台本概要

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タイトル ワールド of パレット 3 ~探偵~
作者名 海彩・紫苑  (@miiro_shion)
ジャンル ファンタジー
演者人数 4人用台本(男1、女1、不問2) ※兼役あり
時間 20 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 世界を黒く染める悪の組織《リペイント》その組織を止めるために選ばれた人間《絵魔具使い》たち。
主人公エマを中心に繰り広げられる不思議な日常。パレット女王の願いを叶える日が来るのか。

Pixivに漫画を投稿したものを台本にはじめて書きおこしたものです。いたらぬところがありますが温かい目で読んでもらえると嬉しいです。
詳しくは【ワールド of パレット・まとめサイト】にてキャラクター紹介や他の話数・漫画など載せておりますのでご覧ください!※拡散してくださると喜びます(*´︶`*)
【リンク】https://world-of-palet.jimdofree.com/

※M( )はモノローグ、つまり心の声です。
※???のキャラは次の話で明かされます。
※イレイザーはNもしくわミイロ(女性の場合)のどちらか女性が兼ね役してください。

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
エマ 108 有坂 絵愛(ありさか えま)元気な主人公。高校1年生。イメージカラーはピンク。
ミイロ 不問 108 東条 海色(とうじょう みいろ)毒舌・冷静な性格。高校1年生。イメージカラーは青。
N 不問 51 ナレーション。この物語の状況説明・世界観をつくる語り手。
イレイザー 6 リペイントの幹部の一人。MONO消しゴムのようなデザインの着物を 着ている。イメージカラーは白。女性が兼ね役してください。
ユウマ 59 坂内 優真(さかうち ゆうま) 左目が隠れている髪型。探偵部の部長でしっかりとした性格で頼れる。高校2年生。イメージカラーは朱色。
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
N:学校の帰り道 エマ:ミイロ君はいつもどうやって狭間を見つけてるの? ミイロ:僕はクライに教えてもらってる。クライは喋れないから狭間が開いた時、鈴を鳴らして教えてもらっている。 エマ:へぇー!いつも放課後、街の狭間を沢山探してるの? ミイロ:そうだな。どこで狭間が開くかわからないからな。基本的に規則性がない。 ミイロ:最近リペイント達がこちら側に多く手を出してきている。早くあいつらの根源を潰さないといけないが、まったく姿を現さない。恐らく、あの謎の女は下級の者。まだ、上級の者がいると思う。 エマ:M(あれで下級の者…。一体どれくらいいるんだろう…) エマ:頑張ろうね!ミイロ君! ミイロ:…あぁ。 エマ:そう言えば、ミイロ君は鉄砲と近接で戦うの? ミイロ:そうだな。基本射撃の方が得意。 エマ:すごーい! ミイロ:キミは大剣…と言った所か。たしか腕力が人一倍あるんだよな。 エマ:うん!私にピッタリでよかったよ! ミイロ:基本的に僕が後方、キミは前線で戦う事になると思うから。 エマ:わかった!任せて! ミイロ:前回もそうだが何が起こるかわからない。くれぐれも突っ込むなよ。 ミイロ:あの女は「ココロ」を入れたと言っていた。雑魚でも油断出来なくなってるからな。 エマ:そうなんだ…。 エマ:とりあえずあの女の人を何とかしなきゃだね! ミイロ:そうだな。今の所、あいつしか幹部は見てないからな。 N:すると、狭間が開くノイズが響く。 エマ:!!ミイロ君! ミイロ:あぁ。来たな。急ごう。 N:狭間が開いた所につくエマたち。そこには黒くなった1冊の本があった。 ミイロ:あった。行くぞ。 エマ:うん! 0:(同時に) ミイロ:ステージチェンジ。 エマ:ステージチェンジ! N:狭間の中。そこにまだ色がある人が巻き込まれていた。 エマ:良かった!まだ無事だ! ミイロ:…来る! 0:グオオオオオ! ミイロ:…行くぞ。 0:(同時に) ミイロ:チェンジ、ブルーカラー。 エマ:チェンジ、ピンクカラー! エマ:私から行くよっ!はああああっ! N:リペイントの腕を切っていくエマ。 エマ:行ける! ミイロ:気を抜くな有坂!! N:すると、リペイントは腕を増やし攻撃してきた。 エマ:増えた?!そんなのあり?!しかも早い! ミイロ:ロックオン、装填、シュート! N:ミイロの放った弾丸はエマに向かってきた腕を弾く。 エマ:ありがとう!ミイロ君! ミイロ:いいから早く終わらせろ! エマ:わかった!…せーの!! 0:グオオオオオ… エマ:シュタッ! ミイロ:… エマ:これで終わりかな? ミイロ:あぁ。ここは他には出ないだろう。でもアイツがいない。ということは他の狭間が出てくるはずだ。 エマ:そっか!そうだった! ミイロ:早くここから出よう。 エマ:うん! N:狭間から出て、元の世界に戻る二人。 ミイロ:行くぞ。 エマ:うん! ユウマ:…(影からエマたちを見ている) N:その後、数回狭間が開くが手早く倒していく二人。 エマ:はぁー、結構倒したね! ミイロ:あぁ。でも幹部が出てこない。次行くぞ。 エマ:うん! N:元の世界に戻る二人。すると… ミイロ:…それで、いつまでついてくるんだ。 ユウマ:おや、気づかれてましたか。 N:本棚の影から一人の男が姿を現した。 ユウマ:やぁ。ボクはとある事を調査している者だ。 ミイロ:何の用だ。 エマ:いつの間に! ユウマ:ボクの名前は坂内 優真。(さかうち ゆうま)先程からキミたちは何をしているのか聞かせてくれないかい? ミイロ:断る。 ユウマ:んー…参ったな。フッ… ユウマ:キミの名前は東条 海色。16歳。得意なことはものづくり。絵を描くことと本を読むことが好き… ミイロ:!!…何者だ。お前は。 ユウマ:君達と同じ虹彩(こうさい)高校の二年生だよ。今は探偵部の活動をしている。 エマ:探偵?なんで探偵さんが私たちをつけてきてるの? ユウマ:君達、最近植物状態になる人達が多く出てきてることは知ってるよね?ボクはその調査をしていてね。少しでも情報が欲しいんだ。協力してくれないかな? ミイロ:断ると言ってる。行くぞ、有坂。 エマ:えっ?いいの? N:ユウマはポツンとその場に取り残される。 ユウマ:……。フッ。簡単にはいかないか。でも、諦め悪いんだ、ボクは…。 0:間 エマ:ミイロ君、あの人諦めてないっぽいけどいいの? ミイロ:何を言われても無視し続けろ。探偵だか何だか知らないが、こっち側に巻き込むわけにはいかない。 エマ:そうだけど…んー…なんか気になるんだよな… ミイロ:… N:すると、狭間が開くノイズが響く。 エマ:!! ミイロ:来たか。 エマ:うん、結構遠い所から聞こえたよ! ミイロ:急ぐぞ! N:しばらくして、狭間につく二人。 ミイロ:!!複数人巻き込まれてるな。 イレイザー:あらぁ!やっと会えましたね。 エマ:!! イレイザー:待ちくたびれて寝ちゃいそうでしたわ。 ミイロ:お前たちは何の目的でこんなことをしている。 イレイザー:何の目的?フフフ!それは…《あの方》の悲願を叶えるためよ。 ミイロ:あの方…だと? イレイザー:そう言えば、あなた方に名乗ってなかったわね。ワタクシはリペイントの幹部の《イレイザー》よ。 イレイザー:…まあ名乗った所であなた達は今ここでいなくなるから意味ないかしら。行きなさい。ここがあなた達の墓場よ! 0:(同時に) ミイロ:チェンジ、ブルーカラー。 エマ:チェンジ、ピンクカラー! N:リペイントが針のようなものを飛ばして攻撃 エマ:はぁっ!(弾く)痛! N:肩に針のようなものが刺さる。刺さったところが黒く染まる。 エマ:っ! ミイロ:有坂!大丈夫かっ! ミイロ:ロックオン…装填…シュート!! N:リペイントは素早く姿を消し、ミイロの背後にまわる ミイロ:早い!!いつの間に後ろに?! N:瞬時にリペイントを真っ二つにするミイロ。 エマ:やった…? ミイロ:いや…まだだ…! N:すると、リペイントの体が分裂して2体になり始めた。 ミイロ:分裂した?! エマ:嘘っ!! イレイザー:オーホッホッホ!そう!そいつは攻撃を受ける度に数が増えていくのよっ!さあ、どうするのかしら? ミイロ:M(何か弱点があるはず…) ユウマ:コアだ!コアを探せっ! N:突然、後ろから聞き覚えのある声が響く。 ミイロ:その声は…まさか…! エマ:ユウマさん?! ユウマ:随分と面白いことになってるじゃないか。ここは協力するべきじゃないかい? ミイロ:何故お前がここにいるんだっ! ユウマ:ボクのことより、そいつを倒すが先じゃないかい?早く奴のコアを見つけるんだっ! ミイロ:チッ…(舌打ち)《サーチ!》 N:リペイントの体の中に丸い塊があった。 ミイロ:M(…!!あれか!) ミイロ:有坂!あいつらを1箇所に集められるか! エマ:わかった!任せて!切っちゃダメなら威力を弱めれば! N:エマは2体まとめて横になぎ払う。 エマ:ミイロ君!今だよっ! ミイロ:ナイスだっ!ロックオン…装填…ランダムシュート!! N:無数の弾丸がリペイントの体を貫いていく。コアにヒビがはいり、浄化されていった。 エマ:やったぁ!! ミイロ:ふぅ…。 イレイザー:キィーーー!!今日はいけると思ったのにっ!!覚えておきなさい! N:姿を消すイレイザー。すると、後ろから拍手が鳴り響く。 ミイロ:!! ユウマ:素晴らしい戦いだったね! ミイロ:なんのつもりだ。サカウチ。何故狭間にいる。 ユウマ:君達を追いかけてきただけさ。教えてくれないからねぇ…。 エマ:ユウマさんも狭間で動けてる? ユウマ:ここは狭間って言うんだね!ボクはなにかとついていてね。運が良いからかもね…。 ミイロ:…。お前、左目何故隠してる… ユウマ:!! ユウマ:フフフ…流石ミイロくん、鋭いね。特別に見せてあげるよ。 N:そういうと左の前髪をかきあげた。すると、そこには不思議な目があった。 ユウマ:ボクの左目、ちょっと特殊でね。いろんなモノが見えるんだ。 エマ:!? ミイロ:!! ミイロ:M(なんだ?あの目…凄い魔力を感じる…義眼じゃないな…) エマ:その目どうしたんですか? ユウマ:んー…それは君達が協力してくれるなら、教えてあげなくもないけど…。 ユウマ:ねぇ、君達《探偵部》に入らないかい? ミイロ:…なに? ユウマ:今、絶賛人手不足でね。