台本概要

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タイトル 神無町 死体処理係 第三話「死体」
作者名 そーたに  (@sotaniOwO)
ジャンル その他
演者人数 2人用台本(男1、女1) ※兼役あり
時間 10 分
台本使用規定 非商用利用時は連絡不要
説明 神無町
法律のないこの町ではそこら中に死体が転がっている
それを片付けるのが僕たち死体処理係の仕事だ

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キャラ説明  

名前 性別 台詞数 説明
ショウタ 21
セリナ 6 仕事にも慣れ自然と敬語が外れた
役員 8 死体処理の報告書を受け取る役員 口が悪い
※役をクリックするとセリフに色が付きます。

台本本編

文字サイズ
0: 0: ショウタ:あれから少し経ってセリナも仕事に慣れてきた頃 ショウタ:少しづつおかしな事が起きていた 0: 0: 役員:なぁ「死体処理係」お前ら最近ちゃんと仕事してるか? ショウタ:・・え?なんですか急に。 役員:いや報告書がよぉ・・ ショウタ:報告書? ショウタ:毎回キチンと書いて出してるはずですけど。 役員:いや報告書は出てるんだがよ、焼却炉に持ち込まれた死体と報告書の数がどう数えても一致してねぇんだよ。 ショウタ:え、それってどういう・・ 役員:どうもこうもねぇだろ。お前ら、報告書だけ書いて提出して、死体の数かさ増しして金貰おうって考えじゃねぇだろうな? ショウタ:いや、決してそんなことしようとしてないですよ! 役員:でも現にこうなってんじゃねぇか。 ショウタ:そのかさ増しされた分の報告書見せてください!もしかしたらなにか分かるかも・・ 役員:まぁいいけど・・ほら ショウタ:ありがとうございます ショウタ:えーと・・・!? 役員:どした、なんか分かったか? ショウタ:い、いや。結局なにも・・ ショウタ:あはは、僕の考えすぎでした。 役員:??? 役員:まぁいいや。厳重注意だからな。もう無いようにしろよ。 ショウタ:はい、分かりました・・ 0: 0: セリナ:じゃあ先輩、この死体私が焼却炉へ持っていくから、先輩は先に行ってて! 0: ショウタ:僕は気づいていた ショウタ:セリナが自分から焼却炉へ持っていくと言った死体ばかりが、正しく報告されていなかった事に 0: 0: 0: セリナ:(重そうに)んしょっふぅ」 ショウタ:よし、ありがと。 セリナ:報告書も書いたし、あとは焼却炉へ持ってくだけだね。じゃあこれ私がやっておくね。 ショウタ:あ、ちょっと待ってセリナ! セリナ:??? セリナ:急にどうしたの?先輩、そんなに焦って。 ショウタ:あ、いや・・ ショウタ:その死体、ちゃんと処理してる・・よね?大丈夫・・だよね? セリナ:・・?ちゃんとやってるけど。どうして? ショウタ:・・やっぱりなんでもないよ。忘れて セリナ:まぁいいけど。じゃあ今日これで終わりだね!お疲れ様 ショウタ:うん、お疲れ様・・ 0: 0: ショウタ:あの報告書を見る限り、絶対にセリナはあの死体を焼却炉へ持って行っていない。 ショウタ:でも、だとしたら?あの死体はどこへ消えてるんだ? ショウタ:セリナは、あの死体をどうしているんだ? 0: ショウタ:気になった僕はいつの間にか、セリナの後をつけていた・・ 0: 0: 0:セリナは僕の予想通り、焼却炉へは向かわなかった。 0:死体を抱えたまま夜でも明るい繁華街を進んでいく。 0:通行人や店の前の娼婦が嫌な顔をする中、足取り軽く進んでいく。 0:後ろからだから表情は見えないが、とても楽しそうな表情をしていただろう。 0:正直、気味が悪かった。 0:ねぇ、セリナ 0:君はその死体をどうするつもりなの? 0:その死体を抱えたままどこへ行こうとしているの? 0:そんな事を考えながら後ろをつけていくと、寂れきったビルの3階へと入っていった。 0:あそこに何かある。 0:セリナが死体を運んでいく理由が。 0:翌日は仕事のない、珍しい休みの日だった。 0:僕は昨日のことが気になって中々眠れずにいた。 0:やっぱり気になる・・ 0:調べに行こう。あそこに何があるのか、死体を運んでいた理由は何なのか。 0:確かめなきゃ 0:寂れたビルの3階にて ショウタ:お邪魔します・・ 0: 0: ショウタ:そこはただの会社のオフィス跡の様だった。 ショウタ:寂れてその当時の様子は分からないが、特に変わったことは無いように思えた 0: 0: ショウタ:??? ショウタ:ひっ!? 0: 0: ショウタ:ただ一つ、部屋の隅に ショウタ:椅子に座ったミイラが置いてあること以外は 0:

