台本概要

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タイトル 話したくて何が悪い!
作者名 天びん。  (@libra_micchan)
ジャンル コメディ
演者人数 2人用台本(男1、女1)
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 「○○したくて何が悪い!」シリーズ 第8話
仕事で地方に出張している奥さんと、そのせいで寂しい思いをしている旦那さんのやり取り。
ラブコメ的なお話です。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
41 四宮隆。普通の会社員。悠莉とは結婚2年目。 妻の悠莉を超溺愛している。スパダリ。 仕事で地方に出張している悠莉と少しでも長く話していたくて、朝の忙しい時間にビデオ通話した。 名前の読みは「シノミヤタカシ」。
悠莉 32 四宮悠莉。普通の会社員。隆とは結婚2年目。 隆のことは普通に愛しているものの、押しに弱い性格であるため、隆に振り回される日々を送っている。 素直になれない自分をもどかしく感じている、カワイイツンデレさん。 仕事で地方に出張しているが、隆からビデオ通話をしてもらえて嬉しい。 名前の読みは「シノミヤユウリ」。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
:【タイトル】 : 「○○したくて何が悪い!」シリーズ 第8話 : 話したくて何が悪い! : : :【登場人物】 : 隆:四宮隆。普通の会社員。悠莉とは結婚2年目。 隆:妻の悠莉を超溺愛している。スパダリ。 隆:仕事で地方に出張している悠莉と少しでも長く話していたくて、朝の忙しい時間にビデオ通話した。 隆:名前の読みは「シノミヤタカシ」。 : 悠莉:四宮悠莉。普通の会社員。隆とは結婚2年目。 悠莉:隆のことは普通に愛しているものの、押しに弱い性格であるため、隆に振り回される日々を送っている。 悠莉:素直になれない自分をもどかしく感じている、カワイイツンデレさん。 悠莉:仕事で地方に出張しているが、隆からビデオ通話をしてもらえて嬉しい。 悠莉:名前の読みは「シノミヤユウリ」。 : : : : : :【本編】 : 隆:(端的に言って、俺は今猛烈に寂しい思いをしている。) : 隆:(何故なら…この2日間、悠莉は仕事で地方に出張に行っているからだ。) : 隆:悠莉ぃ…まだ会えないのか…? : 隆:…声が聞きたい…顔を見て話したい…。早く早く早く早く…! : 隆:―ハッ!そうだ…別に顔を見て話すことなら出来るじゃないか…! : : : 悠莉:―で?この朝のメチャクチャ忙しい時間にビデオ通話を繋いできた、と? : 隆:あぁ! : 悠莉:まったく…いい大人が何してんだか…。 : 隆:それだけ悠莉のことを愛しているんだよ。 : 悠莉:(少し嫌そうに)…ハイハイ。 : 隆:あれ?伝わってない? : 隆:(目一杯心を込めて!)…悠莉、愛してるよ。片時も離れたくないくらい。何ならこのまま有給使って悠莉の出張先に行って仕事終わりの悠莉とデートを― : 悠莉:分かった、分かったから…!いちいちそんな事で有給取得しようとしないで…! : 隆:そんな事って、悠莉…俺にとっては超重要なことだし、こういう形でも消化していかないと俺の有給消えていっちゃうんだけど。 : 悠莉:仮に有給取得するにしてもちゃんと事前にして!当日の有給連絡は職場の人間から信用失うよ? : 隆:んー…まぁ、信用は大事だからね。でも俺個人としては、悠莉以外の人間はあまり興味ないし、信用失っても別に気にしないんだけど。 : 悠莉:ねぇ、隆…。早速言ってることが矛盾してるって気付いてる?口にしてからものの10秒くらいの出来事だったよ? : 隆:うん、冗談だからね★ : 悠莉:…。 : 隆:だって…信用がないと悠莉のことを養ってあげられないだろう?今は共働きではあるけれど、俺は悠莉が傍に居てくれるなら、専業主婦でもいいと思ってるからね。 : 悠莉:…もう! : 隆:ははは、…照れた? : 悠莉:照れてない! : 隆:照れてる悠莉、やっぱりカワイイなぁ…もっとよく顔見せて♡ : 悠莉:(凄みを効かせて)切るよ? : 隆:わぁー!待って、待って、待って、待ってぇ…!! : 悠莉:…どっちにしろ、そろそろメイクするからカメラは切るよ? : 隆:え、何で?? : 悠莉:何で?