですね!私で良かったら協力しますよ! クレソン:本当ですか?優しいんですね、ありがとうございます リーフ:【N】回想終了 オレガノ:この腹黒めええええええええ!! クレソン:頭を使おうよ頭を バジル:結果としては、10人か、凄いなクレソン クレソン:よゆ~~ リーフ:それじゃあ、最後はお待ちかねのオレガノだね! クレソン:【N】以下嘘のようで本当にあったお話 オレガノ:やぁ、子猫ちゃん良かったらこの俺とお茶をしないか? シナモン:【男のまま】結構です オレガノ:ぉおっと、こちらの見目麗しいレディ、良かったら俺とお茶をする権利をやろう シナモン:【男のまま】無視 オレガノ:・・・やぁやぁ!君、可愛いね!良かったら俺と シナモン:【男のまま】警察呼びますよ クレソン:【N】回想終了 リーフ:オレガノ、0人っと オレガノ:なぜだ・・・なぜだあああ!!! リーフ:結果発表~!1位シナモン、2位クレソン、3位バジル、4位オレガノ! バジル:良き戦いだったな! リーフ:さぁ~!第3回戦!いってみよーう♪ オレガノ:誰か助けてくれえええ! 0: 0:【間】 シナモン:第3回戦はシンプルだ リーフ:なんやかんやノリがいいシナモン嫌いじゃないよ~ シナモン:あ、ありがとう バジル:次は1位をいただく!! シナモン:この橋を渡れ リーフ:え? クレソン:なるほど バジル:橋・・・? シナモン:地上75メートルに設置した全長25メートルの鉄骨を渡るだけだ、ここに4本ある オレガノ:死ねと?! シナモン:大丈夫大丈夫、落ちても死なないように魔法を使っているから リーフ:それなら・・・安心だね シナモン:ちなみにこの鉄骨には特殊な電流が走っている オレガノ:どっかで聞いたことあるぞそれ!! シナモン:先にゴールしたものが勝ち、落ちたら最初に戻る オレガノ:おまえが一番鬼だよな!?知ってたけど! シナモン:さー!元気に渡っていこー! オレガノ:鬼!悪魔! クレソン:質問 シナモン:どうぞ クレソン:魔法はありか? シナモン:ダメとは言っていないね クレソン:分かった バジル:なるほどな、つまり橋の向こうに行けばいいということか リーフ:ルールは理解したよ! オレガノ:おまえら冷静だな?! シナモン:よーい、スタートー! クレソン:【N】以下本作はオマージュです オレガノ:ま、ままままま、待て、渡れる気がしない リーフ:もしかしてオレガノ高所恐怖症? オレガノ:馬鹿野郎!高所恐怖症じゃなくてもこれはありえないだろ!? バジル:落ちても死なないって言っていたじゃないか オレガノ:そっか~それなら大丈夫か♪って、なるわけねーだろ!! クレソン:おっさき~~ オレガノ:待て!クレソン!やめろ!死ぬぞ! クレソン:今言葉は不要だ、今俺たちが成すべきことはただ勝つこと、勝つことだ オレガノ:なん、だと リーフ:ねぇ、オレガノ オレガノ:な、なんだ? リーフ:その手はなんのためについている? オレガノ:はぁ?! バジル:オレガノよ オレガノ:バジルまでなんだ!? バジル:勝利は命より重いぞ オレガノ:意味が分からねぇ! クレソン:ドルチェアンドガッパアアアアノ!!! リーフ:シトラアアアス!!! バジル:マホウノジュウタアアアン!!! オレガノ:はぁあああああああああああ?!おまえら、魔法だと?! クレソン:ふぅ、到着 リーフ:橋の向こうっと、余裕だったね バジル:これしき朝飯前だ、おーーーい、オレガノ―! クレソン:おーーーい リーフ:おーーーい♪ オレガノ:どうして・・・どうしてだよおおおおお! バジル:あ、崩れ落ちた オレガノ:審判!あいつらイカサマじゃないのか! クレソン:魔法を使っちゃダメとは言ってない リーフ:うんうん シナモン:言ってないね オレガノ:くそ・・・俺は・・・俺は魔法が苦手だ・・・!渡るしかねぇのか・・・くそ! リーフ:馬鹿だねぇ、4位なのは変わらないのに バジル:言うなリーフ、オレガノは頑張ろうとしているんだ オレガノ:俺は負けねぇ!勝つ!勝つまで何度だってやってやらぁ!うおおおおお! クレソン:立ち上がった オレガノ:いくぞ、下を見るな、そうだ前を向け、行くぞ・・・ バジル:ざわ リーフ:ざわ クレソン:ざわ オレガノ:一歩、一歩ずつ・・・ バジル:ざわざわ リーフ:ざわざわ クレソン:ざわざわ オレガノ:半分まできた・・・いいぞ・・・俺はやれる・・・ シナモン:強風にご注意ください オレガノ:え?・・・ひっ!風!え、強!?風、強っ!?はああぁ?!のわあああああぁぁぁぁぁぁ バジル:落ちたな リーフ:落ちたね クレソン:合掌 シナモン:て、ことで、結果発表!1位クレソン、バジル、リーフ、4位オレガノ バジル:最初に戻らなくていいのか?! シナモン:ちゃんとオチがついたからいいかなって バジル:なるほど リーフ:オレガノには圧倒的に不利だったけど、わざと? シナモン:まさかそんな クレソン:朝5時に叩き起こされた恨みか シナモン:キンキンに冷えたビールでも飲もうか バジル:いいな! リーフ:なんか分からないけどそんな気分だったよ♪ クレソン:終!幕! オレガノ:おまえら・・・おぼえてろよおおおおお!!! 0: 0:【間】 オレガノ:はぁ・・・はぁ・・・に、二度と・・・参加する、か・・・ぐはっ リーフ:あ、死んだ バジル:良い奴だったオレガノよ・・・ シナモン:とりあえず回復魔法かけとくよ クレソン:頼んだ リーフ:次が最終決戦か~楽しみだな~ バジル:中々に良い勝負が出来ているな! シナモン:あ リーフ:ん~?どうしたのシナモン~ シナモン:えーっと、間違って・・・オレガノに回復魔法じゃなくて リーフ:うんうん シナモン:忘却魔法、かけちゃった・・・ リーフ:え?! バジル:なんだと?! リーフ:記憶をなくすあの魔法だよね?! シナモン:ははは・・・そうだね クレソン:確かめてみるか・・・回復魔法をかけて、っと。オレガノさーん、起きてくださーい オレガノ:・・・うっ、頭が・・・ クレソン:自分が誰か分かりますかー オレガノ:・・・ バジル:なんだ、ぼーっとしているようだな・・・ リーフ:これは・・・ オレガノ:皆さん、誰ですか?というか、僕は・・・誰ですか? リーフ:うわああああ!ちゃんと忘却してるよ!!! バジル:オレガノ!俺だ!バジルだ! オレガノ:オレ・・・ガノ?・・・バジル・・・? シナモン:なるほど! バジル:どうしたシナモン! シナモン:最終決戦はオレガノの記憶を取り戻せた奴が勝ちってことか! バジル:ここに来ておまえがボケたらややこしくなるだろ! リーフ:それ、いーね! クレソン:最終決戦オレガノの記憶を取り戻した奴が勝ちバトル開!幕! バジル:わ、分かった・・・記憶を戻すことが第一優先だな リーフ:忘却魔法に反対魔法はあるの? クレソン:ない リーフ:本当になんとかするしかないんだね・・・ オレガノ:あ、あの!皆さん暗い顔しないでください! バジル:オレガノ・・・! オレガノ:皆さんのことも自分のことも分からないけど、大丈夫ですよ!ね! リーフ:凄い爽やか シナモン:こっちのほーがいいかもしれない オレガノ:僕は記憶がなくなっているということですよね、ちなみに何で僕はここにいるのですか? バジル:そうだな!まずは事の経緯を説明しよう! クレソン:バレンタインに貰った一つのチョコを巡って勝負をしていたら誤っておまえの記憶が消えたんだ リーフ:凄い簡潔にまとめたね?! オレガノ:バレンタインのチョコ・・・? クレソン:あぁ、そうだ オレガノ:あはは、皆さん可愛らしいんですね、そんなことで勝負をしているなんて シナモン:元凶はおまえだけどな!! リーフ:おさえてシナモン! オレガノ:僕はいらないですよ シナモン:は?! オレガノ:皆さんが欲しいのであれば僕はいらないです!皆さんで分けてください! リーフ:い・・・いい、の? オレガノ:皆さんが元気になるなら!はい! バジル:野郎共集合 クレソン:おう リーフ:集合! シナモン:オレガノちょっと待っててね バジル:【小声】あれは誰だ?!本当に同一人物か?! リーフ:【小声】おかしいよ!おかしいって! クレソン:【小声】人が変わるとはこの様なことを言うのだな シナモン:【小声】もういっそこのままでいいのではないかと思っている自分がいる バジル:【小声】同じく リーフ:【小声】分かる クレソン:【小声】めんどくさいからいいんじゃないもう オレガノ:あの~~? バジル:ちょーっと待っててくれ! オレガノ:あっ!はい! リーフ:【小声】ねぇ!いい子だよ!本当にいい子になってるよ! バジル:【小声】心が痛いな クレソン:【小声】ただの馬鹿だと思っていたのに・・・ シナモン:【小声】このチョコらしきもの、もうオレガノが勝ち取るでいいんじゃないか? バジル:【小声】そうだな異論ない リーフ:【小声】僕もだよ クレソン:【小声】そうしよう シナモン:オレガノ!受け取れ! オレガノ:え? リーフ:これはオレガノのものだよ! オレガノ:僕、の? バジル:あぁ!おまえのだ! オレガノ:いいんですか? クレソン:食べてみなよ オレガノ:分かりました!皆さんがそう仰ってくれるなら・・・いただきます! バジル:記憶はきっといつか戻るだろう リーフ:これも公平の一つだよね シナモン:これからも友として新しいオレガノを受け入れよう クレソン:ありがとう今までのオレガノ オレガノ:生チョコですね!美味しそう、いただきます!もぐっ・・・うっ?!あ、頭が・・・痛い・・・!! バジル:オレガノ!どうした?!頭が痛むのか?! オレガノ:頭が、割れそうだ・・・ぐっ、うあああ! シナモン:オレガノ!大丈夫か? オレガノ:・・・シナモン、どうしたそんな顔して、珍しいな バジル:オレガノおおお!記憶が戻ったんだな! リーフ:オレガノ!僕のこと分かる?! オレガノ:な、なんだ?!てかおまえら!さっきはよくも俺を置いて逃げやがったな! リーフ:うんうん、そーだったね!そーだったね! オレガノ:なっ、なんか調子狂うな・・・ クレソン:フルボッコにされたオレガノに回復魔法使おうとしたら忘却魔法が成功して記憶喪失だったんだよ オレガノ:なんだと?! シナモン:悪い!俺のミスだ! オレガノ:お、おぅ、そうか・・・まぁ、今は記憶も戻ってるし、問題ない クレソン:記憶喪失の間に最終決戦が行われた オレガノ:問題あったな!?次俺の番だっただろ!?何勝手に始めてるんだよ!! リーフ:オレガノ!自分が手に持ってるの何か分かる? オレガノ:あ?・・・えっ、こっ、これは・・・! バジル:おまえが優勝したんだよ、オレガノ オレガノ:俺が?!本当か?! シナモン:あぁ、そうだ。一口食べた瞬間に記憶が戻ったらしい オレガノ:うおおお!記憶がない俺ナイスだな!!俺はやっぱり天才だったか!はっはっはっはぁー! リーフ:ぐっ バジル:こらえろ、リーフ!いいんだ、これでいいって決めたじゃないか リーフ:そ、そうだよね・・・ごめんごめん オレガノ:リーダーも俺!バレンタインチョコも俺のもの!やっぱり俺、最強! クレソン:そーだね、凄い凄い シナモン:ははっ リーフ:どうしたの?シナモン シナモン:いや、結果はどうであれ記憶が戻って良かったな、って バジル:シナモンの言う通りだな クレソン:なんやかんや、オレガノはこーでなくちゃ面白くない リーフ:ふふっ、確かに、そーだね♪ オレガノ:さぁ!チョコを勝ち得た俺が残りも美味しくいただこうではないか! バジル:ん?なんだ?オレガノ、箱の隙間から紙が落ちたぞ リーフ:よっ、と!はい♪オレガノ♪ オレガノ:お?おぉ、悪いな!なんだ?何か書いてあるぞ・・・ぶふぉあ!!! シナモン:ちょっ!?汚い!なんだよオレガノ!・・・って、吐血?いや、チョコか オレガノ:がふっ・・・シナ、モン・・・これを・・・読め・・・ シナモン:は? クレソン:その紙に何て書いてあるんだ? シナモン:読めばいいんだな?分かった。えーっと・・・シナモン様へ バジル:まさか・・・ シナモン:『シナモン様へ、うまく出来たか自信はありませんが良かったら食べてください 魔女見習いの一人より』 リーフ:えー・・・っと オレガノ:俺に何の恨みがあるんだああ!うわああ! バジル:やめろオレガノ!泣くか怒るかせめてどっちかにしてくれ!! オレガノ:うわああああん リーフ:泣くほうをとるんだ、ははは・・・ シナモン:これが俺宛てだって知らなかっ オレガノ:言い訳無用! クレソン:ダメだシナモン、オレガノがこーなったら話は聞かない シナモン:まさか、俺宛てだったとは リーフ:まぁ、正直そんなことだろーとは思ってたけどね~ バジル:せめてメッセージカードが隠れていなければな オレガノ:オレノ・・・チョコ・・・オレノジャナクテ・・・シナモンノチョコ・・・ピヨ・・・ピヨ・・ クレソン:ついに人間を捨てたか バジル:オレガノ!元気出せ!リーダーであることに変わりはないぞ! リーフ:そーだよオレガノ!モテないことなんて前から分かってたことじゃん! クレソン:そーだ、そーだー オレガノ:シナモン! バジル:オレガノ!暴力はダメだ! リーフ:違う!まさかのスライディング土下座だよ! オレガノ:もう一度俺に忘却魔法をかけてくださいいい クレソン:恥を捨てた男は強い シナモン:ムリ!てか、嫌だよ! オレガノ:おまえ!さっきは俺が望んでもないのに魔法かけただろ! シナモン:だからだよ!俺が未熟だって分かっただろ! オレガノ:俺のメンタルが死ぬ!頼む!俺の記憶を!消してくれぇええ!! 0:【間】 クレソン:【N】一か月後、東の森に住む魔女見習いの5人組に大量のお菓子が届けられることとなったが、それはまた、別のお話し シナモン:そーいえば、なんでチョコ一口で記憶戻ったんだ? バジル:疑問だった リーフ:確かに!なんでだろ~? オレガノ:答えは簡単だ!俺が愛に飢えているから!それだけだ! クレソン:魔法使い見習の苦悩これにて終!幕! オレガノ:勝手に締めるな!喋らせろぉおお! 0:ー終ー

0:魔法使い見習いの苦悩 0: オレガノ:俺たちはまだ知らなかった、あんなことになろうとは シナモン:俺たちは知る由もなかった、あいつがあんなことになるなんて バジル:憎きは罰せ、幸福は罪 クレソン:今男たちの戦いの火ぶたは切って落とされた リーフ:魔法使い見習の苦悩!はっじまっるよー! 0: オレガノ:おまえら、覚悟はいいな? バジル:おう オレガノ:俺だってこんなこと、本当は望んでいないんだ!分かるよな? バジル:おまえの気持ちは痛いほど分かるぜ相棒! オレガノ:仕方ないんだ!!!これは、仕方ないことなんだ!! リーフ:落ち着けよリーダー オレガノ:こんなことってあるかよ・・・ クレソン:現実は変えられないってことだ オレガノ:なんでバレンタインチョコが・・・一つだけなんだああああああ!!!! シナモン:うるせえええええ!!!何時だと思ってんだ馬鹿野郎!!! リーフ:あ、シナモン!おはようー! シナモン:おはようリーフ、じゃなくて!時計を見ろ! バジル:見たよ シナモン:何時だ? クレソン:朝5時だね シナモン:4人揃って寝坊常習犯のくせして何こんな朝っぱらから起きてんだよ・・・ オレガノ:シナモン、俺らは今危機的状況を迎えている シナモン:危機的状況?!まさか、お師匠様からの新たな指令でも リーフ:違うよ~ シナモン:じゃあ何だ! オレガノ:昨日は2月14日、世間ではバレンタインデーだった シナモン:あぁ、そういえば、そうだな。それがどうした? オレガノ:それが、どうした?だと!?きーーっ!!これだから嫌なんだモテる男は!! バジル:はぁ~~一体何人の女の子を泣かせてきたのやら シナモン:偏見にも程がある クレソン:俺たちはオレガノに10分前に叩き起こされたんだ リーフ:こんな朝早くに何事かと思ったけど、事態は大分申告だよ シナモン:だから、何があった? オレガノ:俺は昨日という1日を心待ちにしていた、それでもいつも通り修行をして美味しい飯を食って布団に入るという涙なしじゃ語れないいつもの1日を過ごした バジル:俺もだ リーフ:枕を濡らして寝たよね オレガノ:でも俺は諦めなかった!!もしかしたら・・・もしかしたら!そう思って朝ポストを見に行った クレソン:てか、寝てないだろ、目の下にクマがある オレガノ:そしたらどうだ!なんと!あったんだよ!!ピンクのリボンでラッピングされた!チョコらしきものが!! バジル:それがこれだ オレガノ:俺は歓喜した!ひじょーに歓喜した!だがしかし!ここで問題が発生した リーフ:シナモン、このチョコらしきもの、よーく見て シナモン:ん?・・・ん~~?おかしなところがないように見えるが バジル:甘い! クレソン:誰宛てなのか、そして誰からなのか、書いてないんだよ シナモン:あ~・・・確かにそうだな オレガノ:由々しき事態だろ シナモン:話の趣旨がさっぱり分からん オレガノ:だから!唯一貰ったこのチョコらしきもの!一つだ!一つだぞ!俺らは何人いる?! バジル:五人だ オレガノ:そうだ!俺が一人暮らしを仮にしていたとしたらスキップ鼻歌もんだ!だが違う! リーフ:僕たちの中の誰か一人がこのチョコらしきものを手に入れることが出来るんだ バジル:うおおおおおおおおおお!!ガッデム!!! オレガノ:ありえん!ありえなさすぎる!!神よ!なぜこのような仕打ちをわたしにいいい! シナモン:声量を考えろ!朝5時だぞ!? クレソン:と、いうことで、今に至るわけだ シナモン:あ、あぁ・・・大体の状況は把握した。が、話は簡単だろ オレガノ:なんだ?! シナモン:皆で食えばいい バジル:・・・・はぁ リーフ:はぁ~ クレソン:まぁ、そうだよね オレガノ:馬鹿なのかおまえはああああああああ!!!!!! シナモン:なっ、なんだよ!!! バジル:分かってない!分かっていないぞ小童!! シナモン:いや!同い年! リーフ:価値の話だよ、価値の クレソン:チョコが食べたいわけじゃないんだってさ シナモン:は? オルガノ:自分宛てのチョコが俺はほしいんだ! シナモン:・・・おやすみ オルガノ:させるか!!! シナモン:寝させてくれ! バジル:逃がさん リーフ:これは皆の問題だからね! シナモン:くだらないと思わないのか オルガノ:思わない!! シナモン:即答かよ 0:【間】 シナモン:分かった、分かったよ オレガノ:分かってくれたかシナモン! シナモン:おまえが食え、オレガノ オレガノ:え?俺が? バジル:ならん!! シナモン:なんでだよ!いいだろ!もう解放してやれよ! リーフ:ねぇ、シナモン。公平って言葉、分かる? シナモン:リーフまでなんなんだよ・・・ バジル:言っていなかったが、実は俺には心当たりがある オレガノ:なん、だと? シナモン:それを言うなら俺もだ、チョコを渡してきそうな奴に心当たりがある リーフ:僕にもあるよ オレガノ:俺は・・・俺は・・・俺はぁ・・・ クレソン:涙拭けよ オレガノ:ある! クレソン:あるのかよ!! オレガノ:つまりだ、俺らにはそれぞれ心当たりがある、だからこそ、この話は終わらないんだ シナモン:いや、本当にめんどくさい バジル:閃いた!! オレガノ:どうしたバジル!なんだ!? バジル:男なら勝負で勝ち取ろう リーフ:なるほどね バジル:それぞれが一つずつ勝負事を提案するんだ、合計の勝利数が一番多い奴がこのチョコらしきものを獲得する権利を得られる クレソン:公平、だね リーフ:賛成~!オレガノはどう? オレガノ:俺もそれがいいなと思っていたところだ シナモン:乗っかり方が雑なんだよおまえ・・・ オレガノ:話はまとまった!男と男の熱いバトルの開幕といこうじゃねぇか! バジル:うおおおおおおおおおお!! リーフ:おー!♪ クレソン:おー シナモン:もう好きにしてくれ・・・ リーフ:僕らは魔法使い見習いだから、やっぱり魔法勝負とかいれちゃう? バジル:自由だ!なんでもいい!それでこそ勝負というもの! オレガノ:しかし、魔法勝負となると、ダントツでシナモンが勝つだろうな クレソン:確かに、俺らの中じゃ毎回テストで1位だからな リーフ:オレガノは毎回最下位だよね オレガノ:言うな! リーフ:何で1番馬鹿なのにリーダーになったの? オレガノ:ぐっさぁああ!!おまえ、リーフさん・・・言葉が鋭利すぎるぞ・・・ バジル:確か、リーダーはカッコいいから俺だな!って言っていたのは覚えている リーフ:どちらかというと、やっぱりシナモンがリーダーって感じだよね~ シナモン:俺はそんな器じゃないよ クレソン:そーゆーところが、リーダーっぽいんだよ、シナモン シナモン:そ、そうなのか・・・? バジル:それならこの勝負でリーダーの座も1位をとった者にするというのはどうだろう リーフ:あ!いーねー!それ♪ オレガノ:待て!!勝手に決めるな!! リーフ:あれれ~~?自信ないんですか~現リーダーさ~ん バジル:や~だ~弱気な男かっこわる~い~ クレソン:なぜオネェ オレガノ:おまえら・・・ クレソン:まぁ、大体の勝負事は圧倒的にシナモンが強いからなぁ、今までありがとうございました。旧リーダー バジル:ありがとう!旧リーダー! リーフ:お疲れ様!旧リーダー! オレガノ:旧って言うなあああああ!まだやってもないのに決めつけてんじゃねぇ!! クレソン:だって・・・ リーフ:ねぇ? オレガノ:そんな顔で俺を見るな!!・・・シナモン、俺は今日、おまえを倒す シナモン:あ、うん。どうぞ オレガノ:軽い!! シナモン:いや、別に、俺はやりたいなんて一言も言ってない オレガノ:その余裕もここまでだ!!いいか!目にもの見せてやらぁ!! クレソン:かくして、男たちの熱いバトルが今始まるのであった リーフ:ふふっ、何でナレーター口調? クレソン:雰囲気でるかなって オレガノ:いいか!おまえらだって余裕ぶってんじゃねーぞ!敵だからな! バジル:当たり前だ!男の勝負だ! リーフ:勝機は僕にあり、だよ♪ オレガノ:勝負だ!おまえら!! 0: 0:【間】 バジル:皆さんこんにちは、バジルです♪本日のお料理対決のテーマはコチラ!カレーライスを作っていきましょう! シナモン:ちょっと待て!!!!!! バジル:え? シナモン:なんだこの愉快な音楽に明るい部屋!なによりその口調はなんだ!! バジル:お料理教室ですわよシナモンさん シナモン:は? バジル:第1戦目は、料理バトル!男と男の拳という料理を交わそうじゃないか!! オレガノ:いーぞー!バジルー! リーフ:ひゅーひゅー! クレソン:輝いてる~ バジル:じゃあこれ、皆身に着けてね シナモン:・・・ハート柄の・・・エプロン・・・ オレガノ:どうだ!似合うだろう! リーフ:僕の方が似合うね! クレソン:目がチカチカする バジル:勝負内容は簡単だ、おまえたち、カレーライスを作れ!俺が順位をつける! リーフ:なるほどね、それぞれの勝負の提案者は審査員ってことか バジル:その通り!1番が4点、2番が3点、3番が2点、4番が1点のポイントを獲得できる! クレソン:ポイントが1番多い奴の勝利ってことか オレガノ:ポイント制・・・いいな・・・!公平だ! バジル:早速始めるぞ!各自、持ち場につけぃ! 0:【以下ドタバタクッキングの開始】 シナモン:へぇー、色んな材料、スパイス、市販のルーまで用意してくれてるんだ、なるほどね。カレーであればどんなものでもいいってことか リーフ:カレーはやっぱり甘口だよね~~ハチミツ、ハチミツっと~ クレソン:ふむ オレガノ:美味いものを使えば美味いに決まっている! バジル:それぞれが自分流のカレーを作るために食材を選び始めましたね、どうですか?料理研究家のテンさん バジル:【テン】ソウネ、イイと思うヨ! シナモン:まぁ、ここは無難に・・・にんじんと、じゃがいも、玉ねぎ、豚肉っと リーフ:バターも使おう~たっぷりね~~ クレソン:ふむ オレガノ:海老だ!そしてウニ!高級な牛肉も使おう! バジル:皆さん一通り食材は選び終わったみたいですね、テンさんいかがですか? バジル:【テン】ソウネ、悪くナイと思うヨ! シナモン:一口サイズに全部、切って、炒める!水をいれて、市販のルーを入れて、っと バジル:おお!シナモンさんは手際がいいですねぇ!見る限り一般家庭のカレーを作っているように見えます! バジル:【テン】美味しいよネ! リーフ:洋風だからバターの香りを鶏肉につけて~ハチミツを大量に入れて~ バジル:リーフさんはどうやら子供向けでしょうか?甘い香りが漂ってきていますね! バジル:【テン】ハチミツ美味しいよネ! オレガノ:切る!焼く!ぶちこおおおむ!それっぽいスパイスを使おう、ふふふ、はっはっはっはっ! バジル:オレガノさんは魔法薬でも作っているのでしょうか バジル:【テン】個性が強いのはイイことだネ! クレソン:ふむ、ふむ。うむ バジル:おーっと!ここでクレソンさんが素晴らしい包丁さばきと手際の良さをみせてきた! バジル:【テン】彼、イイネ シナモン:完成した! リーフ:僕も出来たよ~! クレソン:どうぞ オレガノ:容易い、早く食ってみろ バジル:4者同時に完成しました!さぁ、早速食べていきましょう! シナモン:どうぞ、家庭の味カレーです バジル:では早速、いただきます、もぐもぐ・・・美味しい!懐かしくも母の味を思い出させますね! シナモン:シンプルに基本に則ったカレーを作ってみた バジル:では次は、リーフさんのカレーをいただきますね リーフ:美味しく召し上がれ♪テーマは甘くとろけちゃうカレーだよ♪ バジル:いただきます。もぐもぐ・・・ぉお、これは、甘い中にもコクがある!!バターの香りがいいですね! リーフ:でしょー!! オレガノ:次は俺がいかせてもらう、高級に勝るものなしカレーだ! バジル:見た目が凄いですね・・・このエビ殻がついたままのように見えますが・・・ オレガノ:出汁をとるためだ バジル:そうですか・・・いただきます・・・んぐっ オレガノ:どうだ?! バジル:次にいきましょう オレガノ:待て!感想を言え! バジル:最後はクレソンさんですね クレソン:どうぞ、シェフの気まぐれカレーです バジル:ぉお、シンプルにみえますが・・・いただきます・・・こ、これは・・・!! クレソン:うむ バジル:とてつもなく美味しい!!辛さと甘さのバランスが絶妙!なんですかこれは! クレソン:クミン、ターメリックを含む8種のスパイスを調合してベースを作り水の代わりにフレッシュトマトを入れてみた バジル:優勝!優勝!優勝です!クレソンさんダントツの1位です! オレガノ:なっ・・・?! バジル:結果発表します。1位クレソンさん クレソン:わーい バジル:2位シナモンさん シナモン:ありがとうございます バジル:3位リーフさん リーフ:ちぇ~~ バジル:4位オレガノさん オレガノ:納得いかん!!!!! バジル:結果は結果です、おめでとうございます皆さん! リーフ:まさかクレソンが料理上手だったなんてね クレソン:たまたまだよ シナモン:オレガノは一体どんなカレーを作ったんだ?一口食べてみるか・・・いただきます リーフ:僕も食べてみるー!いただきまーす! シナモン:んぐっ?! リーフ:うっ?! オレガノ:どうだ!美味くて気絶もんだろ! シナモン:何をいれたらこうなる?! リーフ:うげえええ!!!食感も味も最悪だよこれ!! オレガノ:え・・・ クレソン:まぁ、順当で公平な判断ってことだ バジル:本日のお料理対決はここまで!来週もまた見てね!ばいばーい! シナモン:テンさんは何だったんだ・・・ 0: 0:【間】 リーフ:第2回戦!勝負はナンパ対決だよー! シナモン:ナンパ?! バジル:ほう、面白い オレガノ:得意分野だ!! クレソン:ナンパかぁ リーフ:ルールは簡単!制限時間1時間の内に何人ナンパ出来るか!証拠として一緒に写真を撮れたら成功とみなすよ! オレガノ:余裕だな! リーフ:行ってらっしゃーい♪ シナモン:嫌な予感しかしないな・・・ クレソン:【N】1時間後 リーフ:おかえり皆! バジル:悪いな!優勝はもらった! シナモン:ナンパなんて初めてしたよ・・・はぁ、疲れた クレソン:これ、発表いる? リーフ:どうしたの? クレソン:明らかにオレガノの様子がおかしい リーフ:オレガノ―?オレガノさーん? バジル:反応がないな、屍のようだ リーフ:ダイジェスト映像と一緒に発表していくよー!! シナモン:ダイジェスト映像? クレソン:【N】以下嘘のようで本当にあったお話 バジル:やっぱりナンパといえば人通りが多いところだろう!数を打てば当たる!早速声を掛けていこう! 0: バジル:こんにちは!ナンパをしたいと思っているが今時間はあるか! クレソン:【女の子役】えっ!?だ、誰ですか? バジル:なに、怪しいものではない!ナンパをしているのだ! クレソン:【女の子役】えっと・・・すみません、今忙しいので バジル:写真だけでもいい!どうだ!この筋肉!トキめかないか!? クレソン:【女の子役】・・・やだ、凄い。素敵な上腕二頭筋ですね バジル:そうだろう!そうだろう! クレソン:【N】回想終了 オレガノ:んなアホな!!!! バジル:本当だ リーフ:自分の強みを最大限に使ったのか~ オレガノ:け、結果はどうだったんだ? バジル:5人だ オレガノ:ごっ?!はぁ?! リーフ:おー!!いい結果だね!バジルは5人、っと シナモン:じゃ、じゃあ、次は俺だな リーフ:期待してるよ~ クレソン:【N】以下嘘のようで本当にあったお話 シナモン:ナンパかぁ・・・得意じゃないんだよなぁ・・・ オレガノ:【女の子役】あのぉ シナモン:え?あ、はいっ? オレガノ:【女の子役】今一人ですか? シナモン:あ、はい、一人、ですね オレガノ:【女の子役】えー!良かったら私たちと遊びません? シナモン:わたしたち? オレガノ:【女の子役】みんなぁー! シナモン:え・・・ええええ?! クレソン:【N】回想終了 バジル:まさかの団体か、やりおる・・ オレガノ:チートだ!チートだろこんなの! リーフ:えーっと、写真は~うん、15人だね シナモン:たまたまだよ オレガノ:しかもなんだ、これは、逆ナンというやつか?! リーフ:まぁ、ナンパではあるから、結果として15人だね~ クレソン:じゃあ、次は俺 オレガノ:クレソンは俺と同じだろうな! リーフ:【N】以下嘘のようで本当にあったお話 クレソン:ふむ・・・まずは、花柄のハンカチを用意します。これをすれ違い様落とします、そして・・・おほん、すみません、ハンカチ落としましたよ バジル:【女の子役】え?あ、すみません!ありがとうございます!あれ?これ、私のじゃないみたいですね クレソン:あれ?そうなんですか・・・困ったな バジル:【女の子役】ふふっ、お兄さん一人でこれからお出かけですか? クレソン:あぁ、実は今こういう企画をやっていて困っていたところなんです バジル:【女の子役】えー大変ですね!私で良かったら協力しますよ! クレソン:本当ですか?優しいんですね、ありがとうございます リーフ:【N】回想終了 オレガノ:この腹黒めええええええええ!! クレソン:頭を使おうよ頭を バジル:結果としては、10人か、凄いなクレソン クレソン:よゆ~~ リーフ:それじゃあ、最後はお待ちかねのオレガノだね! クレソン:【N】以下嘘のようで本当にあったお話 オレガノ:やぁ、子猫ちゃん良かったらこの俺とお茶をしないか? シナモン:【男のまま】結構です オレガノ:ぉおっと、こちらの見目麗しいレディ、良かったら俺とお茶をする権利をやろう シナモン:【男のまま】無視 オレガノ:・・・やぁやぁ!君、可愛いね!良かったら俺と シナモン:【男のまま】警察呼びますよ クレソン:【N】回想終了 リーフ:オレガノ、0人っと オレガノ:なぜだ・・・なぜだあああ!!! リーフ:結果発表~!1位シナモン、2位クレソン、3位バジル、4位オレガノ! バジル:良き戦いだったな! リーフ:さぁ~!第3回戦!いってみよーう♪ オレガノ:誰か助けてくれえええ! 0: 0:【間】 シナモン:第3回戦はシンプルだ リーフ:なんやかんやノリがいいシナモン嫌いじゃないよ~ シナモン:あ、ありがとう バジル:次は1位をいただく!! シナモン:この橋を渡れ リーフ:え? クレソン:なるほど バジル:橋・・・? シナモン:地上75メートルに設置した全長25メートルの鉄骨を渡るだけだ、ここに4本ある オレガノ:死ねと?! シナモン:大丈夫大丈夫、落ちても死なないように魔法を使っているから リーフ:それなら・・・安心だね シナモン:ちなみにこの鉄骨には特殊な電流が走っている オレガノ:どっかで聞いたことあるぞそれ!! シナモン:先にゴールしたものが勝ち、落ちたら最初に戻る オレガノ:おまえが一番鬼だよな!?知ってたけど! シナモン:さー!元気に渡っていこー! オレガノ:鬼!悪魔! クレソン:質問 シナモン:どうぞ クレソン:魔法はありか? シナモン:ダメとは言っていないね クレソン:分かった バジル:なるほどな、つまり橋の向こうに行けばいいということか リーフ:ルールは理解したよ! オレガノ:おまえら冷静だな?! シナモン:よーい、スタートー! クレソン:【N】以下本作はオマージュです オレガノ:ま、ままままま、待て、渡れる気がしない リーフ:もしかしてオレガノ高所恐怖症? オレガノ:馬鹿野郎!高所恐怖症じゃなくてもこれはありえないだろ!? バジル:落ちても死なないって言っていたじゃないか オレガノ:そっか~それなら大丈夫か♪って、なるわけねーだろ!! クレソン:おっさき~~ オレガノ:待て!クレソン!やめろ!死ぬぞ! クレソン:今言葉は不要だ、今俺たちが成すべきことはただ勝つこと、勝つことだ オレガノ:なん、だと リーフ:ねぇ、オレガノ オレガノ:な、なんだ? リーフ:その手はなんのためについている? オレガノ:はぁ?! バジル:オレガノよ オレガノ:バジルまでなんだ!? バジル:勝利は命より重いぞ オレガノ:意味が分からねぇ! クレソン:ドルチェアンドガッパアアアアノ!!! リーフ:シトラアアアス!!! バジル:マホウノジュウタアアアン!!! オレガノ:はぁあああああああああああ?!おまえら、魔法だと?! クレソン:ふぅ、到着 リーフ:橋の向こうっと、余裕だったね バジル:これしき朝飯前だ、おーーーい、オレガノ―! クレソン:おーーーい リーフ:おーーーい♪ オレガノ:どうして・・・どうしてだよおおおおお! バジル:あ、崩れ落ちた オレガノ:審判!あいつらイカサマじゃないのか! クレソン:魔法を使っちゃダメとは言ってない リーフ:うんうん シナモン:言ってないね オレガノ:くそ・・・俺は・・・俺は魔法が苦手だ・・・!渡るしかねぇのか・・・くそ! リーフ:馬鹿だねぇ、4位なのは変わらないのに バジル:言うなリーフ、オレガノは頑張ろうとしているんだ オレガノ:俺は負けねぇ!勝つ!勝つまで何度だってやってやらぁ!うおおおおお! クレソン:立ち上がった オレガノ:いくぞ、下を見るな、そうだ前を向け、行くぞ・・・ バジル:ざわ リーフ:ざわ クレソン:ざわ オレガノ:一歩、一歩ずつ・・・ バジル:ざわざわ リーフ:ざわざわ クレソン:ざわざわ オレガノ:半分まできた・・・いいぞ・・・俺はやれる・・・ シナモン:強風にご注意ください オレガノ:え?・・・ひっ!風!え、強!?風、強っ!?はああぁ?!のわあああああぁぁぁぁぁぁ バジル:落ちたな リーフ:落ちたね クレソン:合掌 シナモン:て、ことで、結果発表!1位クレソン、バジル、リーフ、4位オレガノ バジル:最初に戻らなくていいのか?! シナモン:ちゃんとオチがついたからいいかなって バジル:なるほど リーフ:オレガノには圧倒的に不利だったけど、わざと? シナモン:まさかそんな クレソン:朝5時に叩き起こされた恨みか シナモン:キンキンに冷えたビールでも飲もうか バジル:いいな! リーフ:なんか分からないけどそんな気分だったよ♪ クレソン:終!幕! オレガノ:おまえら・・・おぼえてろよおおおおお!!! 0: 0:【間】 オレガノ:はぁ・・・はぁ・・・に、二度と・・・参加する、か・・・ぐはっ リーフ:あ、死んだ バジル:良い奴だったオレガノよ・・・ シナモン:とりあえず回復魔法かけとくよ クレソン:頼んだ リーフ:次が最終決戦か~楽しみだな~ バジル:中々に良い勝負が出来ているな! シナモン:あ リーフ:ん~?どうしたのシナモン~ シナモン:えーっと、間違って・・・オレガノに回復魔法じゃなくて リーフ:うんうん シナモン:忘却魔法、かけちゃった・・・ リーフ:え?! バジル:なんだと?! リーフ:記憶をなくすあの魔法だよね?! シナモン:ははは・・・そうだね クレソン:確かめてみるか・・・回復魔法をかけて、っと。オレガノさーん、起きてくださーい オレガノ:・・・うっ、頭が・・・ クレソン:自分が誰か分かりますかー オレガノ:・・・ バジル:なんだ、ぼーっとしているようだな・・・ リーフ:これは・・・ オレガノ:皆さん、誰ですか?というか、僕は・・・誰ですか? リーフ:うわああああ!ちゃんと忘却してるよ!!! バジル:オレガノ!俺だ!バジルだ! オレガノ:オレ・・・ガノ?・・・バジル・・・? シナモン:なるほど! バジル:どうしたシナモン! シナモン:最終決戦はオレガノの記憶を取り戻せた奴が勝ちってことか! バジル:ここに来ておまえがボケたらややこしくなるだろ! リーフ:それ、いーね! クレソン:最終決戦オレガノの記憶を取り戻した奴が勝ちバトル開!幕! バジル:わ、分かった・・・記憶を戻すことが第一優先だな リーフ:忘却魔法に反対魔法はあるの? クレソン:ない リーフ:本当になんとかするしかないんだね・・・ オレガノ:あ、あの!皆さん暗い顔しないでください! バジル:オレガノ・・・! オレガノ:皆さんのことも自分のことも分からないけど、大丈夫ですよ!ね! リーフ:凄い爽やか シナモン:こっちのほーがいいかもしれない オレガノ:僕は記憶がなくなっているということですよね、ちなみに何で僕はここにいるのですか? バジル:そうだな!まずは事の経緯を説明しよう! クレソン:バレンタインに貰った一つのチョコを巡って勝負をしていたら誤っておまえの記憶が消えたんだ リーフ:凄い簡潔にまとめたね?! オレガノ:バレンタインのチョコ・・・? クレソン:あぁ、そうだ オレガノ:あはは、皆さん可愛らしいんですね、そんなことで勝負をしているなんて シナモン:元凶はおまえだけどな!! リーフ:おさえてシナモン! オレガノ:僕はいらないですよ シナモン:は?! オレガノ:皆さんが欲しいのであれば僕はいらないです!皆さんで分けてください! リーフ:い・・・いい、の? オレガノ:皆さんが元気になるなら!はい! バジル:野郎共集合 クレソン:おう リーフ:集合! シナモン:オレガノちょっと待っててね バジル:【小声】あれは誰だ?!本当に同一人物か?! リーフ:【小声】おかしいよ!おかしいって! クレソン:【小声】人が変わるとはこの様なことを言うのだな シナモン:【小声】もういっそこのままでいいのではないかと思っている自分がいる バジル:【小声】同じく リーフ:【小声】分かる クレソン:【小声】めんどくさいからいいんじゃないもう オレガノ:あの~~? バジル:ちょーっと待っててくれ! オレガノ:あっ!はい! リーフ:【小声】ねぇ!いい子だよ!本当にいい子になってるよ! バジル:【小声】心が痛いな クレソン:【小声】ただの馬鹿だと思っていたのに・・・ シナモン:【小声】このチョコらしきもの、もうオレガノが勝ち取るでいいんじゃないか? バジル:【小声】そうだな異論ない リーフ:【小声】僕もだよ クレソン:【小声】そうしよう シナモン:オレガノ!受け取れ! オレガノ:え? リーフ:これはオレガノのものだよ! オレガノ:僕、の? バジル:あぁ!おまえのだ! オレガノ:いいんですか? クレソン:食べてみなよ オレガノ:分かりました!皆さんがそう仰ってくれるなら・・・いただきます! バジル:記憶はきっといつか戻るだろう リーフ:これも公平の一つだよね シナモン:これからも友として新しいオレガノを受け入れよう クレソン:ありがとう今までのオレガノ オレガノ:生チョコですね!美味しそう、いただきます!もぐっ・・・うっ?!あ、頭が・・・痛い・・・!! バジル:オレガノ!どうした?!頭が痛むのか?! オレガノ:頭が、割れそうだ・・・ぐっ、うあああ! シナモン:オレガノ!大丈夫か? オレガノ:・・・シナモン、どうしたそんな顔して、珍しいな バジル:オレガノおおお!記憶が戻ったんだな! リーフ:オレガノ!僕のこと分かる?! オレガノ:な、なんだ?!てかおまえら!さっきはよくも俺を置いて逃げやがったな! リーフ:うんうん、そーだったね!そーだったね! オレガノ:なっ、なんか調子狂うな・・・ クレソン:フルボッコにされたオレガノに回復魔法使おうとしたら忘却魔法が成功して記憶喪失だったんだよ オレガノ:なんだと?! シナモン:悪い!俺のミスだ! オレガノ:お、おぅ、そうか・・・まぁ、今は記憶も戻ってるし、問題ない クレソン:記憶喪失の間に最終決戦が行われた オレガノ:問題あったな!?次俺の番だっただろ!?何勝手に始めてるんだよ!! リーフ:オレガノ!自分が手に持ってるの何か分かる? オレガノ:あ?・・・えっ、こっ、これは・・・! バジル:おまえが優勝したんだよ、オレガノ オレガノ:俺が?!本当か?! シナモン:あぁ、そうだ。一口食べた瞬間に記憶が戻ったらしい オレガノ:うおおお!記憶がない俺ナイスだな!!俺はやっぱり天才だったか!はっはっはっはぁー! リーフ:ぐっ バジル:こらえろ、リーフ!いいんだ、これでいいって決めたじゃないか リーフ:そ、そうだよね・・・ごめんごめん オレガノ:リーダーも俺!バレンタインチョコも俺のもの!やっぱり俺、最強! クレソン:そーだね、凄い凄い シナモン:ははっ リーフ:どうしたの?シナモン シナモン:いや、結果はどうであれ記憶が戻って良かったな、って バジル:シナモンの言う通りだな クレソン:なんやかんや、オレガノはこーでなくちゃ面白くない リーフ:ふふっ、確かに、そーだね♪ オレガノ:さぁ!チョコを勝ち得た俺が残りも美味しくいただこうではないか! バジル:ん?なんだ?オレガノ、箱の隙間から紙が落ちたぞ リーフ:よっ、と!はい♪オレガノ♪ オレガノ:お?おぉ、悪いな!なんだ?何か書いてあるぞ・・・ぶふぉあ!!! シナモン:ちょっ!?汚い!なんだよオレガノ!・・・って、吐血?いや、チョコか オレガノ:がふっ・・・シナ、モン・・・これを・・・読め・・・ シナモン:は? クレソン:その紙に何て書いてあるんだ? シナモン:読めばいいんだな?分かった。えーっと・・・シナモン様へ バジル:まさか・・・ シナモン:『シナモン様へ、うまく出来たか自信はありませんが良かったら食べてください 魔女見習いの一人より』 リーフ:えー・・・っと オレガノ:俺に何の恨みがあるんだああ!うわああ! バジル:やめろオレガノ!泣くか怒るかせめてどっちかにしてくれ!! オレガノ:うわああああん リーフ:泣くほうをとるんだ、ははは・・・ シナモン:これが俺宛てだって知らなかっ オレガノ:言い訳無用! クレソン:ダメだシナモン、オレガノがこーなったら話は聞かない シナモン:まさか、俺宛てだったとは リーフ:まぁ、正直そんなことだろーとは思ってたけどね~ バジル:せめてメッセージカードが隠れていなければな オレガノ:オレノ・・・チョコ・・・オレノジャナクテ・・・シナモンノチョコ・・・ピヨ・・・ピヨ・・ クレソン:ついに人間を捨てたか バジル:オレガノ!元気出せ!リーダーであることに変わりはないぞ! リーフ:そーだよオレガノ!モテないことなんて前から分かってたことじゃん! クレソン:そーだ、そーだー オレガノ:シナモン! バジル:オレガノ!暴力はダメだ! リーフ:違う!まさかのスライディング土下座だよ! オレガノ:もう一度俺に忘却魔法をかけてくださいいい クレソン:恥を捨てた男は強い シナモン:ムリ!てか、嫌だよ! オレガノ:おまえ!さっきは俺が望んでもないのに魔法かけただろ! シナモン:だからだよ!俺が未熟だって分かっただろ! オレガノ:俺のメンタルが死ぬ!頼む!俺の記憶を!消してくれぇええ!! 0:【間】 クレソン:【N】一か月後、東の森に住む魔女見習いの5人組に大量のお菓子が届けられることとなったが、それはまた、別のお話し シナモン:そーいえば、なんでチョコ一口で記憶戻ったんだ? バジル:疑問だった リーフ:確かに!なんでだろ~? オレガノ:答えは簡単だ!俺が愛に飢えているから!それだけだ! クレソン:魔法使い見習の苦悩これにて終!幕! オレガノ:勝手に締めるな!喋らせろぉおお! 0:ー終ー