君達みたいな人材が欲しくてね…。君達をスカウトするよ! エマ:スカウト…? ユウマ:ボクはこの目で君達をサポートする。一緒に植物状態の謎を解かないかい? エマ:… ミイロ:断る。お前はあいつらのことを甘く見すぎてる。これは遊びじゃないんだぞ。 ユウマ:つれないねぇ〜…ま、いいや。これからも君達のこと調べさせてもらうだけさ。 ミイロ:チッ…(舌打ち)出るぞ。有坂。 エマ:え?う、うん。 N:ミイロは狭マークを握り潰し、狭間を壊した。 ユウマ:なるほど、さっきの謎のマークを消せば元の世界に帰ってこれるのか。 ミイロ:…。今日は解散だ。お疲れ様。 エマ:え?あ…ミイロ君! N:すると、ユウマはミイロの行く手をはばみはじめた。 ミイロ:…チッ(舌打ち) ユウマ:そんな顔するなよミイロくん。ちょっとお話しするだけじゃないか。 ミイロ:お前と話す事なんてない。そこをどけ…。 ユウマ:さっきの提案にのってもらわないとどけたくないなぁー? ミイロ:貴様…! エマ:ストーーーーップ!! エマ:落ち着いてよ!2人共!自分のことばかり言ってても何も始まらないよ! ユウマ:エマちゃんはいい子だね♪君とも是非お話をしたいものだ。 エマ:は、はぁ…(困惑) ミイロ:はぁ…(ため息) N:場面は変わり、とある公園に来た3人。 ユウマ:やっと話す気になってくれたか。嬉しいね! エマ:あはは…(苦笑い) ミイロ:…(イラつく)さっさと帰りたいから手短に話せ。お前とはあまり一緒にいたくない。 ユウマ:あはは!随分と嫌われたものだー エマ:それで、ユウマさんは私達と同じ高校の探偵部なんですよね? ユウマ:そうだよ。部員は全員で3人だけど、ボクしか活動してない。 エマ:そうなんだ。 ユウマ:顧問は最近新しく来た細川先生だ。たしか君達の担任じゃなかったかな? エマ:細川先生なんだ!なんか意外!普段どんな活動してるんですか? ユウマ:普段は相談にのったり、人探し、無くし物を探してるかな?なんせまだ名が知れ渡ってないからね。依頼は少ないほうかな。 ミイロ:その需要がない部活に勧誘してると…? エマ:ミイロ君!! ユウマ:ははは!構わないよ。でもいずれ、ばんばん依頼が来るようになるさ。 ユウマ:…君達が入部してくれたらね♪(強調する言い方) エマ:… ミイロ:答えは変わらないぞ。第一、部活に入ってなんのメリットがある?時間が強制されて自由時間がなくなる上で行動しなければならなくなる。 エマ:確かにそうかも。 ユウマ:なに。部室に顔出すのは月1でも構わないよ?メリットは君達がもっと行動しやすい環境にできる所かな? ミイロ:どういうことだ。 ユウマ:例えば、さっきみたいなことが授業中に起こったとして、通常なら黙って授業をするしかないだろ?そこで探偵部の権力でなんとかなるって具合にね。 ミイロ:その探偵部にそんな権力があるとは思えないがな。 ユウマ:それがあるだよね!ボクって顔広いし、成績もいいからさ?先生方の信頼もあるってわけ! ミイロ:チッ…(舌打ち)いちいち腹立つな… ユウマ:それに情報も集まりやすいし、何より困ってる人達を助けられるんだ。こんな好条件な部活が他にあるかい? エマ:んー…確かに…今後大人の力が必要になってくるかもだし…。 ミイロ:…。 ユウマ:じゃあこうしよう!体験入部してみてよ!もし入部したらどんなメリットがあるか体験してもらった方が早い!ボクも全力でサポートするよ!どうかな? エマ:んー…どうする?ミイロ君。 ミイロ:…。1つ条件を出す。 ユウマ:なにかな? ミイロ:お前は絶対に戦い、つまりは狭間にはついてこないこと。これをのめないのなら話は終わりだ。 エマ:ミイロ君。 ユウマ:…。(考え込む)良いだろう!その条件、受け取るよ! エマ:じゃあ!! ユウマ:ようこそ。探偵部へ! ミイロ:ふん。まだ正式に入部したわけじゃないからな。 ユウマ:わかってるさ。さて、これから忙しくなるぞぉ!! エマ:はいっ! エマ:M(良かった!!穏便にすんで!) N:次の日の学校の放課後。探偵部の部室の前 エマ:ここが探偵部かぁ…。失礼しまーす… ユウマ:やぁ。エマちゃん!待ってたよ!いらっしゃい!そこら辺に座ってくれ! エマ:はい!お邪魔します ユウマ:おや?ミイロくんはどうしたのかな? エマ:あー…先生となんか話があるとか言ってましたよ? ユウマ:…。なるほど、了解! ユウマ:エマちゃんはミイロくんと仲良しだよね!羨ましいよ。 エマ:あはは…あれで仲良しなんですかね。怒られてばっかりですよ…! ユウマ:君達は付き合ってるのかな? エマ:…?一緒に行動してるだけですよ? ユウマ:フッ…。そっかそっか。意地悪なこと聞いてしまったね。失敬。 N:すると、部室にミイロが入ってくる。 エマ:!!ミイロ君! ユウマ:やぁ、いらっしゃいミイロ君! ミイロ:…どうも。 ユウマ:さて、可愛い後輩達。探偵部へようこそ。改めて自己紹介をするね。探偵部の部長の坂内優真だ。よろしくね。 エマ:よろしくお願いします! ユウマ:基本的には活動は依頼がこない限り自由だ。縛りなどは特にはない。 エマ:依頼ってどんな風にくるんですか? ユウマ:直接部室にくる人もいれば、手紙でくることもあるね。ここは学校内だけではなくて街全体の依頼も受けている。 全体の依頼も受け持つ予定だ。 エマ:街全体… ユウマ:だから住民の名前など、様々な情報がここに集まるんだ。今回の植物状態の件もここにきた依頼だよ。数件きている。 ミイロ:その依頼って見せてくれますか。 ユウマ:……。あれ敬語になってるね?どうしたの? ミイロ:…別に。一応先輩だし、部長だし…。 ユウマ:あはは!別にいいのに!可愛いな!ミイロくんは! ミイロ:ウザ…。 ユウマ:…これさ。是非みてくれ。 エマ:こんなにもきてるんだ…。 ミイロ:(手紙)拝啓、探偵部様。私は本屋を営んでる者です。最近お客様の姿がパッと消えてしまうという事が多くなっています。あのニュースと何か関係あるんでしょうか?何とかなりませんか?怖がってなかなか客が来なくなっているので困っています。 ミイロ:…なるほどな。これは明らかにリペイントの仕業だな。 ユウマ:そのリペイントという奴らと、君達は何をしてるのか。何が起こってるのか教えて欲しいんだ。 ミイロ:…いいですけど、他言無用でお願いしますよ。広めたくない情報なので。 ユウマ:わかった。約束するよ! N:ミイロ達はリペイントの事などについてユウマに説明した。 ユウマ:なるほど…。ボクの知らない所でそんなことが起きていたとは…広い世界だね。教えてくれてありがとう。2人共。 ユウマ:ボクも約束通り、狭間には入らずに君達の事を全力でサポートするよ! エマ:ありがとうございます!よろしくお願いします! ユウマ:ボクは基本的に部室からサポートするから、このブルートゥースイヤホンを使ってくれ。狭間以外の何処でも繋がると思うから。 エマ:わぁー!カッコイイ! ユウマ:君達は現場に向かって情報を集めて来てくれ。その情報をもとにいろいろ解決して行こう! ミイロ:了解。 エマ:はい! N:すると、狭間が開くノイズが響く。 エマ:!!ミイロ君! ミイロ:あぁ。狭間が開いた。 ユウマ:よし。気をつけて行ってきてね!探偵部、活動開始だ! 0:間 N:とある本屋にて。 エマ:ここって私が初めて狭間に巻き込まれたところだ! ミイロ:あぁ。そうだな。行くぞ。 エマ:うん! 0:(同時に) ミイロ:ステージチェンジ。 エマ:ステージチェンジ! 0:間 エマ:…良かった!まだ色はとられてないみたい! ミイロ:あぁ。そうだな。 N:すると、リペイントが現れる。 ミイロ:来た…! 0:(同時に) ミイロ:チェンジブルーカラー。 エマ:チェンジピンクカラー! N:リペイントは容赦なく攻撃を繰り出す。 エマ:はぁっ!!(切る) N:すると、リペイントは分裂する。 エマ:また分裂した! ミイロ:ならまたコアを見つけるだけだ。《サーチ!》 N:リペイントの体内に複数のコアがあった。 ミイロ:!!コアが複数ある…。めんどくさいな…。 エマ:じゃあ全部壊すだけっ! ミイロ:M(…ただそれだけなのか?何か嫌な予感がする…) N:すると、リペイントの体から触手が出てきて素早くエマを捉える。 エマ:!!キャッ!! ミイロ:有坂っ!ロックオン、装填、シュート!! エマ:とれた!ありがとうミイロくん! ミイロ:早く終わらせるぞ!装填…ランダムシュート!有坂!分裂したのを頼む! エマ:任せて! N:ランダムシュートの後、分裂したリペイントを素早く切っていくエマ。無事に全てのコアを破壊できた。 エマ:やったかな! ミイロ:あぁ。ナイスだ。戻るぞ。 エマ:うん! N:元の世界に戻ると、すぐに狭間が開くノイズが響く。 エマ:!!休む暇ないね… N:続けてまた別の狭間のノイズが響く。 ミイロ:!!同時に開いた…? エマ:どうしよう!結構、距離離れてる所に出ちゃった!! ミイロ:…。(考える) ミイロ:…前と同じように1箇所に集めるしかないな。また合成するかもしれないが、2手にわかれるよりはいいかな…。 エマ:わかった! ミイロ:東第一公園で集合だ。 エマ:了解! N:それぞれ別れて行動するエマ達。集めている途中にも数回狭間が開く。 ミイロ:M(狭間の開くスピードが早い…嫌な予感がする…。) エマ:M(急がないと!!狭間がどんどん開いちゃう!!) N:しばらくして…。東第一公園。 ミイロ:はぁ…はぁ…はぁ…。 エマ:ミイロ君!こんなにも狭間が開いてた!大丈夫かな…? ミイロ:…やるしかない。気を引き締めて行くぞ。 エマ:うん…! 0:(同時に) ミイロ:ステージチェンジ。 エマ:ステージチェンジ! N:狭間の中。入った瞬間に大量のリペイントが変身する前にいきなり襲いかかってきた。 ミイロ:チッ…!っ!(切る) エマ:えいっ! ミイロ:今だっ! 0:(同時に) ミイロ:チェンジブルーカラー! エマ:チェンジピンクカラー!! ミイロ:ロックオン、装填!ランダムシュート!! エマ:はああっ!(切りかかる) N:次々とリペイントを倒していくがどんどん増えていく。 エマ:キリがない!! ミイロ:M(数が異常だっ!なんとかしないと魔力が尽きる!!) N:倒したはずのリペイントが消えずに分裂していた。 ミイロ:なにっ?!消えないだとっ?! N:リペイントから触手が生えてミイロを捉える ミイロ:っ!! エマ:ミイロくん!! N:助けに行かせまいとリペイントはエマを攻撃する エマ:っ!!数が多すぎて助けられないっ!! N:すると、触手が黒く光り始める ミイロ:っ!!魔力が吸われる…!! エマ:もうっ!!どいてっ!! ミイロ:…。(考える)スゥーーーー…(深呼吸) ミイロ:装填!!ランダムシュート!! エマ:!! ミイロ:有坂!!一旦退け(ひけ)!! エマ:えっ?! ミイロ:敵に触れてなければ元の世界に戻れるっ!!早くっ!! エマ:そんなっ!!ミイロ君はどうするの?!見捨ててなんて戻れないっ!! ミイロ:このままだと共倒れになる…! ミイロ:頼む…!有坂…! エマ:…ミイロ君!! エマ:なにか作戦があるんだよね…!先に行って待ってるからね!!ステージチェンジ!! N:エマ、戦闘から離脱する。 ミイロ:…フッ。待ってるか…。 N:大量のリペイント達はミイロ目掛けて攻撃をしようとしてくる。 ミイロ:さて…どうするかな…。 ???:……。 0:間 ユウマ:次回予告。大量のリペイント達に囲まれてしまったミイロくん。一体あの状況からどうするのか…。心配だね…。おや?誰かの影が…。次回、ワールド of パレット第4話。期待して待っててね♪

N:学校の帰り道 エマ:ミイロ君はいつもどうやって狭間を見つけてるの? ミイロ:僕はクライに教えてもらってる。クライは喋れないから狭間が開いた時、鈴を鳴らして教えてもらっている。 エマ:へぇー!いつも放課後、街の狭間を沢山探してるの? ミイロ:そうだな。どこで狭間が開くかわからないからな。基本的に規則性がない。 ミイロ:最近リペイント達がこちら側に多く手を出してきている。早くあいつらの根源を潰さないといけないが、まったく姿を現さない。恐らく、あの謎の女は下級の者。まだ、上級の者がいると思う。 エマ:M(あれで下級の者…。一体どれくらいいるんだろう…) エマ:頑張ろうね!ミイロ君! ミイロ:…あぁ。 エマ:そう言えば、ミイロ君は鉄砲と近接で戦うの? ミイロ:そうだな。基本射撃の方が得意。 エマ:すごーい! ミイロ:キミは大剣…と言った所か。たしか腕力が人一倍あるんだよな。 エマ:うん!私にピッタリでよかったよ! ミイロ:基本的に僕が後方、キミは前線で戦う事になると思うから。 エマ:わかった!任せて! ミイロ:前回もそうだが何が起こるかわからない。くれぐれも突っ込むなよ。 ミイロ:あの女は「ココロ」を入れたと言っていた。雑魚でも油断出来なくなってるからな。 エマ:そうなんだ…。 エマ:とりあえずあの女の人を何とかしなきゃだね! ミイロ:そうだな。今の所、あいつしか幹部は見てないからな。 N:すると、狭間が開くノイズが響く。 エマ:!!ミイロ君! ミイロ:あぁ。来たな。急ごう。 N:狭間が開いた所につくエマたち。そこには黒くなった1冊の本があった。 ミイロ:あった。行くぞ。 エマ:うん! 0:(同時に) ミイロ:ステージチェンジ。 エマ:ステージチェンジ! N:狭間の中。そこにまだ色がある人が巻き込まれていた。 エマ:良かった!まだ無事だ! ミイロ:…来る! 0:グオオオオオ! ミイロ:…行くぞ。 0:(同時に) ミイロ:チェンジ、ブルーカラー。 エマ:チェンジ、ピンクカラー! エマ:私から行くよっ!はああああっ! N:リペイントの腕を切っていくエマ。 エマ:行ける! ミイロ:気を抜くな有坂!! N:すると、リペイントは腕を増やし攻撃してきた。 エマ:増えた?!そんなのあり?!しかも早い! ミイロ:ロックオン、装填、シュート! N:ミイロの放った弾丸はエマに向かってきた腕を弾く。 エマ:ありがとう!ミイロ君! ミイロ:いいから早く終わらせろ! エマ:わかった!…せーの!! 0:グオオオオオ… エマ:シュタッ! ミイロ:… エマ:これで終わりかな? ミイロ:あぁ。ここは他には出ないだろう。でもアイツがいない。ということは他の狭間が出てくるはずだ。 エマ:そっか!そうだった! ミイロ:早くここから出よう。 エマ:うん! N:狭間から出て、元の世界に戻る二人。 ミイロ:行くぞ。 エマ:うん! ユウマ:…(影からエマたちを見ている) N:その後、数回狭間が開くが手早く倒していく二人。 エマ:はぁー、結構倒したね! ミイロ:あぁ。でも幹部が出てこない。次行くぞ。 エマ:うん! N:元の世界に戻る二人。すると… ミイロ:…それで、いつまでついてくるんだ。 ユウマ:おや、気づかれてましたか。 N:本棚の影から一人の男が姿を現した。 ユウマ:やぁ。ボクはとある事を調査している者だ。 ミイロ:何の用だ。 エマ:いつの間に! ユウマ:ボクの名前は坂内 優真。(さかうち ゆうま)先程からキミたちは何をしているのか聞かせてくれないかい? ミイロ:断る。 ユウマ:んー…参ったな。フッ… ユウマ:キミの名前は東条 海色。16歳。得意なことはものづくり。絵を描くことと本を読むことが好き… ミイロ:!!…何者だ。お前は。 ユウマ:君達と同じ虹彩(こうさい)高校の二年生だよ。今は探偵部の活動をしている。 エマ:探偵?なんで探偵さんが私たちをつけてきてるの? ユウマ:君達、最近植物状態になる人達が多く出てきてることは知ってるよね?ボクはその調査をしていてね。少しでも情報が欲しいんだ。協力してくれないかな? ミイロ:断ると言ってる。行くぞ、有坂。 