って…やっぱり女性たるもの、男性にスッピンからどんどん変わっていく過程をおいそれと見せたくないじゃない。 : 隆:…悠莉、俺達は大学からの仲でもう結婚2年目なんだよ?悠莉のカワイイスッピンだって何度も見てるし、メイク後の素敵な顔も知ってる。それでも見せたくないの? : 悠莉:見せたくないっていうか…気の持ちようっていうか…。一般的にそういうの「女捨ててる」って思われかねないだろうし…。 : 隆:なら、問題ないよね。俺は気にしないって言ってるんだから。 : 悠莉:(溜息)…。隆って常々強引だよね。 : 隆:俺はそれだけ悠莉の顔を見ていたいし、悠莉と話していたいんだよ。 : 悠莉:…っ、メイクしていくからね。 : 隆:ハイハイ。 : 隆:(まじまじと悠莉を見るように少し間を取って)…あれ?悠莉、もしかして髪の毛のケア変えた? : 悠莉:分かる?!昨日の夜時間があったから、ずっとやりたかったヘアパックをやってみたの!美容院で集中ケアしたみたいに綺麗になったから凄く嬉しかったんだけど、分かってくれたんだ…! : 隆:分かるよ、端末越しでも悠莉の髪つやつやだからね。 : 悠莉:そう?…よーし!今日は朝から気分良いから、アイライナーは3番使おっかな! : 隆:普段使ってるやつと、今の…3番?の違いって何? : 悠莉:―潰すよ? : 隆:…何を?! : 悠莉:何かを。 : 隆:怖いよ!!何気ない質問に対して返しがメチャクチャ重いよ!! : 悠莉:隆って鋭いようで鈍いよね…。 : 隆:いや流石に俺も男だし、化粧品…特に女性ものにはあまり詳しくないから…。 : 悠莉:確かに。逆に隆が女子並みに化粧品に詳しかったら正直ドン引きしてるかもしれないな…。 : 隆:だろ? : 隆:…でも、そこの返し「通話切るよ」じゃないんだね。 : 悠莉:それは…! : 隆:ひょっとして、自惚れてもいいのかな? : 悠莉:いや、まぁ…私だって、その…隆と話していたいし。 : 隆:…悠莉のそういうところ、好きだよ。 : 悠莉:な…っ! : 隆:やっぱり照れてる悠莉はカワイイな。…愛してるよ。 : 悠莉:も、もう…!! : 隆:…それだけ顔が朱かったら、チークは必要なさそうだね。 : 悠莉:~っ!!はい!メイク終わったし、もう通話切るからね!! : 隆:あ、そうそう。悠莉。 : 悠莉:…何? : 隆:仕事終わったら、そのまま新幹線乗らないで駅で待ってて。 : 悠莉:え、何で? : 隆:…せっかくだし、仕事終わりにデートしよ? : 悠莉:…へ?仕事は…?? : 隆:俺があまりにも有給取らなさ過ぎて今年まだ5日間も有給取れてなかったから、昨日「お前はしっかり有給取れ!」って上司から言われちゃったんだよ。…で、今日がその有給に当たるわけ。 : 悠莉:じゃ…じゃあ、さっきの発言って冗談じゃなくて― : 隆:うん、ガチだよ★ : : 0:隆、悠莉に新幹線のチケットを見せる。 : : 悠莉:嘘でしょ…。 : 隆:仕事とはいえ構ってもらえなくて寂しかったからさ。 : 隆:ご褒美に仕事終わりの悠莉とデートする時間…俺にちょうだい?

:【タイトル】 : 「○○したくて何が悪い!」シリーズ 第8話 : 話したくて何が悪い! : : :【登場人物】 : 隆:四宮隆。普通の会社員。悠莉とは結婚2年目。 隆:妻の悠莉を超溺愛している。スパダリ。 隆:仕事で地方に出張している悠莉と少しでも長く話していたくて、朝の忙しい時間にビデオ通話した。 隆:名前の読みは「シノミヤタカシ」。 : 悠莉:四宮悠莉。普通の会社員。隆とは結婚2年目。 悠莉:隆のことは普通に愛しているものの、押しに弱い性格であるため、隆に振り回される日々を送っている。 悠莉:素直になれない自分をもどかしく感じている、カワイイツンデレさん。 悠莉:仕事で地方に出張しているが、隆からビデオ通話をしてもらえて嬉しい。 悠莉:名前の読みは「シノミヤユウリ」。 : : : : : :【本編】 : 隆:(端的に言って、俺は今猛烈に寂しい思いをしている。) : 隆:(何故なら…この2日間、悠莉は仕事で地方に出張に行っているからだ。) : 隆:悠莉ぃ…まだ会えないのか…? : 隆:…声が聞きたい…顔を見て話したい…。早く早く早く早く…! : 隆:―ハッ!そうだ…別に顔を見て話すことなら出来るじゃないか…! : : : 悠莉:―で?この朝のメチャクチャ忙しい時間にビデオ通話を繋いできた、と? : 隆:あぁ! : 悠莉:まったく…いい大人が何してんだか…。 : 隆:それだけ悠莉のことを愛しているんだよ。 : 悠莉:(少し嫌そうに)…ハイハイ。 : 隆:あれ?伝わってない? : 隆:(目一杯心を込めて!)…悠莉、愛してるよ。片時も離れたくないくらい。何ならこのまま有給使って悠莉の出張先に行って仕事終わりの悠莉とデートを― : 悠莉:分かった、分かったから…!いちいちそんな事で有給取得しようとしないで…! : 隆:そんな事って、悠莉…俺にとっては超重要なことだし、こういう形でも消化していかないと俺の有給消えていっちゃうんだけど。 : 悠莉:仮に有給取得するにしてもちゃんと事前にして!当日の有給連絡は職場の人間から信用失うよ? : 隆:んー…まぁ、信用は大事だからね。でも俺個人としては、悠莉以外の人間はあまり興味ないし、信用失っても別に気にしないんだけど。 : 悠莉:ねぇ、隆…。早速言ってることが矛盾してるって気付いてる?口にしてからものの10秒くらいの出来事だったよ? : 隆:うん、冗談だからね★ : 悠莉:…。 : 隆:だって…信用がないと悠莉のことを養ってあげられないだろう?今は共働きではあるけれど、俺は悠莉が傍に居てくれるなら、専業主婦でもいいと思ってるからね。 : 悠莉:…もう! : 隆:ははは、…照れた? : 悠莉:照れてない! : 隆:照れてる悠莉、やっぱりカワイイなぁ…もっとよく顔見せて♡ : 悠莉:(凄みを効かせて)切るよ? : 隆:わぁー!待って、待って、待って、待ってぇ…!! : 悠莉:…どっちにしろ、そろそろメイクするからカメラは切るよ? : 隆:え、何で?? : 悠莉:何で?って…やっぱり女性たるもの、男性にスッピンからどんどん変わっていく過程をおいそれと見せたくないじゃない。 : 隆:…悠莉、俺達は大学からの仲でもう結婚2年目なんだよ?悠莉のカワイイスッピンだって何度も見てるし、メイク後の素敵な顔も知ってる。それでも見せたくないの? : 悠莉:見せたくないっていうか…気の持ちようっていうか…。一般的にそういうの「女捨ててる」って思われかねないだろうし…。 : 隆:なら、問題ないよね。俺は気にしないって言ってるんだから。 : 悠莉:(溜息)…。隆って常々強引だよね。 : 隆:俺はそれだけ悠莉の顔を見ていたいし、悠莉と話していたいんだよ。 : 悠莉:…っ、メイクしていくからね。 : 隆:ハイハイ。 : 隆:(まじまじと悠莉を見るように少し間を取って)…あれ?悠莉、もしかして髪の毛のケア変えた? : 悠莉:分かる?!昨日の夜時間があったから、ずっとやりたかったヘアパックをやってみたの!美容院で集中ケアしたみたいに綺麗になったから凄く嬉しかったんだけど、分かってくれたんだ…! : 隆:分かるよ、端末越しでも悠莉の髪つやつやだからね。 : 悠莉:そう?…よーし!今日は朝から気分良いから、アイライナーは3番使おっかな! : 隆:普段使ってるやつと、今の…3番?の違いって何? : 悠莉:―潰すよ? : 隆:…何を?! : 悠莉:何かを。 : 隆:怖いよ!!何気ない質問に対して返しがメチャクチャ重いよ!! : 悠莉:隆って鋭いようで鈍いよね…。 : 隆:いや流石に俺も男だし、化粧品…特に女性ものにはあまり詳しくないから…。 : 悠莉:確かに。逆に隆が女子並みに化粧品に詳しかったら正直ドン引きしてるかもしれないな…。 : 隆:だろ? : 隆:…でも、そこの返し「通話切るよ」じゃないんだね。 : 悠莉:それは…! : 隆:ひょっとして、自惚れてもいいのかな? : 悠莉:いや、まぁ…私だって、その…隆と話していたいし。 : 隆:…悠莉のそういうところ、好きだよ。 : 悠莉:な…っ! : 隆:やっぱり照れてる悠莉はカワイイな。…愛してるよ。 : 悠莉:も、もう…!! : 隆:…それだけ顔が朱かったら、チークは必要なさそうだね。 : 悠莉:~っ!!はい!メイク終わったし、もう通話切るからね!! : 隆:あ、そうそう。悠莉。 : 悠莉:…何? : 隆:仕事終わったら、そのまま新幹線乗らないで駅で待ってて。 : 悠莉:え、何で? : 隆:…せっかくだし、仕事終わりにデートしよ? : 悠莉:…へ?仕事は…?? : 隆:俺があまりにも有給取らなさ過ぎて今年まだ5日間も有給取れてなかったから、昨日「お前はしっかり有給取れ!」って上司から言われちゃったんだよ。…で、今日がその有給に当たるわけ。 : 悠莉:じゃ…じゃあ、さっきの発言って冗談じゃなくて― : 隆:うん、ガチだよ★ : : 0:隆、悠莉に新幹線のチケットを見せる。 : : 悠莉:嘘でしょ…。 : 隆:仕事とはいえ構ってもらえなくて寂しかったからさ。 : 隆:ご褒美に仕事終わりの悠莉とデートする時間…俺にちょうだい?