台本概要
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タイトル | お嬢様とメイドのとある1日 |
---|---|
作者名 | まゆしぃ (@mayuseapo3a) |
ジャンル | コメディ |
演者人数 | 2人用台本(女2) |
時間 | 10 分 |
台本使用規定 | 非商用利用時は連絡不要 |
説明 |
■1話完結で5分くらいのシナリオです。 1,994文字 ■どなたさまもサクッとどうぞ ※2人向け【0:2:0】女性2の女子サシです。 連絡は不要ですが告知時にメンションかタグ付けしてもらえたら嬉しいです。 【ご確認ください】 ・キャラクター女性2で上演してください。 ・演者の性別は問いません。 ・語尾・方言(アニーのみ)への変更などの軽微なアドリブOKです。 ・茶化したり、誹謗中傷等はご遠慮ください。 ・誤字などございましたらX(Twitter)よりお知らせください。 ※短いお話なので初心者の方も練習用にどうぞ。 748 views |
キャラ説明
名前 | 性別 | 台詞数 | 説明 |
---|---|---|---|
シャーロット | 女 | 21 | お嬢様 一人称はワタクシ |
アニー | 女 | 22 | メイド 一人称はワタシ |
※役をクリックするとセリフに色が付きます。
台本本編
0:『お嬢様とメイドのとある1日』
0:
アニー:お嬢様!シャーロットお嬢様
シャーロット:なぁに?騒がしいわよ
アニー:なぁに?ではありませんよ、またデビュート男爵に私(わたし)が怒られたんですけど!
シャーロット:あら、今度は何をしたの?
アニー:私じゃないですよ!お嬢様ぁ?また歴史の授業をさぼりましたね!
シャーロット:別にさぼったわけではないわ、ちゃんとデビュート男爵には「頭が痛いので休みます」って言ったもの
アニー:おかしいですね、ここはベッドルームではなくお庭かと思うですが?
シャーロット:アンってばもうボケたの?ここはお庭だし、庭師のジェームズが手入れした薔薇が見頃よ そうね、何本かもらってきてあとで私(わたくし)の部屋に飾っておいて頂戴
アニー:かしこまりました ところで、頭が痛い御方がなぜお庭で追いかけっこを?
シャーロット:庭にいた弟たちと遊んであげてはいけないの?
アニー:先生が頭を抱えていらっしゃいましたよ!お加減が悪いと聞いたのにお坊ちゃま方と遊んでおられるようですが?て私がチクチク言われたんですから!
アニー:あの人ってば直接お嬢様に言えないものだから私に言ってきたんですよ
シャーロット:大変だったのね、お可哀想に
アニー:お嬢様のせいなんですってば!
シャーロット:でも、少し休んだら具合がよくなったんだもの 姉弟の仲を深めていてもよいでしょう
アニー:いけません ご兄弟皆様がお姉様に倣って勉強を疎かになさったらどうするんですか
シャーロット:そうなったら公爵家は皆おバカさんになってしまうわね(クスクス笑う)
アニー:お嬢様!
シャーロット:仕方がないでしょう デビュート男爵ってば授業にかこつけて、ご子息の売り込みばっかりで飽き飽きしてしまったんだもの
アニー:「そういうの」もにこやかに交わしてこそ淑女でございましょう
シャーロット:アンってば頭が固いわね
アニー:一昨日はピアノの授業もあれこれと理由をつけてお休みになったじゃありませんか 確か、手首が痛いと
アニー:その前は足が痛いとダンスの授業を、刺繡のお時間はお買い物に行かれてすっぽかして、歌のレッスンは腹痛でしたっけ?
アニー:一体どうしたら淑女教育をきちんと受けてくださるのです?
シャーロット:そうねぇ、お父様が馬鹿げた縁談をきちんと断ってくださるようになったら、かしら?
アニー:お嬢様は公爵令嬢なのですから、婚姻は避けて通れませんとあれほどお伝えしましたよね?
シャーロット:家同士の絆だのなんだの言うのなら然るべきところから弟たちが令嬢を娶ればいいじゃないの
アニー:お嬢様、矛盾してますよそれ そのお相手になる令嬢は、貴女と同じお立場になりましょう
シャーロット:はぁ(溜息)どうして私を放っておいてくれないのかしら
0:微妙な間
アニー:(咳払い)次に授業を抜け出したら、旦那様にお知らせ致しますね
シャーロット:(慌てて)ちょちょちょっとアン!貴女、誰の味方なの?貴女は私のメイドでしょ
アニー:そうですよ でも私の雇用主は旦那様です
アニー:何かあったら貴女といることができなくなってしまうではありませんか
シャーロット:アン、貴女
アニー:私の望みは、お嬢様にしかるべきお家に嫁いでいただいて、ずっとお傍にいることなんですからね
アニー:今更別のお嬢様にお仕えするなんて、まっぴらごめんです
シャーロット:アンが辞職させられたら、困ってしまうわね
アニー:大問題です
シャーロット:それに、あんまりおバカさんになってしまって、高齢貴族の後添えにされるのも嫌だし、デビュート男爵の女遊びが激しいご令息の嫁になるのも嫌だわ
アニー:そうですとも、お嬢様には良い家柄で、お嬢様のことをきちんと考えてくださる見目のいい殿方がお似合いなんです
シャーロット:仕方ないわね 明日からピアノもダンスも、歌も刺繍も作法の勉強も出るわ
シャーロット:でも、デビュート男爵だけクビにして頂戴 新しい家庭教師が来るまで、歴史の授業は出ません
シャーロット:新しい歴史の教師は貴女が良いと思う家門をピックアップしてお父様にお渡ししておいて
アニー:頑固ですねぇ
アニー:でもそれで授業に出てくださるのなら、すぐに仕事に取り掛かりますね!
アニー:私の人生がかかっているんですから、しっかり頼みますよ、お嬢様!
シャーロット:大丈夫よ、ついでに貴女もお勉強ができるように、お父様にお願いしておくわ
アニー:げっ お、お嬢様?何を
シャーロット:一生一緒にいてくれるということはもちろんアカデミーの入学にもついてくるんでしょ
シャーロット:なら、学院で貴女も勉学についてこれるように今のうちから励みなさいな
アニー:それ完全にとばっちりじゃないですか
シャーロット:とんでもないわ 私の優しさに感謝することね
アニー:そんなぁ
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0:お読みいただきありがとうございました。
0:『お嬢様とメイドのとある1日』
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アニー:お嬢様!シャーロットお嬢様
シャーロット:なぁに?騒がしいわよ
アニー:なぁに?ではありませんよ、またデビュート男爵に私(わたし)が怒られたんですけど!
シャーロット:あら、今度は何をしたの?
アニー:私じゃないですよ!お嬢様ぁ?また歴史の授業をさぼりましたね!
シャーロット:別にさぼったわけではないわ、ちゃんとデビュート男爵には「頭が痛いので休みます」って言ったもの
アニー:おかしいですね、ここはベッドルームではなくお庭かと思うですが?
シャーロット:アンってばもうボケたの?ここはお庭だし、庭師のジェームズが手入れした薔薇が見頃よ そうね、何本かもらってきてあとで私(わたくし)の部屋に飾っておいて頂戴
アニー:かしこまりました ところで、頭が痛い御方がなぜお庭で追いかけっこを?
シャーロット:庭にいた弟たちと遊んであげてはいけないの?
アニー:先生が頭を抱えていらっしゃいましたよ!お加減が悪いと聞いたのにお坊ちゃま方と遊んでおられるようですが?て私がチクチク言われたんですから!
アニー:あの人ってば直接お嬢様に言えないものだから私に言ってきたんですよ
シャーロット:大変だったのね、お可哀想に
アニー:お嬢様のせいなんですってば!
シャーロット:でも、少し休んだら具合がよくなったんだもの 姉弟の仲を深めていてもよいでしょう
アニー:いけません ご兄弟皆様がお姉様に倣って勉強を疎かになさったらどうするんですか
シャーロット:そうなったら公爵家は皆おバカさんになってしまうわね(クスクス笑う)
アニー:お嬢様!
シャーロット:仕方がないでしょう デビュート男爵ってば授業にかこつけて、ご子息の売り込みばっかりで飽き飽きしてしまったんだもの
アニー:「そういうの」もにこやかに交わしてこそ淑女でございましょう
シャーロット:アンってば頭が固いわね
アニー:一昨日はピアノの授業もあれこれと理由をつけてお休みになったじゃありませんか 確か、手首が痛いと
アニー:その前は足が痛いとダンスの授業を、刺繡のお時間はお買い物に行かれてすっぽかして、歌のレッスンは腹痛でしたっけ?
アニー:一体どうしたら淑女教育をきちんと受けてくださるのです?
シャーロット:そうねぇ、お父様が馬鹿げた縁談をきちんと断ってくださるようになったら、かしら?
アニー:お嬢様は公爵令嬢なのですから、婚姻は避けて通れませんとあれほどお伝えしましたよね?
シャーロット:家同士の絆だのなんだの言うのなら然るべきところから弟たちが令嬢を娶ればいいじゃないの
アニー:お嬢様、矛盾してますよそれ そのお相手になる令嬢は、貴女と同じお立場になりましょう
シャーロット:はぁ(溜息)どうして私を放っておいてくれないのかしら
0:微妙な間
アニー:(咳払い)次に授業を抜け出したら、旦那様にお知らせ致しますね
シャーロット:(慌てて)ちょちょちょっとアン!貴女、誰の味方なの?貴女は私のメイドでしょ
アニー:そうですよ でも私の雇用主は旦那様です
アニー:何かあったら貴女といることができなくなってしまうではありませんか
シャーロット:アン、貴女
アニー:私の望みは、お嬢様にしかるべきお家に嫁いでいただいて、ずっとお傍にいることなんですからね
アニー:今更別のお嬢様にお仕えするなんて、まっぴらごめんです
シャーロット:アンが辞職させられたら、困ってしまうわね
アニー:大問題です
シャーロット:それに、あんまりおバカさんになってしまって、高齢貴族の後添えにされるのも嫌だし、デビュート男爵の女遊びが激しいご令息の嫁になるのも嫌だわ
アニー:そうですとも、お嬢様には良い家柄で、お嬢様のことをきちんと考えてくださる見目のいい殿方がお似合いなんです
シャーロット:仕方ないわね 明日からピアノもダンスも、歌も刺繍も作法の勉強も出るわ
シャーロット:でも、デビュート男爵だけクビにして頂戴 新しい家庭教師が来るまで、歴史の授業は出ません
シャーロット:新しい歴史の教師は貴女が良いと思う家門をピックアップしてお父様にお渡ししておいて
アニー:頑固ですねぇ
アニー:でもそれで授業に出てくださるのなら、すぐに仕事に取り掛かりますね!
アニー:私の人生がかかっているんですから、しっかり頼みますよ、お嬢様!
シャーロット:大丈夫よ、ついでに貴女もお勉強ができるように、お父様にお願いしておくわ
アニー:げっ お、お嬢様?何を
シャーロット:一生一緒にいてくれるということはもちろんアカデミーの入学にもついてくるんでしょ
シャーロット:なら、学院で貴女も勉学についてこれるように今のうちから励みなさいな
アニー:それ完全にとばっちりじゃないですか
シャーロット:とんでもないわ 私の優しさに感謝することね
アニー:そんなぁ
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0:お読みいただきありがとうございました。