エマ:えっ?いいの? N:ユウマはポツンとその場に取り残される。 ユウマ:……。フッ。簡単にはいかないか。でも、諦め悪いんだ、ボクは…。 0:間 エマ:ミイロ君、あの人諦めてないっぽいけどいいの? ミイロ:何を言われても無視し続けろ。探偵だか何だか知らないが、こっち側に巻き込むわけにはいかない。 エマ:そうだけど…んー…なんか気になるんだよな… ミイロ:… N:すると、狭間が開くノイズが響く。 エマ:!! ミイロ:来たか。 エマ:うん、結構遠い所から聞こえたよ! ミイロ:急ぐぞ! N:しばらくして、狭間につく二人。 ミイロ:!!複数人巻き込まれてるな。 イレイザー:あらぁ!やっと会えましたね。 エマ:!! イレイザー:待ちくたびれて寝ちゃいそうでしたわ。 ミイロ:お前たちは何の目的でこんなことをしている。 イレイザー:何の目的?フフフ!それは…《あの方》の悲願を叶えるためよ。 ミイロ:あの方…だと? イレイザー:そう言えば、あなた方に名乗ってなかったわね。ワタクシはリペイントの幹部の《イレイザー》よ。 イレイザー:…まあ名乗った所であなた達は今ここでいなくなるから意味ないかしら。行きなさい。ここがあなた達の墓場よ! 0:(同時に) ミイロ:チェンジ、ブルーカラー。 エマ:チェンジ、ピンクカラー! N:リペイントが針のようなものを飛ばして攻撃 エマ:はぁっ!(弾く)痛! N:肩に針のようなものが刺さる。刺さったところが黒く染まる。 エマ:っ! ミイロ:有坂!大丈夫かっ! ミイロ:ロックオン…装填…シュート!! N:リペイントは素早く姿を消し、ミイロの背後にまわる ミイロ:早い!!いつの間に後ろに?! N:瞬時にリペイントを真っ二つにするミイロ。 エマ:やった…? ミイロ:いや…まだだ…! N:すると、リペイントの体が分裂して2体になり始めた。 ミイロ:分裂した?! エマ:嘘っ!! イレイザー:オーホッホッホ!そう!そいつは攻撃を受ける度に数が増えていくのよっ!さあ、どうするのかしら? ミイロ:M(何か弱点があるはず…) ユウマ:コアだ!コアを探せっ! N:突然、後ろから聞き覚えのある声が響く。 ミイロ:その声は…まさか…! エマ:ユウマさん?! ユウマ:随分と面白いことになってるじゃないか。ここは協力するべきじゃないかい? ミイロ:何故お前がここにいるんだっ! ユウマ:ボクのことより、そいつを倒すが先じゃないかい?早く奴のコアを見つけるんだっ! ミイロ:チッ…(舌打ち)《サーチ!》 N:リペイントの体の中に丸い塊があった。 ミイロ:M(…!!あれか!) ミイロ:有坂!あいつらを1箇所に集められるか! エマ:わかった!任せて!切っちゃダメなら威力を弱めれば! N:エマは2体まとめて横になぎ払う。 エマ:ミイロ君!今だよっ! ミイロ:ナイスだっ!ロックオン…装填…ランダムシュート!! N:無数の弾丸がリペイントの体を貫いていく。コアにヒビがはいり、浄化されていった。 エマ:やったぁ!! ミイロ:ふぅ…。 イレイザー:キィーーー!!今日はいけると思ったのにっ!!覚えておきなさい! N:姿を消すイレイザー。すると、後ろから拍手が鳴り響く。 ミイロ:!! ユウマ:素晴らしい戦いだったね! ミイロ:なんのつもりだ。サカウチ。何故狭間にいる。 ユウマ:君達を追いかけてきただけさ。教えてくれないからねぇ…。 エマ:ユウマさんも狭間で動けてる? ユウマ:ここは狭間って言うんだね!ボクはなにかとついていてね。運が良いからかもね…。 ミイロ:…。お前、左目何故隠してる… ユウマ:!! ユウマ:フフフ…流石ミイロくん、鋭いね。特別に見せてあげるよ。 N:そういうと左の前髪をかきあげた。すると、そこには不思議な目があった。 ユウマ:ボクの左目、ちょっと特殊でね。いろんなモノが見えるんだ。 エマ:!? ミイロ:!! ミイロ:M(なんだ?あの目…凄い魔力を感じる…義眼じゃないな…) エマ:その目どうしたんですか? ユウマ:んー…それは君達が協力してくれるなら、教えてあげなくもないけど…。 ユウマ:ねぇ、君達《探偵部》に入らないかい? ミイロ:…なに? ユウマ:今、絶賛人手不足でね。君達みたいな人材が欲しくてね…。君達をスカウトするよ! エマ:スカウト…? ユウマ:ボクはこの目で君達をサポートする。一緒に植物状態の謎を解かないかい? エマ:… ミイロ:断る。お前はあいつらのことを甘く見すぎてる。これは遊びじゃないんだぞ。 ユウマ:つれないねぇ〜…ま、いいや。これからも君達のこと調べさせてもらうだけさ。 ミイロ:チッ…(舌打ち)出るぞ。有坂。 エマ:え?う、うん。 N:ミイロは狭マークを握り潰し、狭間を壊した。 ユウマ:なるほど、さっきの謎のマークを消せば元の世界に帰ってこれるのか。 ミイロ:…。今日は解散だ。お疲れ様。 エマ:え?あ…ミイロ君! N:すると、ユウマはミイロの行く手をはばみはじめた。 ミイロ:…チッ(舌打ち) ユウマ:そんな顔するなよミイロくん。ちょっとお話しするだけじゃないか。 ミイロ:お前と話す事なんてない。そこをどけ…。 ユウマ:さっきの提案にのってもらわないとどけたくないなぁー? ミイロ:貴様…! エマ:ストーーーーップ!! エマ:落ち着いてよ!2人共!自分のことばかり言ってても何も始まらないよ! ユウマ:エマちゃんはいい子だね♪君とも是非お話をしたいものだ。 エマ:は、はぁ…(困惑) ミイロ:はぁ…(ため息) N:場面は変わり、とある公園に来た3人。 ユウマ:やっと話す気になってくれたか。嬉しいね! エマ:あはは…(苦笑い) ミイロ:…(イラつく)さっさと帰りたいから手短に話せ。お前とはあまり一緒にいたくない。 ユウマ:あはは!随分と嫌われたものだー エマ:それで、ユウマさんは私達と同じ高校の探偵部なんですよね? ユウマ:そうだよ。部員は全員で3人だけど、ボクしか活動してない。 エマ:そうなんだ。 ユウマ:顧問は最近新しく来た細川先生だ。たしか君達の担任じゃなかったかな? エマ:細川先生なんだ!なんか意外!普段どんな活動してるんですか? ユウマ:普段は相談にのったり、人探し、無くし物を探してるかな?なんせまだ名が知れ渡ってないからね。依頼は少ないほうかな。 ミイロ:その需要がない部活に勧誘してると…? エマ:ミイロ君!! ユウマ:ははは!構わないよ。でもいずれ、ばんばん依頼が来るようになるさ。 ユウマ:…君達が入部してくれたらね♪(強調する言い方) エマ:… ミイロ:答えは変わらないぞ。第一、部活に入ってなんのメリットがある?時間が強制されて自由時間がなくなる上で行動しなければならなくなる。 エマ:確かにそうかも。 ユウマ:なに。部室に顔出すのは月1でも構わないよ?メリットは君達がもっと行動しやすい環境にできる所かな? ミイロ:どういうことだ。 ユウマ:例えば、さっきみたいなことが授業中に起こったとして、通常なら黙って授業をするしかないだろ?そこで探偵部の権力でなんとかなるって具合にね。 ミイロ:その探偵部にそんな権力があるとは思えないがな。 ユウマ:それがあるだよね!ボクって顔広いし、成績もいいからさ?先生方の信頼もあるってわけ! ミイロ:チッ…(舌打ち)いちいち腹立つな… ユウマ:それに情報も集まりやすいし、何より困ってる人達を助けられるんだ。こんな好条件な部活が他にあるかい? エマ:んー…確かに…今後大人の力が必要になってくるかもだし…。 ミイロ:…。 ユウマ:じゃあこうしよう!体験入部してみてよ!もし入部したらどんなメリットがあるか体験してもらった方が早い!ボクも全力でサポートするよ!どうかな? エマ:んー…どうする?ミイロ君。 ミイロ:…。1つ条件を出す。 ユウマ:なにかな? ミイロ:お前は絶対に戦い、つまりは狭間にはついてこないこと。これをのめないのなら話は終わりだ。 エマ:ミイロ君。 ユウマ:…。(考え込む)良いだろう!その条件、受け取るよ! エマ:じゃあ!! ユウマ:ようこそ。探偵部へ! ミイロ:ふん。まだ正式に入部したわけじゃないからな。 ユウマ:わかってるさ。さて、これから忙しくなるぞぉ!! エマ:はいっ! エマ:M(良かった!!穏便にすんで!) N:次の日の学校の放課後。探偵部の部室の前 エマ:ここが探偵部かぁ…。失礼しまーす… ユウマ:やぁ。エマちゃん!待ってたよ!いらっしゃい!そこら辺に座ってくれ! エマ:はい!お邪魔します ユウマ:おや?ミイロくんはどうしたのかな? エマ:あー…先生となんか話があるとか言ってましたよ? ユウマ:…。なるほど、了解! ユウマ:エマちゃんはミイロくんと仲良しだよね!羨ましいよ。 エマ:あはは…あれで仲良しなんですかね。怒られてばっかりですよ…! ユウマ:君達は付き合ってるのかな? エマ:…?一緒に行動してるだけですよ? ユウマ:フッ…。そっかそっか。意地悪なこと聞いてしまったね。失敬。 N:すると、部室にミイロが入ってくる。 エマ:!!ミイロ君! ユウマ:やぁ、いらっしゃいミイロ君! ミイロ:…どうも。 ユウマ:さて、可愛い後輩達。探偵部へようこそ。改めて自己紹介をするね。探偵部の部長の坂内優真だ。よろしくね。 エマ:よろしくお願いします! ユウマ:基本的には活動は依頼がこない限り自由だ。縛りなどは特にはない。 エマ:依頼ってどんな風にくるんですか? ユウマ:直接部室にくる人もいれば、手紙でくることもあるね。ここは学校内だけではなくて街全体の依頼も受けている。 全体の依頼も受け持つ予定だ。 エマ:街全体… ユウマ:だから住民の名前など、様々な情報がここに集まるんだ。今回の植物状態の件もここにきた依頼だよ。数件きている。 ミイロ:その依頼って見せてくれますか。 ユウマ:……。あれ敬語になってるね?どうしたの? ミイロ:…別に。一応先輩だし、部長だし…。 ユウマ:あはは!別にいいのに!可愛いな!ミイロくんは! ミイロ:ウザ…。 ユウマ:…これさ。是非みてくれ。 エマ:こんなにもきてるんだ…。 ミイロ:(手紙)拝啓、探偵部様。私は本屋を営んでる者です。最近お客様の姿がパッと消えてしまうという事が多くなっています。あのニュースと何か関係あるんでしょうか?何とかなりませんか?怖がってなかなか客が来なくなっているので困っています。 ミイロ:…なるほどな。これは明らかにリペイントの仕業だな。 ユウマ:そのリペイントという奴らと、君達は何をしてるのか。何が起こってるのか教えて欲しいんだ。 ミイロ:…いいですけど、他言無用でお願いしますよ。広めたくない情報なので。 ユウマ:わかった。約束するよ! N:ミイロ達はリペイントの事などについてユウマに説明した。 ユウマ:なるほど…。ボクの知らない所でそんなことが起きていたとは…広い世界だね。教えてくれてありがとう。2人共。 ユウマ:ボクも約束通り、狭間には入らずに君達の事を全力でサポートするよ! エマ:ありがとうございます!よろしくお願いします! ユウマ:ボクは基本的に部室からサポートするから、このブルートゥースイヤホンを使ってくれ。狭間以外の何処でも繋がると思うから。 エマ:わぁー!カッコイイ! ユウマ:君達は現場に向かって情報を集めて来てくれ。その情報をもとにいろいろ解決して行こう! ミイロ:了解。 エマ:はい! N:すると、狭間が開くノイズが響く。 エマ:!!ミイロ君! ミイロ:あぁ。狭間が開いた。 ユウマ:よし。気をつけて行ってきてね!探偵部、活動開始だ! 0:間 N:とある本屋にて。 エマ:ここって私が初めて狭間に巻き込まれたところだ! ミイロ:あぁ。そうだな。行くぞ。 エマ:うん! 0:(同時に) ミイロ:ステージチェンジ。 エマ:ステージチェンジ! 0:間 エマ:…良かった!まだ色はとられてないみたい! ミイロ:あぁ。そうだな。 N:すると、リペイントが現れる。 ミイロ:来た…! 0:(同時に) ミイロ:チェンジブルーカラー。 エマ:チェンジピンクカラー! N:リペイントは容赦なく攻撃を繰り出す。 エマ:はぁっ!!(切る) N:すると、リペイントは分裂する。 エマ:また分裂した! ミイロ:ならまたコアを見つけるだけだ。《サーチ!》 N:リペイントの体内に複数のコアがあった。 ミイロ:!!コアが複数ある…。めんどくさいな…。 エマ:じゃあ全部壊すだけっ! ミイロ:M(…ただそれだけなのか?何か嫌な予感がする…) N:すると、リペイントの体から触手が出てきて素早くエマを捉える。 エマ:!!キャッ!! ミイロ:有坂っ!ロックオン、装填、シュート!! エマ:とれた!ありがとうミイロくん! ミイロ:早く終わらせるぞ!装填…ランダムシュート!有坂!分裂したのを頼む! エマ:任せて! N:ランダムシュートの後、分裂したリペイントを素早く切っていくエマ。無事に全てのコアを破壊できた。 エマ:やったかな! ミイロ:あぁ。ナイスだ。戻るぞ。 エマ:うん! N:元の世界に戻ると、すぐに狭間が開くノイズが響く。 エマ:!!休む暇ないね… N:続けてまた別の狭間のノイズが響く。 ミイロ:!!同時に開いた…? エマ:どうしよう!結構、距離離れてる所に出ちゃった!! ミイロ:…。(考える) ミイロ:…前と同じように1箇所に集めるしかないな。また合成するかもしれないが、2手にわかれるよりはいいかな…。 エマ:わかった! ミイロ:東第一公園で集合だ。 エマ:了解! N:それぞれ別れて行動するエマ達。集めている途中にも数回狭間が開く。 ミイロ:M(狭間の開くスピードが早い…嫌な予感がする…。) エマ:M(急がないと!!狭間がどんどん開いちゃう!!) N:しばらくして…。東第一公園。 ミイロ:はぁ…はぁ…はぁ…。 エマ:ミイロ君!こんなにも狭間が開いてた!大丈夫かな…? ミイロ:…やるしかない。気を引き締めて行くぞ。 エマ:うん…! 0:(同時に) ミイロ:ステージチェンジ。 エマ:ステージチェンジ! N:狭間の中。入った瞬間に大量のリペイントが変身する前にいきなり襲いかかってきた。 ミイロ:チッ…!っ!(切る) エマ:えいっ! ミイロ:今だっ! 0:(同時に) ミイロ:チェンジブルーカラー! エマ:チェンジピンクカラー!! ミイロ:ロックオン、装填!ランダムシュート!! エマ:はああっ!(切りかかる) N:次々とリペイントを倒していくがどんどん増えていく。 エマ:キリがない!! ミイロ:M(数が異常だっ!なんとかしないと魔力が尽きる!!) N:倒したはずのリペイントが消えずに分裂していた。 ミイロ:なにっ?!消えないだとっ?! N:リペイントから触手が生えてミイロを捉える ミイロ:っ!! エマ:ミイロくん!! N:助けに行かせまいとリペイントはエマを攻撃する エマ:っ!!数が多すぎて助けられないっ!! N:すると、触手が黒く光り始める ミイロ:っ!!魔力が吸われる…!! エマ:もうっ!!どいてっ!! ミイロ:…。(考える)スゥーーーー…(深呼吸) ミイロ:装填!!ランダムシュート!! エマ:!! ミイロ:有坂!!一旦退け(ひけ)!! エマ:えっ?! ミイロ:敵に触れてなければ元の世界に戻れるっ!!早くっ!! エマ:そんなっ!!ミイロ君はどうするの?!見捨ててなんて戻れないっ!! ミイロ:このままだと共倒れになる…! ミイロ:頼む…!有坂…! エマ:…ミイロ君!! エマ:なにか作戦があるんだよね…!先に行って待ってるからね!!ステージチェンジ!! N:エマ、戦闘から離脱する。 ミイロ:…フッ。待ってるか…。 N:大量のリペイント達はミイロ目掛けて攻撃をしようとしてくる。 ミイロ:さて…どうするかな…。 ???:……。 0:間 ユウマ:次回予告。大量のリペイント達に囲まれてしまったミイロくん。一体あの状況からどうするのか…。心配だね…。おや?誰かの影が…。次回、ワールド of パレット第4話。期待して待っててね♪