0: 0: ショウタ:あれから少し経ってセリナも仕事に慣れてきた頃 ショウタ:少しづつおかしな事が起きていた 0: 0: 役員:なぁ「死体処理係」お前ら最近ちゃんと仕事してるか? ショウタ:・・え?なんですか急に。 役員:いや報告書がよぉ・・ ショウタ:報告書? ショウタ:毎回キチンと書いて出してるはずですけど。 役員:いや報告書は出てるんだがよ、焼却炉に持ち込まれた死体と報告書の数がどう数えても一致してねぇんだよ。 ショウタ:え、それってどういう・・ 役員:どうもこうもねぇだろ。お前ら、報告書だけ書いて提出して、死体の数かさ増しして金貰おうって考えじゃねぇだろうな? ショウタ:いや、決してそんなことしようとしてないですよ! 役員:でも現にこうなってんじゃねぇか。 ショウタ:そのかさ増しされた分の報告書見せてください!もしかしたらなにか分かるかも・・ 役員:まぁいいけど・・ほら ショウタ:ありがとうございます ショウタ:えーと・・・!? 役員:どした、なんか分かったか? ショウタ:い、いや。結局なにも・・ ショウタ:あはは、僕の考えすぎでした。 役員:??? 役員:まぁいいや。厳重注意だからな。もう無いようにしろよ。 ショウタ:はい、分かりました・・ 0: 0: セリナ:じゃあ先輩、この死体私が焼却炉へ持っていくから、先輩は先に行ってて! 0: ショウタ:僕は気づいていた ショウタ:セリナが自分から焼却炉へ持っていくと言った死体ばかりが、正しく報告されていなかった事に 0: 0: 0: セリナ:(重そうに)んしょっふぅ」 ショウタ:よし、ありがと。 セリナ:報告書も書いたし、あとは焼却炉へ持ってくだけだね。じゃあこれ私がやっておくね。 ショウタ:あ、ちょっと待ってセリナ! セリナ:??? セリナ:急にどうしたの?先輩、そんなに焦って。 ショウタ:あ、いや・・ ショウタ:その死体、ちゃんと処理してる・・よね?大丈夫・・だよね? セリナ:・・?ちゃんとやってるけど。どうして? ショウタ:・・やっぱりなんでもないよ。忘れて セリナ:まぁいいけど。じゃあ今日これで終わりだね!お疲れ様 ショウタ:うん、お疲れ様・・ 0: 0: ショウタ:あの報告書を見る限り、絶対にセリナはあの死体を焼却炉へ持って行っていない。 ショウタ:でも、だとしたら?あの死体はどこへ消えてるんだ? ショウタ:セリナは、あの死体をどうしているんだ? 0: ショウタ:気になった僕はいつの間にか、セリナの後をつけていた・・ 0: 0: 0:セリナは僕の予想通り、焼却炉へは向かわなかった。 0:死体を抱えたまま夜でも明るい繁華街を進んでいく。 0:通行人や店の前の娼婦が嫌な顔をする中、足取り軽く進んでいく。 0:後ろからだから表情は見えないが、とても楽しそうな表情をしていただろう。 0:正直、気味が悪かった。 0:ねぇ、セリナ 0:君はその死体をどうするつもりなの? 0:その死体を抱えたままどこへ行こうとしているの? 0:そんな事を考えながら後ろをつけていくと、寂れきったビルの3階へと入っていった。 0:あそこに何かある。 0:セリナが死体を運んでいく理由が。 0:翌日は仕事のない、珍しい休みの日だった。 0:僕は昨日のことが気になって中々眠れずにいた。 0:やっぱり気になる・・ 0:調べに行こう。あそこに何があるのか、死体を運んでいた理由は何なのか。 0:確かめなきゃ 0:寂れたビルの3階にて ショウタ:お邪魔します・・ 0: 0: ショウタ:そこはただの会社のオフィス跡の様だった。 ショウタ:寂れてその当時の様子は分からないが、特に変わったことは無いように思えた 0: 0: ショウタ:??? ショウタ:ひっ!? 0: 0: ショウタ:ただ一つ、部屋の隅に ショウタ:椅子に座ったミイラが置いてあること以外は 0: