台本概要

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タイトル WRITER × WRITER 〜休載と救済〜
作者名 電【動自転】車男
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(不問2)
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 性別変更、一人称変更、語尾変更有りの約20分台本です
声劇は楽しんだもん勝ちなので優勝していってください

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
作家 不問 135 原稿を仕上げない作家 ノリがフラフラと気分次第なので話し方と内容がコロコロ変わる
編集者 不問 136 作家の担当編集者 中々原稿を完成させない作家に振り回されている 作家からは土橋(どばし)君と呼ばれているが本名は土橋(どばし)
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

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0:怒鳴る編集者 編集者:加減にして下さい!! 作家:なんですか…藪から肉付きスティックに 編集者:ただの骨じゃないですか!?それを言うなら骨付きスティックでしょう!ほ!ね!つ!き! 作家:ハイハイ骨休み骨休み 編集者:骨休みじゃないですよ!いつまで休むつもりですか? 作家:一休み一休み、人生のんびり行こうよぉ担当編集者の土橋(どばし)君 編集者:一休みって…あなたそうやって何日休んでるんですか! 作家:…んー、3日ぐらい? 編集者:120日ですよ!120日! 作家:なんだ4倍か…適当に大きな数字やあからさまに変な度を超えた事を言っても会話が面白くなる訳ではないのだよ土橋君 編集者:あからさまじゃなくても40倍です!度を超えてるのは先生の方ですよ全く!一体何考えているんですか!? 作家:何考えてるように見える? 編集者:オバサンに年齢聞いてるんじゃないんですから…まぁ先生の事ですので、どうせ何も考えていないとかでしょう? 作家:お、何、君エスパー? 編集者:エスパーじゃないですよ、もうずっと先生の編集やってるんで大体の事は分かるだけです。 作家:はー、それはすごい事でござんすね 編集者:凄くないですから…ほら、いいから書いてくださいよ 作家:えぇ…はい、孫の手 編集者:背中じゃなくて!シナリオ!台本ですよ! 作家:なんで私が… 編集者:作家だからですよ!あなたが! 作家:そんなホネホネ言ってもキミの思う様にはならないと思うけどねぇ 編集者:そんなホネホネ言ってないですよさっきだけです 作家:毎日来てもらって悪いんだけどアレだよ?あのほら…ホライゾンの悪びれ儲けみたいな 編集者:それを言うなら骨折り損のくたびれもうけですよね?ホネホネ言ってるならせめて骨折りくらい言えてくださいよ 作家:骨折り骨折り…お目当ての物は以上かな?土橋君? 編集者:別に先生の骨折りを聞きに来たわけじゃないんですよ 作家:じゃあ何を聞きに来たんだい? 編集者:何も聞きに来てませんよ!いいからシナリオ仕上げてください! 作家:あのねぇ土橋君、二度あることは三度あるというように120日来てダメなものはもうダメだと思うんだよ。こういうのをなんて言うか知ってるかい? 編集者:なんですか? 作家:骨折り損のくたびれもうけって言うんだよ。 編集者:ちゃんと言えるじゃないですか、骨折り損 作家:言えたねぇ、骨折り聞けたねぇ、満足だねぇ、お出口は左側です 編集者:帰らねぇよ!? 作家:えーもー帰れよ、ホライゾン土橋帰れよ 編集者:誰がホライゾンだ、先生そもそもホライゾンの意味分かってるんですか? 作家:作家だよ?言葉を扱う作家だよ?意味くらい知っとるわい 編集者:じゃあなんですか? 作家:………ふぅー。 編集者:やっぱり知らないんじゃないですか! 作家:いいんだよ世の中には知らない方がいい事だって沢山あるんだし 編集者:…例えば? 作家:面白いシナリオの書き方とか 編集者:あんたがそれを言っちゃダメでしょう!? 作家:えーだって知らないもんは知らないんだもん、こちとら猫の手も借りたいってのに 編集者:孫の手ならありますよ? 作家:いらないよ 編集者:いらないって…あなたの私物ですよ 0:少しの間が空く 作家:…あ、そうだ、いい事思いついた 編集者:え、なんですか? 作家:代わりに書いて? 編集者:…何を?シナリオ? 作家:おぉ〜!エスパ〜 編集者:えー!?!?無理ですよ! 作家:なんでよ〜何時ぞやか全面協力してくれるって言ったじゃないか 編集者:言いましたけど!全面協力というのはサポートをするって意味であって、丸投げしてもいいという訳ではありませんから!! 作家:イイじゃないかキミもライターデビューしちゃいなよ 編集者:ダメですよ!それに私が書いたら先生のじゃなくて私のシナリオになってしまいます 作家:ホライゾン土橋? 編集者:ペンネームを勝手に付けないでください…! 作家:お、自分でペンネームつけたい派?キミもやる気になってきたね〜 編集者:なってませんよ、私は書きませんしライターデビューもしません 作家:まぁそうだよね、キミ名義のシナリオじゃないからね 編集者:はい、先生名義のお仕事です 作家:え?、ああ、アレだよ?ライターデビューって言ってもゴーストライターデビューって事だからね? 編集者:ゴーストライター!?誰の?先生の? 作家:お、さすがエスパー土橋 編集者:おかしなペンネームを付けないでください 作家:まぁそう固いこと言わないでくれたまえよ土橋君、リュックに収まるくらい柔軟に 編集者:あー、やっぱりそういう意味のエスパーだろうと思いましたよ。そもそも先生著名人でもないのになんでゴーストライターしなくちゃいけないんですか 作家:著名人じゃなきゃゴーストライターしちゃダメかい? 編集者:ダメですよ先生は作家なんですから自分で書いてください。せっかく面白いんですから 作家:え?本当かい?どこがどこが?私の作品のどこが面白かったんだい? 編集者:業者が主人公の家に来るシーンで主人公が業者に向かって「大変長らくお待ちしておりました」って言う所とか面白かったですよ 作家:本当?嬉しいなぁ 編集者:えぇ、本来業者側のセリフを業者ではなく客の立場が言う事で、訪問時間をもっと早く出来ただろうと文句を言う人になる訳ですから 作家:止めて!ネタを解説しないでくれたまい!恥ずかしいよ! 編集者:先生が家って言ったんじゃないですか 作家:言ってない言ってない、一旦言ってない。神に誓って言ってない、紙と違って書いてない 編集者:紙にも書いてないじゃないですか、原稿用紙真っ白ですよ 作家:バレたか 編集者:ええ、すぐに 作家:…時に、土橋君よ 編集者:なんですか? 0:急に素に戻った様に早口になる作家 作家:ん…あ、もう無駄話には付き合ってくれるのね 編集者:ええ、もう4ヶ月もすれば。 作家:あ、そぅかい…で、土橋君は美術館には行ったことがあるかい? 編集者:えぇ、まぁ、以前先生の取材の付き添いで 作家:え?そんな思い出あったっけ? 編集者:あぁ別の先生の話です 作家:別の先生!?どこの女よ! 編集者:女とは限らないじゃないですか 作家:え…男?君そっち派か 編集者:えぇ…それ私の性別次第じゃないですか 作家:うん…実は君の性別を知らないんだ 編集者:これだけ一緒に居て?連れションだってしたじゃないですか 作家:私の後に入るこの家の個室トイレの事を連れションと言うのならね 編集者:タイミング的には連れと言っても過言ではないかと 作家:過言だよ、結局君の性別は分からずじまいじゃないか、ただ便座を君の為にちょっと温めただけだ 編集者:なんか豊臣秀吉みたいですね 作家:そうだよ羽柴秀吉だよ 編集者:じゃあ私も秀吉と同じ性別ですよ 作家:ダメだよ 編集者:性別においてダメってなんですか… 作家:どっちかわかんないからだよ 編集者:あー…どうせアレでしょう?秀吉は実は女だったとかいうネットの記事でも読んだんでしょ 作家:そうだよ、日本で初めて女性用下着を触ったのが秀吉と言われてるんだよ土橋君 編集者:何でも信じすぎるのも良くないですよ 作家:そうかもねぇ…だが僕はそんな言葉も信じない! 編集者:屁理屈はいいんですよ 作家:良いじゃあないか屁理屈だって、屁ほどには理屈があるもんさ。ああ…例えばこの世に完璧な理屈があるとするだろう? 編集者:はぁ 作家:その100%の理屈の一部、上澄みのわずか数%、屁ほどの数%だって完璧な理屈の一部なのだよ 編集者:はぁ 作家:だから屁理屈を否定する事は完璧な理屈を否定する事になるんだよ 編集者:はぁ 作家:なんだね君は!さっきからはぁはぁはぁはぁ!お祭りの掛け声かい!? 編集者:へぇ 作家:へぇにしたら良いとかそういう問題じゃないよ! 編集者:先生が仰ったんじゃないですか、へぇ理屈を否定したら 0:否定の定くらいで食い気味に入る作家 作家:何がへぇ理屈だ、変なペンネームを付けるな 編集者:変なペンネームの話なんてしてないですよ、へぇんネームですよ 作家:今日はよく喋るねぇ土橋君、そんなに言いたい事があるなら原稿にまとめてみたらどうだい? 編集者:ですから先生の仕事なんですって、それに完璧な理屈なんてないですよ。どんな理屈にも人によって、見え方によって良くも悪くも変わるものです 作家:その通りだ土橋君!実にいい事を言った!120日の休みくらいどうって事ない訳だ 編集者:それとこれとは話が別です、見え方も何も悪く変わる一方です 作家:なんかお母さんみたいだ… 編集者:私はあなたの保護者ではありません 作家:代筆者だっけ? 編集者:だからゴーストライターじゃないんですよ 作家:なんかねぇ…君を見てると思い出すんだよもう帰らぬ人となった母を 編集者:そうだったんですか…それは知りませんでした… 作家:君が知らないのも無理ないさ…何せ今朝の事だからね 編集者:突然の…そうでしたか…私も…私も先生のお母様にはお世話になりましたし、お線香を上げに行ってもよろしいですか? 作家:え?なんで? 編集者:え、今後お葬式が開かれた時に… 作家:葬式って誰の? 編集者:先生のお母様の 作家:なんで? 編集者:だって今日帰らぬ人となったって 作家:あぁ、長期の旅行って言って今朝飛行機でどっか行ったみたいだよ、なんかね、しばらくは帰らないって 編集者:チッ…なるほど、で、お土産はなんと? 作家:おや舌打ちかな?君もお土産が欲しいのかい?私から頼んでおこう 編集者:いえ…私のではなく 作家:じゃあ誰の? 編集者:先生の 作家:わざわざ言わんでも買ってきてくれるさ 編集者:冥土の 作家:ん? 編集者:土産を 0:たまへの「へ」は「え」ではなく「へ」の発音 作家:ちょっと土橋君〜勝手に殺さんでくれたまへよ 編集者:先に話の中で人を殺したのはどっちですか〜? 作家:土橋君でーす 編集者:作家ってなんでこんなに嘘つきなんでしょーか? 0:あーもいいや辺りから素に戻る感じで早口になる作家 作家:それは偏見だと思いまーす私が嘘をついただけで作家という職業が嘘つきというのはあまりにも、あーもいいやそうだよそうそう作家は嘘つきだよこの物語はフィクションです 編集者:急に開き直りましたね 作家:だってシナリオって長い嘘じゃん、ドキュメンタリー系以外は 編集者:まあそうですけども 作家:ただ作家以上に嘘つきな職業ってなんだか知ってる? 編集者:分からないですけど、先生口調が二転三転してますよ 作家:良いんだよそんなもんだ。で、答えは教祖だよ 編集者:偏見が強そうな気もしますが言いたい事は分かります 作家:だろう?あ、そういえばさぁ、聞いてよ 編集者:はい 作家:そういえばって言葉さ、全く関係ない話をする事ができるから便利だよね 編集者:そういえばを使ってまで言うことですか? 作家:もしくは、なになにで思い出したんだけど、とか 編集者:はぁ 作家:その時の会話の直前のキーワードが出たタイミングで思い出しただけだからキーワードに関する話じゃなくてもしようと思えば出来ちゃうっていうのが良い所だよね 編集者:あぁ…じゃあ、全く関係ない話いいですか? 作家:なんだね担当編集の土橋君 編集者:美術館の話どこいったんすか? 作家:さあねそんな昔の話、神に誓って紙と違って覚えてないよ 編集者:バッチリ覚えてるじゃないですか 作家:さあねぇ…仮にこの会話が誰かに見られていたとしたら美術館の話が終わらずにイライラしていたかもしれないね 編集者:ほったらかしでしたからね 作家:あー…すまない、今時計がないんだ 編集者:掘った芋いじるなとは言ってませんよ 作家:おぉ…!?よく今のヒントで分かったね!? 編集者:まぁ、エスパーですから 作家:本当かい!? 編集者:もちろんウソですよ…先生に慣れているだけですから 作家:なあんだ 編集者:で、なんなんですか美術館に行ったのが何になるんですか? 作家:あぁその話だったね。これは…私が以前インスピレーションを得る為に美術館というか、とある画家の美術展に行った時の話を…本人から聞いたのだが… 編集者:やっぱり先生の話じゃないですか、なんか怖い話の入りみたいですね 作家:その美術館に並んでいる一つの作品がぽや〜っと白く光っているんだよ 編集者:光る… 作家:最初は差し込んだ日差しに絵が反射して光が飛んでいるかと思ったのだが、そもそも紙が痛むから美術品は日の当たらない所に置く物というのを思い出したんだ 編集者:じゃあなんで光ってるんですかね 作家:そう、私もそれが気になっていてね、その謎を解明すべく美術展の奥へと向かったのだよ 編集者:アマゾンじゃなくて良かったですね 作家:もちろん部屋の照明に反射する絵は沢山あったが僕はその光に吸い寄せられるように近づいたんだ 編集者:何だか虫みたいですね 作家:するとそこには、何も描かれてなかったのだ… 編集者:やっぱり怖い話ですか? 作家:別に怖い話じゃ無いが…そんな話だ 編集者:はぁ、変な話もあるもんですね 作家:ちなみに後日談もあって…聞く? 編集者:聞かないと言っても聞かせるんですよね? 作家:モチのロンだよ〜土橋君…で、後日美術展のスタッフにあの真っ白な作品について聞いたんだけど 編集者:え?なんでその日に聞かなかったんですか?入場料2倍ですよ? 作家:なんでも、あえて真っ白な作品を置くことで他の絵を映えさせているらしい 編集者:そうなんですか 作家:リアクション薄っ!?…他にも気になって調べてみると、画家によっては何物でもない自分を表現したり、あえて何も書かない事を芸術とする画家や白いキャンバスに白い絵の具だけで絵を描く画家もいるらしい 編集者:あー、なんかそんな話どこかで聞いたことあった気がします 作家:というわけで、あの白い原稿用紙は何も書かない芸術でございます。ハイ 編集者:え、だめですけど…普通に考えて 作家:じゃあ白い絵の具で書いてあります 編集者:先生絵の具なんて持ってないじゃないですか 作家:消しゴムで書きましたァー 編集者:ペンで書いてください 作家:はぁ…土橋君、もう結婚しよ? 0:即答する編集者 編集者:何言ってんだお前 作家:えーもう書きたくないものは書きたくないのだよ土橋君ー!!! 編集者:ちょっ…どうでも良くならないでくださいよ 作家:なんかもう…何も思いつかネ、日記とかでいい? 編集者:ダメです 作家:なんかもう疲れた、 編集者:疲れること何一つしてないじゃないですか 作家:添い寝しよ? 編集者:添い寝はしませんが先生の筆の進み具合が遅いねとは思います 作家:うわー上手いこと言われた〜傷ついた〜寝る友になろーよー土橋クーン 編集者:そんなメル友みたいな…ネフレにはなりませんよ 作家:ソフレって便利な便利な言葉あるのご存知なあい? 編集者:それに私の添い寝は別途料金掛かります。高いですよ? 作家:大丈夫大丈夫敷布団だから低いよ、落ちる心配ナシ 編集者:ベッドの料金じゃありませんし、高いの意味が違う! 作家:えーお金持ってないから払えないのだよー? 編集者:じゃあダメです 作家:そもそもお金があったら遊んで暮らしてるさ。お金がないからこうして働いてるんじゃないか 編集者:現在進行形で働いてないですし、遊んで暮らしている様に見えるのですが 作家:遊んでないよぉ、土橋君に弄ばれてるんだよぉ 編集者:そんなわけないじゃないですか、私もそろそろ怒りますよ? 0:少しづつヒートアップしていく編集者 作家:えーベッドの上でお仕置き? 編集者:あなた敷布団ですよね? 作家:お仕置きには別途料金が掛かるよ? 編集者:ではお仕置きではなく罰にします 作家:えーどんな罰?1回休み? 編集者:どれだけ休むつもりだ 作家:最後まで読んでくださってありがとうございました先生の来世にご期待下さい 編集者:今世で頑張れ 作家:別にいいじゃないか来年の今日酒が飲めるんだし 編集者:どういう事ですか? 作家:今日19歳という事さ 編集者:は?あんた29だろ 作家:だからぁ、今日中は休載するって事、今日中、休載。今日19歳、今日中休載 編集者:…分かりました、今日まで休載と、明日からはちゃんと書くんですね!? 作家:どんなに月日が経とうとも僕は同じ事を言い続ける…信念を曲げない作家だよ? 0:ついにキレる編集者 編集者:あぁ!もういい加減にしろッ!!! 作家:ぉ…なんだね…藪からスティックポテトはご一緒にいかがですか? 編集者:要らねぇよ!明日も休載って言いつつけんのか!えぇ!? 作家:うん 編集者:即答かよ!あんたには作家としてのプライドがないのかよ!! 作家:うん 編集者:持てよ!プライド持てよ! 作家:プライドで飯が食えるかいな 編集者:プライド無くてもシナリオ書かなきゃ飯は食えねぇんだよ! 作家:ハイハイ書きますよ書けと言われたらいくらでも 編集者:さっきからずっと書けって言ってるけどねぇ…!今の今まで書かなかったのはどこのどいつかなぁ…!? 作家:本日全然進まないシナリオと掛けまして 編集者:謎かけしろなんて言ってねぇ!謎じゃなくてシナリオを書けよ! 作家:来年酒が飲めると解きます 編集者:さっき聞いたわ!今日中休載だろ!?うん、もういいお仕置きだ 作家:いやー!犯されるー! 編集者:犯さねぇよ! 0:少し間が空き、作者のモノローグ、機嫌が戻った編集者 作家:…その後、編集者土橋によって病院送りにされた作家は結果的に休業したという…その後編集者は「やりすぎた、ただでさえのびのびとした休みを更に伸ばしに伸ばしてしまった」と反省したらしい…。 編集者:何勝手にエピローグみたいの言ってるんですか…お仕置きって言っても一緒に散らかった部屋を片付けただけでしょう。ほら、スッキリした部屋で書きますよシナリオ…書き終わったら添い寝くらいはしてあげますから 作家:伸ばし君… 編集者:土橋ですす

0:怒鳴る編集者 編集者:加減にして下さい!! 作家:なんですか…藪から肉付きスティックに 編集者:ただの骨じゃないですか!?それを言うなら骨付きスティックでしょう!ほ!ね!つ!き! 作家:ハイハイ骨休み骨休み 編集者:骨休みじゃないですよ!いつまで休むつもりですか? 作家:一休み一休み、人生のんびり行こうよぉ担当編集者の土橋(どばし)君 編集者:一休みって…あなたそうやって何日休んでるんですか! 作家:…んー、3日ぐらい? 編集者:120日ですよ!120日! 作家:なんだ4倍か…適当に大きな数字やあからさまに変な度を超えた事を言っても会話が面白くなる訳ではないのだよ土橋君 編集者:あからさまじゃなくても40倍です!度を超えてるのは先生の方ですよ全く!一体何考えているんですか!? 作家:何考えてるように見える? 編集者:オバサンに年齢聞いてるんじゃないんですから…まぁ先生の事ですので、どうせ何も考えていないとかでしょう? 作家:お、何、君エスパー? 編集者:エスパーじゃないですよ、もうずっと先生の編集やってるんで大体の事は分かるだけです。 作家:はー、それはすごい事でござんすね 編集者:凄くないですから…ほら、いいから書いてくださいよ 作家:えぇ…はい、孫の手 編集者:背中じゃなくて!シナリオ!台本ですよ! 作家:なんで私が… 編集者:作家だからですよ!あなたが! 作家:そんなホネホネ言ってもキミの思う様にはならないと思うけどねぇ 編集者:そんなホネホネ言ってないですよさっきだけです 作家:毎日来てもらって悪いんだけどアレだよ?あのほら…ホライゾンの悪びれ儲けみたいな 編集者:それを言うなら骨折り損のくたびれもうけですよね?ホネホネ言ってるならせめて骨折りくらい言えてくださいよ 作家:骨折り骨折り…お目当ての物は以上かな?土橋君? 編集者:別に先生の骨折りを聞きに来たわけじゃないんですよ 作家:じゃあ何を聞きに来たんだい? 編集者:何も聞きに来てませんよ!いいからシナリオ仕上げてください! 作家:あのねぇ土橋君、二度あることは三度あるというように120日来てダメなものはもうダメだと思うんだよ。こういうのをなんて言うか知ってるかい? 編集者:なんですか? 作家:骨折り損のくたびれもうけって言うんだよ。 編集者:ちゃんと言えるじゃないですか、骨折り損 作家:言えたねぇ、骨折り聞けたねぇ、満足だねぇ、お出口は左側です 編集者:帰らねぇよ!? 作家:えーもー帰れよ、ホライゾン土橋帰れよ 編集者:誰がホライゾンだ、先生そもそもホライゾンの意味分かってるんですか? 作家:作家だよ?言葉を扱う作家だよ?意味くらい知っとるわい 編集者:じゃあなんですか? 作家:………ふぅー。 編集者:やっぱり知らないんじゃないですか! 作家:いいんだよ世の中には知らない方がいい事だって沢山あるんだし 編集者:…例えば? 作家:面白いシナリオの書き方とか 編集者:あんたがそれを言っちゃダメでしょう!? 作家:えーだって知らないもんは知らないんだもん、こちとら猫の手も借りたいってのに 編集者:孫の手ならありますよ? 作家:いらないよ 編集者:いらないって…あなたの私物ですよ 0:少しの間が空く 作家:…あ、そうだ、いい事思いついた 編集者:え、なんですか? 作家:代わりに書いて? 編集者:…何を?シナリオ? 作家:おぉ〜!エスパ〜 編集者:えー!?!?無理ですよ! 作家:なんでよ〜何時ぞやか全面協力してくれるって言ったじゃないか 編集者:言いましたけど!全面協力というのはサポートをするって意味であって、丸投げしてもいいという訳ではありませんから!! 作家:イイじゃないかキミもライターデビューしちゃいなよ 編集者:ダメですよ!それに私が書いたら先生のじゃなくて私のシナリオになってしまいます 作家:ホライゾン土橋? 編集者:ペンネームを勝手に付けないでください…! 作家:お、自分でペンネームつけたい派?キミもやる気になってきたね〜 編集者:なってませんよ、私は書きませんしライターデビューもしません 作家:まぁそうだよね、キミ名義のシナリオじゃないからね 編集者:はい、先生名義のお仕事です 作家:え?、ああ、アレだよ?ライターデビューって言ってもゴーストライターデビューって事だからね? 編集者:ゴーストライター!?誰の?先生の? 作家:お、さすがエスパー土橋 編集者:おかしなペンネームを付けないでください 作家:まぁそう固いこと言わないでくれたまえよ土橋君、リュックに収まるくらい柔軟に 編集者:あー、やっぱりそういう意味のエスパーだろうと思いましたよ。そもそも先生著名人でもないのになんでゴーストライターしなくちゃいけないんですか 作家:著名人じゃなきゃゴーストライターしちゃダメかい? 編集者:ダメですよ先生は作家なんですから自分で書いてください。せっかく面白いんですから 作家:え?本当かい?どこがどこが?私の作品のどこが面白かったんだい? 編集者:業者が主人公の家に来るシーンで主人公が業者に向かって「大変長らくお待ちしておりました」って言う所とか面白かったですよ 作家:本当?嬉しいなぁ 編集者:えぇ、本来業者側のセリフを業者ではなく客の立場が言う事で、訪問時間をもっと早く出来ただろうと文句を言う人になる訳ですから 作家:止めて!ネタを解説しないでくれたまい!恥ずかしいよ! 編集者:先生が家って言ったんじゃないですか 作家:言ってない言ってない、一旦言ってない。神に誓って言ってない、紙と違って書いてない 編集者:紙にも書いてないじゃないですか、原稿用紙真っ白ですよ 作家:バレたか 編集者:ええ、すぐに 作家:…時に、土橋君よ 編集者:なんですか? 0:急に素に戻った様に早口になる作家 作家:ん…あ、もう無駄話には付き合ってくれるのね 編集者:ええ、もう4ヶ月もすれば。 作家:あ、そぅかい…で、土橋君は美術館には行ったことがあるかい? 編集者:えぇ、まぁ、以前先生の取材の付き添いで 作家:え?そんな思い出あったっけ? 編集者:あぁ別の先生の話です 作家:別の先生!?どこの女よ! 編集者:女とは限らないじゃないですか 作家:え…男?君そっち派か 編集者:えぇ…それ私の性別次第じゃないですか 作家:うん…実は君の性別を知らないんだ 編集者:これだけ一緒に居て?連れションだってしたじゃないですか 作家:私の後に入るこの家の個室トイレの事を連れションと言うのならね 編集者:タイミング的には連れと言っても過言ではないかと 作家:過言だよ、結局君の性別は分からずじまいじゃないか、ただ便座を君の為にちょっと温めただけだ 編集者:なんか豊臣秀吉みたいですね 作家:そうだよ羽柴秀吉だよ 編集者:じゃあ私も秀吉と同じ性別ですよ 作家:ダメだよ 編集者:性別においてダメってなんですか… 作家:どっちかわかんないからだよ 編集者:あー…どうせアレでしょう?秀吉は実は女だったとかいうネットの記事でも読んだんでしょ 作家:そうだよ、日本で初めて女性用下着を触ったのが秀吉と言われてるんだよ土橋君 編集者:何でも信じすぎるのも良くないですよ 作家:そうかもねぇ…だが僕はそんな言葉も信じない! 編集者:屁理屈はいいんですよ 作家:良いじゃあないか屁理屈だって、屁ほどには理屈があるもんさ。ああ…例えばこの世に完璧な理屈があるとするだろう? 編集者:はぁ 作家:その100%の理屈の一部、上澄みのわずか数%、屁ほどの数%だって完璧な理屈の一部なのだよ 編集者:はぁ 作家:だから屁理屈を否定する事は完璧な理屈を否定する事になるんだよ 編集者:はぁ 作家:なんだね君は!さっきからはぁはぁはぁはぁ!お祭りの掛け声かい!? 編集者:へぇ 作家:へぇにしたら良いとかそういう問題じゃないよ! 編集者:先生が仰ったんじゃないですか、へぇ理屈を否定したら 0:否定の定くらいで食い気味に入る作家 作家:何がへぇ理屈だ、変なペンネームを付けるな 編集者:変なペンネームの話なんてしてないですよ、へぇんネームですよ 作家:今日はよく喋るねぇ土橋君、そんなに言いたい事があるなら原稿にまとめてみたらどうだい? 編集者:ですから先生の仕事なんですって、それに完璧な理屈なんてないですよ。どんな理屈にも人によって、見え方によって良くも悪くも変わるものです 作家:その通りだ土橋君!実にいい事を言った!120日の休みくらいどうって事ない訳だ 編集者:それとこれとは話が別です、見え方も何も悪く変わる一方です 作家:なんかお母さんみたいだ… 編集者:私はあなたの保護者ではありません 作家:代筆者だっけ? 編集者:だからゴーストライターじゃないんですよ 作家:なんかねぇ…君を見てると思い出すんだよもう帰らぬ人となった母を 編集者:そうだったんですか…それは知りませんでした… 作家:君が知らないのも無理ないさ…何せ今朝の事だからね 編集者:突然の…そうでしたか…私も…私も先生のお母様にはお世話になりましたし、お線香を上げに行ってもよろしいですか? 作家:え?なんで? 編集者:え、今後お葬式が開かれた時に… 作家:葬式って誰の? 編集者:先生のお母様の 作家:なんで? 編集者:だって今日帰らぬ人となったって 作家:あぁ、長期の旅行って言って今朝飛行機でどっか行ったみたいだよ、なんかね、しばらくは帰らないって 編集者:チッ…なるほど、で、お土産はなんと? 作家:おや舌打ちかな?君もお土産が欲しいのかい?私から頼んでおこう 編集者:いえ…私のではなく 作家:じゃあ誰の? 編集者:先生の 作家:わざわざ言わんでも買ってきてくれるさ 編集者:冥土の 作家:ん? 編集者:土産を 0:たまへの「へ」は「え」ではなく「へ」の発音 作家:ちょっと土橋君〜勝手に殺さんでくれたまへよ 編集者:先に話の中で人を殺したのはどっちですか〜? 作家:土橋君でーす 編集者:作家ってなんでこんなに嘘つきなんでしょーか? 0:あーもいいや辺りから素に戻る感じで早口になる作家 作家:それは偏見だと思いまーす私が嘘をついただけで作家という職業が嘘つきというのはあまりにも、あーもいいやそうだよそうそう作家は嘘つきだよこの物語はフィクションです 編集者:急に開き直りましたね 作家:だってシナリオって長い嘘じゃん、ドキュメンタリー系以外は 編集者:まあそうですけども 作家:ただ作家以上に嘘つきな職業ってなんだか知ってる? 編集者:分からないですけど、先生口調が二転三転してますよ 作家:良いんだよそんなもんだ。で、答えは教祖だよ 編集者:偏見が強そうな気もしますが言いたい事は分かります 作家:だろう?あ、そういえばさぁ、聞いてよ 編集者:はい 作家:そういえばって言葉さ、全く関係ない話をする事ができるから便利だよね 編集者:そういえばを使ってまで言うことですか? 作家:もしくは、なになにで思い出したんだけど、とか 編集者:はぁ 作家:その時の会話の直前のキーワードが出たタイミングで思い出しただけだからキーワードに関する話じゃなくてもしようと思えば出来ちゃうっていうのが良い所だよね 編集者:あぁ…じゃあ、全く関係ない話いいですか? 作家:なんだね担当編集の土橋君 編集者:美術館の話どこいったんすか? 作家:さあねそんな昔の話、神に誓って紙と違って覚えてないよ 編集者:バッチリ覚えてるじゃないですか 作家:さあねぇ…仮にこの会話が誰かに見られていたとしたら美術館の話が終わらずにイライラしていたかもしれないね 編集者:ほったらかしでしたからね 作家:あー…すまない、今時計がないんだ 編集者:掘った芋いじるなとは言ってませんよ 作家:おぉ…!?よく今のヒントで分かったね!? 編集者:まぁ、エスパーですから 作家:本当かい!? 編集者:もちろんウソですよ…先生に慣れているだけですから 作家:なあんだ 編集者:で、なんなんですか美術館に行ったのが何になるんですか? 作家:あぁその話だったね。これは…私が以前インスピレーションを得る為に美術館というか、とある画家の美術展に行った時の話を…本人から聞いたのだが… 編集者:やっぱり先生の話じゃないですか、なんか怖い話の入りみたいですね 作家:その美術館に並んでいる一つの作品がぽや〜っと白く光っているんだよ 編集者:光る… 作家:最初は差し込んだ日差しに絵が反射して光が飛んでいるかと思ったのだが、そもそも紙が痛むから美術品は日の当たらない所に置く物というのを思い出したんだ 編集者:じゃあなんで光ってるんですかね 作家:そう、私もそれが気になっていてね、その謎を解明すべく美術展の奥へと向かったのだよ 編集者:アマゾンじゃなくて良かったですね 作家:もちろん部屋の照明に反射する絵は沢山あったが僕はその光に吸い寄せられるように近づいたんだ 編集者:何だか虫みたいですね 作家:するとそこには、何も描かれてなかったのだ… 編集者:やっぱり怖い話ですか? 作家:別に怖い話じゃ無いが…そんな話だ 編集者:はぁ、変な話もあるもんですね 作家:ちなみに後日談もあって…聞く? 編集者:聞かないと言っても聞かせるんですよね? 作家:モチのロンだよ〜土橋君…で、後日美術展のスタッフにあの真っ白な作品について聞いたんだけど 編集者:え?なんでその日に聞かなかったんですか?入場料2倍ですよ? 作家:なんでも、あえて真っ白な作品を置くことで他の絵を映えさせているらしい 編集者:そうなんですか 作家:リアクション薄っ!?…他にも気になって調べてみると、画家によっては何物でもない自分を表現したり、あえて何も書かない事を芸術とする画家や白いキャンバスに白い絵の具だけで絵を描く画家もいるらしい 編集者:あー、なんかそんな話どこかで聞いたことあった気がします 作家:というわけで、あの白い原稿用紙は何も書かない芸術でございます。ハイ 編集者:え、だめですけど…普通に考えて 作家:じゃあ白い絵の具で書いてあります 編集者:先生絵の具なんて持ってないじゃないですか 作家:消しゴムで書きましたァー 編集者:ペンで書いてください 作家:はぁ…土橋君、もう結婚しよ? 0:即答する編集者 編集者:何言ってんだお前 作家:えーもう書きたくないものは書きたくないのだよ土橋君ー!!! 編集者:ちょっ…どうでも良くならないでくださいよ 作家:なんかもう…何も思いつかネ、日記とかでいい? 編集者:ダメです 作家:なんかもう疲れた、 編集者:疲れること何一つしてないじゃないですか 作家:添い寝しよ? 編集者:添い寝はしませんが先生の筆の進み具合が遅いねとは思います 作家:うわー上手いこと言われた〜傷ついた〜寝る友になろーよー土橋クーン 編集者:そんなメル友みたいな…ネフレにはなりませんよ 作家:ソフレって便利な便利な言葉あるのご存知なあい? 編集者:それに私の添い寝は別途料金掛かります。高いですよ? 作家:大丈夫大丈夫敷布団だから低いよ、落ちる心配ナシ 編集者:ベッドの料金じゃありませんし、高いの意味が違う! 作家:えーお金持ってないから払えないのだよー? 編集者:じゃあダメです 作家:そもそもお金があったら遊んで暮らしてるさ。お金がないからこうして働いてるんじゃないか 編集者:現在進行形で働いてないですし、遊んで暮らしている様に見えるのですが 作家:遊んでないよぉ、土橋君に弄ばれてるんだよぉ 編集者:そんなわけないじゃないですか、私もそろそろ怒りますよ? 0:少しづつヒートアップしていく編集者 作家:えーベッドの上でお仕置き? 編集者:あなた敷布団ですよね? 作家:お仕置きには別途料金が掛かるよ? 編集者:ではお仕置きではなく罰にします 作家:えーどんな罰?1回休み? 編集者:どれだけ休むつもりだ 作家:最後まで読んでくださってありがとうございました先生の来世にご期待下さい 編集者:今世で頑張れ 作家:別にいいじゃないか来年の今日酒が飲めるんだし 編集者:どういう事ですか? 作家:今日19歳という事さ 編集者:は?あんた29だろ 作家:だからぁ、今日中は休載するって事、今日中、休載。今日19歳、今日中休載 編集者:…分かりました、今日まで休載と、明日からはちゃんと書くんですね!? 作家:どんなに月日が経とうとも僕は同じ事を言い続ける…信念を曲げない作家だよ? 0:ついにキレる編集者 編集者:あぁ!もういい加減にしろッ!!! 作家:ぉ…なんだね…藪からスティックポテトはご一緒にいかがですか? 編集者:要らねぇよ!明日も休載って言いつつけんのか!えぇ!? 作家:うん 編集者:即答かよ!あんたには作家としてのプライドがないのかよ!! 作家:うん 編集者:持てよ!プライド持てよ! 作家:プライドで飯が食えるかいな 編集者:プライド無くてもシナリオ書かなきゃ飯は食えねぇんだよ! 作家:ハイハイ書きますよ書けと言われたらいくらでも 編集者:さっきからずっと書けって言ってるけどねぇ…!今の今まで書かなかったのはどこのどいつかなぁ…!? 作家:本日全然進まないシナリオと掛けまして 編集者:謎かけしろなんて言ってねぇ!謎じゃなくてシナリオを書けよ! 作家:来年酒が飲めると解きます 編集者:さっき聞いたわ!今日中休載だろ!?うん、もういいお仕置きだ 作家:いやー!犯されるー! 編集者:犯さねぇよ! 0:少し間が空き、作者のモノローグ、機嫌が戻った編集者 作家:…その後、編集者土橋によって病院送りにされた作家は結果的に休業したという…その後編集者は「やりすぎた、ただでさえのびのびとした休みを更に伸ばしに伸ばしてしまった」と反省したらしい…。 編集者:何勝手にエピローグみたいの言ってるんですか…お仕置きって言っても一緒に散らかった部屋を片付けただけでしょう。ほら、スッキリした部屋で書きますよシナリオ…書き終わったら添い寝くらいはしてあげますから 作家:伸ばし君… 編集者:土橋ですす